非言語4-14(損益算)

問題

ある商品をいくつか仕入れ、原価の4割の利益を見込んで定価をつけた。しかし、仕入れた個数の25%が売れ残ったため、これを定価の3割引で販売したところ全て売り切れた。このとき、総売上高に対する総利益の割合(利益率)は、最も近いものでどれか。

選択肢

  • A.15.5%
  • B.18.0%
  • C.20.5%
  • D.22.0%
  • E.24.5%

答え:D

解説

1. 具体的な数値を仮定して問題を単純化する

この問題には原価や個数といった具体的な数値がありません。このような場合、計算しやすい数値を自分で設定して解くのが最も効率的です。仮に以下のように設定します。
・原価:100円/個
・仕入れ数:100個

2. 設定した数値で総原価と定価を計算する

総原価 = 100円 × 100個 = 10,000円
定価 = 100円 × (1 + 0.4) = 140円

3. 定価での売上と割引後の売上を計算する

問題文より、仕入れ数の25%が売れ残ったので、定価で売れたのは75%です。
・定価での販売数:100個 × 0.75 = 75個
・売れ残り数:100個 × 0.25 = 25個
定価での売上 = 140円 × 75個 = 10,500円
次に、売れ残りの売上を計算します。
・割引後の価格 = 140円 × (1 – 0.3) = 140円 × 0.7 = 98円
・割引後の売上 = 98円 × 25個 = 2,450円

4. 総売上と総利益を計算する

総売上 = 10,500円 + 2,450円 = 12,950円
総利益 = 総売上 – 総原価 = 12,950円 – 10,000円 = 2,950円

5. 総売上高に対する利益率を計算する

最後に、問題で問われている「総売上高に対する総利益の割合」を計算します。
利益率 = 総利益 ÷ 総売上
2,950円 ÷ 12,950円 ≈ 0.2277…
パーセントに直すと約22.8%となります。選択肢の中で最も近いのはDの22.0%です。

【補足】 この種の問題は文字式(原価C、個数N)でも解けますが、具体的な数値を置く方がSPIでは速く、ミスも少なくなります。どんな数値を設定しても最終的な比率は同じ結果になります。


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