問題
ある会社の製品Aと製品Bの昨年の販売総数は900個であった。今年は、製品Aの販売数が昨年より20%増え、製品Bの販売数が昨年より10%減ったため、販売総数は昨年より50個増えて950個になった。今年の製品Aのおおよその販売数を求めよ。
答え:
約560個
解説
1.昨年の製品AとBの販売数を求める
昨年の製品Aの販売数を A昨、昨年の製品Bの販売数をB昨とします。
A昨+B昨=900 …①
今年の販売総数は950個であり、これは昨年の販売数から増減した結果です。
A昨×(1+0.20)+B昨×(1−0.10)=950
1.2A昨+0.9B昨=950 …②
2.連立方程式を解く
①より、B昨=900−A昨を②に代入します。
1.2A昨+0.9(900−A昨)=950
1.2A昨+810−0.9A昨=950
0.3A昨=140
A昨=140÷0.3=466.66…
昨年の製品Aの販売数は約467個でした。
3.今年の製品Aの販売数を計算する
今年の製品Aの販売数は、昨年から20%増加しているので、466.66×(1+0.20)=466.66×1.2=560
今年の製品Aの販売数は約560個となります。