インターンに参加するためには保険加入が義務!?保険の種類や注意点について徹底解説!

これから短期インターンや長期インターンに参加しようと考えている方の中には、参加するためには保険の加入が必要などの話を聞いたことがある人もいるかもしれません。

その中で学生のうちに保険について関わる機会があまりなく「難しい」と感じたり、保険に入ってないというだけでインターンに参加ができないとなったら「悲しい」と考える学生さんは多いと思います。

そんな学生さんに向けて、インターンにおける保険の種類や入るべきかどうかを解説していきます。

メリットやデメリットも説明しているので、保険に加入するかどうかの参考にしてみてください!

こんな方に読んでほしい

  • インターンに参加する前にインターンの保険についての知識をつけたい方
  • インターンに参加するために保険の加入が必要か知りたい方
  • インターンの保険の加入方法について知りたい方
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長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。

  • 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
  • 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
  • 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!

しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
小さな不安や将来の悩みも就活のプロに相談して、就活を成功させましょう!

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インターンで保険に加入するのって必要?

短期インターンの保険は、基本的には加入することが義務化されているわけではありません。ただ、万が一の事故が起こった場合に保険があると安心することができます。そのため、必須ではないですが心配な方は加入してみましょう。

また、長期インターンの保険は、場合によっては加入することが義務になります。特に社会保険においては、自分が加入対象かどうかや対象の場合加入できているのかを確認しましょう!

インターンにおける保険の種類とは?

インターンに参加する前に保険に加入するといっても、まずどのような保険があるのかを知らなければいけません。また長期インターンを行なっている学生さんは、自分が加入義務があるのかどうかに不安に思っているかもしれません。

そのためにまず短期インターンと長期インターンにおける保険の種類について説明していきましょう!

短期インターンの保険

短期インターンの保険は、主に「学生教育研究災害傷害保険(学研災保険)」「学研災帯賠償責任保険(付帯賠償)」「損害賠償責任保険」の3種類です。一つずつ説明していきましょう!

学生教育研究災害傷害保険(学研災保険)

学生教育研究災害傷害保険(以降学研災保険)とは、「加入者の学生が教育研究活動中に被った災害」に対して必要な給付を行う災害補償制度のことを言います。

短期インターンにおいては、インターン先に向かう途中に事故に遭ってしまった場合やインターン中に怪我をしてしまった場合に保険が適用されます。 

そして学研災保険の加入者は、学研災帯賠償責任保険(付帯賠償)に加入することができます。そのため、学研災帯賠償責任保険(付帯賠償)に加入したい場合は、まず学研災保に加入しましょう。

料金表は以下の通りです。

保険期間昼間部夜間部通信教育
1年間650円100円
2年間1200円200円100円
3年間1800円300円
4年間2300円400円

詳しくは以下のサイトをご覧ください!

学研災帯賠償責任保険(付帯賠償)

学研災付帯賠償責任保険(以降付帯賠責)とは、国内外において、学生が正課、学校行事、課外活動及びその往復で、「他人にケガを負わせた場合や他人の財物を損壊した場合」等に、法律上の損害賠償責任を負担し補償する保険です。

短期インターンにおいては、インターン先の機材などを壊してしまった場合やインターン中に他学生に怪我を負わせてしまった場合に保険適用されます。

先ほども説明した通り、付帯賠償は学研災保険に加入している人が加入対象となりますので、付帯賠償にも加入したい場合はセットで加入しましょう。

1番安いBコースの料金表は以下の通りです。

保険期間Bコース
1年間210円
2年間420円
3年間630円
4年間840円

詳しくは以下のサイトをご覧ください!

ただ注意すべきなのは、以上2つの保険は正課で応募したインターン先でのアクシデントに限定されるという点です。つまりこの保険が適用されるのは大学を通じて応募したインターンに限るということです。

個人で応募したインターンでも適用される保険がいい場合は、他の民間の保険に応募するようにしましょう!

個人損害賠償責任保険

上記の保険以外にも、民間の保険に加入するという方法もあります。今回は民間の保険の一つであり、短期インターンにおいても適用することができる保険でもある個人損害賠償責任保険について解説しましょう!

個人損害賠償責任保険とは、日常生活において、自身の過失から他人にケガをさせてしまった場合や他人のモノを壊してしまった場合、賠償金の支払いに備えられる保険のことを言います。

短期インターンにおいては、学研災保険と付帯賠償が兼ね備わった保険と考えて良いでしょう。ただ、学研災保険と付帯賠償との違いとしては学校活動に関係のない場合でも保険が適用されるという点です。

料金は契約する保険によって異なりますので、興味のある方は調べてみましょう。また、詳しく個人損害賠償保険について知りたい方は以下をご覧ください!

長期インターンの保険

長期インターンの保険は、主に「社会保険」「労災保険」の2種類あります。一つずつ説明していきましょう!

社会保険

社会保険とは、病気やケガなどの事故に備え、会社に勤める正規社員や、一定の条件を満たした非正規社員に加入が義務付けられている公的保険の総称のことを言います。

長期インターンで働く学生も加入の例外とはならず、一定の条件を満たした場合加入する義務が発生します。長期インターンにおいて関係ある社会保険は、「健康保険」と「厚生年金保険」です。

健康保険については、総労働時間が通常の労働者の3/4以上である場合、つまり1日単位で言えば6時間以上勤務している場合に加入の義務が生じます。比較的長い時間を長期インターンシップの勤務にあてる学生は基本的に加入の義務があると考えましょう。

厚生年金保険についても同様で、総労働時間が通常の労働者の3/4以上である場合に加入の義務が生じるので注意しましょう。

また、勤務時間で社会保険に加入の義務が生じなくとも、年間の総所得が130万円を超過すると自身で社会保険に加入する義務が生じます。長期インターンシップで多くお金を稼いでいる学生さんは意識しておきましょう。

長期インターンの扶養については、以下の記事で詳しく説明されているので興味のある方は、読んでみてください!

労災保険

労災保険とは、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷・疾病・障害又は死亡に対して労働者やその遺族のために、必要な保険給付を行う保険制度のことをいいます。

この労災保険における「労働者」とは労働基準法により「職業の種類を問わず、事業または事務所に使用される者で賃金を支払われる者」と定義づけられています。

つまり、企業に所属して賃金をもらっている長期インターン生はこの労災保険の対象者となります。

ただ、労災保険の保険料は基本的に事業主側が支払うことになっているので、長期インターン生が個人で加入する必要はありません。長期インターン先で、自分が労災保険の対象になっているか心配な学生さんは、その企業に問い合わせてみましょう!

詳しくは以下をご覧ください。

インターンの保険に加入するメリットとデメリットとは?

インターンにおいて保険加入が任意の場合、加入するかどうか迷う学生さんもいるかもしれません。そんな学生さんのために、これから保険に加入するメリットとデメリットを説明します。これを参考に、保険に加入するかどうか判断してみてください!

メリット

万が一のことが起こった時に守ってくれる

インターンで保険に加入するメリット1つ目は、万が一のことが起こった時に自分を守ることです。もし万が一の事故やトラブルがあった場合、そこから守ってくれるのは保険だからです。具体的に、インターンで起こるトラブル例は主に以下の通りです。

  • インターン中に自分が怪我をしてしまう
  • インターンの行きや帰りの途中で事故に遭ってしまう
  • インターン中に他の人を怪我させてしまう
  • インターン先の企業の備品を壊してしまう
  • インターン先企業の内部情報を漏洩してしまう

もちろんこのようなことが起きる確率は低いですが、起きた時の補償のために入っておくのはいいでしょう。

参加できる短期インターンの幅が広がる

インターンで保険に加入するメリット2つ目は、参加できる短期インターンの幅が広がることです。というのも、保険加入証明証の提出が義務付けられている企業のインターンも存在するからです。

自分が行きたいと考えているインターン先が、保険加入を条件に入れていないのか確認して保険に加入するかどうか判断するのも良いでしょう。

デメリット

お金がかかる

インターンで保険に加入するデメリット1つ目は、お金がかかることです。

未来のリスクのためにお金をかけることはしょうがないものですが、お金で後悔しないためにも個人で加入する場合は料金プランをしっかり見て決めるようにしましょう!

手間がかかる

インターンで保険に加入するデメリット2つ目は、手間がかかることです。

特に個人で民間の保険に加入しようとする場合は、契約プランや料金が保険会社によっても様々なのでその比較検討が面倒だと思う人がいるでしょう。

これらのお金がかかることや手間がかかることが嫌だと考える学生さんは、保険加入が任意の場合入らなくても良いかもしれません。

インターンの保険の加入方法とは?

メリットやデメリットを見た上で、インターンの保険に加入しようと決断した方の中には、どのようにしてその保険に加入すれば良いのかわからないという学生さんもいるかもしれません。

そんな方々のために、インターンの保険の加入方法について解説していきます!

インターンの保険の加入方法ですが、大きく3種類あります。それは「大学のキャリアセンターや生協経由で申し込む」「個人で代理店やネットで申し込む」「企業がまとめて申し込む」の3パターンです。一つずつ見ていきましょう。

大学のキャリアセンターや生協経由で申し込む

大学のキャリアセンターや生協経由で申し込むことができるインターンの保険があります。

むしろ学研災保険と付帯賠償は大学経由でしか加入することができません。

この時に注意すべきなのは、通学している大学が学研災保険を扱っていなければ加入できないという点です、そのため、この2つの保険に加入したいと考えている学生さんは、自身の大学のキャリアセンターや生協にその保険が取り扱われているのか問い合わせてみましょう。

また、この他にも学生総合共済は生協で申し込むことができたり、キャリアセンターでは民間の保険を紹介してくれる場合もあるので、困ったら大学に相談してみましょう!

個人で代理店やネットで申し込む

民間のインターンの保険に加入する場合は、個人で申し込む必要があります。

近年では代理店に行かなくても、ネット上で資料請求や契約ができるものも増えているので、保険代理店に赴くのが面倒な方はネット上で加入しましょう!

また、社会保険の加入対象の場合は個人で申し込む必要があるので、忘れずに必ず申し込みましょう。

まとめ

この記事をまとめると以下の通りになります。

この記事の要約
  • インターンにおける保険の種類は、短期と長期で大きく異なる。
  • 短期インターンの保険は、保険の加入は任意であるが心配な人は加入しよう!
  • 長期インターンの保険は、加入することが義務の場合もあるのでその場合は必ず加入するようにしよう!
  • インターンに加入するメリットとデメリットは2つずつある。
  • インターンの保険の加入方法は大きく3種類ある。
    • 大学のキャリアセンターや生協を通じて申し込む
    • 個人で代理店やネットで申し込む
    • 企業がまとめて申し込む

今回は、インターンの保険について解説してきました。短期インターンや長期インターンに申し込もうとしている学生さんは、どんな保険があるのかまた保険に加入すべきかどうかについてわかったと思います。

インターンに挑む前に準備を万端にするためにも、保険に加入する場合は早めに加入しましょう!

この記事があなたの助けになれば幸いです。

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