【楽天就職への道】内定者に学ぶ最強の選考対策

楽天市場や楽天Pay、最近では楽天モバイルと様々な事業を展開している楽天ですが、そんな楽天に入りたいと考えている就活生はたくさんいるのではないでしょうか?

今回は実際に楽天に内定したSさんにインタビューをし、楽天という企業について、楽天の選考のついてを徹底的に理解していきたいと考えています。

この記事を通して、楽天への内定にどんな事が必要なのか?・楽天はどういった企業なのか?を理解して内定に近づけていきましょう。

こんな人に読んでほしい

  • 楽天グループ株式会社に絶対に就職したい人
  • 楽天の選考フローや具体的な志望動機やガクチカを参考にしたい人
  • 楽天の就職について知りたい人

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楽天って実際どんな企業?

【画像】企業

楽天市場や楽天Pay、最近では楽天モバイルと様々な事業を展開している楽天ですが、実際はどのような企業なのでしょうか?楽天の企業としての強みや弱み、社風、SWOT分析や内定者へのインタビューなどを踏まえて説明していきます。

楽天グループ株式会社の現在地

まず楽天グループ株式会社の会社概要は次のようになっています。

会社名楽天グループ株式会社(Rakuten Group, Inc)
スローガン“Walk Together”
設立1997年2月7日
事業内容Eコマース事業
フィンテック事業
モバイル事業
売上444,945百万円(2023年6月30日現在)
所在地〒158-0094 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号楽天クリムゾンハウス

楽天の主な事業はEコマース事業、フィンテック事業、モバイル事業の3つに分けられます

Eコマース事業では楽天市場や楽天トラベルのようなインターネット上で商品やサービスを売買するビジネスモデルを元にした事業の展開を行っています。楽天で一番売り上げを上げている事業です。中でも楽天市場は楽天という企業を代表するサービスの一つとなっています。

2022年の国内の売り上げでは約5兆118億円を記録しており、市場でトップの売り上げを誇ります。また、EC流通総額も年々増加をしており、より成長を期待できるような事業にもなっています。

フィンテック事業では楽天銀行や楽天証券などの金融に関する事業を中心に展開しています。クレジットカードや楽天ポイントなど楽天経済圏に関する事業も積極的に拡大させており、ITを使った金融事業が特徴的です。

モバイル事業は楽天モバイルを展開しています。現在、業績などの点から多く取り上げられますが、楽天モバイルは従来の携帯料金よりも圧倒的に安い値段での通信量の提供を目指しており、これが実現すれば革新的なサービスになることは間違いありません。これから注目していくべき楽天の事業の一つです。

株式会社楽天をSWOT分析してみた

【画像】SWOT分析

次に楽天をSWOT分析して、強み・弱みを確認しましょう。SWOT分析とは、自社の内部環境と外部環境を強み(Strength)、弱み(Weekness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)に分類する企業分析の方法です。

プラス要素マイナス要素
内部環境国内8000万人以上の顧客基盤の多さ
楽天経済圏による顧客の囲い込み事業の規模・範囲の広さ
楽天モバイルによって赤字が大きくなってしまっている
外部環境DXブーム5G通信
IT市場の拡大
事業ごとに大きな強豪がいる
3大キャリアの存在

楽天をSWOT分析してみてわかることは、楽天の事業の数の多さやそれぞれの事業の大きさ、また、圧倒的な顧客数の多さ、その顧客を楽天経済圏での囲い込みが既にできている事が大きな強さであると考えられます。

一方で、楽天モバイルによる赤字が、楽天のイメージ低下を引き起こしている可能性があると考えられます。

結論として、楽天は楽天モバイルによる赤字はあるものの、競合に比べより多くの事業を展開し、自社の経済圏への囲い込みができています。また、楽天モバイルも成功すればより囲い込みが強固なものとなるでしょう。

内定者が語る実際の楽天

ここからは、楽天から内定をもらった長期インターン生のSさんにインタビューを通して楽天の実態に迫っていきましょう。今回は次の3点についてお伺いしました。

  • 社員さんの雰囲気
  • 仕事の進め方
  • 労働環境
筆者
筆者

今回はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます!内定者であるSさんに楽天についてお聞きしていきたいと思います。本日はよろしくお願いします。

Sさん
Sさん

こちらこそ、よろしくお願いします!

社員さんの雰囲気

筆者
筆者

それでは、まず楽天の社員さんの雰囲気についてお伺いしたいと思います。楽天の社員さんはどのような方が多いのでしょうか?

Sさん
Sさん

非常に挑戦的、かつ成長に貪欲な人が多い印象ですね。具体的な職種によっても変わると思うのですが、ビジネス職とエンジニア職に関係なく、それぞれの人たちが常に少しでも会社をよくしようと考えていると感じます。

筆者
筆者

なるほど。楽天自体はかなり大きな会社ではあると思いますが、もっと成長しようと挑戦思考のある方が多いのですね。職種について触れていましたが、職業ごとの特徴はどのようなものが挙げられるのでしょうか?

Sさん
Sさん

そうですね、私自身はエンジニア職での採用なのでビジネス職の人たちはあまり具体的に話す事ができないのですが、ビジネス職の人のほうがガツガツしてはいるものの人当たりの良い人が多いイメージですね。やはり営業などの業務が多いのでそういった人が多いのではないでしょうか?

筆者
筆者

エンジニア職はどんな方が多いのでしょうか?

Sさん
Sさん

エンジニア職は論理的な人が多い印象です。特に楽天の場合にはターゲット層が広くなるため、より因果関係やターゲットの行動をはっきりさせる必要があるため、そのような傾向が強くなっているのではないかなと感じます。

筆者
筆者

そうなんですね。Sさんは実際にどんな人が楽天に向いているのではないかと考えていますか?

Sさん
Sさん

やはり挑戦や成長を目的に掲げる人ではないかなと考えています。楽天は少しトップダウンの傾向が強いので、言われたことを受動的にやり続けても、その後の仕事や事業の成功にはつながりません。そのため、「なぜその仕事が必要なのか?」「この仕事によって喜ぶのは誰か?」などを常に考え続ける必要があり、そのためには挑戦や成長を目指す事が必要になっていると考えています。

仕事の進め方

筆者
筆者

それでは次に仕事の進め方についてお伺いしたいと思います。実際にどんな仕事の進め方をしているのでしょうか?

Sさん
Sさん

楽天は大企業であるものの、ベンチャー企業と同じような仕事の仕方だと思います。事業ごとやサービスごとにチームが分かれていて、それぞれのチームで動く事が多いです。

筆者
筆者

チーム同士での関わり合いは少ないのでしょうか?

Sさん
Sさん

いえ、むしろものすごく多いと思います。やはり、楽天は一つのサービスだけではなく、多くのサービスを横断的に使ってもらうことを目的にしています。そのため、チーム同士で協力することも少なくありません。

筆者
筆者

先ほどトップダウンの傾向があるとおっしゃられていましたが、新入社員は手を上げにくいなどあったりはしますか?

Sさん
Sさん

いいえ、全くそんなことはないと思います。トップダウンの傾向といっても昔ながらの日本の企業の文化のイメージとは少し異なります。楽天の進む方向を上層部が決める事が多いということです。

そのため、それぞれの事業の具体的なサービスなどは自分たちで考える必要があり、そこに関する意見は年齢や経歴に関係なく発言する事ができます。実際に、マネージャーも4、5年目から担当するケースもあるようです。

労働環境

筆者
筆者

では、次に労働環境はどのようになっているのでしょうか?

Sさん
Sさん

かなりホワイトな印象です。また、企業の設備自体も非常に優れていると思います。労働時間はフレックス制を採用していて、自身の出社時間・退勤時間を自身で決める事ができます。

また、リモートでの出社も問題ありません。加えて、休暇制度や育休制度なども充実しており、非常にストレスなく働く事ができると思います。

筆者
筆者

フレックス制を採用しているんですね!企業の設備が優れていることについて詳しく聞かせていただけますか?

Sさん
Sさん

楽天の本社は二子玉川にあり、渋谷から近いため、様々な場所に住んでいても非常に通勤がしやすいと思います。また、オフィスビルにはジムやエステサロン、食堂なども完備されており、社員であれば割引もしくは無料で利用が可能です。特に食事は3食全て無料になっているので、食費はほとんどかかりません。

筆者
筆者

3食全て無料なんですか?羨ましいです。他にもエステやジムなども完備されているなんて、素晴らしい環境で働く事ができますね!

株式会社楽天の選考フローってどんな感じ?

楽天の就活における選考フローはどのようになっているのでしょうか?調べてみたところ、一般的には次のようなフローである場合が多いようです。

エントリー→ES+適性検査→オンライン面接(複数回)→内定

しかし、Sさんの場合、楽天のインターンに参加していたため、上記のフローとは異なっています。Sさんの場合の選考フローは次のような流れになりました。

エントリー → 最終面接 → 内定

筆者
筆者

いきなり最終面接だったんですね。

Sさん
Sさん

そうですね。インターンに参加してから2ヶ月後くらいにメールでご連絡がありました。しかし、面接の回数はインターンの評価によって変わるそうで、1〜2回になるそうです。また、インターンから早期選考に進むのも非常に狭き門だそうです。

株式会社楽天の面接はどんなことを聞かれた?

【画像】面接

楽天の面接では、どんなことが聞かれるのでしょうか?Sさんのインタビューを通して、楽天の面接の雰囲気や、印象に残った質問について見ていきましょう。

筆者
筆者

楽天の面接ではどんな事が聞かれたのでしょうか?

Sさん
Sさん

主に3つのトピックがありました。「志望理由」「楽天でのキャリアプラン」「現状の楽天に感じる事」の3つです。特に志望理由とキャリアプランはどんどん深堀られていった印象でした。

楽天の面接ってどんな雰囲気だったのか?

筆者
筆者

面接の雰囲気はどうでしたか?

Sさん
Sさん

非常にカジュアルでした。圧迫面接ということもなく、形式的な質問はあるものの、面接官がその場で疑問に思ったことなどをどんどん聞くような感じでした。自分自身の言葉で喋ることが多く、用意した答えはほとんど使いませんでした。

筆者
筆者

いいですね。面接官自体はどのような方だったんですか?

Sさん
Sさん

最終面接ということもあり、それなりに役職の高い方でした。人柄は非常に優しそうな方でした。また、非常に知的そうな印象も持ちました。面接中は常に笑顔で私の話を聞いてくれたため、非常に緊張がほぐれていくような面接でした。

楽天の面接で印象に残っている質問とは?

筆者
筆者

面接で印象に残っている質問はありますか?

Sさん
Sさん

楽天が始めるべきサービスや事業内容について聞かれたことは印象的でした。楽天の現状についてを正しく理解した上で、自身の経験だけではなく、ニュースに敏感か、ITの知識をどれだけ持っているかなどを包括的に説明する必要があったため、非常に苦戦をした印象です。

筆者
筆者

うまく答えることはできたのでしょうか?

Sさん
Sさん

元々似たような質問についての答えを用意していたため、それを応用して答えました。楽天の現状についてはその前の質問でも触れられていたので問題なく、話を進める事ができたと思います。

楽天に就職する上で1番重要と感じたことは?

【画像】重要
筆者
筆者

楽天に就職する上で一番重要と感じたことはなんですか?

Sさん
Sさん

一番重要と言われると難しいですが、現状についてどれだけ分析できているのか、またその能力がどれくらいあるのかをアピールする事が重要だと思います。

楽天の社長の三木谷さんも楽天をもっと大きくすることを目標に挑戦を続けるとおっしゃっていました。成長を続けるためにも、現状で満足をするのではなく、より現状の問題点から解決策を探していく意識が求められていると感じています。新卒採用ページでも同じように挑戦を楽しむことについて触れられています。そのため、挑戦する姿勢が大事だと感じています

筆者
筆者

実際に選考でそこを見られているという自覚はありましたか?

Sさん
Sさん

そうですね、先ほどと同じように最終面接でのお話になってしまうのですが、面接での質問でも楽天の弱みやUXで不便に感じていることなども聞かれました。楽天の弱みは選考中に聞かれましたが、UXで不便に感じることについては逆質問の際に「実際、どう思います?」という感じで聞かれました。

筆者
筆者

実際の経験ベースでの質問はあったのでしょうか?

Sさん
Sさん

挑戦をしたエピソードについては聞かれることはありませんでしたね。ただ、想定される質問として用意をしておくべきだとは思います。

楽天に就職する上でやっておきたいこととは?

筆者
筆者

楽天に就職する上でやっておいた方がいいことはありますか?

Sさん
Sさん

企業分析、自己分析は欠かせないです。自己分析が大事だと理解している就活生は多いとは思うのですが、企業分析も大事であると理解する就活生は少ないと考えています。しかし、企業によってはその企業の現状について問われることもあるので、必ず必要になると思います。実際に楽天でも聞かれましたしね。

筆者
筆者

Sさんおすすめの企業分析の方法などはありますか?

Sさん
Sさん

自分で調べることと人に聞くのが一番でしょう。自分で調べる場合には、三木谷さんが執筆している本や、楽天に関する経済誌の記事などが参考になると思います。人に聞く場合には、実際に働いている人の声を参考にするのが良いと思います。OBOGを活用したり、企業説明会などで質問をするのも良い方法だと思います。

筆者
筆者

では、一方で楽天に就職する上でやっておくべきだったと感じたことはありますか?

Sさん
Sさん

長期インターンはもっと早くから始めるべきだと感じました。長期インターンを通して、より自身の経験やガクチカを説得力のあるものにする事ができましたし、周りの社員さんや長期インターン生の方から就活についてのアドバイスを聞くこともできました

筆者
筆者

それぞれについてもっと詳しく説明していただけますか?

Sさん
Sさん

自身の経験やガクチカについてはより詳しく説明できるようになったと感じています。私自身無理矢理ガクチカを作ってしまったため、長期インターンでの具体的な成果や自身が経験してきたことを事細かく説明することができると感じました。また、周りの社員さんやインターン生の方は優秀な方が多く、仕事だけでなく就活に対しても多くのアドバイスがいただけたと感じています。特に自身についての言語化ができなかった私にとって、そういった方達と多く話すことで自身の考えや経験について具体的に言語化する事ができたと感じています。

筆者
筆者

やはり、楽天の就職では長期インターンはおすすめですか?

Sさん
Sさん

おすすめですね。長期インターンを通して、より就活を有利に進めていけると思います!皆さんもぜひ内定を掴み取っていただきたいです!

筆者
筆者

今回は楽天から内定をいただいたSさんから多くのお話を聞く事ができました。本日はありがとうございました!

まとめ

今回はSさんのインタビューを通して、楽天という企業について、楽天の選考について詳しくお話を聞く事ができました。

私は特に「成長や挑戦を続ける事ができる人」が楽天に求められていて、実際の社内の雰囲気や選考からもそういったことを感じ取る事ができた事が印象に残っています。また、働く環境も素晴らしく、制度や設備が整っていることも印象的でした。

Sさんの言っていた「挑戦を楽しむこと」「楽天の企業分析」「長期インターンへの参加」というキーワードをもとに、より具体的な志望動機やガクチカを作り上げられるようにしましょう!

もしこの記事を読んで長期インターンに少しでも興味が湧いた方はぜひ一度気軽に、ココシロインターンのキャリアアドバイザーとお話してみてください!

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