【25・26卒】テレビ局のインターンの締め切りやプログラム内容を解説!

テレビ局インターン アイキャッチ

常に就活生に人気な就職先として上位にランクインしているのが、テレビ局です。テレビ局への就職は採用枠が少なく、毎年激戦になることが知られています。

そんなテレビ局への就職を考えた時に、気になるのが「テレビ局のインターン」です。26卒の方は来年に向けて余裕を持って準備しておきたいと思いますし、25卒の方は夏が終わってもまだ遅くないか焦っていることと思います。

そこで今回の記事では、テレビ局のインターンについて、本選考への影響や締め切り、キー局とNHKの2023年9月25日現時点での公開情報など幅広く解説していきます。

このような人に読んでほしい

  • テレビ局のインターンが本選考に関わるのか知りたいという方
  • テレビ局のインターンの締め切りが知りたいという方
  • キー局とNHKの2023年のインターンプログラム内容を知りたいという方
  • テレビ局のインターンの選考に突破するために何をすべきか知りたいという方

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テレビ局のインターンは本選考に関わるのか

選考の画像

テレビ局への就職を考えているという方の中には、テレビ局のインターンが本選考に関わるのかという疑問を抱いている人は多いのではないでしょうか。

結論を言うと、テレビ局のインターンは本選考に関わります。

ほとんどの局で、一部選考フローを免除したり、後ほど説明しますが、インターンの優秀者上級インターンに招待し、内々定を与えたりといった優遇措置が取られることが多いです。

実際に内定者のヒアリングによれば、テレビ局の狭き内定枠を勝ち取った学生がインターンに参加していた割合は3〜4割だったといいます。さらに、あるフジテレビの内定者によれば、夏インターン参加者に対して冬インターンにも参加するように局から電話がかかってきたこともあったようです。

(参考:『【テレビ局のインターン対策】フジテレビ・TBS・日本テレビ、キー局3社のサマーインターン選考対策と参加のメリット』ワンキャリア)

就職困難なテレビ局からの内定には、インターン参加が必要

テレビ局への就職は毎年激戦となっており、2019年の各主要テレビ局の内定者数から倍率を計算した調査によると、採用倍率は採用枠の多いNHKでも26倍、内定者の少ないテレビ朝日やフジテレビでは476倍に上ると予測されています。

テレビ局名予想就職倍率
NHK約26倍
日本テレビ約370倍
テレビ朝日約476倍
TBS約285倍
テレビ東京約400倍
フジテレビ約476倍

(参考:『テレビ局に就職するには?求める人材や採用倍率、内定獲得のポイントを解説』リクぺディア)

このような結果からも、テレビ局への就職はかなり困難であると言えます。少しでも内定への確率を高めたいのであれば、インターンへの参加が重要になってくると言えるでしょう。

テレビ局の上級者インターンとは?

先ほど少し触れましたが、いくつかのテレビ局では、インターンで優秀な成績を残した学生を上級者インターンに招待する場合があります。

この上級者インターンに参加することができれば、本選考のフローを一部免除されるなどの優遇措置が取られるだけでなく、早期選考につながる可能性も大きいです。特にキー局への就職を考えているという方は、インターンの参加ではなく、インターンで高評価をもらうことを目標にして、対策するようにしましょう。

テレビ局のインターンは3部門に分かれていることが多い

3本指が立てられている画像

テレビ局のインターンは、職種別に3部門に分かれていることが多いです。この章ではそれぞれについての概要を説明していきます。キー局とNHKの詳細については、後の章で説明していますので、そちらを読んでみてください。

  • アナウンサー部門
  • コンテンツクリエイター部門
  • 技術職部門

アナウンサー部門

アナウンサー部門は、テレビ局にアナウンサーとして就職したいという方向けの部門です。インターンを開催している局が多いですが、中にはセミナーのみというところもあります。

アナウンサー部門のプログラム内容は1日のスケジュールや現役アナウンサーによる発音・発声指導や原稿読みの実践であることが多いです。

アナウンサー部門は、本選考に繋がっている場合が多いです。メディアへの露出が多いという仕事の性格上、第一印象が非常に重要になってくるため、身だしなみへの気遣いは怠らないようにしましょう。

コンテンツクリエイター部門

コンテンツクリエイター部門は、将来テレビ番組のディレクターやプロデューサー、現場監督になることを希望している学生向けの部門です。

コンテンツクリエイター部門のプログラム内容は、仕事のやりがいや1日のスケジュールについての説明会から始まり、現役プロデューサーやディレクターによる企画案や構成台本の作成などの実技に終わることが多いです。

コンテンツクリエイター部門では、優秀者向けに上級者インターンを設置している局が多いです。こちらも本選考に繋がっている場合が多いため、その局の人気番組の分析など事前準備を怠らないようにしましょう。

技術職部門

テレビ局では、映像編集や音響など裏方の仕事を希望する学生に向けて技術職に絞ったインターンも開催されていることが多いです。

技術職部門のインターンでは、巨大な自社スタジオでの仕事体験などのプログラムを含んでいる局もあります。貴重な体験であるため、技術職を志している方は、積極的な参加をおすすめします。

テレビ局のインターンの締め切りと開催日程

テレビ局のインターンに参加して、就活を有利に進めたいと考えている方の中には、インターンの締め切りを気にしている方も多いかと思います。

結論、テレビ局のインターンの締め切りは志望する部門によって異なります。以下が部門ごとの大まかなキー局インターンの締め切りと開催日程です。

部門締め切り開催日程
アナウンサー部門3〜4月4〜5月
コンテンツクリエイター部門6〜7月8〜9月
技術職部門8〜10月11〜12月

このように、特にキー局のインターンの締め切りはアナウンサーが春前、コンテンツクリエイター部門が夏前、技術職部門が冬前となっていることが多いです。そのため、秋前からテレビ局のインターンへの参加を希望しても、技術職部門以外のインターンはほとんど締め切られてしまっています。締め切りを逃してしまわないように、余裕をもった準備が必要です。

テレビ局のインターンへの応募方法

前の章では、テレビ局のインターンの3部門と締切について解説してきました。では、肝心の応募方法はどのようになっているのでしょうか。テレビ局のインターンに応募する方法は、主に次の2つです。

  • 各テレビ局のホームページから申し込む
  • 就活情報サイトから申し込む

各テレビ局のホームページから申し込む

まず一つ目が、直接そのテレビ局のホームページからログインをし、インターンに申し込むという方法です。この方法は、すでに志望するテレビ局を絞り込めている人におすすめです。直接申し込むことで、他のテレビ局の応募情報から志望局を探す手間を省くことができます。

こういったホームページからの申し込みでは、エントリーシートの提出を求められることがあります。

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就活情報サイト

二つ目が、マイナビなどの就活情報サイトから応募情報を探し、インターンに申し込むという方法です。この方法は、まだ志望するテレビ局を絞り込めていないという人におすすめです。キー局だけでなく、NHKや地方局の応募情報と比較することができるため、どのインターンに参加すべきか吟味することができます。

【キー局&NHK】2023年テレビ局のインターンプログラム内容

この章では、25卒・26卒の方向けに2023年9月現在のテレビ局インターン公開情報とプログラム内容についてお伝えしていきます。

まず25卒の方には残念なお知らせですが、キー局の場合技術職部門以外に参加できるインターンはほとんどありません。これはテレビ局の就職が、技術職以外は夏にインターンを行い、10月〜12月には本選考が始まるというスケジュールが一般的であるためです。ただ、地方テレビ局でのインターンやキー局でも1day仕事体験、セミナーはまだ開催予定のものがあるため、マイナビなど就活情報サイトで確認しましょう。

また、26卒の方はこれからインターンが始まっていきます。例年同じような内容のものが多いため、この章を読んで早めの準備を心がけましょう。

  • 日本テレビ
  • テレビ朝日
  • TBSテレビ
  • フジテレビ
  • テレビ東京
  • NHK

日本テレビ

日本テレビでは、2023年春、夏に次の3つのインターンが開催されていました。

「アナウンスインターン」は、現場で活躍するアナウンサーが発音や発声などの講習、参加者へのフィードバックを行うという内容で実施されました。

また、「クリエイターコース」では、現場社員による番組コンテンツ制作のやりがいや日々のスケジュールの説明や、トップクリエイターによる企画作りのレクチャーが行われました。そして「報道記者コース」では、現場で活躍する報道記者による取材の方法や1日のスケジュールに関する説明などが行われたようです。

さらに、「超インターン」の2つに関しては上級者インターンへの招待も行われたとのことなので、来年参加を予定している方は、しっかりと準備しておきましょう。

テレビ朝日

テレビ朝日では、『スーパーバラバラお仕事大作戦「インターン編」』と題して、インターンが行われていました。これは次の2つの部門に分かれており、どちらも7月下旬締切の8月下旬〜9月初旬にかけて2日間での開催というスケジュールで実施されていました。

  • コンテンツ制作・ビジネス部:7月下旬締切、8月下旬〜9月初旬開催
  • テクノロジー・デザイン部門:7月下旬締切の、月下旬〜9月初旬開催

「コンテンツ制作・ビジネス部門」では、現場社員が番組企画や新ビジネスの事業立案などのワークとそれに対するフィードバックという内容のプログラムが実施されていました。

また、「テクノロジー・デザイン部門」では、先端技術を用いたコンテンツ制作やデザイン企画の立案などのワークと技術現場見学という内容で行われていたとのことです。

TBSテレビ

TBSテレビでは、2023年は4つのインターンが行われていました。

「アナウンサー部門」は、現場アナウンサーが発声や発音、原稿読みなどをレクチャーするというプログラムで実施されていました。

また「バラエティ制作塾」では、現役プロデューサー、ディレクターによる企画書作りや番組制作までの道のりに関するレクチャーや現場でのAD体験が行われていました。

同じく、「TBSドラマインターン」に関しても現役プロデューサーやディレクターによるレクチャーが行われたようです。

また、TBSは技術職向けにTech Design Campというインターンも開催しています。このインターンでは、同局スタジオの各種設備や11.1ch音響を使用したグループワークが実施されるとのことです。

フジテレビ

フジテレビでは、2023年は次の4部門でインターンが実施されました。

「アナウンサー部門」は現役アナウンサーによる発声や原稿読みをレクチャーという内容で実施されました。

また、「ドラマ部門」「報道・情報部門」では、現場プロデューサー、ディレクターによる企画書作りのワークや番組制作のノウハウの伝授という内容で行われたようです。

そして、「バラエティ部門」に関しては、現場プロデューサーや現場監督による講義や企画立案のワークが実施されたとのことです。

テレビ東京

テレビ東京では、2023年は次の2つのプログラムでインターンとアナウンサーセミナーが実施されていました。また、情報未公開ですが、「スポーツコース」「ビジネスプロデュースコース」「Tech X DXコース」は冬季に開催される予定だとのことです。25卒の皆さんは、最後のチャンスなので、準備を怠らないようにしましょう。

「アナウンサーセミナー」では、会社や仕事内容についての説明会や相談会などが行われていたようです。また、「クリエイティブ制作コース」「報道ニュースコース」共に1日目に講義、2日目にグループディスカッション、3日目にプレゼンテーションという内容で実施されたとのことです。

さらに、「クリエイティブ制作コース」「報道ニュースコース」の優秀者に対しては、上級者インターンへの招待が予定されているということなので、しっかり準備して望むようにしましょう。

NHK

公共放送のNHKでは、どのようなインターンが開催されているのでしょうか。NHKでは、オンラインカレッジと呼ばれるセミナーとインターンの両方が開催されています。また、11月中旬締切の「NHKオンラインカレッジ」は、25卒の方にとっては最後のチャンスなので、NHKを志望する方は応募し忘れないよう気をつけましょう。

「NHKオンラインカレッジ」では、NHK関連コンテンツに加えて、次の「NHKインターンシップ」に関する説明会が行われます。また、「NHKインターンシップ」では、ジャーナリストやアナウンサーなどそれぞれの専門分野の仕事を体験できるコースが実施されるとのことです。

さらに、NHKでは25卒以降の学生を対象に「インターン・マッチング選考」という採用選考フローを追加すると発表しているため、26卒でNHKへの就職を考えている方は必ず応募するようにしましょう。

テレビ局のインターン選考を突破するためにするべき4つの準備

インターンの選考に突破するための準備

先ほどもお伝えしましたが、テレビ局の就職倍率は100倍を超え、内定枠を獲得するには激戦を勝ち抜かなければいけません。そして、これは採用に直結するテレビ局インターンに関しても同じことをいうことができます。

では、どのようにすればテレビ局のインターン選考を突破することができるのでしょうか。準備しておくべきことは次の4つです。

  • ガクチカの密度を高める
  • 志望局の人気番組を分析する
  • 証明写真はプロに依頼する
  • 逆質問で意欲をアピールする

ガクチカの密度を高める

テレビ局のインターンに合格するためには、ESや面接でどれだけ印象に残るガクチカを伝えられるかが肝になってきます。
しかし、「ガクチカってどう作ればいいんだよ」と嘆いている方もいらっしゃると思います。

では、どうすれば「印象に残るガクチカ」を手に入れて、テレビ局のインターン、さらには就職を果たすことができるのか。その手段としておすすめなのが長期インターンです。

長期インターンでは、実際に長期間企業に入り、業務を行います。
業務の中には、営業やマーケティング、企画などテレビ局の仕事と関連するものもあるため、
そこで成果を挙げれば、ESや面接で再現性の高い、説得力のあるアピールをすることができます。

ガクチカではその経験をビジネスにどのように活用できるかが重要であるため、実際に企業で働いていたという長期インターンの経験は非常に評価が高いです。

ですが、どうやって長期インターンを探せば良いかわからないですよね。
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志望局の人気番組を分析する

志望局の人気番組を分析して、伝えられるようになっておくことも、人事の方にあなたの熱意やその局があなたにとって特別なものであることを伝える上で非常に重要です。

例えば、日テレなら「昔から日曜日になると家族でイッテQを見ていて、自分にとって愛着のある局でした」と具体的なエピソード共にいえば、説得力が増します。

また志望局の人気番組はを分析する際は、個別の内容だけでなく、同局他番組との共通点や他局他番組との違いを比較して分析すると、企業の方に細部まで見ていることを評価してもらうことができるでしょう。

証明写真はプロに依頼する

マスコミ関係はメディアへの露出も予想されるため、第一印象が重要です。そのため特にアナウンサー志望の方は、ESや履歴書の写真をプロのカメラマンに撮影してもらうことをおすすめします。

また、面接・インターン参加時の身だしなみも非常に重要です。インターン時の髪型や私服、スーツを指定されている場合はスーツの着こなしについても次の記事を読んで確認しておくようにしましょう。

逆質問で意欲をアピールする

面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれた時も、きちんと回答するようにしましょう。逆質問をすることで、企業のことを知ろうとする姿勢をアピールすることができ、人事の方に熱意を伝えることにつながります。

おすすめの逆質問は、「企業のホームページや他のウェブサイトに記載されていない情報」です。また、逆質問をする際には、その質問の意図も後から説明するようにしましょう。

まとめ

この記事を要約すると次のようになります。

この記事のまとめ
  • テレビ局のインターンは、上級インターンに招待される場合もあるため、本選考に大きな影響を与える。
  • テレビ局のインターンは、アナウンサー部門、コンテンツクリエイター部門、技術職部門の3部門に分かれる。
  • テレビ局インターンの締め切りは、アナウンサーで3〜4月、コンテンツクリエイターで6〜7月、技術職で8〜9月。
  • テレビ局インターンへの応募方法は、ホームページから直接申し込むか就職情報サイトから比較しながら申し込む。
  • テレビ局のインターンに合格するためにするべき準備は、「ガクチカの密度を高める」「志望局の人気番組を分析する」「証明写真をプロに依頼する」「逆質問をする」の4つ。

テレビ局への就職は倍率100倍を超える修羅の道です。その内定枠を獲得するには、インターンへの参加が非常に重要になってくることは前にもお伝えしました。ただ、就職と同じようにインターンの倍率も高い。中途半端なガクチカで太刀打ちすることはできません。そこでおすすめするのが「長期インターン」です。

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インターンはこれからのキャリア形成のために重要な役割を担っています。
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