就活のインターン選考で必ずといっていいほど求められる「志望動機」。
でも、「正直なにを書けばいいかわからない」「企業は志望動機で何を見ているの?」こんな悩みを抱えていませんか?
そこで今回は、【現役人事の視点】から、企業がインターン選考で実際にチェックしている“3つのポイント”や実際に評価される書き方のコツ、注意点などを分かりやすく解説します。企業に選ばれる志望動機の書き方を知って、他の就活生と差をつけましょう!
こんな人に読んでほしい
- 評価されるインターンの志望動機の書き方を知りたい
- 志望動機で人事が見ているポイントを知りたい
- 業界別の志望動機の例文がほしい
- 字数別の志望動機の例文がほしい
インターンの志望動機で企業が見ている3つのポイント

志望動機は企業が「この学生と一緒に働いてみたいかどうか」を見極めるための重要な判断材料になります。
では、企業は学生の志望動機のどこを見ているのでしょうか?選考担当者の視点から、企業が特に重視している3つのポイントを紹介します。
① 目的意識が明確か
インターンの志望動機で人事が見ているポイント1つ目は「目的意識が明確か」です。
企業は毎年、数多くのエントリーシートに目を通しています。その中で印象に残るためには、インターンを通じて学びたいことが具体的に書く必要があります。
たとえば、「貴社の環境配慮型の製品開発に興味があり、商品が企画から製造・販売に至るまでのプロセスを実際に見てみたいと考えています。現場での意思決定の過程を実際に肌で感じたいと思い応募しました。」というように具体的な志望動機であれば、企業にも好印象を与えやすいでしょう。
② 企業理解ができているか
インターンの志望動機で人事が見ているポイント2つ目は「企業理解ができているか」です。
たとえば「ゼミで広告論を学んでおり、広告業界に興味があるから」とだけ書かれていても、いまいち「なぜこの企業なのか」が伝わりにくいです。具体的な事業内容や競合との比較などを入れるとより伝わりやすくなるでしょう。
詳しい企業研究の方法については、こちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね。
③ 自社に合っているか
インターンの志望動機で人事が見ているポイント3つ目は「自社に合っているか」です。
インターンは企業側にとっては「一緒に働いてみたい学生かどうか」を見極める機会でもあり、志望動機から、学生がインターン中にどのように行動し、何をもたらしてくれるのかをイメージしたいと考えています。
そのため、志望動機の中でこれまでの経験とインターン先の業務をつなげる視点があると、企業は「再現性(同じ条件や手順で同じ成果を得られる可能性)がある」と判断しやすくなります。
インターンの志望動機の悪い例4選

続いて、インターンの志望動機でついやってしまいがちな悪い例を紹介します。
① 曖昧な志望理由
インターンの志望動機の悪い例1つ目は、志望理由が曖昧な場合です。
単に「〇〇業界に興味があるから」といった抽象的な表現では、企業側に熱意が伝わにくいです。
「どのような背景で〇〇業界に興味を持ったのか」といった具体的な動機が見えないと、「他の企業でもいいのでは?」と判断されてしまう可能性があります。
✖️悪い例
- 「私はこれからの時代、AIの重要性がますます高まると感じており、自分もその分野で活躍したいと考え、IT業界を志望しました。」(IT業界)
⭕良い例
- 「大学のゼミ活動で、自作のアプリを通じて地域住民の健康管理を支援するという取り組みに参加しました。この経験から、技術を使って日常生活の課題を解決することに強い関心を持つようになりました。中でも御社は、「健康ログアプリ」や「オンライン診療支援ツール」などのヘルスケア系サービスを通じて、地域医療や生活習慣病といった身近な課題に対し、継続的かつユーザーファーストな支援を行っている点に魅力を感じ、志望いたしました。」(IT業界)
このように原体験(=人の生き方や考え方に大きな影響を与える体験)を織り交ぜることで、より説得力のある志望動機になります。
② 自分本位な学び目的になっている
インターンの志望動機の悪い例2つ目は、自分本位な学び目的になっている場合です。
「勉強したいから」「学びたいから」という志望動機は、一見前向きな印象がありますが、「企業に学ばせてもらいたい」という受け身な印象を与えやすいです。
会社は学校と違って勉強しに行くところではないため、「自分が企業にどのように貢献できるか」など企業側があなたを採るメリットもきちんと伝えましょう。
✖️悪い例
- 私は将来マーケティングに関わる仕事がしたいと考えており、御社のインターンを通じて実務を学ばせていただきたいと思い、応募しました。大学ではマーケティングの講義を履修しており、さらに実践的な知識を身につけたいと考えています。
⭕良い例
- 私は将来、デジタルマーケティングを通じて企業や商品と生活者をつなぐ仕事に携わりたいと考えています。中でも御社は、SNSを活用したマーケティング施策に強みを持ち、若年層へのアプローチに独自性があると感じました。大学のゼミではマーケティング理論を学び、実際にチームでInstagram運用を行った経験もあるため、それを活かしつつ現場の課題解決に貢献したいと考え、応募いたしました。
このように、「学ぶ意欲」だけでなく「自分の経験をどう貢献できるか」を伝えることで、企業にあなたを採るメリットが伝わりやすくなります。
③ 他社でも当てはまる内容
インターンの志望動機の悪い例3つ目は、他社でもてはまるような内容をそのまま使ってしまうことです。
「説明会で雰囲気が良かった」「若手が活躍していると聞いた」など、どの企業にも当てはまりそうな志望理由では、企業側に「とりあえず応募しているのでは?」と思われかねません。
✖️悪い例
- 説明会で社員の方々が楽しそうに働いている姿を見て、雰囲気の良さに惹かれ志望しました。若手でも活躍できる環境にも大変魅力を感じています。
⭕改善例
- 説明会で拝見した、御社が展開する○○サービスのマーケティング戦略に興味を持ちました。中でも、地域ごとのユーザーデータを活用した施策は、他社にはない独自性があり、ゼミで学んだデータ分析スキルを活かして挑戦したいと感じ、志望いたしました。
このように、企業の事業内容や取り組み、理念など“その会社ならでは”の要素に触れ、自分自身の価値観やキャリアビジョンと結びつけて語ることでより説得力のある志望動機になります。
④ 自己PRになっている
インターンの志望動機の悪い例4つ目は、志望動機のつもりが自己PRになってしまっているパターンです。
たとえば「私は〇〇が得意です」「リーダー経験があります」といった自己PRのみの内容では、なぜその企業なのかが伝わらず、志望動機として欠けています。
✖️悪い例
- 私は責任感があり、チームをまとめる力には自信があります。大学ではサークルの代表としてイベント運営を行い、仲間と協力しながら成功に導いた経験があります。これらの経験を活かしたいと思い、御社のインターンに応募しました。
⭕良い例
- 大学ではサークルの代表を務め、意見が分かれるメンバーをまとめながらイベントを成功に導いた経験があります。この経験から、多様な意見を調整しながら一つの目標に向かうことにやりがいを感じました。御社のインターンでは、異なる専門性を持つメンバーが協力しながらプロジェクトを進めていると伺い、自分の経験を活かしつつ、実際の現場でのチームワークの在り方を学びたいと考え、志望いたしました。
このように、自身の経験を企業でどのように活かせるのかを明確にすることで、志望動機の説得力が上がります。
インターンの志望動機を書く前にやるべきこと
続いて、インターンの志望動機を書く前にやっておきたい土台作りの仕方を紹介します。
自己分析で自分の価値観や強みを把握する
志望動機を書く前にまず取り組みたいのが、自己分析で自分の価値観や強みを把握することです。
自分がどんな価値観を持っていて、どんな時にやりがいや楽しさを感じるのか。また、これまでの経験の中で培ってきた強みや得意なことは何か。こうした自分自身の軸を言語化することで、「なぜこの企業のインターンに参加したいのか」が自然と見えてきます。
ですが、志望動機を書くまでに時間がない人も多いと思います。そんな方はこちらの自己分析シートを使ってみてください。質問項目に答えていくだけで簡単に自己分析ができるので、ゼミやアルバイトなどで忙しい方にもおすすめです。
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企業側の求める志望動機を把握する
次に、企業側がどんな志望動機を求めているのかを理解しましょう。
企業がインターン生に期待しているのは、単に学びに来る姿勢だけでなく、「自社の業務や理念にどれだけ関心を持っているか」や「あなたに強みを企業でどう生かせるか」を見ています。企業のホームページや採用ページ、実際のインターン参加者の志望動機などをチェックして、「選ばれる志望動機」を目指しましょう。
以下は、各業界の志望動機の書き方について、例文付きでまとめたものです。
気になる業界の記事がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
自分がその企業で実現したいことを探す
自己分析で自分の価値観や目指したい方向性が見えてきて、企業理解も深まってきたら、次に考えたいのが「自分がその企業で実現したいこと」です。
ここで大切なのは、自分の目標や関心と、企業の特徴や取り組みとの“重なり”を見つけることです。
たとえば、「新しい価値を生み出す仕事がしたい」と考えている人なら、チャレンジングな商品開発に力を入れている企業とは相性が良いかもしれません。自分の想いと企業の強みが重なる部分を見つけることで、志望動機は深みを増します。
【実践編】インターンの志望動機の書き方4ステップ

次に実践編です。4ステップで具体的にどのように志望動機を書いていけばいいのか説明していきます。
① 結論を簡潔に書く
まずなぜその企業のインターン参加を志望するのかという結論を簡潔に書きましょう。最初に結論を書くことで、読み手が要点を理解しやすくなります。
私が貴社のインターンへの参加を志望する理由は、様々な分野で事業を行っている貴社でなら、私の企画力を伸ばすことができると考えたからです。

書くことが2つ以上あるなら、ナンバリングすることをおすすめします。ナンバリングとは、「私が貴社のインターンへの参加を志望する理由は、〇つあります。」のように、理由の数を先に提示しておくことです。
② 自分の強みを書く
次に自分の強みを書きましょう。先に書いてある企業の強みとマッチする自分の強みについて、できる限り具体的に書けるとよいです。
私は学生時代、企画職の長期インターンシップを行っており、自分が企画したサービスが実際に商業化された経験を通じて、新しいサービスや事業をつくり出す企画の仕事に魅力を感じました。
③ 自分の強みがどうその企業で活かせるかを書く
自分の強みを書いたら、次は「自分の強みがどうその企業で活かせるか」について書きましょう。
貴社では新人でも良いアイデアなら採用するという受容的な社風を重視しており、多くの事業領域で成功を収めています。このような貴社の社風の中で働くことで、自分の企画力を発揮できるだけでなく、社員の方から刺激を受けて成長できると考えました。
④ 当日のインターンで何をしたいかについて書く
最後にインターン当日に具体的に何をしたいかについて書きましょう。インターン当日に具体的に何をしたいか書くことで、明確な目的意識があることを伝えることができるでしょう。
インターン当日は座談会を通して、社員の方の仕事に対する姿勢や、貴社で企画がどのように作られているかについて知りたいと思っています。
私が貴社のインターンへの参加を志望する理由は、様々な分野で事業を行っている貴社でなら、私の企画力を伸ばすことができると考えたからです。
私は学生時代、企画職の長期インターンシップを行っており、自分が企画したサービスが実際に商業化された経験を通じて、新しいサービスや事業をつくり出す企画の仕事に魅力を感じました。
貴社では、新人でも良いアイデアなら採用するという貴社の受容的な社風を重視しており、多くの事業領域で成功を収めています。このような貴社の社風の中で働くことで、自分の企画力を発揮できるだけでなく、社員の方から刺激を受けて成長できると考えました。
インターン当日は新規事業立案のワークを通して、貴社で企画が実際にどのように作られているかについて知りたいと思っています。
【すぐに書けない人必見!】志望動機を効率的に作る方法
これまで、インターンの志望動機の書き方を解説してきましたが、一人で志望動機を作成するのは難しいと考える方もいるとのではないでしょうか?そんな方はES専用AI「SmartES」を作成してみるのをおすすめします。
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ES生成AIとは就活や長期インターンのサポートに特化した生成AIのことです。
ES生成AIであるSmartESに質問とそれに対する簡単な回答を打ち込むと、自動でES、ガクチカ、志望動機を生成してくれます!
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「ESやガクチカでどんな文章を作ればいいかわからない……」「作れたけどちゃんと良いものになってるか不安……」という人はES生成AIを使ってみてはいかがでしょうか?
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【字数別】インターンの志望動機の例文
インターンの志望動機は、字数制限を設けられることがほとんどです。ここでは、字数別の志望動機の例文をご紹介していきます。

インターンの志望動機は最低でも指定文字数の8割以上は埋めるようにしましょう。スカスカの志望動機だと、読んでもらえない可能性が高いです。
【200字】インターンの志望動機の例文
私が貴社のインターンへの参加を志望する理由は、貴社のマーケティングの部門でなら、自分の強みを活かし、より成長できると思ったからです。
私は学生時代、長期インターンでインフルエンサーマーケティングの業務をしており、フォロワー5000人だったアカウントを3万人にまで成長させた実績があります。
同じくインフルエンサーマーケティングに力を入れている貴社でなら、先輩から刺激を受けながら、成長できると思いました。(200字)
200字だと「当日のインターンで何がしたいか」は書かなくても大丈夫です。字数が足りなくなってしまいます。

無理に書いてしまうと、「自分の強みがどうその企業で活かせるか」が書けなくなり、自己アピールができなくなってしまう可能性があるので注意してくださいね。
インターンの志望動機を200字でまとめる方法や他の200字例文については、次の記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【400字】インターンの志望動機の例文
私が貴社のインターンへの参加を志望する理由は、二つあります。
まず一つ目は、常に顧客目線の商品開発を続ける貴社でなら、私の企画力を活かすことができると考えたからです。私は学生時代、文房具のメーカーで企画職の長期インターンをしており、その際私の考えた「子供でも安心して使えるハサミ」が実際に商品化された経験を通して、企画の仕事に魅力を感じていました。
貴社では、他社の商品を模倣せず、顧客満足度を最大化するような商品開発がなされており、私の企画力を伸ばせる環境であると確信しています。
二つ目は、貴社が世界に進出するグローバル企業であり、私の語学力が活きると考えたからです。私は二度留学をし、TOEFL900点も取得しております。世界に事業を拡大している貴社であれば、学生時代の経験を活かせるのではないかと思いました。
インターン当日は、企画のワークショップを通して、自分の適性を再確認したいと思っています。(398字)
志望動機が一つでは回答欄の8割以上埋まらないという場合は、「私が貴社のインターンへの参加を志望する理由は、二つあります。」というように、ナンバリングして志望動機を複数書くのもおすすめです。
【600字】インターンの志望動機の例文
インターンシップの志望動機は二つあります。
一つ目は「人々の生活の当たり前を支える」という私の夢を叶える業務を実際に体験したいからです。この想いは震災の経験と自身が研究を進めていく中で抱くようになりました。私は過去に震災を経験しており、そこで当たり前の生活を送れることの貴重性を学びました。大学では、光ファイバを用いた巨大な構造物の耐久性を診断するシステムの研究をしています。それは構造物の損傷を低コストで計測することができ、将来的には地震での被害を抑えることが可能です。
この研究を進めていく中で、「当たり前の生活を送ること」を支え、守ることへの使命感を強く感じるようになりました。貴社では1千万件以上のお客様の「当たり前」を支えており、私の目指す将来像を達成できると考えました。そのためインターンシップを志望しています。
二つ目は、貴社の使命をさらに理解するためです。貴社では、電力の安定供給という使命に加え、近年では再生エネルギー事業の推進など新たな価値創出にも力を入れられています。貴社の変化を恐れずに挑戦する姿勢に魅力を感じました。そこで私はインターンでの社員の方々との交流を通じて、社員の方々が感じている使命感・価値観を学びたいと考えます。
また、貴社の仕事への理解を深め、自身のこれまでの強みを活かしてどのように貢献できるのか、不足している能力を明確にします。そしてそれを今後の成長に繋げます。(600文字)
(引用:「インターン 志望動機 600字」ココシロインターン)
インターンの志望動機を600字で書く際の注意点などついては、この記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【業界別】インターンの志望動機の例文
【メーカー】インターンの志望動機の例文
私は、医療を通じて多くの人の健康に携わる仕事をしたいと考えているため、貴社のインターンシップを志望します。
管理栄養士の資格をとるために食と健康について学んできましたが、病院実習にて管理栄養士が考えた食事だけでなく患者に対して幅広くサポートしていきたいと思うようになりました。そこで、医療メーカーの知見を広げることで、より多くの人の健康に携わりたいと考えております。
管理栄養士になるために学んだ思考力と提案力を活かし、世界の医療インフラの役割を担っている貴社の医療機器の営業で成果を出し、より多くの人に健康を届けていきたいと考えております。(269字)
【商社】インターンの志望動機の例文
私は、貴社のヒト・カネ・データといった膨大な資産を用いて、世界中でダイナミックな事業開発に挑戦したいと考え、貴社のインターンシップに応募します。
私は学生時代、脱毛サロンの販売代行や不用品回収事業など、事業を作ることに没頭してきました。しかし、自分1人で行う事業では、社会的インパクトが小さく、どこかもどかしさを感じるようになりました。貴社であれば、ヒト・カネ・データといった膨大な資産を用いて、世界中で大規模な事業開発に挑戦できると考えています。
貴社のインターンシップでは、実際に貴社の資産を用いて事業立案に挑戦できるため、自分が考えている事業開発ができるのか確かめたいと思います。(297字)
【IT】インターンの志望動機の例文
私は、日本のIT業界を躍進させたいと思い、貴社のインターンシップに応募します。
私は、留学時に相部屋だった学生が17歳でアプリ開発兼経営をしていることに衝撃を受けました。そのため、学生として大学や留学で経営を学ぶだけでなく、ビジネスを身を持って実践して早いうちから経験を積みたいという気持ちが強くなりました。
貴社のインターンシップでは、ITソリューションを戦略立案から顧客向けにサービスを届けるまでを経験することができるため、自分が一貫した業務の中でどの分野が向いているのか経験してから判断することができます。さらに特化した分野で、留学で得た視野と経営の知識を活かし、日本のIT技術を躍進したいと考えています。(304字)
【広告】インターンの志望動機の例文
私は貴社の広告運用のインターンシップを志望します。
私は、多くの人の目に止まる広告を開設から運用まで一気通貫で行いたいと考えております。私は個別指導塾のバイトの一環で、生徒数増加のためSNS運用やチラシ配りなどを行った経験があります。Instagramで20個のコンテンツを作成し、450人のフォロワーを獲得しました。また、チラシの内容を時期によって変更することで入塾者数を前年比の1.5倍まで増やすことができました。広告内容とデジタルの持つ可能性に惹かれ、広告運用に興味が沸きました。
貴社では、様々なジャンルの広告運用を行っているため、広告について幅広く学びたいと考えております。(290字)
志望動機のベストな文字数についてはこちらのサイトも参考にしてください。
インターンの志望動機が思いつかない時の対処法
志望動機が思いつかないのは珍しいことではありません。
原因としては、①自己分析が不十分で自分の興味を把握できていないか、そもそも②熱意が足りないことが考えられます。
①自己分析は、「こんなことをした時が一番楽しかった」「こんなふうに褒められた時が一番うれしかった」などを過去を振り返って考えることが大事です。
しかし、一から自己分析をするのは非常に時間がかかってしまい、他の適性検査や面接の対策に割く時間が減ってしまします。
そんな方は、ぜひ自己分析シートを使って効率的に自己分析しましょう。
自己分析シートを利用するにはこちらをクリック
②正直そんなに興味はないけど、とりあえずインターンには参加してみたい…という方もいると思います。
そんな方は、こちらの志望動機作成ツールを使ってみてください。キーワードを入力するだけで1分ほどでその企業に合わせた志望動機をつくることができます。
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インターンの志望動機を書く際の悪い例4選

① 結論から書かれていない
まず、結論から書かれていない志望動機で書かれていないものはNGです。結論から書かれていないと、読者が要点を理解しにくく、読みにくい文章になってしまいます。
私は学生時代、文房具のメーカーで企画職の長期インターンをしており、その際私の考えた「子供でも安心して使えるハサミ」が実際に商品化された経験を通して、企画の仕事に魅力を感じていました。そのため、常に顧客目線の商品開発を続ける貴社でなら、私の企画力を活かすことができると考えました。
私が貴社のインターンへの参加を志望する理由は、常に顧客目線の商品開発を続ける貴社でなら、私の企画力を活かすことができると考えたからです。私は学生時代、文房具のメーカーで企画職の長期インターンをしており、私の考えた「子供でも安心して使えるハサミ」が実際に商品化された経験があり、企画の仕事に魅力を感じていました。
② 一文が長すぎる
一文が長すぎる文章もNGです。企業の方が読みにくいだけでなく、冗長な印象になるため、熱意が伝わりづらい文章になってしまいます。
具体的には一文の文字数を最高65文字までで抑えるようにすると良いでしょう。
私は学生時代、長期インターンでインフルエンサーマーケティングの業務をしており、フォロワー5000人だったアカウントを3万人にまで成長させた実績があり、同じくインフルエンサーマーケティングに力を入れている貴社でなら、先輩から刺激を受けながら、成長できると思いました。
私は学生時代、長期インターンでインフルエンサーマーケティングの業務をしており、フォロワー5000人だったアカウントを3万人にまで成長させた実績があります。
同じくインフルエンサーマーケティングに力を入れている貴社でなら、先輩から刺激を受けながら、成長できると思いました。
③ 論理に飛躍がある
論理に飛躍があるのもNGです。企業の方が理解しにくく、あなたの思考の解像度が疑われてしまう可能性があります。
特に「自分の強みがどうその企業で活かせるか」の「どう」の部分が抜け落ちると、論理が飛躍してしまいやすいので気をつけましょう。
私は大学時代にアメリカとフランスに2度留学をしたという経験があり、現地で多くの友人を作ることができました。この経験を活かして、私はグローバルに事業を展開する貴社に貢献したいと思っています。
私は大学時代にアメリカとフランスに2度留学をしたという経験があり、現地で多くの友人を作ることができました。この経験で得た英語力と異文化理解能力を活かして、私はグローバルに事業を展開する貴社に貢献したいと思っています。
④ 誤字・脱字がある
誤字脱字は絶対にNGです。最低条件なので、必ず見直しを怠らないようにしましょう。
特にES初心者が犯してしまいがちなミスは、「御社」と「貴社」の違いです。どちらも相手の企業を指す言葉ですが、「御社」は話し言葉、「貴社」は書き言葉と覚えておきましょう。
私が御社のインターンへの参加を志望した理由は、新人でも裁量をもって働ける貴社の環境で働くことができれば、より成長できると思ったからです。
私が貴社のインターンへの参加を志望した理由は、新人でも裁量をもって働ける貴社の環境で働くことができれば、より成長できると思ったからです。
こちらの記事でもインターンの志望動機の書き方を紹介していますので、あわせて参考にしてくださいね。
インターンの志望動機を書く際の2つの注意点
最後の仕上げとして、インターンの志望動機を書くときに注意したいポイントを紹介します。
抽象ワードは避けよう
「自分の強みを活かして〜」「様々なことを学びたいと考えており〜」「貴社のインターンにとても魅力を感じて」などの抽象的な表現は避けましょう。抽象的な表現は、読み手に印象を残しにくく、他者との差別化が測りにくいです。
人間性をアピールするためにも、どんな強みなのか?どれくらいなのか?などをより具体的に表現しましょう。また、その企業のインターンでしかいけない理由も、具体的ワードを使うことによって、差別化できます。具体的に表現できる部分がないかを考え、読み返してみてください。
- NG:自分の強みを活かして
→ 部長の経験から得た周りをまとめる力を活かして - NG:様々なことを学びたいと考えており
→ 顧客との関係をどのように深めているのかを学びたいと考えており - NG:貴社のインターンにとても魅力を感じて
→ 会社を知れるだけでなく、現場での働き方を学べるという貴社のインターンで
オリジナルエピソードを盛り込もう
志望動機には必ず自分のオリジナルエピソードを盛り込みましょう。
自分だけのオリジナルエピソードを盛り込むことによって、他者と違う表現ができ、熱意や人間性が伝わりやすくなるだけでなく、印象に残りやすくなります。
営業では、顧客のニーズを引き出し、提案することによって直接感謝され、仕事のやりがいを感じられると思ったからです。営業スキル全般を学びたいため、研修の制度が整っている貴社のインターンでは基礎から応用まで多くの学びを得られると考えています。また、幅広い分野の企業と提携しているため、様々な顧客を対応できることも魅力に感じます。
営業では、顧客のニーズを引き出し提案することによって直接感謝され、仕事のやりがいに繋がると思ったからです。私は本屋さんでアルバイトをしており、こういう本を探してて、と声をかけられることが多々ありました。どの目的で本を探しているのかを明確にするために、顧客にヒアリングし、1番最適な本を紹介することを心がけていました。こういう本を探してた!と感謝されることがバイトでのモチベーションになりました。さらに、お客様に合った商品を提供できるために、営業の基礎を一から学びたいと考えております。研修の制度が整っているだけでなく、幅広い分野の企業に対応できることにも魅力を感じています。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
- インターンの志望動機は、「その企業でないといけない理由」を書く。
- インターンの志望動機は、結論から書くようにし、論理的な文章を心がける。
- インターンの志望動機で悪いものは、自分の言葉で書かれていなかったり、論理に飛躍がある文章。
この記事では、インターンのESで志望動機を書く時、何をどのように書けば良いのかについて説明してきました。ただ、これからESを通過し、面接に臨む予定の方は、面接対策も始めなければいけません。
備えあれば憂いなしです。次の記事は、長期インターンの面接対策用に書かれたものですが、短期インターンの面接でも十分汎用可能なので、ぜひ読んでみてくださいね。
体験談を通して、「長期インターン面白そうだな」「長期インターンしてみたいかも」と感じた方は、「ココシロインターン」のキャリアアドバイザーに長期インターンについて相談してみましょう!
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