夏休みや冬休みに多くの企業が開催するのが、インターン。しかし、そんなインターンで就活生を悩ませるのが、服装です。
服装を明確に指示されない時は、何を着ていけばいいのか迷いますよね。また、「私服と言われてもスーツで行った方がいい」など情報源が不確かな情報が出回っているのも事実です。
この記事では、インターンの服装で困っている方のために、指示別の正解の服装や「服装自由」「指定なし」の時の対応、先輩たちの服装集やインターンの種類、季節別の服装ガイドなど、就活生の知りたい情報を網羅的に解説していきます。
こんな人に読んでほしい
- インターンの服装を指示されたが、自分の服が浮かないか心配な人
- 服装が指示されていない場合、どんな服でいけばよいかわからない人
- 先輩たちの服装を見て、自分の服で問題ないか確認したい人
- インターンの種類別・季節別の服装を知りたい人
- 靴やカバン、髪型など服装以外に気をつけるべきことを知りたい人
長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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インターンの服装の正解とは?まずは指示を確認しよう
この章では、インターンの服装を指示された方向けに指示別の服装について解説していきます。選考にも直結するインターンの場面で悪目立ちしないよう、ここでしっかり身だしなみの正解を押さえておきましょう。
スーツ指定の場合:迷わずリクルートスーツが安心
よくある指示:スーツでお越しください。
インターン先から服装としてスーツを指定された場合、迷わずリクルートスーツを着用するようにしましょう。
具体的にスーツの着こなし方としては、「ジャケットは上のボタンだけを閉める」や「シャツはジャケットから1.5cmほど出す」など多くのルールがあります。より詳細なスーツの着こなしに関しては、次の記事で説明しているので、読んでみてください。
クールビズ指定:ノーネクタイ&ジャケットなしでOK
よくある指示:クールビズでお越しください。クールビズで構いません。
夏の時期にインターンがある場合、クールビズの指定がされる場合があります。この場合も迷わず、クールビズで参加するようにしましょう。
具体的なクールビズの着こなしとしては、男性の場合ジャケットとネクタイなしが基本のスタイル、女性の場合はブラウスやシャツの半袖が許可されます。ただ、腕まくりやアンクルパンツなどカジュアルすぎるスタイルはNGとなっています。
より詳細なクールビズの着こなしに関しては、次の記事で説明しています。実際に先輩がクールビズを着用した時の写真も見れるので、ぜひ参考にしてみてください。
私服指定:「普段着」ではなく、オフィスカジュアル
よくある指示:私服でお越しください。オフィスカジュアルでお越しください。ビジネスカジュアルでお越しください。
インターン先の企業から私服やオフィスカジュアルを指定された場合、オフィスカジュアルな私服で参加するようにしましょう。
オフィスカジュアルな私服とは、スーツよりフォーマルではないが、ビジネスシーンでも通用するような私服のことを指します。オフィスカジュアルな私服で参加することで、清潔感を演出できるだけでなく、他のインターン生と比較して悪目立ちをすることもありません。
オフィスカジュアルは「清潔感」が命です。具体的な着こなしとしては、男性の場合は襟付きのシャツとチノパン、女性の場合はブラウスとスリムパンツ、もしくはスカートが基本的なスタイルとなります。
より詳細なオフィスカジュアルな私服の着こなしに関しては、次の記事で説明しています。ぜひ参考にしてみてください。
私服可能:オフィスカジュアルな私服かスーツで参加しよう
よくある指示:私服可。私服でも構いません。私服で結構です。
私服可能という指示があった場合は、スーツかオフィスカジュアルな私服でインターンに参加するようにしましょう。
私服可能という指示は、スーツの着用禁止を意味していません。そのため、オフィスカジュアルな私服の持ち合わせがないという方は、スーツで参加しても問題はありません。
実際にマイナビの調査によれば、約7割の先輩がインターンにスーツで参加していたということなので、他にもスーツで参加するという学生は多いでしょう。ただ、本当に私服でなくて大丈夫か心配だという方は、後の章にメールの書き方や電話のかけ方を紹介しているので、実際に企業の人に確認してみることをおすすめします。
スーツの場合は「スーツ指定の場合」、私服の場合は「私服指定の場合」のセクションでそれぞれの解説記事のリンクを添付しておきましたので、参考にしてみてください
動きやすい服装・楽な服装:オフィスカジュアルが正解
よくある指示:動きやすい服装でお越しください。楽な服装でお越しください。
動きやすい服装・楽な服装を指定された場合は、オフィスカジュアルな私服でインターンに参加するようにしましょう。スーツは動きにくく、指示に反してしまうためNGです。
しかし、動きやすい服装を指定されたからといって、カジュアルすぎる私服をチョイスしてしまうと、企業の方にだらしない印象を与えてしまう可能性があるため避けるべきでしょう。
具体的なオフィスカジュアルな私服の着こなし方については、「私服指定の場合」のセクションに解説記事のリンクを添付してあります。ぜひ、参考にしてみてください。
【迷う就活生続出】インターンで服装自由・指定なしはどう対応すればいい?
インターンの服装で就活生が一番悩むケースが企業から「服装自由」「指定なし」と言われた場合だと思います。確かに、「自由」と言われても本当になんでもいいのかというとそうでもないような気がしますよね。この章では、企業が服装自由を指示する理由やこの指示があった場合の適切な服装についてご紹介します。
企業が服装自由・指定なしと指示する3つの理由
企業が「服装自由」「指定なし」を指示するのには大きく3つの理由があります。企業側の意図を理解し、正しい行動につなげましょう。
学生の負担を減らして参加しやすくするため
1つ目が学生の負担を減らして、参加ハードルを下げるという狙いです。
新卒採用は今、売り手市場。どの企業も人材確保に苦労しているため、服装の縛りをなくし、説明会や選考の参加ハードルを下げることで、学生に自社への理解を深めてもらおうとしているのです。
職場の雰囲気や社風を伝えるため
2つ目が職場のカジュアルな雰囲気や社風を伝えるためです。
ダイヤモンドオンラインの調査によると、今の就活生は企業選びの際に「お互いに個性を尊重する」職場を重視するようになっていることがわかります。このようなニーズに応えるべく、各企業の新卒採用担当者は会社のフラットさやダイバーシティをアピールするために、服装の指定をしなくなっているのです。
TPOをわきまえた行動ができるか見るため
3つ目に就活生がTPOをわきまえた行動ができるかを見るという狙いが考えられます。ビジネスの世界では第一印象が重要です。これから取引をする会社の人がカジュアルすぎる服を来ていたら「この人に任せて大丈夫か」と心配になってしまうのは当然のことです。
そのため、企業は、服装自由や指定なしにすることで、クライアントやビジネスパートナーに不安を抱かせないように身だしなみが整えられているかを判断することがあるのです。
「服装自由」「指定なし」は”なんでもあり”ではない
企業から「服装自由」「指定なし」と書かれた場合は、なんでもありというわけではなく、スーツかオフィスカジュアルな格好でインターンに参加することが望ましいです。
カジュアルすぎる服装だとTPOをわきまえられないのではないかと疑われてしまうリスクがあるため、避けた方が良いでしょう。また、不安なら後の章を参考に電話やメールで問い合わせてみるのも1つの手です。
実例でチェック!先輩たちのインターンの服装集
今までインターンの服装について指示別の正解や服装指定がなかった時の対応について説明してきましたが、「実際、先輩たちはどんな服装なの?」という疑問を持っている方は多いでしょう。
この章では、そんな方達のためにインターンに参加した先輩たちの服装集をご紹介します。
【男性】スーツ
こちらは「スーツ指定」の時に、先輩Sさんが着用したリクルートスーツです。ジャストサイズの黒のジャケットに、白い無地のワイシャツを合わせていますね。ネクタイも紺色と爽やかさを演出しつつ、落ち着いた色合いのものをチョイスしています。
【男性】オフィスカジュアル

こちらは「私服指定」の時に、先輩Sさんが着用したオフィスカジュアルの私服です。グレーのジャケットに紺色のスラックスの組み合わせで、清潔感を演出することが出来ています。ただ、金融などのよりフォーマルさの求められる業界では、白いTシャツをシャツに変えると周りから浮くリスクを下げられます。
【女性】スーツ
こちらは「スーツ指定」の時に、先輩Fさんが着用したリクルートスーツです。白シャツに黒いジャケットを合わせ、ボトムスにはスカートをチョイスしていますね。女性の場合、パンツかスカートかはどちらでもよいですが、パンツはかっこいい印象、スカートは柔らかい印象を与えることができるため、与えたい印象に合わせてどちらを着るか決めるのもよいかもしれません。
【女性】オフィスカジュアル

こちらは「私服指定」の時に、先輩Fさんが着用したオフィスカジュアルです。白い清潔感のあるブラウスにクリーム色のジャケットを合わせることで、爽やかさを演出できていますね。また、オフィスカジュアルではパンツを合わせることで、よりフォーマルな印象を与えられます。
先輩たちの失敗談「この服、ちょっと浮いたかも。。。?」
では、逆に先輩たちがインターンに着て行って、失敗したなと感じた服装にはどのようなものがあるのでしょうか。
【ケース1】「私服指定」でカジュアルなプリントニット

服装に「私服」と記載があったので、広告代理店の1dayインターンにこのプリントニットを着て、参加しました。しかし、周りの就活生はみんな無地のカーディガンやセーターなどシンプルな服装だったので、自分だけ浮いていたように思います。

私服指定の場合でも、ビジネスシーンにそぐうオフィスカジュアルで参加しましょう!
【ケース2】「私服指定」でスーツ

服装に私服と記載がありましたが、「スーツでなければ印象が悪くなるのでは?」と裏を読み過ぎてしまい、スーツを着ていきました。しかし、ほとんどの学生がオフィスカジュアルな服装で参加しており、浮いてしまったように感じました。

考え過ぎず、指示に従いましょう!企業が指示した服装でインターンに参加して、減点されることはありません。
インターン種類別・季節別の服装ガイド

ここからはインターンの種類別・季節別の服装についてご説明していきます。企業の種類や季節によって服装の正解が変わってくるため、きちんと確認しておきましょう!
企業タイプ別:ベンチャー・大手で服装は変わる?
ベンチャーや大手で服装が変わることはなく、基本的にはどちらも指示に従うようにしましょう。
ただ「私服指定」の場合、ベンチャーであればインナーは白Tシャツなどカジュアルなアイテムを着用して問題ありませんが、大手(特に金融)の場合は白シャツなどなるべくフォーマルなものを選ぶと周りと浮いてしまうリスクを抑えることができます。
オンラインインターンの服装:気を抜かずに下半身も
オンラインインターンでも基本的に指示に従い、対面のインターンと同様の服装で参加するようにしましょう。
また、たまに下半身は普段着のまま参加するという方がいますが、画面に映り込んでしまった時に企業からの印象が悪いため、リスクを避けるためにも下半身も気をぬかずにきちんとした服装を心がけましょう。オンラインインターンの服装については次の記事で詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてください。
夏の服装:クールビズで暑さ対策
夏はスーツの場合、クールビズで参加するようにしましょう。また、私服指定の場合でも清潔感のある半袖のポロシャツが好印象です。
また、その他の暑さ対策としては冷汗スプレーが挙げられます。下着などに吹きかけておくと、夏の暑さをしのぐことができるでしょう。ただ、匂い付きのものだと他の人の迷惑になる可能性もあるので、匂いなしのものを選ぶようにしましょう。
冬の服装:帽子以外の防寒なら可能
冬はコートやマフラー、手袋など帽子以外の防寒具であれば、着用することが可能です。ただし、黒やグレー、紺などなるべく落ち着いた色味のものを選ぶようにし、手袋に関しては革製のものを使用しましょう。
また、建物の中で防寒具を脱ぐのはマナー違反であるため、建物の外で脱いでおくようにしましょう。
インターンにおけるその他見た目チェックポイント【靴・カバン・髪型・メイク】
靴:男性なら革靴、女性ならパンプス
インターンに履いていくのに適切な靴の種類は男性と女性で異なります。
男性がスーツを着用する場合好まれるのは「形がストレートチップの黒い革靴」です。また、私服の場合は、ストレートチップだと私服とミスマッチになってしまう可能性があるため、落ち着いた色味のローファーを履いていくことをおすすめします。対して女性の場合、スーツでも私服でも「ヒールが3〜5cmの黒いパンプス」が好まれます。
インターンに履いていくのに適切な靴については、次の記事で詳しく解説してありますので、参考にしてみてください。
カバン:A4サイズ&ブラック・ネイビーが基本
インターンに持っていくカバンは、ビジネスライクで清潔感のあるものを選ぶようにしましょう。大きさははA4サイズ、色味はブラック、ネイビー、グレーなど落ち着いたものをチョイスするべきでしょう。
また、インターンに持っていくカバンとしてリュックサックは避けた方が良いです。企業の方にカジュアルすぎる印象を与えてしまいます。インターンのカバンの選び方や価格帯については次の記事で詳しく解説してありますので、参考にしてみてください。
髪型:清潔感を意識
髪型は、男性も女性も自然なヘアカラーにし、清潔感を意識しましょう。
具体的には男性の場合は、「アップバンク+ベリーショート」であればフレッシュな印象を演出することができます。女性の場合、髪の長さによって適切な髪型は異なりますが、ミディアムの場合はハーフアップがおすすめです。
次の記事では、男女別のおすすめヘアややってはいけないNGヘアについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
メイク:ナチュラルメイクで爽やかに
メイクは、ナチュラルメイクをするようにしましょう。メイクの個性が強過ぎたり、派手すぎたりすると、清潔感が損われてしまいます。過剰なハイライトや濃い口紅などは、自分がそれによって与えたい印象がない限り避けるべきでしょう。
インターンのメイクの注意点や好印象を与えるメイク方などは次の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
インターンの服装を問い合わせる時はどうすればいい?(メール・電話)

ここからはインターンの服装を問い合わせる時の方法について解説していきます。着るべき服装がわからず、不安になってしまわないためにも、ここで正しいマナーを押さえておきましょう。
インターンの服装に関する問い合わせは失礼?
そもそもインターンの服装に関する問い合わせはしても良いものなのでしょうか?企業に直接連絡してしまうのは、失礼に当たるのでは?と心配になってしまう方もいるでしょう。
しかし、インターンの服装に関する問い合わせは失礼ではありません。特に服装について指示のない場合は、企業側の指示不足であるため、快く回答してもらえることが多いです。
ただ、「スーツ」「クールビズ」など明確に指示がある場合は、「メールを読んでいないのでは?」と疑われてしまう可能性があるので、指示がない場合や曖昧な場合に限って、問い合わせるようにしましょう。
【例文あり】服装についての質問メールの書き方
まずはインターンの服装についての質問メール例文をみてみましょう。
「件名:インターンシップの服装についてのご確認(〇〇大学〇〇学部佐藤花子)」
株式会社〇〇
人事部 インターン担当
〈名字〉様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の佐藤花子と申します。
先日はインターンのご案内をいただき、誠にありがとうございました。
服装について、念の為の確認をさせていただきたく、ご連絡いたしました。
服装についての指定がなかったのですが、当日はスーツで参加させていただいて問題ございませんでしょうか。
お忙しいところ大変恐れ入りますが、
ご回答の程、何卒よろしくお願いいたします。
佐藤
注意すべき点は次のようになります。
- 適度な改行と段落分けを意識
- 誤字脱字をチェックする
- 絵文字や装飾文字はNG
- シンプルなメールアドレスにする
次の記事ではインターンの質問メールの書き方についてより詳しくまとめています。マナーにそぐわないメールを送ってしまわないためにも、まずはチェックしておくようにしましょう。
【例文あり】服装についての電話での聞き方
インターンの服装について電話で問い合わせる時は、「名乗る→用件を簡潔に伝える→質問する→お礼を伝える」の順番で話すようにしましょう。次は、この順番に従った電話の例文です。
① 名乗る
「お忙しいところ恐れ入ります。〇月〇日のインターンに参加予定の佐藤花子と申します。」
② 用件を伝える
「当日の服装について確認させていただきたく、お電話いたしました。」
③ 質問する
「服装についての指定がなかったのですが、当日はスーツで参加させていただいて問題ございませんでしょうか。」
④ お礼を伝える
「ご丁寧にありがとうございます。当日はよろしくお願いいたします。」
また、電話で問い合わせる場合のポイントは次のようになります。
- 聞きたい内容をまとめておく
- メモを用意しておく
- 電話をかける時間帯は、相手企業の営業時間に合わせる
上記の点に気をつけて、服装の確認を行うようにしましょう。
まとめ
この記事を要約すると次のようになります。
- インターンの服装は指示別に正解がある。指示にそった服装を着用しよう。
- 「服装自由」「指定なし」の場合は、オフィスカジュアルで参加しよう。
- 季節別では、夏はクールビズ、冬は帽子以外の防寒具で体温調節を行おう。
- 明確な指示がない場合、服装についての質問メールは失礼ではない!マナーを守って、企業にメールか電話で問い合わせよう。
今回の記事では、インターンで着る服装に確信がもてないという方向けに、指示別で正解の服装やそれでも確信をもてない場合は、企業に問い合わせることなどを解説してきました。
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