1週間のインターンに参加して内定を得るにはどうすればいい？

1週間のインターンに参加することは、その企業の内定を勝ち取る上で、非常に有利になる場合があります。

しかし、1週間もの期間をインターンに費やすことを迷っている方や、1週間のインターンに参加して内定を得るために何をしたらいいか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

今回は、そんな方に向けて、1週間のインターンの内容や参加するメリットから、内定を得るために1週間のインターンで注意しておくべきことまで、詳しく解説していきます。

このような人に読んでほしい

1週間のインターンに応募するか悩んでいる人
1週間のインターンに参加する際に必要な準備を知りたい人
1週間のインターンに参加して内定を得るために必要なことを知りたい人

目次閉じる

1週間のインターンって何するの？
- 参加する日の半分以上が就業体験
ぶっちゃけ1週間のインターンに参加すると内定もらえる？
1週間のインターンに参加するメリットって？
1週間のインターンに参加するデメリットってある？
- 目的を明確にして臨まないと時間を無駄にしてしまう
- 態度・成果が悪すぎると選考に不利になる
1週間のインターンに参加するまでに準備しておくことってある？
1週間のインターンに参加して内定を勝ち取るには！？
まとめ

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1週間のインターンって何するの？

三省合意により、2023年度からインターンのルールが改定されました。それにより、1週間のインターンは「汎用的能力活用型インターンシップ」と定義されました。そのプログラムの内容はどのようなものなのでしょうか？

参加する日の半分以上が就業体験

1週間のインターンである汎用的能力活用型インターンシップでは、参加する期間の半分を超える日数において、職場での就業体験を行うことが定められています。

例）営業の1週間のインターンの場合

企業の商品と架空の顧客についての資料を読み込み、社員さんと営業のロープレ(※)を行うことがあります。他にも、実際に本物のお客様にテレアポ(※)などの営業をする体験ができたり、社員さんの営業に同行して交渉の現場を見学させてもらえたりする場合があります。

※ロープレ：職場や現場で経験するであろう場面を想定し、そのなかで営業や接客などの役割を演じてみること
※テレアポ：個人や企業に電話をかけて商談のアポイントメントを取り付ける仕事

例）ITエンジニアの1週間のインターンの場合

IT未経験者向けのインターンの場合は、アプリの企画を行ったり、システムの要件定義をしたりすることがあります。それに対して、IT経験者向けのインターンの場合は、実際にアプリ開発の補佐を行ったり、簡単なシステムの開発から実装までを体験したりすることがあります。

ぶっちゃけ1週間のインターンに参加すると内定もらえる？

1週間のインターンに参加することでそのまま確実に内定がもらえるとは言えません。しかし、1週間のインターンに参加することで以下の優遇が得られる場合があり、その結果内定に繋がる可能性は十分にあります。

早期選考への招待

通常の選考よりも早い時期の選考に招待してもらえることがあります。通常、採用活動は3月頃から本格的に開始することが多いです。しかし、インターン参加者や、インターンで成果を出した人限定で、早期選考の案内が来ることがあります。

人気企業の場合、早期選考の段階で求人の多くを採りきってしまうことがあります。その場合、早期選考に参加していないと、内定を得るのが難しくなります。そのため、早期選考の招待を受けるために1週間のインターンに参加することは非常に有効であると言えます。

本選考における一部選考の免除

WebテストやESが免除されたり、面接の回数が減ったりすることがあります。インターンの選考時にWebテストやESを提出している場合、本選考でWebテストが免除され、有利になることが多く、大きなメリットと言えます。

しかしWebテストの免除を受けられる場合、インターン選考時のWebテストの結果が本選考に使いまわされることになります。そのため、あまりにも低い点数をとってしまうと本選考で不利になってしまう可能性があるので注意しましょう。

リクルーターがつく

リクルーターがついてくれて、その後の選考をサポートしてくれる場合があります。リクルーターによっては、その後の選考でのESの添削や面接対策を行ってくれます。リクルーターは、就活において、非常に心強い味方になってくれることでしょう。

1週間のインターンに参加するメリットって？

インターンに参加することで得られるものは、上に挙げた優遇だけではありません。1週間のインターンに参加することは、以下のようなメリットがあります。

業務内容や会社の雰囲気についてよく知れる

実際に業務体験ができるので、仕事の裏側を知ることができます。また、企業のホームページに載っていないことも社員さんにオフレコで教えてもらえるかもしれません。

ここで得られた情報は、本選考のESや面接において、自分だけの非常に強力な武器になることでしょう。

適性を判断できる

1週間のインターンでは、プログラムに実際の業務体験が含まれます。そのため、その仕事が自分に合っているかどうかを判断することができます。

新卒で会社に入社してから自分にその仕事の適性がなかったことを知り、転職を始めることは多少の苦労が伴います。そのため、入社前に自分の仕事の適性を知っておくことは重要です。

就活仲間ができる

インターン中には、他の学生とのグループワークや懇親会などの交流がある場合が多いです。同じ企業を目指し、インターンの選考を通過したもの同士なので、仲良くなりやすいです。その時にできた仲間は、その後の就職活動において大切なものになるかもしれません。

筆者はインターンで就活仲間を作り、互いにESの添削や面接練習をしました。それに加えて、面接で聞かれた内容も共有しあいました。

その結果、仲間同士みんなで選考に受かることができました。

そのため、1週間のインターンに参加して就活仲間を作ることは大変おすすめです！

選考の練習になる

企業にとって、1週間のインターンは期間も長くコストがかかるため、本格的に選考が行われます。そのため、選考対策も簡単なものではありません。

しかし、仮にインターンの選考に落ちてしまっても、その選考対策の経験は必ず本選考や他の企業の選考に活かすことができます。

1週間のインターンに参加するデメリットってある？

1週間のインターンに参加することのメリットがたくさんある一方で、何も考えずにインターンに参加してしまうと、デメリットも発生します。

目的を明確にして臨まないと時間を無駄にしてしまう

1週間のインターンではプログラムに実際の業務体験が含まれますが、目的意識を持たずに取り組んでしまうと、ただただ言われたことの実行だけをして時間が過ぎてしまいます。

インターン中に達成したい目標を明確にして、1週間を無駄にしないようにしましょう。

態度・成果が悪すぎると選考に不利になる

1週間のインターンは、2023年度から「採用直結型インターンシップ」に該当します。よって、企業は学生の態度やインターンに対する取り組み方をチェックしています。そのためインターン中にネガティブな印象を与えてしまうと、その後の本選考で不利になってしまう場合があります。

ここで選考で不利になってしまわないために、次にご紹介する、インターンに参加するまでに必要な準備をしておきましょう。

1週間のインターンに参加するまでに準備しておくことってある？

何も考えずに1週間のインターンに参加してしまうと、1週間もの期間を無駄にしてしまいかねません。また、1週間のインターンは採用直結型インターンシップであるため、実質、採用試験の一部であると言えます。

以上の理由から、1週間のインターンに参加する前には、入念な準備が必要であると言えます。インターン当日までに以下のことを準備しておきましょう。

目的を明確にしておく

1週間という時間を無駄にしないためにも、インターンに参加する目的を明確にしておきましょう。インターンに参加したことで何を達成しておきたいかを明確にして、インターン中はその達成のために着実に行動しましょう。

業界研究・企業研究

インターン中の職業体験でより良い成果を出すためには、業界研究や企業研究を事前にしておくことが大事です。業界や企業について事前に知識を得ておくことで、ディスカッションなどの場面でも意見を言いやすくなったり、業務を円滑にこなすことができます。

何を質問するかを考えておく

1週間のインターン中には、質問座談会が開かれることが多いです。質問できる時間もかなり余裕を持って開催されることがあります。その際に質問したいことを事前に準備しておきましょう。

積極的に質問をすると、前向きで主体的な姿勢をアピールできる上に、社員さんに名前を覚えてもらえる可能性もあるため、この準備を念入りにすることで、周りに差をつけましょう！

1週間のインターンに参加して内定を勝ち取るには！？

1週間のインターンに参加する前の準備は済ませたけど、いざ当日はどのように行動したらいいか悩む人も多いと思います。その企業の内定を勝ち取るために、インターンの当日は以下のことを意識して行動しましょう。

選考だと思って臨む

1週間のインターンは採用直結型インターンシップに該当するため、インターンも実質、選考の一部であると言えます。

そのため、社員さん達にチェックされているという意識と緊張感を持って行動することは大切です。ネガティブな印象を与える行動は避け、アピールできるところはアピールしていきましょう。

また、成果にこだわり、自分なりのベストな結果が出せるように、最後まで全力でやりきりましょう。

主体的に取り組む

受け身の姿勢ではなく、主体的にインターンに取り組む人は、インターンを開催する人事部にとって非常に好印象です。

グループワークで積極的に意見をしたり、職業体験でも前のめりな姿勢で取り組みましょう。また、インターンに参加するまでに必要な準備の項でもご説明したように、質問を事前に用意して周りよりも多くの質問をすることで、主体的な姿勢を社員さんにアピールしましょう。

ビジネスマナーを守る

1週間のインターンでは言葉遣いや服装などの細かい点が見られ、それが選考にも影響します。ビジネスに適した言葉遣いや服装をして、企業に好印象を与えましょう。

次の記事では指示別でインターンの服装についてご紹介しています。「私服で構いません」「服装自由」「動きやすい服装」などややこしい指示に関しても着ていくべき正解の服装を解説しておりますので、ぜひ読んでみてください。

2024年2月7日【指示別で紹介】確信が持てないインターンの服装について徹底解説！

フィードバックを受けたらすぐ活かす

新卒採用では、素直で成長していくポテンシャルを持つ人材であることも、重要な評価ポイントの1つです。インターン中に社員さんからフィードバックを受けたら、それをすぐに活かし、改善していく姿勢をアピールしましょう。

まとめ

1週間のインターンについて、今回の記事を要約すると、次のようになります。

参加日の半分以上の日数で、職場での就業体験を行う
優遇が得られる場合があり、その結果内定に繋がりやすい
優遇の内容は、「早期選考への招待」「本選考における一部選考の免除」「リクールーターが就く」
参加するメリットは「業務内容や会社の雰囲気を知れる」「適性を判断できる」「就活仲間ができる」「選考の練習になる」
参加するデメリットは「目的を明確にして臨まないと時間を無駄にしてしまう」「態度・成果が悪すぎると選考に不利になる」
参加するまでに準備しておきたいことは「目的を明確にしておく」「業界研究・企業研究」「何を質問するかを考えておく」
内定を勝ち取るために1週間のインターン中にするべきことは「選考だと思って臨む」「主体的に取り組む」「ビジネスマナーを守る」「フィードバックを受けたらすぐ活かす」