「学部生だけど、就活がうまくいかないから院進しようかな・・・」「でも院進って逃げにならないかな・・・」と悩んでいる方は多いと思います。
今回の記事では、そんな皆様に向けて、「大学院にいくのは逃げなのか」「大学院にいくメリット・デメリット」「就職か院進か迷ったときに見るべきチェックリスト」「就職に失敗して院進するなら絶対にやるべきこと」などをご紹介していきます。
今就活がうまくいかずに大学院に進学するのが『逃げ』なのか悩んでいる方は、ぜひこの記事を最後まで読んで、後悔のない選択をしましょう!
このような人に読んでほしい
- 学部で就職するか大学院に進学するか迷っている人
- 大学院に進学することが『逃げ』にならないか悩んでいる人
- 就活がうまくいかずに院進したときに絶対やるべきことを知りたい人
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就活に失敗したから大学院に行くのは逃げなの?
「就活がうまくいかないから大学院に進もうかな・・・?」と悩んでいる方が多いと思います。果たして、就活が失敗したから大学院に進むのは『逃げ』なのでしょうか?
結論:逃げじゃない
結論、就活に失敗したからと言って大学院に進むことは逃げではありません。しかし、もし大学院に進むのであれば、『その期間に何をするのか』、『何のために院進するのか』院進する目的を明確にしましょう。
目的もなく、なんとなく就活を先延ばしにするために院進するのはおすすめしません。結局修士の1年目から就活を始めることになるので、院進による先延ばしのメリットは少ないです。
院進する目的を明確にする
大学院に進む目的を明確にしましょう。大学院生の期間は人生にとって非常に貴重な時間です。
その分、やりたいことが明確なら、あなたは必ず成長することができます。
あなたが大学院でなんとなく時間を過ごしてしまうと、その間に学部で卒業した人たちはお金を稼ぎ社会人としてどんどん成長して差をつけられてしまいます。
就活に失敗した人が大学院でやるべきことの具体例はこの記事の後半でご紹介しているので、気になる方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
筆者も国立大の修士2年ですが、この2年で社会人もしくは大学院生として目的を持って成長した人と、学部で就活失敗して何となく院進しただけの同期の間には取り返しのつかない大きな差が広がっていることを感じます。
大学院に行くメリット3選
ここで大学院に進むかどうか迷っている方のために、大学院に行くメリットを3つ確認しておきましょう。
大学院は修士課程では2年、博士課程まで進む場合は5年もの月日を過ごします。メリット・デメリットを比べたり、自分がやるべきことを確認して、後悔のない選択をするようにしましょう。
1. 研究に没頭できる
大学院に進むことで、学部時代以上に本格的に研究を行うことができます。学部の3・4年で行う卒業研究に比べて、大学院で行う研究は、より自らが主体となって世界で最先端の研究を深い領域で行える場合が多いです。
また、研究を進める過程で、発表のプレゼンスキルや、リサーチ力、問題解決能力といった社会人でも活かすことのできる汎用的なスキルも培うこともできます。
2. 専門性が必要な職業に就きやすくなる
院進することで、専門性が必要な職業に就きやすくなります。理系の技術職や研究職では、応募条件としてそもそも修士以上の学位がないと応募すらできない場合が多いです。
将来的に企業でも研究を行いたい方には院進はほぼマストと言えます。
また、研究職を希望していない方にも院進で専門スキルを高めることは就活において有効です。
近年、日本においても大企業を中心に『メンバーシップ型雇用』から『ジョブ型雇用』への転換が進んでいます。ジョブ型雇用とは、企業にとって必要な職務内容に応じて、職務を遂行するのに必要なスキル・経験・資格などを持つ人材を採用する雇用方法です。
そのため、今後は研究職以外でも、大学院などで専門知識を身に付けた人が求められるようになることが期待されます。
3. 初任給が学部よりも高くなりやすい
院進した場合、学部卒の人よりも初任給が高い傾向があります。
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、令和4年の修士課程修了者の初任給は、平均して26万7900円となっています。
一方で、学部卒の初任給は平均して22万8500円です。院卒と学部で比較した場合、およそ4万円もの差があります。しかし、企業や職種によっては学部卒と修士卒で初任給が同じ場合があるのでしっかり確認しておきましょう。
大学院に行くデメリット2選
大学院に進むことはメリットだけではありません。院進することでどのような犠牲があるのかも必ず確認して、大学院に進むかどうかを判断しましょう。
1. 社会人になるのが遅くなる
学部卒の同世代と比べて、院進することで、修士課程では2年間、博士課程では5年間もの間社会人になるのが遅くなります。20代の1年は非常に重要な時間です。
大学院で目的もなく時間だけが過ぎてしまうと、社会人経験を積んだ同期と非常に大きな差が開いてしまうかもしれません。
2. 学費がかかる
大学院に進むための学費は少なくありません。国立大学の場合は、2年間でおよそ150万円程度、私立大学の場合は専攻によりますが200万〜400万程度学費が必要になる場合があります。
奨学金も視野に入れながら、経済的な側面からも、自分が大学院に進むべきなのかを確認しましょう。
あなたはどっち?就職か院進か迷ったときに見るべきチェックリスト
ここまで大学院のメリットやデメリットなどを説明してきましたが、「結論、自分は就職と院進のどちらを選べばいいんだ!」と迷ったときにはこのチェックリストを確認しましょう。自分がどちらのタイプに当てはまるかを一度考えてみて下さい!
学部で卒業して就職するべきな人
大学院に進学せず、学部で卒業して就職するべき人は次のようなタイプの人です。
- 早く社会に出て多くの経験を積みたい
- 若いうちからお金を稼ぎたい
- 専門的な職業に就きたいと思わない
- 学費を節約したい
- 特に研究や大学院でしたいことがない
大学院に進学するべきな人
学部で就職せず、大学院に進学するべきな人は次のようなタイプです。
- 本格的な研究をしたい
- 専門的な職業に就きたい
- 大学院の期間にやりたいことがある
- 就活をどうしてもやり直したい
就職に失敗して大学院に進むなら絶対にやるべきなこと
あなたが研究や起業など、大学院生活中に自分のやりたいことが明確になっている場合は、そのやりたいことをやるべきです。しかし、もし少しでも「学部で就活を失敗したこと」を理由に大学院に進学することを考えているのであれば、次のことを必ず実行しましょう!
学部でも就活をやり抜く
あなたが次のような学生に当てはまる場合は、必ず今の就活を満足するまでやり抜きましょう。
- 現在、学部の3・4年生で就活の途中である
- 就活に失敗しそうだから院進を考えはじめた
- 何も考えず今の大学の大学院にそのまま進学する
浪人しようと考えて現役時代に手を抜く高校生が受験でうまくいかないパターンと同様に、今就活がうまくいかないからと言って就活を完全に辞めると、大学院でもうまくいかないことが多いです。今の就活を自分が満足するところまでやり抜きましょう。
就活は経験ゲーな一面があります。したがって、今のあなたが就活でうまくいかなかった経験は、大学院生になったときの就活で必ず活かされることになるでしょう。
ガクチカになる何かをやり遂げる
大学院在籍中にガクチカになる何かをやり遂げましょう。大学院の期間は良くも悪くも長いです。学部で卒業した人はこの間にも社会に出て大きく成長していきます。
就活で失敗して大学院に進んだのだから、院の就活では必ず成功を収めるために、ガクチカになる何かにとりかかりましょう。後悔のない大学院生活にするために、おすすめなやるべきことは次の2つです。
研究活動のガクチカは、研究職など専門的な職業に就きたい場合に有効なガクチカになります。特に企業の専門分野と自分の研究内容がマッチングする場合は、強くアピールするべきです。
その際には、研究内容や研究成果だけでなく、「どのように課題を乗り越えたか」などの課程も説明できるようにしましょう。
自分の研究内容と特に関係のない企業を受けようと考えている場合、おすすめなのは長期インターンです。
多くの企業では、「チームでいかに成功できるか」「うちの社員とうまくやっていけるか」がよく見られると思います。長期インターンのガクチカを話すことで、研究のガクチカ以上に、「会社の中で社員と協力してビジネス的なバリューを出せる人間である」ということがアピールできます。
また、長期インターンをすることで次のようなメリットもあります。
- 就活にぴったりな強力なガクチカを作れる
- 同じような志を持つ就活仲間ができる
- お金を貰いながら、社会人として成長できる
- 企業・業界研究ができる
- ビジネスマナーが身に着く
- 社会人との対話力が身に着く
次の記事では長期インターンとは何なのか、本当に就活に有利になるのかを解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
長期インターンに少しでも挑戦してみようかなと思った方は、ぜひココシロインターンのキャリアアドバイザーと一度気軽に、就活の相談をしてみてください!
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まとめ
今回の大学院に進学することは『逃げ』なのかについての記事について要約すると、次のようになります。
- 就活に失敗したから大学院に行くのは逃げではない。ただし、院進する目的を明確にするべき
- 大学院に行くメリットは「研究に没頭できる」「専門的な仕事に就ける」「初任給が高くなりやすい」
- 大学院に行くデメリットは、「社会人になるのが遅くなる」「学費がかかる」
- 学部で卒業して就職すべき人のタイプは「早く社会に出て多くの経験を積みたい」「若いうちからお金を稼ぎたい」「専門的な職業に就きたいと思わない」「学費を節約したい」「特に研究や大学院でしたいことがない」
- 院進すべき人のタイプは「本格的な研究をしたい」「専門的な職業に就きたい」「大学院の期間にやりたいことがある」「就活をどうしてもやり直したい」
- 就職に失敗して院進するなら絶対やるべきことは「学部の就活をやり抜く」「ガクチカになる何かをやり遂げる」
- ガクチカにおすすめのものは「研究」「長期インターン」
大学院に進学することが『逃げ』なのかを迷っている人はこの記事を参考にして、後悔のない選択をしてください!
学部で就活がうまくいかず大学院に進学する人には長期インターンを始めてみることを強くおすすめします!
少しでも気になった方は、ココシロインターンのキャリアアドバイザーに就活の悩みを一度気軽に相談してみてください!
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