インターン当日は企業との“初対面”の場。せっかく選考を通過して参加するのに、忘れ物で焦ったり、必要なものがなくて困ったりするのは避けたいですよね。
「何を持っていけばいいか分からない」「服装やカバンはどうしたらいい?」と不安に思っている就活生も多いはず。
本記事では、インターンに必須の持ち物から、あると便利なアイテム、1day・長期など期間別の違い、業種ごとの持ち物まで徹底解説します!
これを読めば、当日に焦らず万全な状態でインターンに臨めるはずです。
こんな人に読んで欲しい!
- インターンの持ち物で不安がある方
- インターンに何を持っていけば良いか知りたい方
- 企業からインターンの持ち物を指定されていなくて困っている方
インターンに必要な持ち物とは?

インターンで基本的に使用するものを紹介します。これらは、必ずと言っていいほど使用するので忘れずに持っていくようにしましょう。
それぞれどのような場面で使用するのか具体例をもとにして説明します。
本人確認書類(学生証・身分証明書など)
本人確認書類は、インターン参加時に必要な基本の持ち物です。
特に大手企業やビル内にオフィスがある場合は、入館時に学生証や運転免許証などの提示を求められるケースが一般的です。インターン初日には受付での本人確認や出席確認が行われることも多いため、すぐに取り出せる場所に準備しておきましょう。
企業側から特に指定がなくても、学生証や健康保険証など、顔写真付きの公的書類は必ず1点は持参しておくのが安心です。
万が一忘れてしまった場合でも、焦らず企業へ連絡をしましょう。事前にメールや電話で事情を伝えれば、柔軟に対応してもらえる場合がほとんどです。
ただし、忘れ物は印象を下げる原因にもなりかねないので、インターンの前日に持ち物チェックをする習慣をつけておきましょう。
スマートフォン
スマートフォンは、インターンに必要な持ち物のひとつです。
スケジュール確認や会場までの地図確認、企業からの連絡対応など、あらゆる場面で活躍します。特に初日は、集合時間や持ち物の最終チェックをスマートフォンで行う人が多いため、事前にバッテリー残量を確認しておくことが重要です。
もし万が一スマートフォンを忘れた場合は、インターン先の情報をあらかじめ紙のノートにメモしておくことで最低限の対応が可能になります。とはいえ、デジタルでのやりとりが増えている現在、スマートフォンは忘れずに持っていくべき持ち物のひとつと言えるでしょう。
腕時計
インターンでは、腕時計があると時間管理がスムーズにできるため便利です。
特に1Dayインターンや複数daysインターンでは、ワークごとにグループで動く場面が多く、時間配分の意識が求められます。スマートフォンでも時間確認は可能ですが、場面によっては使用を控えるべきタイミングもあるため、腕時計があると安心です。
また、訪問営業などを行う長期インターンでは、ビジネスマナーの面でも腕時計が重宝されます。お客様の前でスマホを取り出すのは印象が悪くなってしまうため、手元でさっと時間を確認できる腕時計は必須アイテムといえるでしょう。
忘れてしまった場合はスマホで代用することも可能ですが、印象やマナーの観点からも、事前に腕時計を用意しておくのがベストです。
メモ帳・ペン(筆記用具セット)
メモ帳やペン、ノートなどの筆記用具セットも揃えましょう。
お客様の声や確認事項の記録にも便利です。加えて、重要なポイントを示したり資料をまとめるために、付箋やクリップなどの文房具もあるとより好印象です。
ハンカチ・ティッシュ
ハンカチは、お客様に対して清潔感があって好印象を持っていただくためにも必要です。
手を洗ったときや汗を拭いたりするときに使います。手が濡れたまま商談したり、お客様の資料を扱ってはいけません。また、ティッシュは捺印をした際に印鑑を拭くためにも使用できます。
これらのシチュエーションも想定して持参しておけるとインターン先の人にとって好印象なのは間違いありません。
インターンの持ち物について指示がある場合
企業からインターンでの持ち物について指定がある場合は、必ず持参しましょう。参加案内のメールやマイページに、必要な持ち物が記載されていることが多く、特に注意が必要です。
たとえば、交通費支給のために印鑑が必要だったり、ワーク中に使用するためにノートパソコンやUSBメモリなどを求められるケースもあります。企業ごとに内容は異なるため、事前に案内内容をしっかりと確認し、不明点があれば早めに連絡して確認するようにしましょう。
万が一忘れてしまうと、スムーズに参加できなかったり、印象を下げてしまう可能性もあるため、案内文は必ずチェックして持ち物の準備を進めることが大切です。
インターンで持ち物の指示がない場合の対処法
企業からインターン当日の持ち物についての案内がないと、「何を持っていけばいいの?」と不安になりますよね。
そんなときの対処法は主に2つあります。以下の方法で不安を解消して、安心して当日を迎えましょう。
メールでインターン先に問い合わせる
まずは、インターン先に直接問い合わせるのが確実です。
メールで問い合わせる際には、丁寧な言葉遣いと簡潔な内容を心がけましょう。以下のような文面で送れば問題ありません。
◯◯株式会社 人事部〇〇様
お世話になっております。
◯月◯日のインターンに参加させていただきます◯◯大学の◯◯と申します。
先日はインターンの案内メールをいただきありがとうございました。
この度はインターン当日の持ち物についてご教示いただきたく連絡いたしました。
当日に持参すべきものはございますでしょうか。
お忙しいところ、お手数をおかけいたしますが何卒よろしくお願いいたします。
===============================
〇〇 〇〇(名前)
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科
電話:080-0000-0000
メールアドレス:xxxxxxxx@×××××.com
===============================
このように連絡することで、企業からの印象が悪くなることはありません。不安なまま当日を迎えるよりも、確認して安心する方が大切です。
基本的な必要な持ち物を持っていく
どうしても確認が取れなかった場合は、先ほど解説したように最低限の「基本的な持ち物」を用意しておくことをおすすめします。
- 本人の確認書類(学生証・身分証明書など)
- スマートフォン
- 腕時計
- メモ帳・ペン(筆記用具セット)
- ハンカチ・ティッシュ
などがあれば、どんなインターンでも対応しやすいです。
また、インターンが近づいたタイミングで持ち物に関する連絡が届くケースもあります。こまめにメールやマイページをチェックして、情報を見逃さないようにしましょう。
事前準備をしておけば、当日焦ることなくインターンに集中できますよ。
【業種別】インターンで必要な持ち物リスト
インターンでは、基本的に持ち物が大きく変わることはありませんが、業種・業界によって持っていくと好印象を与えられる物があります。
それでは業種ごとに見ていきましょう。
営業・マーケティングなどのビジネス職
営業やマーケティング系のインターンでは、クライアントとのやりとりを想定したワークが多く、基本的なマナーや言葉遣い、見た目の清潔感が重視されます。
社会人としての振る舞いが試される場面もあるため、持ち物にも注意が必要です。
名刺入れと自分の名刺は営業マンの必須アイテムです。名刺交換は第一印象を大きく左右するため、スマートなやりとりができると好印象につながります。
インターン生向けに名刺が配布される企業もありますが、まれに自分で持参するケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
名刺入れ自体はシンプルで落ち着いたデザインのものがおすすめです。
エンジニア・プログラマーなどの技術職
エンジニア職のインターンは、基本的にプログラミングや開発作業が中心となるため、服装や持ち物は比較的自由でカジュアルな傾向にあります。
とはいえ、集中力を維持しながら効率的に作業を進めるためには、いくつか持っておきたいアイテムがあります。
多くの場合、実務に近い形でコードを書く必要があるため、自分用のノートパソコンは必須です。
ただし、企業によっては貸出用のパソコンが用意されているケースもあるため、事前に案内メールや説明資料をよく確認しておきましょう。
長時間画面に向き合うエンジニア業務では、目の疲れや集中力の低下が起きやすいです。
目薬やブルーライトカット眼鏡など、自分に合ったアイテムで目のケアをしておくと、作業効率もアップします。休憩時間が短いインターンでは特に、こうしたセルフケアグッズが役立ちます。
【期間別】インターンで必要な持ち物リスト

1dayインターンでの持ち物
1Dayインターンは、短時間で企業理解や実務体験を行うため、比較的ライトなプログラム内容になることが多いです。しかし、その分「たった1日の印象」で評価が決まることもあるため、持ち物の準備はとても重要です。
1dayインターンでは1日のみの出社であるため、長期インターンよりも入念に本人確認が入る場合があります。
本人確認書類は忘れずに持っていきましょう。その1日で書類を忘れてしまうと、インターン先の人にとって本人の印象が低下してしまう可能性がありますので注意しましょう。
ノートパソコンや筆記用具、ノートなど指定された持参物は忘れずに持っていくようにしましょう。
1dayインターンでは持ち物という些細なことでも本人の印象が決まってしまうため、企業から指定されたものは必ず持っていきましょう。その他の持ち物に関しては、インターンの業種やテーマによって持参物を変えましょう。
1dayインターンだからこそ忘れ物の確認はしっかり行い、インターンの業務内容に集中することが大切です。
複数daysインターンでの持ち物
複数日程にわたるインターンでは、課題に対してチームで企画・立案・実行まで行うケースが多く、連日での継続参加が前提となります。
1dayインターンと比べると忘れ物をリカバーするチャンスはありますが、それでも持ち物の準備不足はマイナス印象につながるので注意が必要です。
1day同様に重要な持ち物となっています。
万が一、初日に本人確認に必要な書類を忘れてたとしても次の日の出社時に持っていくことで特に大きな問題はありません。しかし、本人の確認書類はどのインターンでも必須な持ち物のため、基本的に忘れず持っていくことと考えておきましょう。
複数daysのインターンでは、企業から特定の持ち物(ノートPC、印鑑、資料など)が指定されることがよくあります。
案内メールやマイページで初日から使うものが明記されている場合は、必ず持参しましょう。中には「〇日目に使用」と書かれているケースもあるので、参加日ごとに確認するのがおすすめです。
複数日参加できる利点は、初日の反省を活かして次の日に備えられることです。
たとえば「グループワーク中にホワイトボードがあれば便利だった」「資料が多くて付箋が欲しかった…」ということもあるかもしれません。その場合、2日目以降にそれらを持参すれば、チームへの貢献度や気配り力が高く評価される可能性もあります。
長期インターンでの持ち物
長期インターンでは、企業での実務経験を継続的に積むことになるため、準備すべき持ち物も短期インターンとは異なります。
初日とそれ以降で必要なものも変わってくるため、しっかり確認しておきましょう。
初日の出勤時には、本人確認のために学生証や身分証の提示を求められることがあります。
特に入館手続きや雇用契約書の提出がある場合には必須です。毎回の持参は不要なことが多いですが、念のため初日は忘れずに携帯しましょう。
長期インターンでは、研修から始まり、覚えなければいけないものが多いため、ノートや筆記用具が指定される場合があります。
指定されていない場合は、インターン先の人事の方に確認を取ったりして事前に準備しましょう。
長期インターンでは、業種や職種によって必要な持ち物が変わります。
たとえば営業職なら名刺入れやスケジュール帳、エンジニア職ならノートPCや目薬などが便利です。研修の際に「業務で必要な物」が伝えられることが多いので、メモを取り、次回以降の出勤に備えておくのがポイントです。
【男女別】あると便利な持ち物
基本の持ち物に加えて、気配りや身だしなみを意識した「あると便利な持ち物」も忘れずに準備しておくと安心です。
ここでは男子・女子・共通それぞれの視点で、持っていると役立つアイテムをご紹介します。
男子向け|あると便利な持ち物
暑い季節のインターンでは、汗対策として欠かせないアイテムです。移動の多い営業系のインターンにもおすすめです。
髪型が乱れたときのために持っておくと安心です。清潔感のある見た目は好印象につながります。
会話の機会が多いインターンでは、口臭ケアも大切です。営業や面談がある場合は特に持参しておくと安心です。
女子向け|あると便利な持ち物
破れたときに備えて1足持っておくと安心です。服装に関係なく、用意しておくと役立ちます。
長時間のインターンでも清潔感を保つために必要です。昼食後や面談の前に身だしなみを整えることができます。
次の記事では、インターン時のおすすめメイクについて解説しています。併せてご覧ください。
空調が効いた室内では冷え対策が必要です。軽く羽織れるものが1枚あると快適に過ごせます。
共通であると便利な持ち物
インターン中はスマートフォンで地図を見たり、メールを確認したりとバッテリーを使う機会が多くなります。充電切れを防ぐためにモバイルバッテリーを持っておくと安心です。
移動時間や休憩中に充電できるよう、ケーブルも忘れずに準備しておきましょう。
突然の雨に備えて、コンパクトな折りたたみ傘をカバンに入れておくのがおすすめです。とくに夏場はゲリラ豪雨が多いため、天気が不安定な時期には必須アイテムといえます。
慣れない環境では体調を崩してしまうこともあります。頭痛薬や胃薬、乗り物酔い止めなど自分に必要な薬は持っておくと安心です。
また、靴擦れやちょっとしたケガに備えて絆創膏もあると便利です。
【注意】インターンでもっていかない方がいい持ち物

派手すぎるアクセサリーや小物
インターンでは、清潔感やTPO(時と場所、場合)に合わせた身だしなみが求められます。
派手なアクセサリーや目立つ色・柄の小物は、ビジネスの場にはふさわしくありません。特に営業職や対面の場があるインターンでは、第一印象が大きく影響するため、できるだけシンプルなものを選ぶようにしましょう。
キャラクターグッズや高級ブランド物
キャラクターが描かれた文房具やバッグ、高級ブランドの財布や小物は、周囲から幼く見られたり、逆に目立ちすぎてしまうことがあります。
ビジネスの場では「無難で目立たない」持ち物を選ぶことが基本です。特に大企業や堅めの企業に参加する場合は、落ち着いたデザインのアイテムを意識しましょう。
先輩のインターン体験談(インターンの持ち物と服装の組み合わせ編)

とあるIT大手の会社での事業立案のインターンに対面で参加することになりました。企業でのインターンとのことでスーツで初日から参加しましたが、参加者全員、カジュアルな服装で来ていました。インターン先の社員さんも同様にカジュアルなオフィスの格好をしており、事前準備を怠っていたため少し仲間外れな気分で恥ずかしくなりました。事前に持ち物や服装に関して、インターン先での体験談などから情報収集したり、または企業へインターンでの服装について問い合わせてみたりした方が良いと思いました。
また、持っていって失敗だったなと思うものは、持参したお弁当になります。必須の持ち物ではなかったため、インターンで同じグループの人はご飯を持参せず、仲良く買い物に行っていました。休憩時間はチームのメンバーと仲良くなれるチャンスなので、できるだけチームの人とそばにいるためにも昼食休憩の際に同じグループのメンバーとご飯を買いに行くようにしてコミュニケーションを取るのもいいと思いました。
下記のインターンでの服装についてまとめた記事を合わせて参考にし、インターンの持ち物を決めると印象に統一感が出て、好印象を与えられる可能性があります。
このように、インターンに参加する際は、事前に服装や持ち物に関する情報をしっかりと確認しておくことが大切です。服装ひとつでも周囲との雰囲気に差が出てしまい、気まずさを感じることもあります。
また、持ち物についても「浮かないか」「チームと行動を共にできるか」といった視点を持つことで、チーム内での関係づくりにもつながります。企業やインターン内容に合わせた準備をしておくことで、安心して取り組めるだけでなく、協調性や柔軟性といった社会人としての姿勢もアピールできるでしょう。
【最終確認】インターン前日の持ち物チェックリスト
最後にインターン前日の持ち物チェックリストを載せておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 持ち物確認
- 基本的に必要な持ち物
- 企業から指定されたもの
- 本人の確認証・確認書類
- スマートフォン
- 腕時計
- メモ帳・その他アイテム
- ハンカチ・ティッシュ
- 企業から指定された持ち物
- 業種にあった持ち物
- ビジネス職:名刺入れ
- 技術職:ノートパソコン・目薬
- 期間にあった持ち物
- 1Day
- 本人の確認証・確認書類
- 企業から指定された持ち物
- 複数Days
- 本人の確認証・確認書類
- 企業から指定された持ち物
- インターン初日で不便だと感じた部分を補うものを持参する
- 長期インターン
- 本人の確認証・確認書類
- 企業から指定された持ち物
- 業務内容によって必要な持参物
- 1Day
- 基本的に必要な持ち物
- インターン先の情報
- 行き方チェック
- 集合時間
- 当日までに対応が必要な書類等
まとめ
この記事を要約すると以下の通りになります。
- インターンの持ち物で困ったときは企業に問い合わせても問題ない!
- 指定がない場合でも、基本の持ち物は準備しておくと安心!
- 業種や期間によって持ち物は変わる!
今回の記事では、インターンの持ち物について解説してきました。
基本的に必要なもの、企業から指定されたものは忘れずに持っていくことは当たり前のことですが、インターンの期間や業種によって必要なものも変わってきます。ぜひこの記事を参考に、忘れ物がないように準備してください!
この記事があなたの参考になれば幸いです。
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