突然ですが、インターン後にお礼メールって送っていますか?
インターン後にお礼メールは必要なのか、その場合、書き方や送り先をどのようにすればいいのかわからない学生も多いと思います。私が実際にお礼メールを送った際は、そこからOB訪問の斡旋や招待者限定のセミナーに案内してくれたこともありました。
今回は、インターンのお礼メールの意味や正しい書き方を例文とともに紹介していきます。一緒に不安を解消していきましょう。
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インターンのお礼メールは必要?不要?
結論として、インターンのお礼メールは必要です。
インターンシップは企業が学生のために、お金や時間をかけて企画してくれています。そういった企業のおかげで、新しい経験を得られたことにメールで感謝の気持ちを伝えましょう。もちろん、インターン最終日に人事やメンターに直接挨拶する学生もいると思いますが、メールでもう一度伝えることによって、より丁寧な印象を与えることができます。
インターンのお礼メールを送ると、人事やメンターと接点を増やすことができるので、企業側からのOB訪問の斡旋やクローズド(招待者限定)の会社説明会の案内など、様々な特典を受けられることがあります。また、人事の印象に残るといった効果もあります。実際に本選考で人事が学生を覚えており、「インターンシップにも参加してくれてたよね。」と雑談している学生を何度も見ました。
インターンのお礼メールは不必要という意見も
一方で、インターンのお礼メールが不必要という意見もあります。
お礼メールを送らないで内定を取る学生も多いこと、学生の人柄や能力の評価が最優先であるため、お礼メールを送ったからといって、内定に直結するわけではないことなどが理由として挙げられます。
ただ、お礼メールを送ることで悪印象になることはありません。
感謝の気持ちは絶対に伝わりますし、お世話になった方に感謝の気持ちを伝えるのは社会人の基本なので、お礼メールを送ることをお勧めします。
お礼メールを送る時間帯
長期インターンの場合でも短期インターンの場合でも
”当日夜”までに送付するようにしましょう。
お礼メールはとにかく早いほうが好感を持たれます。
もしインターン終了が遅くなってしまい、営業時間帯(9:00 – 18:00ごろ)を過ぎてしまった場合は、次の日の朝に送るようにしましょう。最近のメール機能では、送信予約でメール送信時間を操作できるので、朝にお礼メールが届くように設定することをお勧めします。朝届くと、送信したメールが一番上に表示されるため、人事に開封してもらえる可能性が高くなります。
次の日であればまだ、遅いイメージはもたれないので、遅くとも人事が対応できる営業時間中までに送るようにしましょう。
もしお礼メールを送ることを忘れてしまったら?
お礼メールを送り忘れてしまったとしても、思い出したときに必ず送るようにしましょう。遅れたとしても、お礼の気持ちを伝えることはとても大切なことです。「この学生は遅れてもお礼メールを必ず送る礼儀正しい学生」という評価を人事から得られることでしょう。
また、遅れてしまったら、簡潔に謝罪文を記述することをお勧めします。
後回しにすると、そのまま送り忘れてしまうことに繋がりかねないので、思い出したらすぐに送信するようにしましょう。
インターンのお礼メールはどんな文面?
件名について
件名とは、メールの表題のことです。
件名は開封・返信に影響を与えます。
受信リストを見たときに内容が理解できるように、「誰からなのか」「何の用件なのか」「どういう概要なのか」の3点を20文字以内に記載できるように意識しましょう。
当日か翌日に送ることが良いとされているので、件名に「いつのインターンなのか」と記載することは不要であることが多いです。そのため「インターンシップについて」「お礼であること」「大学名」「氏名」が相手に伝わることが大切です。
宛名について
宛名とは誰に向けたメールかを表すものです。メール本文の1番最初に記載します。
宛名では誰へ宛てたお礼メールなのかを省略せずに明確にする必要があります。
基本の書き方は「会社名+部署名+役職名+氏名+敬称」となります。
また、氏名が分からない時や担当者が定まっていない時は部署名または会社名に「御中」を付けます。
本文
メールの本文は長々と記述するよりも簡潔にまとめましょう。アピールをするために沢山盛り込みたいと考えるかもしれませんが、長文メールは非常に読みづらく、かえって印象を下げてしまう可能性があります。
上記のようにこの6点を含むことをお勧めします。
- インターンの件であるということ
- 大学・氏名を名乗ること
- 挨拶とお礼の言葉を入れること
- 謝辞(具体的の方が好まれる)
- 入社意欲
- 結びの言葉
例文のように6つのポイントを端的にまとめることで人事の方が読みやすく印象に残りやすいメールにすることができます。
著名について
ビジネスメールの下部には、必ず署名を付けましょう。
誰からのメールかを明らかにするため、メールの送り主が本人であることを示すためにあります。
「大学名」「学部」「学科」「氏名」「連絡先」が標準的な事項です。
略さず正式名称で記載しましょう。
ここの最後に、メール機能によっては署名を一括設定できるものもあるので、事前に設定しておくと便利でしょう。
また、就活用のメールアドレスを作成しておくと確認しやすく、おすすめです!
インターンのお礼メールは誰に送る?
インターンのお礼メールは基本、人事担当者に送るようにしましょう。
送信用アドレスしか知らない場合は?
送信用アドレスしか知らない場合は送らないほうが良いでしょう。
就活生に送信用のメールアドレスのみ公開している企業の場合は、お礼メールなどの連絡がプラス評価になるとはなかなか考えづらいです。インターンを開催する企業の規模にもよりますが、インターンのお礼メールを避けるためというよりは、インターンの応募者側に情報を送信するツールとして利用しているため、返信しても誰も確認できないケースがほとんどです。そのため、お礼メールの連絡が見られない可能性が高いです。
何かの折に連絡することがあれば、「インターンシップではお世話になりました、○○大学の××です」とお礼を述べる程度でいいと思います。
人事担当者以外に送る人はいる?
インターンシップのお礼メールは、インターンを行っていただいた人事担当者や新卒担当者に送るのが一般的です。
しかし、インターンシップの内容によって、送る相手も変わってきます。グループディスカッションやワークショップが合った場合は、お世話になったメンターなどにも送りましょう。メンターにお礼メールを送れば、OB訪問の斡旋やその後の面接に向けた対策などを行ってくれることがあります。
悩んだ場合は、人事担当者宛にメールを送り、本文中で特にお世話になった方にもお礼を伝えてもらえるよう、一言添えると、より律儀で好印象を与えることができます。
また、関係者の連絡先が複数わかるのであれば宛先をccにまとめるとメール内容を一度に共有することができます。
インターンお礼メールなぜ送る?
冒頭にも少しお伝えしましたが、お礼メールの目的は、大きく3つあります。
感謝の気持ちを伝える
お礼メールの目的は、冒頭にもお伝えしましたが、企業に感謝を伝えるためです。
例文をそのまま書き写すのではなく、自分の言葉で書くことによって、企業側により気持ちが伝わりやすくなります。
今回の記事でお礼メールの構成や、敬語の使い方を紹介しましたので、そちらを参考にしながら、お礼メールを作成しましょう。
就活に有利になる?
お礼メールを送ることによって、マナーがある学生であるという良い印象を持ってもらえるため、就活が有利になることがあるでしょう。また、採用担当と仲良くなり、特別選考などに斡旋してもらえることもあります。
しかし、お礼メールを送らなくても、選考に不利になることはないと考えられます。実際に、お礼メールを送らなくても、内定をもらう学生は多いです。あくまで、お礼メールは感謝を伝えるためのものなので、就活に有利になるかどうかはあまり意識しないようにしましょう。
自己分析の一環になる?
お礼メールを書くと自己分析の一環にもなります。インターンで学んだことを振り返り、まとめることで、将来やりたいことや就活軸を知ることができるでしょう。
企業も、企画したインターン内容で学生がどのようなことを感じたのか気にかけているため、何を学んだのか?企業のことをどの程度知ることができたのか?入社意思があるのか?など具体的に書きましょう。
インターンのお礼メールが不必要な場合
基本的にはお礼メールを送ったほうが良いですが、不必要なケースもあります。
① 連絡手段がない場合
やりとりを電話で行っていたり、送信専用の企業メールから送られていた場合、わざわざ連絡先を調べて送る必要はありません。インターンが終わった時に直接お礼を伝えましょう。
② アンケート提出を求められている場合
インターン参加後に、アンケートの記入を求められるケースがあります。アンケート部分に感謝の内容を入れることで、お礼メールを送らずとも感謝の気持ちを伝えることができます。
お礼メールを絶対に出した方がいいケース
① 社員の方との関わりが多い場合
懇親会や、ご飯に連れて行ってもらった場合は必ず感謝の気持ちを伝えましょう。業務以外にも多くの時間や機会を割いてくれています。採用担当の人はもちろん、現場でお世話になった方々にも感謝の気持ちを伝えましょう。
② 特別な対応をしてもらった場合
ネットの接続トラブルや、遅刻してしまった際に、企業の方に対応していただいた場合は、
謝罪とともに企業にお礼メールを送りましょう。
人事はお礼メールについてどう思ってる?
基本的に詳細まで確認されることは少ないです。
人事は多くの学生に対応しており、お礼メールに十分な労力を割く時間があまりありません。
そのため基本返信はないと思ったほうがよいでしょう。
しかし、目を通してくれている可能性が高いので、誤字脱字、言葉遣いには十分に気をつけて送りましょう。
インターンお礼メールの体験談
ここでは実際に私が就活生の頃に送信したお礼メールをご紹介いたします。
是非参考にしてみてください。
体験談①:総合商社①のインターンに参加した際のお礼メール
宛先は、インターンでお世話になったメンター(現場社員)です。
まず文頭でインターンでお世話になったことへの感謝の気持ちとしてお礼を述べました。
その後はインターン期間中に配属されていた事業本部だけではなく、他事業本部にも興味があること、他事業本部への理解を深めるために社員紹介して欲しい旨を伝えました。
インターンシップでは人事、現場社員含め、たくさんの社員にお世話になるため、その人脈を使って社員訪問することができれば、本選考に向けて志望動機、ガクチカ、自己PRをより磨き上げることができます。
実際にこの企業ではインターンでは配属されていなかった部署を第一志望にして、面接に挑みましたが、インターンでの繋がりのおかげで社員紹介を重ねたおかげで、業務レベルで志望動機を語ることができたため、その部署に確約で内定を獲得することができました。
インターンシップに参加していない学生は、こうした繋がりを持っていないので、大きな差をつけることができます。感謝の気持ちを伝えるという意味だけではなく、インターンシップに参加した経験を次に繋げていくといった意味でも、お礼メールを送ることはとても重要です。
体験談②:総合商社②のインターンに参加した際のお礼メール
体験談①と同様に、宛先はインターンでお世話になったメンターです。
文頭でインターンでお世話になったことへの感謝の気持ちとしてお礼を述べ、他事業本部の社員をご紹介して頂きたいことを伝えました。体験談①と異なる部分は、本選考の時期が近かったため、メンターの方に本選考に向けて志望理由とガクチカの相談に乗って欲しいことを伝えました。
この企業は本選考への対策がギリギリになってしまったのですが、メンターの方からのアドバイスを頼りに自分の志望動機とガクチカを短期間で磨くことができたため、内定を獲得することができました。友人同士での添削も効果があると思いますが、実際に現場社員の方から助言を頂けると、面接官の視点で、深堀って頂けるので、より効率よく納得感のある志望動機、ガクチカを作成できます。是非、お礼メールとともに社員紹介、面接練習の依頼をしてみましょう。
こちらの記事ではインターンのお礼メールを個別送信の場合や一斉送信の場合に分けて解説しています。ぜひご覧ください。
まとめ
内定を出すためには、学生のスキル・能力も大事な要素であるため、お礼メールを送らなかったからといって選考で落とされることはないでしょう。ただ、お世話になった方々に感謝の気持ちを表すことは社会人としてとても大切なマナーです。また、感謝の気持ちを伝えることによって、本選考の時に、人事があなたのことを覚えてくれているかもしれません。
お礼メールは上記で述べた送信時間帯や書き方などをしっかり意識して送りましょう。
今回は、インターンのお礼メールについて触れましたが、ココシロインターンでは、長期インターンの紹介から就活全般のサポートを行っています。もしも相談事がありましたら、下記フォームからお問い合わせください。
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