ENTJ(指揮官)のみなさんは「負けず嫌い」「論理的すぎる」などと言われたことがある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、MBTI診断でENTJと診断された皆さんに向けて、共感できる「あるある」をご紹介します。
仕事や恋愛にまつわるENTJならではのあるあるも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
こんな人に読んでほしい
- ENTJについてもっと深く理解したい方
- ENTJならではの強みや弱みを知りたい方
- 恋愛や仕事、就活でENTJの特性の活かし方を知りたい方
ENTJ(指揮官型)の基本的な性格
ENTJは、一言でいうと「指揮官」のような存在です。持ち前の戦略性、実行力、そしてリーダーシップを武器に、目標達成のために力強くチームを牽引していきます。
「誰かがやらないなら自分がやる」「物事は効率と成果がすべて」と考えていて、常に未来を見据え、論理的に物事を考えるのが得意です。
その強い目的意識と率先力で、多くの場面で自然と中心的な役割を担っていることが多いのではないでしょうか。
ENTJの性格あるある13選

ここからは、ENTJのみなさんが思わず「わかる!」と頷いてしまうような、日常で起こりがちな「あるある」を13個ご紹介します。
気づくと仕切っている
ENTJの方は、自然とリーダーシップを取っていることが多いです。場を効率的に動かしたいという意識が強く、主導権を握る傾向があります。
たとえば、ゼミや会議、飲み会の場面でも、気づけばゼミ長や司会、段取り役を引き受けていることがよくあります。このように、ENTJは無意識のうちに「リーダー」として動くことが多いのです。
非効率にイライラ
ENTJは、非効率な行動やシステムに対して、強いストレスを感じやすいです。目標に向かって最短で到達したいという意識が強いためです。
たとえば、目的の見えない会議や、手順を守らない作業などに直面すると、「もっとこうすればいいのに」とイライラしてしまうこともあるでしょう。このように、ENTJは合理性を重視するあまり、非効率な状況に敏感なのです。
「結果」がすべて
ENTJにとっては、どれだけ努力したかよりも、最終的にどんな結果を出したかが重要です。成果や目的を重視する志向が強く、プロセスよりも結果を価値判断の軸に置くからです。
「頑張った」だけでは満足できず、「やりきって成果が出たかどうか」で自分や他人を評価しがちです。このように、ENTJは結果にこだわる姿勢が特徴です。
計画を立てずにはいられない
ENTJは、あらゆることに対して計画を立てる傾向があります。というのも、自分の目標や理想像に向かって、論理的かつ戦略的に進むことを重視しているからです。
旅行のスケジュールを分単位で作成したり、1年後のキャリアプランを緻密に立てたりすることもあります。このように、ENTJは計画性の高さが日常のあらゆる場面に表れています。
口調が強め
ENTJは、自信を持って話すことが多く、そのために口調が強く感じられることがあります。
これは、効率よく結論を伝えたいという気持ちが強く、断定的な言い方になりやすいためです。
たとえば、「たぶんこうだと思う」よりも「絶対こうするべき」とはっきり言ってしまい、周囲にプレッシャーを与えてしまうことがあります。このように、ENTJの自信ある話し方は、時に誤解を招くことがあるのです。
論破癖がある
思考(T)が優位なENTJは、会話の矛盾にすぐ気づき、つい指摘してしまいます。
軽い会話の中でもつい相手の話の穴を指摘してしまい、「場の空気読んで」と言われてしまうこともあります。
議論が白熱すると、相手を論理で打ち負かす「論破」をしてしまい、後から「ちょっと言い過ぎたかな…」と反省することもあります。
休むのが苦手
ENTJは、休んで何もしないことに対して罪悪感を覚えがちです。
それは、常に頭の中に目標やタスクがあり、時間を有効に使いたいと考えているからです。
たとえば、休日でも勉強や仕事のスケジュールを組んでしまい、「完全にオフ」になるのが難しいことがあります。このように、ENTJは休息すらも計画の一部にしようとする傾向があります。
実は繊細
見た目には自信満々で冷静に見えるENTJですが、実は内面ではとても繊細な一面を持っています。他人にも理想が高いですがそれ以上に自分に対して理想が高いからです。
たとえば、明日は早く起きるぞと決めたのにも関わらず、寝坊してしまうと予定には遅刻していなくても深く反省したりします。
負けず嫌いがすぎる
ENTJは、何事にも「勝ちたい」という気持ちが非常に強いです。成果への執着と、誰よりも優れていたいという意識によるものです。
たとえば、ちょっとしたゲームであっても「絶対に勝ちたい」「ここは譲れない」と全力で挑んでしまうことがよくあります。このように、ENTJは勝負ごとに本気になりすぎる、超負けず嫌いな一面があります。
人の上に立ちたい
ENTJは、組織やチームの中でリーダーになりたいという願望が強いです。
それは、自分のビジョンに従って人を動かし、効率的に成果を出すことにやりがいを感じるからです。
たとえば、ゼミや学生団体でも「代表やらない?」と声をかけられたり、自ら立候補することも多いでしょう。このように、ENTJはリーダーの役割を引き受ける傾向があります。
常に次の目標
ENTJは、一つの目標を達成しても、満足せず、すぐに次のゴールを設定します。これは、成長し続けたいという意識が非常に強いためです。
たとえば、内定が決まったらすぐに「次は配属先でトップを目指そう」などと考え始めます。
このように、ENTJは常に前を見据え、止まることなく走り続けるタイプです。
ロジカル一辺倒になりがち
ENTJは、あらゆる場面で「論理的に正しいかどうか」を重視する傾向があります。そのため、相手の気持ちを受け止めるよりも、解決策を提示することを優先してしまいがちです。
たとえば、悩んでいる友人に対して「こうすればいいじゃん」と冷静にアドバイスをしてしまい、「気持ちをわかってほしかった」と言われてしまうことも。
【恋愛編】ENTJあるある5選

ENTJの特性は、恋愛においても色濃く現れます。ここでは、ENTJの恋愛における「あるある」を見ていきましょう。
主導権を握りがち
ENTJは恋愛においても、つい主導権を握ってしまいがちです。というのも、自分で物事をコントロールしたいという欲求が強く、相手任せにすることが苦手だからです。
たとえば、デートのプランは「どこに行きたい?」よりも「ここに行こう!」と提案することが多く、自ら関係をリードしようとします。このように、ENTJは恋愛でもリーダーシップを自然と発揮する傾向があります。
駆け引きが嫌い
ENTJは恋愛における駆け引きや曖昧な関係が苦手です。それは、感情を隠さず、素直な関係を築きたいという価値観を持っているからです。
たとえば、「あえて返信を遅らせる」といったテクニックを好まず、気になる相手には素直に連絡することが多いです。このように、ENTJはストレートで真っ直ぐな恋愛スタイルを好むのです。
合理的な相手が好き
ENTJは、感情だけでなく理性や思考をしっかり持っている相手に惹かれます。自分と同じく物事を冷静に考えられる人との相性が良いと感じるからです。
たとえば、感情的に物事を進めるよりも、建設的な話し合いができる関係を理想としています。このように、ENTJは恋愛相手にも「考える力」を求める傾向があります。
好きな人にはとても尽くす
一見クールに見えるENTJですが、実は好きになった相手にはとことん尽くします。自分の中で「大切だ」と思うことは惜しみなく時間や労力を注ぎたいという強い忠誠心があるからです。
たとえば、忙しい合間を縫って相手のために時間を作ったり、相手の目標を応援するために全力でサポートしたりすることもあります。このように、ENTJは本気の恋にはしっかりと向き合います。
感情表現はやや不器用
ENTJは感情を言葉で表現するのが少し苦手です。
たとえば、「寂しい」「会いたい」といった気持ちを口にするよりも、行動で示すことが多く、相手に気づいてもらえないこともあります。
このように、ENTJは感情がないわけではないのですが、それを伝える手段がやや不器用なのです。
【就活編】ENTJあるある5選

持ち前のリーダーシップや戦略性は就活で大きな武器になりますが、一方でENTJならではの苦戦ポイントも。就活におけるENTJのあるあるを見ていきましょう。
成果自慢になりがち
自己PRで実績を語る際、「○○を達成しました」「○○%改善しました」と、つい数字や成果ばかりを強調してしまいがちです。
その結果、面接官に「すごいけどな〜でも数値とロジックだけで人間味がない…」などと少しマイナスな印象を与えてしまうことがあるかもしれません。
そんな時は、実績を採用担当者に響く言葉に変換してくれるES作成ツール『SmartES』などを活用して、客観的な視点を取り入れるのがおすすめです。
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協調性のアピールが難しい
ENTJは、チームでの活動を語る場面で協調性をどう表現するかに悩むでしょう。なぜなら、自分が主導して物事を進めた経験のほうが多いからです。
たとえば「みんなの意見をまとめて提案を形にしました。」といった話でも、「主導権を取った話」と受け取られてしまいがちです。このように、ENTJは協働よりもリードの方が得意なため、面接などで「協調性」を語るのが少し苦手なのです。
理念への共感が薄い
ENTJは、企業の「理念」や「フィロソフィー」への共感を求められると、やや戸惑ってしまいます。というのも、抽象的な言葉や感情的な価値観よりも、具体的なビジネスモデルや実績に関心が向きやすいからです。
たとえば、「御社の○○という事業モデルに将来性を感じています」とは言えても、「○○を変えるという理念に共感したから志望しました。」といった言葉はあまり自然に出てきません。
面接官を攻略しようとしてしまう
ENTJは面接の場でも、「この人をどう攻略すれば通過できるか」と戦略的に考えてしまう傾向があります。なぜなら、勝負ごとに強く、相手の意図や期待を分析して行動するのが得意だからです。
たとえば、「この質問はリーダーシップを見てるな。」と察知すると、瞬時に自分の実績の中から最も有効なエピソードを引き出して話そうとします。
一方で、あまりにも「対策型」に見えると、誠実さや素直さに欠ける印象を与えることもあるため注意が必要です。
志望企業が偏りがち
ENTJは、実力主義で成果が正当に評価される環境を求めるため、メガベンチャーや外資系コンサルティング企業を志望しがちです。
ENTJは戦略的思考力とリーダーシップに優れており、「上昇志向が強い。」「目標達成への意欲が高い。」タイプです。
そのため、スピード感のある意思決定や高い裁量権、成果主義の評価制度に魅力を感じます。
外資やメガベンチャーは「年功序列ではなく、実力でキャリアが築ける」点で、ENTJの価値観とマッチしています。
【仕事編】ENTJあるある5選

社会に出てからも、ENTJの特性は仕事のスタイルに大きく影響します。ここでは、仕事におけるENTJのあるあるをご紹介します。
目標に向かって突き進む
ENTJは、明確な目標があると圧倒的な集中力と行動力で突き進みます。というのも、ゴールに向かって最短距離で到達することに強い快感を覚えるからです。
たとえば、上司から成果目標を渡された瞬間に「そのために必要なこと」を即座に逆算し、チームに指示を出して実行に移します。このように、目標達成に対する執着心とスピード感は、ENTJの大きな武器です。
リーダーシップを発揮したくなる
ENTJは、自然とチームの先頭に立ちたくなります。なぜなら、効率や成果に対するこだわりが強く、「自分がやった方が早い」と感じやすいからです。
たとえば、会議で方向性が定まらないと、自ら司会を買って出たり、意思決定をリードしたりすることもよくあります。このように、ENTJは主導権を握ることで全体を整えようとする傾向があります。
無駄な会議や雑談を嫌う
ENTJは、目的のない会議や形式的な雑談を非常に苦手としています。それは、時間=リソースと捉えており、成果につながらない行動にストレスを感じるからです。
たとえば、目的のないブレストや報告だけの会議には参加したくないと感じたり、ランチタイムの雑談に生産性のなさを覚えることもあります。このように、ENTJにとって「効率」は仕事の本質そのものなのです。
指示待ち人間が苦手
ENTJは、自ら考えて動かない人に対して苛立ちを感じやすいです。というのも、自分自身が常に能動的に動いており、「なぜ行動しないのか」が理解できないからです。
たとえば、周囲が指示を待っているだけの状態を見ると、「だったら自分が全部やった方が早い」と感じてしまいます。このように、ENTJは自主性と当事者意識を強く重視しています。
仕事のスピードとクオリティに自信あり
ENTJは、スピードと成果の両立に強いこだわりを持っています。なぜなら、限られた時間で最大のインパクトを出すことに価値を感じるからです。
たとえば、タスクを誰よりも早く終わらせるだけでなく、成果物の完成度にも妥協しません。その結果、上司やクライアントから高評価を得ることも多く、自信にもつながっています。効率と結果を両立させる姿勢は、まさにENTJの真骨頂です。
【適職診断】ENTJに向いている仕事は?

ENTJの強みである意思決定力、戦略性、リーダーシップは、特定の職種で絶大な力を発揮します。ここでは、ENTJに向いている仕事をいくつかご紹介します。
客観的に自分が向いてる仕事を知りたい方は、『適職診断』などを活用して、より詳しく見てみましょう。
35問ほどの質問に答えるだけで、自分に合った仕事を知ることができるのでぜひ診断してみてくださいね。
戦略コンサルタント
戦略コンサルタントは、企業の課題を分析し、解決に向けた戦略を提案・実行する仕事です。
この仕事は、課題の構造化やロジカルなアプローチが求められるため、論理性と決断力に優れたENTJにぴったりです。
たとえば、クライアントの業績低迷の原因を特定し、利益改善のシナリオを策定・実行するような場面で、ENTJの全体最適を考える力やリーダーシップが強みとなります。
経営企画
経営企画は、企業全体の成長戦略や中長期的なビジョンを描き、現場と経営層をつなぐポジションです。
ENTJは抽象的な構想を現実的な施策に落とし込むのが得意で、組織を動かす視点を持ち合わせています。
たとえば、新規事業の立ち上げに向けた収益モデルの構築や、組織再編の提案を論理的に設計・推進する場面で活躍します。
営業マネージャー
営業マネージャーは、売上目標の達成を目指してチームを統率し、戦略と実行のバランスを取る役割です。ENTJはリーダーシップと分析力に優れ、成果に向かって他者を巻き込む力を持っています。
たとえば、営業プロセスの改善案を提示し、チーム全体のパフォーマンスを数値で管理しながら向上させることができます。成果志向で人を導くENTJにとって、営業マネージャーは力を発揮しやすいフィールドです。
起業家
起業は、自分のビジョンをもとにゼロから事業を立ち上げ、チームを率いて成長させていく仕事です。ENTJは目標達成への執着心が強く、困難な局面でも冷静に戦略を立てて突き進むタイプです。
たとえば、社会課題に対するサービスを設計し、必要なリソースを確保しながら事業化するなど、創造から実行まで一貫して推進できます。
政治家
政治家は、社会の制度や仕組みに影響を与える政策を提案・実現する仕事です。
ENTJはビジョンを描くだけでなく、実行可能な計画として落とし込む力に優れています。
たとえば、街の活性化政策を掲げて地域住民を巻き込み、具体的な法案を通すようなリーダーシップを発揮できます。論理と統率を両立できるENTJにとって、政治家は社会変革を担う理想的な職業です。
まとめ
この記事をまとめると以下の通りです。
- ENTJは生まれながらのリーダー!
- 論理と効率を重視するが、時に誤解されることも…
- 自分の特性を理解し、その強みを活かせる環境を選ぶべき
今回は、ENTJ(指揮官型)のあるあるを、性格・恋愛・就活・仕事の場面に分けてご紹介しました。
ENTJであるあなたは、非常にパワフルで価値のある才能を持っています。
この記事で紹介した「あるある」を参考に、ご自身の特性をポジティブに活かしていってください。