インターンに申し込んだ後のお悩みとして「サイトに記載していた情報とメールで送られてきた詳細が違う」という声や「服装指定なしと書いてあるけどスーツを着ていっても良いか迷う」という声をよく耳にします。
本選考に直結するかもしれないインターンで持ち物や服装を間違ってしまうのを避けるためにも、一度担当者の方にメールで確認したいですよね。今回は、そんな方に向けてインターンのメールの基本的なマナーや質問例文5選について解説していきます。
このような人に読んでほしい
- インターン先の企業にメールで質問するときの基本的なマナーを知りたいという方
- インターン先の企業にメールで質問する際の例文を知りたいという方
- インターン先の企業に質問メールを送信するときの注意点を知り、企業の方に悪い印象を持たれるのを避けたいという方
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コミュニケーションコストのかからないインターンの質問メールを送ろう
インターンに限らず、ビジネスの世界で好まれるのは、コミュニケーションコストのかからない会話やメールです。コミュニケーションコストとは、人とコミュニケーションをする時の労力のことを言います。
会話を例に挙げれば、コミュニケーションコストのかからない会話とは、お互いに意見を理解できていて、繰り返し説明を要求しなくても済むような会話のことを指します。では、コミュニケーションコストのかからないメールでとはどのようなものでしょうか。
それはズバリ「やりとりの回数が少なくて済むメール」です。当たり前ですが、一つの質問に対して、一回の返信で答えられたらメールを打つ労力は削減されますよね。
逆に一つの質問に対して担当者の方が「どういう意味なのか」「なぜそれを聞くのか」聞き返さなければいけないメールであれば、労力が取られてしまいます。インターンのメールではこのような無駄なやり取りを抑え、コミュニケーションコストがかからないメールを送るように心がけましょう。
インターンの質問メールで押さえておくべき基本的なマナー
では、本題です。インターン先の企業に質問メールを送りたいという学生の方は、今までビジネスメールを書いたことがない人がほとんどだと思います。しかし、このマナーを押さえておかないとインターン先の企業の方に、失礼だと思われ、印象を悪くしてしまう可能性があります。
ここでは、インターンの質問メールで押さえておくべき基本的なマナーについて学んでいきましょう。質問メールで押さえるべきマナーは次の5つです。
- 宛名と挨拶から書き始める
- 件名には自分の情報と質問内容の要約を入れる
- 質問内容は簡潔に伝える
- 締めの挨拶を入れる
- 最後に署名を忘れずにつける
宛名と挨拶から書き始める
まず、メールは宛名と挨拶から書き始めるようにしましょう。宛名とは、メールの初めに書く先方の企業名や氏名、役職などを指します。この宛名が書かれていないと先方の担当者の方は、そのメールが自分宛に届いているのか分からず困惑してしまう可能性があります。
具体的には「企業名、部署名、役職、名前」を書くようにしましょう。もし分からない場合でも「インターンシップ担当者様」と必ず宛名を書くようにしましょう。
また、宛名の後には挨拶の言葉を書くことも重要です。あなたは初対面の人にいきなり質問をされたらどう思いますか?驚きますよね。それはメールでも同じです。
インターンの担当者の方と面識があるという場合は少ないと思うので、メールのはじめに「お世話になります」とつけるようにしましょう。また、面識ある場合は「お世話になっております」と一言添えるのが社会人のマナーです。
件名には自分の情報と質問内容の要約を入れる
件名には、自分の情報と質問内容の要約を入れましょう。この理由は、担当者の方が一目で誰が何を聞いているのかがわかるようにするためです。
具体的には、下の2通りのどちらかの方法で件名を書くとよいでしょう。
- 【〇〇大学 佐藤花子】日程に関するご質問
- 日程に関するご質問(〇〇大学 佐藤花子)
質問内容は簡潔に伝える
質問内容は簡潔に伝えるようにしましょう。冗長で要点がまとまっていない文章だと読みづらく、結局何について聞きたいのか担当者が困惑してしまう可能性があります。これではコミュニケーションコストの高いメールということになってしまいます。
具体的な書き方としては、質問内容を簡潔に伝えた後に、質問意図を書くようにしましょう。質問の意図が書いてあると担当の方もあなたがその質問をしている理由を考えずに済みます。また、特に複数個質問がある時は注意が必要です。これに関しては後述します。
締めの挨拶を入れる
質問の内容が終わったら、必ず締めの挨拶を入れるようにしましょう。担当者の方は、忙しい中あなたの質問メールに回答しています。締めの挨拶を入れず、回答するのが当然かのようなメールを送ってしまうと担当者の方に不快な思いをさせてしまう可能性があります。
具体的には、メールの最後に「ご多忙の中、お手数をおかけしますが何卒よろしくお願い申し上げます。」と添えるようにしましょう。
また次の記事にお願いをする際に使える締めの言葉がたくさん載っているので、参考にしてみても良いでしょう。
ビジネスメールで使いたい締めの言葉12選
https://sms.supership.jp/blog/mailhaishin/reibun_shimenokotoba_mail
最後に署名を忘れずにつける
メールの最後に署名を忘れずにつけることも、社会人の基本的なマナーです。メールではあなたの顔が見えません。署名にあなたの情報を記載することで、担当者の方が誰からのメールなのか分からず、不信感をおぼえるということがなくなります。
具体的には、以下のように書くと良いでしょう。
大学名〇〇学部〇〇学科
佐藤花子 (Satou Hanako)
mail:hanako@〇〇.jp
TEL(携帯)000-0000-0000
また、事前に署名機能に自分の情報を登録しておくと、毎回署名を書く手間が省けます。社会人になったら必ずやらなければいけないことであるため、今のうちから慣れておきましょう。
【実践編】インターンの質問メール例文6選
では実践編です。この章では場面別のインターンの質問メールを5選ご紹介いたします。読者の方が抱えている質問もこの例文の中に含まれていることが多いと思うので、参考にしてメールを書いてみましょう。また、章の最後には複数個質問がある場合のメール例文についても解説しているので、是非参照してください!
- 日程に関する質問メール
- 服装に関する質問メール
- 交通費に関する質問メール
- 時間に関する質問メール
- 持ち物に関する質問メール
- 複数個質問がある場合のメール
日程に関するメール
「件名:インターンシップ面接日程の変更についてのお願い(〇〇大学 佐藤花子)」
株式会社〇〇
人事部 インターンシップ担当
〈名字〉様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の佐藤花子と申します。
インターンシップの日程についてご連絡いただき、誠にありがとうございます。
大変恐縮ですが、ご連絡いただいた面接の日程ですが、
大学の授業に出席しなければならず、お伺いすることができません。
以下の日程に変更していただくことは可能でしょうか。
〇月〇日(月) 15時以降
〇月〇日(火) 14時〜18時(18時に面接終了希望)
〇月〇日(水) 終日
上記のいずれの日程へも変更が難しいようでしたら、
再度別の日程をご提案させていただきます。
ご多忙の中、お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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大学名〇〇学部〇〇学科
佐藤花子 (Satou Hanako)
mail:hanako@〇〇.jp
TEL(携帯)000-0000-0000
===============================
上の例は、外せない大学の授業やゼミのプレゼンがある場合に送る面接の日程調整のメールの例文です。日程調整のメールで気をつけたいことは、変更のお願いをするだけでなく、こちらからいくつか日程を提案するということです。
ここで、日程を提案していないと、担当者の方はまた「こちらの日程に変更は可能でしょうか」とあなたにメールを送らなくてはならず、手間になってしまいます。日程を提案しておくことで、担当者の方もスムーズな対応が可能になるでしょう。
また、日程調整のメールに関しては、他にも「企業から提案された日程から選択し、返信する場合」や逆に「提案された日程以外に変更したい場合」などがあると思います。そのような方は、次の記事に例文が載っておりますので、一読してみることをおすすめします。
服装に関する質問メール
「件名:インターンシップの服装に関する質問です(〇〇大学 佐藤花子)」
株式会社〇〇
人事部 インターンシップ担当
〈名字〉様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の佐藤花子と申します。
貴社のインターンシップの日程や持ち物についてご連絡いただき、
誠にありがとうございます。
インターンシップ当日の服装に関して質問があり、ご連絡させていただきました。
頂いたメールには「私服で構いません」と記載されておりましたが、
当日はスーツでお伺いしても問題はないのでしょうか。
オフィスカジュアルな私服の持ち合わせがなく、スーツでの参加を希望するため、
ご連絡差し上げた次第でございます。
ご多忙の中、お手数をおかけいたしますが、何卒ご回答の程よろしくお願い申し上げます。
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大学名〇〇学部〇〇学科
佐藤花子 (Satou Hanako)
mail:hanako@〇〇.jp
TEL(携帯)000-0000-0000
==============================
上の例は、私服で構いませんとメールに記載してあった場合に、スーツでの参加が可能であるか否かを質問する時のメールの例文です。このメールを見ると、スーツでの参加が問題ないかについて聞いた後に、その質問意図が書かれてあると思います。先述しましたが、このような書き方をすることで、担当者の方が質問の意図を自分で考える必要がないため、短時間で最適な答えを返答しやすくなります。
また、メールに書かれている「私服で構いません」ですが、この記載があった場合はスーツで参加しても大丈夫な場合が多いです。具体的になぜこの指定があった際にスーツでの参加が可能なのかについては、次の記事でご確認されるとよろしいかと思います。
交通費に関するメール
「件名:インターンシップの交通費に関する質問です(〇〇大学 佐藤花子)」
株式会社〇〇
人事部 インターンシップ担当
〈名字〉様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の佐藤花子と申します。
貴社のインターンシップの日程や持ち物についてご連絡いただき、
誠にありがとうございます。
インターンシップの交通費について質問があり、ご連絡させていただきました。
頂いたメールには、交通費についての記載がありませんでしたが、
プログラム期間中の交通費は支給していただけるのでしょうか。
遠方からの参加となるため、交通費の有無について気になり、ご連絡差し上げた次第でございます。
ご多忙の中、お手数をおかけいたしますが、何卒ご回答の程よろしくお願い申し上げます。
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大学名〇〇学部〇〇学科
佐藤花子 (Satou Hanako)
mail:hanako@〇〇.jp
TEL(携帯)000-0000-0000
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上の例は、インターンに参加する際の交通費の支給の有無について質問する時のメール例文です。
確かに、遠方からインターンに参加しなければいけないという場合は、交通費の支給があるのか気になりますよね。
ちなみに、1日〜1週間の短期インターンでは交通費が支給されないことが多いです。それに対して、1ヶ月程度のプログラムでは交通費の支給がある場合があります。さらに、プログラム期間が3ヶ月以上の長期インターンでは、交通費の支給だけでなく、業務に対してお給料が発生する場合がほとんどです。
時間に関する質問メール
「件名:インターンシップの開催時間に関する質問です(〇〇大学 佐藤花子)」
株式会社〇〇
人事部 インターンシップ担当
〈名字〉様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の佐藤花子と申します。
貴社のインターンシップの時間についてご連絡いただき、誠にありがとうございます。
インターンシップの開催時間について、ご確認を取りたく、ご連絡させていただきました。
頂いたメールでは、10時からの開催となっておりますが、ホームページでは12時からとなっております。
どちらが正しいのかお聞きしたいです。
ご多忙の中、お手数をおかけいたしますが、何卒ご回答の程よろしくお願い申し上げます。
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大学名〇〇学部〇〇学科
佐藤花子 (Satou Hanako)
mail:hanako@〇〇.jp
TEL(携帯)000-0000-0000
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上の例は、インターンの開催時間がホームページと送られてきたメールで異なる場合に、正確な時間を確認する時のメールの例文です。ホームページに記載されている情報とメールで送られてきた情報が違うということはよくあることです。通常、メールの方を信じて問題ないと思いますが、心配だという方は上のような質問メールを送ってみてもよいでしょう。
持ち物に関する質問メール
「件名:インターンシップの持ち物に関する質問です(〇〇大学 佐藤花子)」
株式会社〇〇
人事部 インターンシップ担当
〈名字〉様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の佐藤花子と申します。
貴社のインターンシップの詳細についてご連絡いただき、誠にありがとうございます。
貴社のインターンシップに参加する際の持ち物について質問させていただきたく、ご連絡させていただきました。
頂いたメールの中には、持ち物としてパソコンが記載されていませんでしたが、
パソコンを持参し、メモとっても構わないのでしょうか。
ご多忙の中、お手数をおかけいたしますが、何卒ご回答の程よろしくお願い申し上げます。
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大学名〇〇学部〇〇学科
佐藤花子 (Satou Hanako)
mail:hanako@〇〇.jp
TEL(携帯)000-0000-0000
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上の例は、インターンに参加する際にパソコンの持参が可能であるかどうかについて質問するメールの例文です。
普段パソコンやiPadでメモを取られているという方は、持参や使用が認められているのか聞きたい方も多いと思います。その際にはきちんと聞いてみると不安もなくなり、よりインターンに注力できるようになります。
複数個質問があるとき場合のメール
では、複数個質問がある場合はどうすればよいのでしょうか。ここでも気をつけるべきは「コミュニケーションコストの少なさ」です。次の例文を見て、書き方を学んでいきましょう。
件名:インターンシップに関するご質問(〇〇大学 佐藤花子)」
株式会社〇〇
人事部 インターンシップ担当
〈名字〉様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の佐藤花子と申します。
貴社のインターンシップの詳細について、3点ほどお伺いしたいことがあり、ご連絡させていただきました。
① インターンシップの開催は何時ごろの予定でしょうか
② インターンシップ参加にあたり、交通費の支給はございますでしょうか。
③ 会場に〇〇を持参することは可能でしょうか。
上記3点について、ご多忙の中、お手数をおかけいたしますが、何卒ご回答の程よろしくお願い申し上げます。
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大学名〇〇学部〇〇学科
佐藤花子 (Satou Hanako)
mail:hanako@〇〇.jp
TEL(携帯)000-0000-0000
==============================
上の例文で注目すべき点は、箇条書きで書くことで、全ての質問を一回のメールで聞いているということです。質問が複数ある時でも質問ごとにメールを分けたりせず、担当者の方が一回で返答できるようなメールを送信するようにしましょう。
また、質問が複数ある場合は、質問意図を書くとメールの文面が冗長な印象になってしまう可能性があるため、その場合は省略しても構いません。
送るべきではないインターンの質問メールの特徴
自分が聞きたいメールの例文がわかったと思って、メールを書きはじめようとしているそこのあなた、油断は禁物です。
実は、送るべきではない質問メールの特徴というものが存在します。このような質問を送ってしまうと、インターン先の方に悪い印象を与えてしまう可能性があるので、気をつけましょう。送るべきではない、インターンの質問メールの特徴は以下の2つです。
- 調べたらすぐにわかる情報を質問している
- メールで提案ではなく、要求をしている
調べたらすぐにわかる情報を質問している
まず、調べたらすぐにわかる情報を質問しているメールはNGです。当たり前ですが、あなたのメールを返信するのにも企業の方は仕事を中断して、時間をとっています。そこで調べればすぐにわかることを聞かれていると、「自分で調べれば」と呆れられてしまうでしょう。企業の方はあなたの先生ではありません。調べても分からなかったことのみ聞くように心がけましょう。
調べたらすぐにわかる情報の例
- WEBサイトに載っている情報
- 既にメールで説明されている情報
提案ではなく、要求をしているメール
メールの文面が提案ではなく、要求になっているものも送るべきではないでしょう。
ビジネスで送るべきメールとは「〜はいかがでしょうか」といったような「提案」の口調のメールです。これが「〜してください」というような口調であると、メールから高圧的な印象が伝わってしまいます。
お願いをしたい場合でも、遜った口調でメールを書くことで、そのような命令的な印象がなくなり、丁寧なメールを送ることができるでしょう。
面接の日程を変更していただくことは可能でしょうか。
面接の日程を変更してください。
インターンの質問メールを送信する時の注意点
ビジネスメールにはルールがあります。このルールを破った文面で書いたり、送り方をしてしまうと企業の方に失礼だと思われかねません。インターンは本選考にも影響する大切なイベントです。イメージダウンしてしまわないように、ここで注意点を押さえておきましょう。
- 適度な改行と段落分けを心がける
- 誤字脱字を必ずチェックする
- 絵文字や装飾文字はNG
- シンプルなメールアドレスにする
- 朝早く、夜分遅くの送信は避ける
- 敬称に注意する
- 返信が遅くなったら、謝罪文を入れる
適度な改行と段落分けを心がける
まず、適度な改行と段落わけを心がけるようにしましょう。改行や段落分けが行われていないと、読みづらいだけでなく、情報にまとまりがない印象の文章になってしまいます。
適度に改行したり、意味のまとまりで段落わけしたりすると、視覚的に質問内容がわかりやすくなり、担当者の方にも返信してもらえる可能性が高まります。
誤字脱字をチェックする
質問メールを送る時は、最後に必ず誤字脱字をチェックするようにしましょう。誤字脱字をしていると、質問内容が伝わらない可能性があるというだけでなく、メールの最終確認をしていないことが伝わってしまうため、担当者の方の印象も良くありません。
誤字脱字をチェックすることは、失礼のないメールを書く上で最低限しなければいけない作業であると言えるでしょう。
絵文字や装飾文字はNG
絵文字や装飾文字を使うのもNGです。使ってしまうと、文面からビジネスメールのフォーマルさが伝わらないだけでなく、担当者の方を見下しているような印象になってしまいます。
当たり前のことですが、担当者の方はインターン生の友達ではありません。メールの文面を友達に送るようなカジュアルなものにすることは絶対にしないようにしましょう。
シンプルなメールアドレスにする
インターン先の企業に質問メールを送る時は、シンプルなメールアドレスを使いましょう。アドレスが派手な名前のものは、悪目立ちするだけでなく、担当者の方に本当にあなたのものなのか不安にさせてしまう可能性があります。手軽なものだと、大学から支給されているメールアドレスを使うと良いでしょう。
また、意外と見落としがちなのが、gmailの名前表記です。これも派手なものだとビジネスメールとしてはふさわしくないので、自分の本名に変更しておきましょう。
実際に筆者も塾講師をしていた時、この名前表記についての苦い経験があります。
塾の上司にメールを送った時、アドレスは普通だったのですが、名前表記が中学生の時にノリでつけた「鬼畜のルッコラ」となっていました。あの時はおとなしくしていたので、「鬼畜のルッコラ」って、筆者さんですかと言われた時は恥ずかしかったですね(汗)
朝早く、夜分遅くの送信は避ける
朝早く、夜分遅くに質問メールを送信することも避けましょう。営業時間外にメールすると、マナー違反になるだけでなく、担当の方にメールの存在を気づいてもらえず、質問内容が読まれないという可能性も考えられます。
営業時間に質問メールを送ることで、担当者の方は確実にメールを視界に入れることになるため、返答メールを送っていただける可能性が高まります。
敬称に注意する
質問メールを送る時は、敬称にも注意を払うようにしましょう。敬称が間違っていると、きちんとビジネスメールを書く練習をしてこなかったと思われてしまいます。
具体的に、よく学生が間違える敬称は「貴社」と「御社」です。どちらも、相手先の企業を敬った表現ですが、貴社が書き言葉であるのに対し、御社は話し言葉なので、メールを書く際は「貴社」の方を使用するようにしましょう。
返信が遅くなったら、謝罪文を入れる
返信が遅くなったら、必ず謝罪文を入れるようにしましょう。先述した通り、メールの返信は基本24時間以内です。しかし、どうしても返信メールが返せないという場合も考えられます。この時に謝罪文を入れないと、担当者の方に対して失礼にあたります。
具体的には、返信が遅くなってしまったら「ご返信が遅くなってしまい、申し訳ありません」とはじめに一言添えるようにするとよいでしょう。
返信メールを送る時に気をつけるべき4つのポイント
質問メールをした後に考えなければいけないのが、質問の回答に対する返信メールです。返信メールにも書き方のマナーがあり、このマナーから外れた書き方をしてしまうと、参加前から企業の方に悪い印象をもたれてしまいかねません。返信メールを送る時は以下の4つの点に気をつけるとよいでしょう。
- 必ずお礼の言葉から始める
- 24時間以内での返信を心がける
- 件名は変更せず、「Re:」をつけたままにする
- CCに含まれている人は外さない
必ずお礼の言葉から始める
まずメールの始めにはきちんとお礼の言葉を言うようにしましょう。担当者の方はあなたの質問に答えるために、わざわざ時間をとっています。お礼の言葉から始めることで、その労力に対する感謝の気持ちを伝えることができます。
具体的には、以前もメールを送っているため「お世話になっております」と書いた上で、「ご返信いただき、誠にありがとうございました」と送るようにしましょう。
24時間以内への返信を心がける
返信メールを送る際は、24時間以内の返信を心がけるようにしましょう。繰り返しになりますが、担当者の方には、あなたの質問に回答するためにわざわざ時間をとって頂いています。ここですぐに返信が返ってこないと、せっかくの回答を読んでいないのかと担当者の方を不快な気持ちにさせてしまいます。
件名は変更せず、「Re:」をつけたままにする
返信メールの件名は変更せずに、「Re:」をつけたままにするようにしましょう。件名を変更するとどのメールに対する返信なのかが分からなくなってしまい、回答に対するお礼の言葉や関連する質問が担当者の方の目に届かなくなってしまうという可能性が考えられます。
件名は変更せず、「Re:」をつけておくことで、どのメールに対する返信なのかがわかり、担当者の方が読んでくれることが多いです。
CCに含まれている人は外さない
たまに回答メールの宛先にCCと他の人のメールアドレスが記載されていると言う場合があります。この場合は、CCを勝手に外さないように気をつけましょう。
CCの後に他の人にメールアドレスを追加しておくと、その人も同じメール内容を受信することができます。中には、このCC機能を使って、情報を共有、管理しているという企業もありますので、自分の判断で削除してしまわないように注意しましょう。
まとめ
この記事を要約すると次のようになります。
- インターン先に質問メールを送る時は、相手のコミュニケーションコストが少なくなるように配慮しよう。
- インターンの質問メールで押さえておくべき基本的なマナーは「宛名と挨拶から始める」「件名には自分の情報と質問内容の要約を入れる」「質問内容は簡潔に伝える」「締めの挨拶を入れる」「最後に署名を忘れずにつける」の5つ
- 送るべきでない質問メールの特徴は、「調べたらわかる質問を聞いているメール」と「提案ではなく、要求のメール」。
- インターンの質問メールを送信する時には「適度な改行と段落分けを心がける」「誤字脱字を必ずチェックする」「絵文字や装飾文字はNG」「シンプルなメールアドレスにする」「朝早く、夜分遅くの送信は避ける」「敬称に注意する」「返信が遅くなったら、謝罪文を入れる」の7つの注意点に気をつけよう。
- 返信メールを送る時に気をつけるべきポイントは「必ずお礼の言葉を言う」「24時間以内での返信を心がける」「件名は変更せず、「Re:」をつける」「CCに含まれている人は外さない」の4つ
今回は、インターンの質問メールに関して、他のどの記事よりも網羅的に徹底解説してきました。ここまで読んで気づかなかったかもしれませんが、実はこの記事を書いている筆者は、このココシロインターンというサイトでインターンとしてライターをしています。ということで、もちろん学生です。
今、「なぜ学生がそんなに「ビジネスメール」の書き方について知ってるの」と思いましたよね。その理由はただ一つ。長期インターンに参加しているからです。
長期インターンに参加すると、社員の方や他のインターン生の方とメールでやり取りをする機会が多いため、ビジネスメールの書き方を身につけることができます。また、これはビジネスコミュニケーションの仕方やプレゼンの方法など、他のビジネスマナーについても同様のことが言えます。
筆者もビジネスマナーを最初は全く知りませんでしたし、長期インターンを通してこんなに覚えられるとも思っていませんでした。
現在、就活生が覚えなければいけないビジネスマナーを数えてみれば、枚挙にいとまがありません。これを記事を読むだけで覚えるのはほぼ不可能です。だからこそ、ビジネスマナーは私のように、長期インターンに参加して、本当のビジネスの場で身につけていくのがおすすめです。きっとそうやって「現場」で身につけたマナーはあなたの血となり肉となり、これから忘れられることはないでしょう。
では、どこから長期インターンに申し込めばいいのか。おすすめするのは、私が今働いている「ココシロインターン」という長期インターン求人サイトからのお申し込みです。ココシロインターンが他社と差別化できる点は、キャリアアドバイザーがあなたの自己分析から採用までを無料で完全サポートしてくれるという点です。
他のサイトで申し込むとミスマッチになり、ビジネスマナーの身につかない企業に申し込んでしまう可能性も高い長期インターンですが、ココシロから申し込めばその心配はありません。面談から無料なので、ぜひ申し込んでみてくださいね。
キャリアアドバイザーに就活やインターンの不安や疑問を相談してみましょう!
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