いつから何をする?就活の流れを踏まえた動き方を徹底解説

就活はゴールの見えない長期戦です。周りの友人が次々とインターン選考を突破したり、内定をもらったりしていく中で、焦りを感じている就活生も多いと思います。

しかし、焦りを抱えたまま闇雲にエントリーしても、就活はうまくいきません。効率良く就活を進めていくためには、就活全体の流れを把握することが非常に大切です。

本記事では、サマーインターン・秋冬インターン・早期選考・本選考がいつから始まるのかという就活の流れを徹底解説します。さらに、各選考を突破するために「いつまでに、何をやっておかなければならないか」をモデルケースを交えて説明します。

ぜひ最後まで読んでみてください。

こんな人に読んでほしい

  • これから就活を始めようと思っている人
  • 就活の流れが分からず、不安を感じている人
  • 就活の流れを踏まえて計画的に就活を進めたい人
  • 就活において早めにやっておかなければならないことを知りたい人
CTA画像

長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。

  • 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
  • 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
  • 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!

しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
小さな不安や将来の悩みも就活のプロに相談して、就活を成功させましょう!

学生の面談申し込みはこちら

就活で最強のガクチカになる長期インターンを職種別で探してみましょう!

全体の流れを押さえれば「就活の早期化」も怖くない!

みなさんも就活を進めていく中で、「就活の早期化」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。「就活の早期化って何?」「自分は出遅れてる?」と、不安に感じている就活生も多いかもしれません。

「就活の早期化」とは、インターンや特別選考ルートを経て、企業が早めに内定を出す近年の傾向を指します。早い人だと大学3年生の9月頃には既に内定をもらっているというケースもあります。

かなり早めに内定をもらえる学生が出てくることで、他の就活生は「自分は遅れているかも」と不安を感じてしまいます。しかし、就活全体の流れは、これまでと大きく変わりません。

全ての選考が前倒しになるのではなく、「選考の選択肢が増える」ことが就活の早期化だと覚えておきましょう。インターンや特別選考経由で早めに内定をもらう就活生もいれば、今まで通り3月から始まる本選考で内定をもらう就活生もいます。

多様化する就活の流れを理解するためには、以下のポイントを押さえましょう。

  • いつから何が始まるのか
  • それまでに何をしなければならないか

いつから何が始まる?実際の就活の流れ

まずは、「いつから何が始まるのか」を理解しましょう。

大学3年生・大学4年生の就活の流れ

大学3年生 6月〜 サマーインターンのエントリーが始まる

就活は、大学3年生の6月から始めるのが最も一般的です。この時期からサマーインターンのエントリー受付を開始する企業が多いからです。

3年生の6〜7月は、就活生にとって最初の山場になるでしょう。時期的に学期末テストに重なってしまうため、テスト対策やレポートは計画的に進めておくことをおすすめします。

大学3年生 8〜9月 サマーインターンに参加

選考を突破すると、サマーインターンに参加できます。サマーインターンは、主に1日で完結するオープンカンパニー形式のものと、複数日程に渡って行われる場合が多いインターンシップ形式のものに分けられます。

サマーインターンで優秀だと判断された学生は、早期選考に案内される可能性が高いです。参加できたことに満足して、インターン当日が疎かになってしまわないようにしましょう。インターン参加時に注意すべきポイントは、以下の記事を参考にしてみてください。

大学3年生 10〜2月 秋冬インターン/早期選考

大学3年生の夏休み以降は、秋冬インターンと早期選考が実施されます。多くの就活生にとって「中弛み」の時期である分、この期間を有意義に過ごせれば周りと差をつけることができるでしょう。

秋冬インターンはサマーインターンよりも通過難易度が低いといわれています。そのため、サマーインターンに参加できなかった業界・企業にも積極的にエントリーしてみましょう。就活の開始が遅くサマーインターンを逃してしまった就活生も秋冬インターンから巻き返しが可能です。

また、早期選考は、その企業に就職する気がなかったとしても参加してみることをおすすめします。早期選考に参加するメリットは2つあります。

1つ目は、グループディスカッションや面接を経験することで、本選考の練習が積めるということ。2つ目は、1つでも内定を得ておくことで、心理的に余裕がある状態で本選考に臨めるということです。

サマーインターンや本選考に比べると、おざなりにされがちな秋冬インターンや早期選考ですが、これらの機会を活用しないのは就活において非常にもったいないといえます。

大学3・4年生 3〜6月 本選考

多くの日系企業の本選考は大学3年生の3月から始まります。書類選考から複数回の面接を通して、大学4年生の6月までに内定を出す企業が多いです。しかし、6月以降も選考を行っている企業はあります。「周りの就活生がみんな内定をもらっているから」という焦りで、無理やり就活を終わらせようとするのは避けましょう。

また、内定を出した後も、承諾するまで1週間から1ヶ月程度待ってくれる企業がほとんどです。まだ選考が残っている場合は、企業に相談し、納得がいくまで就活を続けるようにしましょう。

選考が早い企業もある

これまで説明してきた就活の流れは、主に日系大手企業に当てはまります。外資企業・ベンチャー企業はこれよりも早く選考が進むので、注意が必要です。

外資企業はインターンへの参加を重視します。インターンが本選考を兼ねており、インターン経由以外の選考ルートがない場合もあるため、注意が必要です。外資企業を目指す人は、志望先がどのような選考ルートなのか早めに確認しておきましょう。

ベンチャー企業は、就活の流れが不規則です。早い企業だと、大学3年生の6月頃に内定を出す場合もありますし、通年エントリーを受け付けている企業もあります。

あくまで一部ですが、選考が早い企業の具体例を以下に挙げるので、参考にしてみてください。

外資企業:デロイト、PwC、P&G、ゴールドマン・サックス、ネスレ

ベンチャー企業:楽天、サイバーエージェント、レバレジーズ、メルカリ

いつまでに何をする?就活の流れを踏まえた動き方

ここまでの説明を通して、「いつから何が始まるか」という就活の全体的な流れが分かったと思います。

ここからは、就活の流れを踏まえて「いつまでに何をすべきか」を具体化していきましょう。以下に紹介するのはモデルケースなので、ご自身の就活状況に合わせてカスタマイズしてください。

サマーインターンまでの流れ

いつまでに〜7月
何をするか自己分析:自分の強みや価値観を言語化する
業界研究:興味のある業界を4〜6個に絞る
ES対策:自分の書いたESを誰かに添削してもらう
適性検査対策:参考書を買い、最初から最後まで解いてみる
GD対策:GD対策イベントに5回以上参加する
面接対策:面接対策イベントに5回以上参加する
エントリー:企業を20社程度リストアップし、エントリーする

サマーインターンの選考は、6月から7月にかけて行われます。そのため、7月までには自己分析・業界研究・選考対策に一通り手をつけておく必要があるのです。

選考対策と同時にエントリーも進めましょう。サマーインターンのエントリー数の目安は20社です。サマーインターンの一般的な通過率は4割程度といわれています。半分弱しか通らないことを念頭において、20社ほどエントリーしておくと良いでしょう。

秋冬インターンまでの流れ

いつまでに〜9月(秋)、〜10月(冬)
何をするかサマーインターンの振り返り:合否要因の分析を行い、参加できたインターンの感想をまとめる
自己分析:自分の強みや価値観、キャリアビジョンを言語化する
業界研究:興味のある業界を3〜6個に絞る
企業研究:志望業界の中で各社の特徴を比較する
ES対策:ガクチカなどのテンプレートを複数用意する
適性検査対策:苦手分野を繰り返し解く
GD対策:ファシリテーターや書記など自分に合ったポジションを見つける
面接対策:想定問答集を作り、聞かれて困った質問を追加していく
エントリー:3〜5社程度エントリーする

秋冬インターンのエントリーは、10月頃には締め切ってしまう企業が多いです。そのため、夏休み期間を利用して企業研究や選考対策を進めましょう。

秋冬インターンはサマーインターンと異なり、大学の授業期間中に被ってしまいます。エントリー数は、単位の取得に支障をきたさない程度の参加数である3〜5社がおすすめです。

早期選考までの流れ

早期選考は、業界や企業ごとに開始時期が様々です。そのため、「いつまでに何をする」という計画を明確に立てるのが難しいといえます。

しかし、やるべきこと自体は本選考と変わりません。

早期選考に参加するメリットは、「本選考の練習を積めること」「1つでも内定を得ておくことで心理的な余裕が生まれること」の2点です。そのため、5〜6社程度は早期選考に進んでおくと良いでしょう。

本選考までの流れ

いつまでに〜3月
何をするか自己分析:自分の強みやキャリアビジョンを他人に説明できる状態にする
業界分析:興味のある業界を2〜3個に絞る
企業分析:志望業界の中で、各社の違いを説明できる状態にする
OB訪問:5〜6人のOBに話を聞きにいく
ES対策:可能であればOBにESを添削してもらう
適性検査対策:正答率70%を目指す
GD対策:志望度の低い企業の選考に応募し、実践経験を積む
面接対策:自分の面接を録音し、話し方に磨きをかける
エントリー:20社程度エントリーする

多くの日系企業の本選考は、3月から解禁されます。そのため、3月までに自己分析や選考対策の総仕上げを済ませておきましょう。

インターン選考と本選考の異なるポイントは、本選考の方がより深い企業理解を求められるとうことです。「その企業に興味を持った理由」だけでなく、「他社との違い」や「入社後のビジョン」も深堀りされます。このような質問に対応するためには、OB訪問が大切です。

OB訪問とは、その企業に就職した大学の卒業生に話を聞きに行くことを指します。OBの探し方は、知り合いのつてをたどる、大学のキャリアセンターに行く、OB訪問用のアプリを使うなどがあります。自分に合ったやり方を見つけるために、まずは色々と試してみるとよいでしょう。

【先輩たちの体験談】就活で早めにやっておけば良かったこと

ここまでの説明を通して、就活の流れと全体を俯瞰した動き方は理解できたと思います。しかし、やるべきことが多すぎて何から手をつけたらいいか分からないという就活生もいるかもしれません。

そんな場合、先輩たちの体験談を知ることが就活の流れをつかむ一助になるでしょう。ここでは、就活を経験した4人の先輩の体験談を紹介します。

大学の期末対策

明治大学
Dさん
明治大学 Dさん

私は大学3年生の春、何も考えずに履修登録してしまい、学期末に6個のテストと3つのレポートを仕上げなければいけませんでした。しかも、同時並行でサマーインターンの選考も受けなければいけないため、かなり忙しかったです。

もし大学3年生の春に戻れるなら、履修登録の段階で単位数を減らします。その分、大学4年生で多めに単位を取ればいいですからね。もう既に履修登録してしまった場合は、なるべく早めにテスト勉強やレポートの執筆を始めるのをおすすめします。

就活の流れの部分で説明した通り、サマーインターンの選考は6〜7月に集中します。この時期は、大学の期末テスト期間を被るため、早めの対策が大切です。

就活の軸の言語化

早稲田大学
Aさん
早稲田大学 Aさん

就活の軸は早めに決めておけば良かったと思っています。日々の選考対策に追われていると、どうしても「通ればどこでもいい」という気持ちになってしまいます。

でも結局、自分の中できちんとした志望理由が固まってないのにエントリーした企業は、大抵落とされているんです。「自分は何にやりがいを感じるのか」「どんな環境なら頑張れるのか」を事前に言語化しておけば、面接の深堀りにも耐えられたんだと思います。

就活の軸を決めずに就活をしている学生は多いです。しかし、就活の軸がないとエントリーする企業を効率的に絞っていくことができませんし、面接で深堀りをされたとき答えに詰まってしまいます。

きちんと対策していない就活生が多い分、早めに就活の軸を考えておけば周りと差別化できるでしょう。就活の軸の見つけ方を知りたい方は、次の記事も合わせて参考にしてください。

業界研究

東洋大学
Tさん
東洋大学 Tさん

僕は業界研究をあまりせず、新卒採用ページからのコピペで志望理由を書いていました。当然、ESの通過率は悪かったです。また、運よくインターンに参加できた企業も、実際にインターンに行ってみたら業務内容が自分に合っていなかったということがありました。

各業界についてもう少し調べておけば、選考の通過率も上がったはずですし、自分にマッチしていない業界のインターンに参加してしまうこともなかったと思います。

業界研究はやり方がよく分からず、後回しにしてしまっている就活生も多いと思います。しかし、業界研究を疎かにすると企業とのミスマッチが起こりやすくなります。

自分に合った業界の選び方については以下の記事を参考にしてみてください。

長期インターン

学習院大学
Rさん
学習院大学 Rさん

私はとにかくガクチカが弱かったので、大学3年生で長期インターンを始めておけば良かったなと後悔しています。大学生活で学校とバイト先の往復しかしていなかったせいで、就活で話せるようなことが何もなかったんです。

友人の中には、私と全く同じ状況で長期インターンを始めた人がいました。その人は、長期インターンでの姿勢を評価されて就活に成功していました。

私も、弱いガクチカを無理やり盛るのではなく、「今からガクチカを作る」という発想があっても良かったのにと思っています。

大学生時代にサークルやアルバイトしか経験しておらず、ガクチカとして話せるようなことがないと不安に感じている就活生も多いと思います。その場合、長期インターンを始めるというのも、就活を成功させるための有効な手段です。

実際、大学3年生から長期インターンを始める人が最も多いので、「就活のために長期インターンをする」という動きは普及しつつあります。

キャリアアドバイザーに就活インターンの不安や疑問を相談してみましょう!

インターンはこれからのキャリア形成のために重要な役割を担っています。
学生時代に会社のリアルを経験することで、
社会、自分の心や実力を正しく知り、今後50年の正しい選択につなげることができます!

これからの就活で不安なことがあったり、自分がどのようなインターンをしたらいいかわからない自分に合ったインターンを見つけたい方は「 ココシロインターン」を活用しましょう!

キャリアアドバイザーが学生に寄り添い、自分に合ったインターンを紹介就活の相談面接練習などができます!

ココシロインターン」を活用して有意義なインターンを経験し、就活を成功させましょう!

学生の面談申し込みはこちら

就活の流れに関するFAQ

最後に、就活の流れに関するよくある質問に回答していきます。

就活を始める時期の平均はどれくらい?

就職未来研究所(『就職白書2024』データ集)によると、大学3年生の6月頃から就活を始める人が最も多いようです。6月はサマーインターンの選考情報が解禁される時期なので、それに合わせて多くの人が就活を開始します。

しかし、自己分析や業界研究は選考情報の解禁前にもできます。4〜5月にかけて自己分析や業界研究の土台を作っておいた方が、6月からのサマーインターン選考で順調なスタートを切れるでしょう。

就活で何もしてないけど大丈夫?

「就活で何もしてなくて不安」と感じている場合、取れる対策は非常にシンプルです。それは、目の前の選考に全力を注ぐということです。

サマーインターンを逃してしまった人は秋冬インターンを頑張る。秋冬インターンも逃してしまった人は本選考を頑張る。大学4年生まで何もしていなかったという人は、本選考のうち2次選考や3次選考に力を尽くしましょう。

このとき、自己分析や業界研究から丁寧に進めることが大切です。この部分を疎かにしてしまうと、結局ESや面接で説得力のある内容を語ることができないからです。

選考を行っている企業がある限り内定を得られる可能性はあるので、まずは目の前の選考に全力を尽くしましょう。

内定時期の目安や内定が取れないときの対処法は、以下の記事を参考にしてみてください。

まとめ

本記事では以下の内容をお伝えしました。

この記事の要約
  • 就活の流れを把握するためには、「いつから何が始まるのか」「それまでに何をしなければならないのか」を理解することが大切
  • サマーインターン→秋冬インターン→本選考という就活の流れがある
  • 就活において、就活の軸の言語化や業界研究は早めに進めておく
  • 「ガクチカが弱い」と感じたら長期インターンを早めに始める

就活の流れを理解することは、効率的な就活を進める上で非常に重要です。就活は終わりが見えにくい分、周りの就活生と自分の進捗を比べて落ち込んでしまうこともあるでしょう。

しかし、みなさんには焦りから手当たり次第にエントリーするのではなく、全体の流れを踏まえて計画的に就活を進めて欲しいと思っています。

本記事がみなさんのより良い就活の一助になれば幸いです。

CTA画像

長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。

  • 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
  • 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
  • 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!

しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
小さな不安や将来の悩みも就活のプロに相談して、就活を成功させましょう!

学生の面談申し込みはこちら

就活で最強のガクチカになる長期インターンを職種別で探してみましょう!