一般的に第一印象は3〜5秒で決まると言われています。就活においては、その第一印象が採用の可否を決定づけると言っても過言ではないでしょう。
そして、就活での第一印象を決定づけるのは「自己紹介」です!
就活の面接で自己紹介をする機会というのはたくさんあります。その中で、周りの就活生に差をつけられるような自己紹介ができたら、序盤の自己紹介の時点で面接官に好印象を持ってもらえたら、嬉しくないですか?
今回は、そんな就活で第一印象を決定づける自己紹介について、失敗しないためにすべきことや抑えておきたいポイント、コツについて詳しく解説をしていこうと思います。
- 就活の第一印象を決める自己紹介で失敗したくない人
- 自己紹介の時点で周りの就活生と差をつけたいという人
- 具体的に自己紹介でのアピールはどうすればいいのか知りたい人
- 自己紹介を練習するためにはどうすればいいのか知りたい人
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長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
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就活の自己紹介では何が見られる?
まず、就活の自己紹介ではどんなことが見られるのかについて解説していきます。面接官が何を見ているのかを理解することで、何に気をつければいいかも自ずと見えてきますよね!
主に3つほどあります!
- 人前で話せるかどうか
- 端的に物事を伝えられるかどうか
- 最低限の話し方のマナー
人前で話せるかどうか
まず就活の自己紹介で見られることとして、人前で話せるかどうかが挙げられます。
当たり前ではあると思うのですが、コミュニケーション無しで働くというのは難しいです。特に多くの人が関わり合う企業では当然でしょう。
業務の中にも会議やプレゼンなど人前で話すタイミングはたくさんあります。そこで堂々と話せるかどうかはこれから一緒に働く人を見極めている面接官にとっては重要なものと言えるでしょう。
端的に物事を伝えられるかどうか
次に就活の自己紹介で見られることとして、端的に物事を伝えられるかどうかが挙げられます。
話が回りくどい人は企業では嫌われてしまう可能性があります。スピード感を大事にしている企業では特にそうで、ビジネスの環境においては簡潔性が常に求められます。新入社員が「要点は何?」「結論は何?」と上司に詰められる、というのも珍しくはないです。
そういう点で、いかに簡潔に物事を伝えられるか、というのも面接官は見てきます。
もちろん後から学習して成長していくこともできるわけですが、就活生の時点でそのスキルが有る人のほうが面接官も採用したいと思いますよね。
最低限の話し方のマナー
最後に就活の自己紹介で見られることとして、最低限の話し方のマナーが挙げられます。
先述しましたが、仕事はコミュニケーション無しではできません。そして、社外の人間とコミュニケーションを取ることも少なくないでしょう。
もしあまりにも敬語がなっていない、姿勢が悪いというような学生を採用して、取引先の企業に悪印象を持たれてしまった場合、当人だけでなく会社全体が不利益を被ってしまうことになります。
面接官はそのような因子は早急に取り除いておきたいと考えるでしょう。
就活での自己紹介では何を話せばいい?
次に、面接官が見たいことが分かったところで、就活の自己紹介で何を話せばよいのかについて解説していきます。
1分から2分の自己紹介ではおよそ300文字〜600文字程度の文章量になると思ってください。配分はアピールを特にしたい部分に比重を置けばよいですが、置きすぎるあまり分量が長くなりすぎないように注意してください。
話すべきこととして主に4つあります。
- 自分の基本情報
- 強みやスキル
- 志望動機を絡めたエピソード
- 今後の目標や意気込み
後述しますが、自己PRと混同しないように気をつけてください。
自分の基本情報
まず自分の基本情報を喋りましょう。
所属大学/学部/学科/氏名
の順番で喋るのが無難です。それ以上の情報、例えば出身や生年月日等は必要ありません。
強みやスキル
次に大学、サークル、バイト、インターン等で得た強みやスキルについて喋りましょう。
例えば次のようになるでしょう。
型1
大学では〇〇について研究をしており、この研究を通じて▲▲といった方法を利用して▢▢というような実績を得ることができました。
型2
学外の活動では、サークル活動を特に頑張っていました。〇〇といったイベントを通して▲▲といったスキルを身につけることができました。
型3
大学生活の傍ら〇〇系の企業でインターンをさせてもらっていました。特に▲▲といった業務に携わらせていただいて、結果として▢▢というように売上に貢献することができました。
「自己紹介」ですので、あまり深く喋りすぎることなく端的にまとめてあげましょう。
およそ150文字程度で済ませておくのが良いでしょう。
志望動機を絡めたエピソード
次に志望動機を絡めたエピソードについて喋りましょう。
業界への興味、この企業を志望した理由、どこから知ったのか、等企業に対するアピールをしましょう。
例
昔から〇〇業界に憧れがありまして、自分の性格と御社のMVVの▲▲といった部分に共通する部分があると思い、志望しました。
こちらも、先程の強みやスキルと同様長すぎないように、100文字程度で簡潔にまとめましょう。
今後の目標や意気込み
最後に今後の目標や意気込みで締めくくりましょう。
「本日はよろしくお願いします。」というようにまとめるのが無難であると言えます。
話の終わりが分かるようにしないと面接官も戸惑ってしまいますからね。
以上まとめると次のようになります。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇と申します。
大学では〇〇の研究を行っております。
学業以外では〇〇年前から〇〇系の企業で学生インターン生として参加させていただいておりまして、〇〇といった業務を通して売上に貢献しています。
昔から〇〇業界に憧れがありまして、自分の性格と御社のMVVの▲▲といった部分に共通する部分があると思い、志望しました。
本日は貴重なお時間をありがとうございます。よろしくお願いします。
就活での自己紹介の例文!
先ほど作った型を元に自己紹介の例文をまとめます。是非参考にしてください!
例A:文系 コミュニケーション力 サークル活動
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇と申します。大学では多文化共生の研究を進め、特に移民と現地社会の相互理解を深める取り組みについて分析しました。この研究成果をもとに、論文を執筆し、学内コンペティションで優秀賞を受賞しました。また、ボランティアサークルではリーダーを務め、地域の外国人支援プロジェクトを企画・運営し、言語の壁を越えた交流イベントを実現しました。小さい頃から異文化に興味があり、海外経験を通じて異なる文化への理解を深めてきました。御社が掲げる「グローバルな視点を持つ企業姿勢」に共感し、私自身の国際的な経験とコミュニケーション能力を活かして貢献できると確信し、志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
例B:文系 ビジネス アルバイト
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇と申します。大学では地域経済の振興に関する研究を行い、特に地方創生プロジェクトの経済効果をデータに基づいて分析しました。この研究では、地元自治体との協力のもと、具体的な政策提案まで行い、現場のニーズを反映した提案が評価されました。さらに、喫茶店でのアルバイトでは、接客を通じて顧客満足度の向上に努め、独自の販売戦略を提案し、繁忙期の売上を10%増加させました。御社の製品が地域の経済やコミュニティに与える影響に興味を持ち、その貢献の一端を担いたいという思いから志望いたしました。本日は貴重なお時間をありがとうございます。よろしくお願いします。
例C:理系 サステナビリティ サークル活動
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇と申します。大学では廃棄物リサイクル技術に関する研究を行い、特にプラスチック再利用の効率化に取り組んでいます。この研究は地元企業との連携により試験導入され、コスト削減と環境負荷軽減に成功しました。また、学外では環境保護サークルに所属し、リーダーとして定期的にリサイクル活動を企画・実施し、地域の環境意識を高める活動を行いました。環境保護に対する強い意識と行動力を活かし、御社のサステナビリティへの取り組みに貢献したいと考え、志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
例D:理系 技術 インターンシップ
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇と申します。大学ではロボティクスの研究に従事し、特に自律型ロボットの制御技術に関する研究に取り組んでいます。この研究の成果は学会で発表し、高い評価を得ることができました。さらに、AI関連企業でのインターンでは、画像認識技術の開発プロジェクトに参加し、プロジェクトの成功に貢献しました。技術革新に対する強い興味と挑戦心を持ち、常に新しい技術に触れ、学び続けることに喜びを感じています。御社の最先端技術開発に参加し、自分のスキルをさらに磨きながら貢献したいと考え、志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
例E:文系 クリエイティブ サークル活動
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇と申します。大学では日本文学を専攻し、特に近代詩の研究に取り組んでいました。学業以外では、演劇サークルで脚本執筆と演出を担当し、文化祭での公演が大成功を収め、観客数が前年の2倍に増加しました。この経験から、クリエイティブな発想とリーダーシップを発揮することの大切さを学びました。幼い頃から御社の作品に親しんできたこともあり、自分の創造力と情熱を活かして、御社のクリエイティブなプロジェクトに貢献したいと思い、志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
例F:理系 バイオ 趣味
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇と申します。大学ではバイオテクノロジーを専攻し、特に遺伝子編集技術に関する研究を行っています。子供の頃から植物栽培が趣味で、遺伝子改良を通じて理想の植物を作り出すことに魅力を感じ、この分野に進むことを決めました。研究の成果として、特定の環境下で成長が早まる植物の開発に成功し、学内外で高く評価されています。さらに、趣味として家庭菜園を続けており、その経験が研究にも大いに役立っています。御社が取り組むバイオテクノロジーの最前線で、自分の情熱と知識を活かして新しい価値を創造したいと考え、志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
例G:文系 グローバル 留学
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇と申します。大学ではグローバルコミュニケーションを専攻し、特に異文化理解と国際協力に関する研究を進めています。3年次には、アメリカの大学に1年間留学し、現地でのフィールドワークを通じて多文化共生の現場を直接体験しました。この留学経験で培った英語力と異文化理解のスキルを活かし、国際会議での発表やディスカッションでも成果を上げました。また、帰国後は留学生支援サークルに参加し、外国人学生との交流イベントを企画・運営しました。御社の国際展開やグローバルな視点での事業に共感し、自分の国際経験を活かして貢献できると確信し、志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
就活での自己紹介で注意しておきたいポイントは?
テンプレートと例文が分かったところで、ここからは自己紹介の構成と実際の喋り方について注意しておくべきことについてまとめていきます。
- 自己PRと役割を分ける
- 嘘はつかない
- マイナスイメージのつく話題は避ける
- 話は簡潔にまとめる
- 落ち着いて話す
- 姿勢や表情に気を使う
自己PRと役割を分ける
1つ目に、自己PRとは役割を分けるというのには気をつけましょう。
自己紹介は自己の紹介をするためのもの、その上で自己PRはアピールしたい部分について深く掘り下げるというように役割分けをしてあげましょう。
つまりは「自己紹介でアピール部分を深堀りしすぎるな」ということになります。端的に「こういうことをしていました」というような事実部分を喋り、面接官に最低限パーソナルな経験を伝えることができれば大丈夫です。
嘘をつかない
2つ目に、嘘はつかないようにしましょう。
就活において「嘘」というのはデメリットしかありません。
まず嘘がバレてしまったときは最悪です。間違いなく面接官に悪印象を与えてしまい、面接では落とされてしまうでしょう。そして、喋っている本人が嘘がバレていないと思っていたとしても、実は面接官にバレていた、というのは実はよくある話です。
次に嘘がバレなかった時ですが、例えば、本当の自己を隠した状態で内定を得て、実際働いてみるとうまく社風とマッチせず違和感を感じてしまい居心地が悪いと感じてしまう、というような悪影響があります。
嘘をついて入社した結果、後から相性が良くなかったと判明するくらいなら、最初から本心で就活はしたほうが良いでしょう。
マイナスイメージのつく話題は避ける
3つ目に、マイナスイメージのつく話題は避けるようにしましょう。
例えば、留年をしたであったり、途中でバイトを飛んでしまったであったり、実際事実であったとしても言わなくてもいいことは喋らないに越したことはありません。もっとも、その経験を経てなにかアピールできるような大きな成長があれば話は別ですが、基本的には喋らないほうが良いでしょう。
話は簡潔にまとめる
4つ目に、話は簡潔にまとめるようにしましょう。
先述しましたが、面接官が学生を見るポイントとして、「端的に物事を伝えられるかどうか」がありました。途中「あー」や「えーっと」といったフィラーも挟まないように、的確にそして簡潔に物事を話し伝えるようにしましょう。
落ち着いて話す
5つ目に、落ち着いて話すようにしましょう。
「多少時間が無い」と焦って早口で喋ってしまったりするとかえって悪印象になってしまう場合があります。ある程度制限時間があるとしても、ゆっくり落ち着いてハキハキと喋るようにしましょう。早口になるよりよっぽど良い評価を得られます。
姿勢や表情に気を使う
6つ目に、姿勢や表情に気を使うようにしましょう。
喋りによる第一印象以前に面接での立ち振舞も重要になってきます。姿勢は正しく、表情もこわばらないよう注意しましょう。
面接のマナーについては、次の記事で特に深く解説をしています。是非参考にしてみてはどうでしょうか?
就活の自己紹介を練習するには?
抑えるべきポイントが分かっても、それを練習してだめなところを見つけるのは難しいものです。就活の自己紹介を練習するのにおすすめの方法を3つほどご紹介します。
- 自分で動画を撮って確認する
- 友達同士で添削し合う
- キャリアアドバイザーに相談してみる
自分で動画を撮って確認する
まずいちばん簡単にできるのは、自分で動画を撮ってみてそれを見ることでしょう。
面接官との応対を練習するのは難しいと思うので、自己紹介の部分1分だけでも実際に撮影してやってみましょう。実際に映像で撮ってみることで「意外とこの部分説明が少ないかもな……」や「喋り方少しぎこちないかもな……」というように、客観的なレビューが可能になります。
しかしながら、自分の視点以外からの意見が得られないので、より良くしたい場合は、以降の方法を取ることをおすすめします。
友達同士で添削し合う
次におすすめできるのは、友達同士で添削し合うことです。
先に説明した自分で動画を取るという方法よりも、より客観的な意見を得て成長することができます。特に同じ就活生とともに添削寿司合うことができれば、「この企業ではこういうのが刺さったと思う」というような就活ノウハウを教えてもらえるでしょう。
キャリアアドバイザーに相談してみる
就活の専門家に相談してみるというのも一つおすすめできます。
就活生よりも、就活に詳しいキャリアアドバイザーのほうがより良質なアドバイスをすることができます。
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まとめ
最後に、就活の自己紹介の例文や抑えておきたいポイントについて解説したこの記事を簡単にまとめたいと思います。
- 就活での自己紹介では、1.人前で話せるかどうか 2.端的に物事を伝えられるか 3.最低限の会話のマナー の3つが見られている!
- 就活での自己紹介は以下の流れに沿った内容にしましょう!
- 自分の基本情報
- 強みやスキル
- 志望動機を絡めたエピソード
- 今後の目標や意気込み
- 就活の自己紹介で注意しておきたいのは以下の6つ!
- 自己PRと役割を分ける
- 嘘はつかない
- マイナスイメージのつく話題は避ける
- 話は簡潔にまとめる
- 落ち着いて話す
- 姿勢や表情に気を使う
- 就活の自己紹介を練習したいなら、キャリアアドバイザーと面談してみるのがおすすめ!
面接において失敗しないように気を張るのは大変だと思います。次の記事では面接で気をつけておきたいことやその流れについて完全解説していますので、こちらの記事も参考にしてみてください!
この記事が皆さんのためになれば幸いです。
長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
小さな不安や将来の悩みも就活のプロに相談して、就活を成功させましょう!
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