大手の投資銀行に就職したい学生さんの中には、投資銀行での本選考に向けて「そろそろインターンに参加して就活に備えたい!」と考えている人もいると思います。
今回は、投資銀行での就活に向けて既に動き出している、または動き出そうとしている方に向けて、投資銀行業界のインターン事情や就活事情、投資銀行へ就職するために今からできることについて解説していきます。
また、この記事では投資銀行で必要となるスキルを身につけることができる長期インターン先も5つご紹介しています。投資銀行を目指している方必見です!
このような人に読んでほしい
- 投資銀行に就職したい人
- 投資銀行で長期インターンが開催されているかを知りたい人
- 投資銀行から内定を貰うために今から出来ることをを知りたい人
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長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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投資銀行は長期インターンを開催してる?
現在投資銀行では長期インターンは開催されていないようです。その代わりとして、例年投資銀行では投資銀行業界について学べたり職業体験ができるサマーインターンとウィンターインターンを開催しています。
投資銀行で開催される短期インターンで成果を出すと早期内定につながる可能性があることから、投資銀行を目指す多くの学生が、まずはこのサマーインターンへの参加を目指して就活を始めます。
そのため、「投資銀行での就活を有利に進めるために投資銀行開催の長期インターンに参加したい」と考えていた学生さんは、投資銀行開催の短期インターンに参加するか、投資銀行の選考でアピールできるスキルや経験を得られる長期インターンに参加するという手段があります。
本記事では、投資銀行での就活事情や選考対策に加え、投資銀行での就活を控える学生が長期インターンに参加するメリットや投資銀行で必要なスキルを身に着けられるおすすめの長期インターンなどもご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね!
投資銀行とは?
投資銀行への就活にあたり、まずは投資銀行の基本情報をおさえておきましょう。
投資銀行とは、有価証券を扱うビジネスを指します。投資銀行と聞くと銀行業の一部と認識してしまいそうになりますが、実際は「証券業」の一部門にあたります。
証券業とは、株・債券などの有価証券を取り扱うビジネスを行っており、有価証券の売買や引き受け、売買における取引所への取り次ぎ、投資家への有価証券販売などを主要業務としています。
証券業ではこのような業務に加え、法人が新たな有価証券を発行・取り扱いをする際のサポートも行います。この業務を任されているのが、投資銀行部門なのです。
投資銀行の代表企業
投資銀行には日系と外資系があります。それぞれの代表的な投資銀行は以下の通りです。なお、日本における代表的な投資銀行は、後述する4つの投資銀行業務を行っている証券会社を指します。
▶代表的な日系投資銀行(投資銀行業務を行う証券会社を含む)
▶代表的な外資系投資銀行
投資銀行部門の業務内容
先ほどお伝えした通り、投資銀行部門では法人向けに有価証券発行をしたり、有価証券の取り扱いをサポートする業務を行っています。投資銀行部門での業務内容は大きく4つに分けられます。
1.M&Aアドバイザリー
M&Aとは企業合併・買収を指し、M&Aアドバイザリーは企業の買収をサポートするビジネスです。買収先企業の選定や企業価値の試算、買収交渉、株式売買の実行、そしてそれらに係るあらゆる手続きなど、M&Aに必要な一連の準備をサポートしています。
2.公開取引(IPO)
IPOでは公開引受(株式を証券取引所に上場すること)を実現するためのサポートを行います。証券取引所の規則を満たしたり、投資家が納得するビジネスモデルを構築したり、資金調達したりと、IPOに関わる上場準備から資金調達までの一連をサポートしています。
3.エクイティキャピタルマーケット(ECM)
ECMは企業の株式の増資や分割などをサポートするビジネスです。上場企業が増資を不用意に行うと、需給が崩れて企業の株式が値崩れしてしまいます。これを防ぐために事前に市場調査を行い、増資を行う際の株価や投資家を集め、株式の配分を行います。
4.デットキャピタルマーケット(DCM)
デットとは債券のことを指し、DCMでは債券発行のサポートを行います。債券の発行提案から、IR、投資家集め、条件決定といった債権に関わる一連の業務を行っています。
(参考:投資銀行の業務内容を部門ごとに紹介!投資銀行って実際何してるの? en-courage)
投資銀行から内定を貰う方法は?
ここまで投資銀行の代表企業や業務内容の詳細をご紹介しました。ここからは、投資銀行業界で就活を有利に進めるために今からできる選考対策について解説していきます。投資銀行を目指す就活生必見です!
結論から言うと、就職難易度が非常に高い投資銀行から内定を貰うためには、選考までに他の学生と差別化できるスキルや経験を持っている必要があります。
ちなみに、投資銀行の就職難易度が高いと言われている理由は、「倍率が高い」「金融・経済・会計・ビジネスなどの幅広い知識が必要」「厳しい選考基準を設けている」などが挙げられるようです。
そして、就職難易度の高い投資銀行の選考を勝ち抜くには、選考時に周囲と差別化されたスキルやガクチカをアピールできるかとどうかが鍵となるのです。
「でも、他の学生に負けないくらいの目新しい経験やスキルなんて無い…。」「そもそもガクチカが無い…。」と感じている方は多くいらっしゃると思います。
そんな方におすすめしたいのが、長期インターンに参加して、投資銀行業界での就活で活かせる経験やスキルを得ることです!
投資銀行のように優秀な学生が集まる業界の選考だと、研究成果や起業経験、学会発表の経験など、目新しく興味深い経験を持っている学生らと肩を並べることになると思います。
しかし、長期インターンで社会人と同等の実務経験を積み、投資銀行業務に必要なスキルや人間性を今のうちから身につければ、他の優秀な学生に引け目を感じることなく投資銀行の選考に挑めるようになるでしょう!
ここからは、投資銀行に就職したい学生が長期インターンに参加すべき理由を具体的に解説していきます。
投資銀行に就職したい人が長期インターンに参加すべき3つの理由
投資銀行に就職したい学生は、なぜ長期インターンに参加すべきなのでしょうか?ここからは、その3つの理由について詳しく解説していきます。
①再現性の高いガクチカを作ることができる
投資銀行を目指す方が長期インターンに参加すべき1つ目の理由は、「再現性の高いガクチカ」を作ることができるからです。
「再現性の高いガクチカ」とは、情報の信頼性が高く、企業側が、“採用後にも我が社で同じように成果を出してくれるだろう、その経験で得た知識やスキルを応用して活躍してくれるだろう”と思えるガクチカのことです。
しかし、通常の大学生活を送っている中で、就職後にも応用できそうなスキルや経験を得たとアピールできるエピソードを作るのは簡単なことではありませんよね…。
長期インターンでは、一般的に給与や手当を支払われながら、学生のうちから社会人と同等の実務経験を積むことになります。
そのため、長期インターンで得た成果や経験をガクチカに盛り込めば、「自分は投資銀行業界に適性がある」「実務経験で得たスキルを活かして投資銀行でも活躍できる」ということを企業に明確にアピールできるのです。
②投資銀行業務で必要なスキルを身につけることができる
投資銀行を目指す方が長期インターンに参加すべき2つ目の理由は、投資銀行業務に必要なスキルを身につけることができるからです。
長期インターンで身につけることができる、投資銀行の選考でアピール可能なスキルは以下が挙げられます。
- 論理的思考力
- 営業力
- 数的センス(数字に対する正確性や分析力)
- 高いストレス耐性
- 金融・経済・ビジネスモデルなどへの知見
上記スキルは、大学やアルバイト、ボランティア活動などではなかなか得ることができないものばかりです。
したがって、投資銀行に就職したい方にとって長期インターンは選考を勝ち上がるために必要な要素を揃えることができる絶好の場であり、非常に価値があると言えるのです。
③経営者や採用担当者と話す時も物怖じしないメンタルを培える
投資銀行を目指す方が長期インターンに参加すべき3つ目の理由は、長期インターンで職場の社会人や法人顧客の方々と関わる中で、就活の面接時に採用担当者や管理職の方と話す時にも物怖じしないメンタルを鍛えることができるからです。
就活では、ほとんどの学生が面接に不安を感じていると思います。面接時に極度に緊張して本来の実力を発揮できなかったり、質問の意図と逸れた返答をしてしまうことは、ほとんどの就活生が経験することでしょう。
しかし、長期インターンに参加していれば、今まで接する機会が無かった大人の方々と日々接することになります。
そのため、採用担当者や最終面接などで対面することになる管理職の方々などの大人との面接でも、緊張しすぎず落ちついて話せるようになるでしょう!
長期インターンに参加するメリットについて詳しく知りたい方は、合わせてこちらをご覧ください!
投資銀行に就職したい学生におすすめの長期インターン5選
ここからは、投資銀行に就職したい方におすすめしたい長期インターンを5つほどご紹介します。
投資銀行で必要なスキルを身につけられる長期インターンや投資銀行に就職した卒業生を輩出している長期インターンを厳選しました。「投資銀行の選考でアピールできるスキルや経験を得たい!」という方は必見です!
【高い営業スキルが身につく】株式会社ビヨンドボーダーズ
株式会社ビヨンドボーダーズでは、不動産業界に特化した人材サービスをしており、求職者と企業のニーズに合わせた採用コンサルティングを行う企業です。長期インターン生は、アポイント獲得から面談実施などの営業に加え採用まわりのコンサル業務を任されることになります。
この長期インターンの魅力は、経営者を相手とした営業経験の中で、高い営業スキルと論理的思考力を身につけられることです。また、営業に加え、コンサル業務のノウハウを身につけることもできます。なお、長期インターン卒業生には三菱商事、アクセンチュア、モルガンスタンレーなどに就職された方がいるようです。
- 最寄駅:渋谷駅徒歩10分
- 時給:1,113円~1,200円
- 未経験者歓迎!
【論理的思考力・分析力が身につく】株式会社イトクロ
株式会社イトクロは、2015年にグロース市場へ上場し、学習塾予備校検索No.1サイト「塾ナビ」を始めとした教育領域に特化したポータルサイトを運営している企業です。長期インターン生は、メディア企画・マーケティング業務として、エクセルによるデータ分析やWEB広告改善に夜収益化、新規事業立案などを任されることになります。
この長期インターンの魅力は、エクセルを使っての分析手法を1から学ぶことで、データ分析スキルや高い論理的思考力を身につけることができることです。また、長期インターン卒業生がGoogle、三菱商事、野村證券など多数の有名企業に内定しているのも魅力です!
- 最寄り駅:地下鉄御堂筋線 本町駅
- 時給:1,000円~
- 未経験者歓迎!
【M&A業務を経験できる】株式会社M&Aベストパートナーズ
株式会社M&Aベストパートナーズは、会社の売買を仲介者としてサポートするM&A会社です。長期インターン生は、会社の売買を検討している企業に電話でアポイント取得をする営業業務を任されることになります。
この長期インターンの魅力は、投資銀行での業務の1つにあたるM&A業務に携れることです。また、業務を通して起業家を相手に仕事をしたり、売買における知識を学ぶことができるため、投資銀行就職後にも活かせる貴重な経験を積むことができます。
- 最寄駅:東京駅徒歩1分
- 時給:2,000円~
- 1ヵ月からOK
【金融リテラシーを学べる】株式会社Lit Ship
株式会社Lit Shipは、NTTドコモ、KDDI、SoftBankなどの大手上場企業の営業商材を活用して、携帯やインフラ案件の販促プロモーションや催事ソリューションを提供する企業です。長期インターン生は、最初は提携先の大手企業の営業商材を活用した営業業務を任されることになります。
この長期インターンの魅力は、長期インターン生に月1で情報リテラシーや金融リテラシーを学ぶ機会が与えられていることです。また、新規事業の立ち上げやレベルの高い法人営業、チームリーダーなどに挑戦できる環境を用意しており、高難易度な業務を通してメンタルを鍛えられるのも魅力です!
- 最寄駅:駒場東大前駅徒歩2分
- 日給:9,000円~10,000円
- 週3以下OK
【ビジネス英語が身につく】株式会社ASEAN HOUSE
株式会社ASEAN HOUSEは、外国人を対象とした人材紹介、生活支援、シェアハウス事業、メディア事業など、外国人が日本で何不自由なく暮らすための支援を行う企業です。長期インターン生は、企業開拓→商談実施→採用計画の提案(コンサル)などの一連の法人営業を任されることになります。
この長期インターンの魅力は、実践を積んだ先で、海外での社外提携交渉や新規事業立ち上げ、日本語学校のM&A、PMIなどの非常に難易度の高い仕事に携われる可能性があることです。また、業務内でビジネス英語を使うので、将来外資系投資銀行に就職したい方にぴったりな長期インターンです!
- 最寄駅:都営大江戸線 西新宿5丁目駅徒歩3分
- 時給:1,250円~1,625円
- 未経験者歓迎!
英語力を身につけながら働くことができる長期インターンについて詳しく知りたい方は、合わせてこちらをご覧ください!
投資銀行で必要なスキルを身につけられる長期インターンの探し方
投資銀行で役に立ちそうなスキルや経験を身につけられる長期インターン先を探したい時は、長期インターン求人サイトを活用するのがおすすめです。
特に、長期インターンへの応募を今回初めて行う学生さんは、「ココシロインターン」の利用をおすすめします。
長期インターンの紹介から採用までの全サポートを行うキャリアアドバイザーとの面談では、長期インターンに関する心配事を相談したり、投資銀行で役立つスキルを身につけられる長期インターンを代わりに見つけてもらうことができます。
初めての長期インターンに不安を感じる学生さんや、投資銀行での選考で活かせる経験が積める長期インターンを探している学生さんは、ぜひ一度キャリアアドバイザーと面談してみてはいかがでしょうか?
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FAQ(よくある質問)
最後に、投資銀行での就活を控える方が抱きやすい質問とそれに対する答えを2つほどまとめましたのでぜひ参考にしてください!
Q.投資銀行の選考スケジュールは?
A.投資銀行の選考スケジュールは日系と外資系で多少異なります。それぞれの選考スケジュールは以下の通りです。(投資銀行業界ではインターンへの参加が選考に大きく関わるので、インターンの選考フローもあわせてご紹介します。)
▶日系投資銀行の選考スケジュール
日系投資銀行は、基本的に3年の夏と冬の2回インターンが開催され、その後にインターン選考(ジョブ選考)や早期選考が始まっていきます。本選考は3年2月から順次開始されます。
▶外資系投資銀行の選考スケジュール
一方、外資系投資銀行は、基本的に3年の8月にサマーインターンが開催され、その後にインターン選考(ジョブ選考)が始まっていきます。本選考はインターン終了直後の3年10月から順次開催されます。
(参考:【投資銀行部門への就職を考えている学生必見】投資銀行部門への就活にあたって概要・業務内容・選考フロー・求める人物像を徹底解説 | ビズリーチ・キャンパス (br-campus.jp))
Q.投資銀行を志望する人は、いつ頃から長期インターンに参加すべき?
A.投資銀行で就活する学生は、2年夏には長期インターンに参加するのがおすすめ!
日系投資銀行も外資系投資銀行も、各社で開催されるインターンで一定の成果を出した学生を対象に選考を行う「ジョブ選考」を行っています。したがって、投資銀行に就職したい学生は、まずは各社で開催されるインターンへの合格を目指すことが大切です。
インターンの応募は基本的に3年の4,5月から始まるので、ここまでには選考でアピールできる経験や投資銀行に必要なスキルを身につけておきたいところです。したがって、逆算すると2年の夏には長期インターンを始めるべきだと言えます。
投資銀行業界は、他の業界と比較して選考時期が早いのが特徴であり、志望度の高い学生が選考に向けて早いうちから対策を始めている傾向があります。そのため、できるだけ早くから選考対策を始めることで、投資銀行への就職の道を確実にしていきましょう!
長期インターンをいつ始めるべきかについて詳しく知りたい方は、合わせてこちらの記事をご覧ください!
まとめ
この記事を要約すると以下の通りになります。
- 投資銀行への就職は難易度が高い
- 長期インターンに参加すると、投資銀行で働く際に必要なスキルや周囲と差別化できるガクチカを得られる!
- 投資銀行での就活で活用できる経験を得られる長期インターンを探す時は、長期インターン求人サイト「ココシロインターン」を活用するのがおすすめ!
この記事では、投資銀行への就職を考えている学生さんに向けて、投資銀行の詳細や長期インターンに参加することで投資銀行に必要なスキルを得ることができるといった内容をご紹介していきました。
投資銀行業界は難易度が高く、今年度も倍率が高いことが予想されますが、長期インターンに参加して投資銀行で必要な特有のスキルを身につけたり、アピールになるガクチカを作ることで、投資銀行の選考を勝ち抜きましょう!
また、投資銀行への選考対策の中で、「自分で書いたガクチカがしっかりと言語化できているか不安」「ガクチカを誰かに添削してほしい」と感じた時は、ぜひガクチカの作成や添削を無料で行うES生成AI「Smart ES」をご活用ください!
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長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
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