【現役長期インターン生が解説】長期インターンの内定率が低い理由や内定をもらう学生の特徴とは?

長期インターンに応募しているがなかなか内定をもらうことができない、または長期インターンを始めたいけど内定率が低いと聞いて不安に感じている学生さんがいるのではないでしょうか。

そんな学生さんのために、そもそもなぜ長期インターンの内定率は低いのかや長期インターン先から内定をもらえる学生の特徴などを解説していきます。なかなか内定をもらうことができないという悩みを抱えている学生さんは、この記事を参考に選考に挑んでみてください!

こんな人に読んでほしい

  • 長期インターンに応募しているがなかなか内定がもらえないという方
  • 長期インターンの平均の内定率が知りたいという方
  • 長期インターンの内定をもらう学生の特徴を知りたいという方
  • 長期インターンの内定率を少しでも上げたいという方
CTA画像

長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。

  • 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
  • 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
  • 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!

しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
小さな不安や将来の悩みも就活のプロに相談して、就活を成功させましょう!

学生の面談申し込みはこちら

就活で最強のガクチカになる長期インターンを職種別で探してみましょう!

長期インターンの内定率・倍率ってどのくらい?

長期インターンの内定率は平均で10%前後で、倍率は10倍程度です。もちろん企業や条件によって内定率や倍率は変わってきます。

例えば大手企業やメガベンチャーなどはより内定率も低く、一方で長期インターン生を大量募集しているようなスタートアップ企業ですと採用されやすくなります。

またマーケティングを行う長期インターンやフルリモートOKの長期インターン先は、学生からの人気が高いため倍率もより高くなるでしょう。

基本的に長期インターンの内定率は10%と低いので、もし落ちてしまったとしても深く落ち込まないようにしましょう!

長期インターンの内定率が低い3つの理由

長期インターンはアルバイトと同じように考えている学生さんも多いと思いますが、なぜ長期インターンの内定率はこんなにも低いのでしょうか?

その理由について3つ説明していきましょう。

①長期インターン生の募集人数が少ないため

長期インターンの内定率が低い1つ目の理由は、長期インターン生の募集人数がアルバイトと比べて少ないためです。現在長期インターンを募集している企業は限られており、募集していても数人のところが多いです。

というのも長期インターン生を雇うという事は、その学生に対する研修や教育を施す必要があります。そのために企業が割ける人材は少なく、長期インターン生を募集する場合も教育できる人数は限られているため大量募集はしにくいのです。

また、長期インターン生の入れ替わりが多くないことも、募集人数が少ないことに影響しています。長期インターンはスキル習得や経験を積むために、短くて3ヶ月長くて1年以上続ける人が多いです。

そのためインターン生の空き枠がなかなか出ないので、募集人数も限られてしまいます。

その一方で、近年長期インターンの人気は上がっています。募集人数が少ないのに希望する学生が増えていることが、内定率の低さにつながっています。

②ライバルとなる学生が優秀なため

長期インターンの内定率が低い2つ目の理由は、ライバルとなる学生が優秀なためです。そもそも長期インターンに参加しようとしている学生は就活を見据えて動いているため、他の学生と比べて就活やキャリアに対する意識が高いと言えるでしょう。

実際に、2023年に東大・早慶上智に通う大学生を対象に行われた「現役大学生の”長期インターンシップへの参加調査”」では、約8.5%の学生が長期インターンに参加したことがあると答えました。

就活生全体の長期インターン参加率が約2.3%なのを踏まえると、高学歴の学生が多く参加していることがわかります。(『就職白書2023』:https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2023/03/hakusho20230331.pdfより)

したがって少ない枠をめぐって優秀な学生同士が比較されるため、採用難易度が高くなり内定率も低くなってしまうのです。

③長期インターンの採用要件がアルバイトよりも多いため

内定率が低い3つ目の理由は、長期インターンの採用要件がアルバイトよりも多いためです。どちらも給料をもらいながら働くという面では同じですが、任される仕事量や責任の重さが違います。

アルバイトは、初心者でもすぐこなせるような難易度の低い仕事や失敗しても大きな損害のない仕事を任されることが多いです。

その一方で長期インターンでは、たとえ学生であっても企業の業績に貢献してくれることを求められます。そのため、バイトに比べて業務難易度の高い業務や責任感の大きな仕事を任せられるのです。

これらの説明を簡単にまとめたものが以下の表です。

この違いから企業は長期インターン生なら誰でも良いわけではなく、適正のある学生やポテンシャルが高い学生に業務を任せたいと考えるのは当然のことです。

したがって、結果的にアルバイトよりも長期インターンの方が採用要件が多くなり内定率の低さにもつながるのでしょう。

内定率が低い長期インターンにおいて内定がもらえる学生の特徴5選

これまで、長期インターンの内定率の低さやその理由について説明してきました。では、このように内定率が低い中で、内定をもらうことのできる学生はどのような特徴を持っているのでしょうか。

その5つの特徴について解説していきましょう!

1. 長期インターンの応募動機が明確

内定率が低い中で内定がもらえている学生は総じて、長期インターンに応募した動機が明確になっています。長期インターンをやるにあたっての応募動機が明確に定められていれば、企業もその学生に対してやる気を感じることができるため、採用したいと考えるでしょう。

その一方で、「なんとなく就活が不安だから応募してみる。」「ガクチカがないからとりあえずやりたい。」などの応募動機ですと、「長期インターンでなければいけない理由」ではないためあまり好まれません。

そうではなく「新卒で入社して1年目に活躍したいため今のうちから営業スキルを身につけたいから。」という応募動機にすると、この人が「長期インターンをやりたい理由」を感じられ、自社でも活躍してくれそうだと捉えられるでしょう。

2. 目標がしっかり言語化できている

応募動機だけでなく、長期インターンを通じて「何を得たいのか。」「どうなりたいのか。」の目標がはっきり定まっている人は内定をもらいやすい傾向にあります。そして「なぜそうなりたいのか。」までしっかり言語化されているとかなりいいでしょう。

例えば先ほどの「新卒で入社して1年目に活躍したいため今のうちから営業スキルを身につけたいから。」という応募動機を持つ学生さんの場合、目標は「入社後に活用できる営業スキルを身につけること。」になります。

そしてそれをより深く言語化すると、「私は入社後に同期の誰よりも早く昇格したいです。そのためには入社後のスタートダッシュを上手く切る必要があると考えています。そして長期インターンでは入社後に活用できるような実践的な営業スキルを身につけることで、今のうちから同期と差をつけたいです。」のようになるでしょう。

このように内定率を上げるためには、目標やその目標を立てた理由を明確に言語化することが重要になってきます。

3. 自己分析ができている

長期インターンの内定率が低い中で内定をもらう学生は、自己分析をしっかりできている場合が大きいです。自己分析とは、自分の特徴や長所・短所・価値観を分析し、自分の「強み」を見出すことです。

企業側はその学生が自社で上手くやっていけるかのマッチ度を見ています。自分がその企業に合っていることをアピールするためには、自分の強みをしっかりわかっている必要があります。

そのために自己分析を行い自分のことを深く知ることが、内定率を上げる1つのピースとなるでしょう。

とは言っても自己分析って具体的に何をすればいいのかわからないという学生さんも多いと思います。そんな学生さんは自己分析シートを利用してみてはいかがでしょうか?自己分析シートなら手順に沿って進めるだけで簡単に自己分析をすることができます。

興味のある方は、以下のシートをダウンロードして自己分析を進めましょう!

自己分析をするなら、自己分析シートがおすすめです!

自己分析シートでは手順に沿って自己分析を進めていくだけで、長期インターンや就活に必要な、ガクチカ、強み弱み、将来のビジョン、企業選定の軸を決めることができます。

「就活に向けての自己分析がうまくできておらず将来の見通しが立っていない……」「自分が長期インターンの採用面接でうまく行っていないのは自己分析が足りていないからかもしれない……」という人は是非自己分析シートを活用してみてはいかがでしょうか?

自己分析シートを利用するにはこちらをクリック

4. PREP法で話している

より伝えたいことが伝わりやすいように答えることが、面接においてはとても重要になってきます。せっかくいい回答を用意していても、それが面接官に伝わらなかったら意味がありません。

そして自分の考えていることを相手にわかりやすく伝える方法としてPREP法があります。そもそもPREP法とは、以下の4つの構成で成り立った文章のことを言います。

  • Point:結論・主張
  • Reason:理由
  • Example:具体例・根拠
  • Point:結論・主張

どんな質問をされた時も上記の流れで回答することができたら、相手にわかりやすく伝えることができるでしょう。これは就活でも必要になってくることなので、今のうちから身につけておきましょう。

5. 答えの説得力がある

質問に対してしっかり説得力のある回答をすることも大切です。口で答えるだけでは簡単ですが、なぜそう考えるかについて自分の過去の経験から理由づけすることができると良いでしょう。

企業は学生がそう考える根拠を知るために「なぜ」を問う質問を多くしてくるでしょう。それに対して「過去こういう経験があったから。」と答えられると、より説得力のある回答になります。

「なぜ?」を深ぼられた時に答えられるように、伝えたいことや過去のエピソードを整理しておきましょう。

長期インターンの内定率を上げるためにやるべきこと

これまで、内定をもらう学生の特徴について説明しました。それを知った上で、実際に内定率を上げるためにやるべきことについて解説していきましょう。

面接対策をしっかり行う

面接対策をしっかり行うことが、内定率を上げることにつながるでしょう。面接対策をするためには、長期インターンの面接について詳しく知らなければいけません。よってまずは長期インターンの面接について説明しましょう。

長期インターンの面接回数と面接内容

長期インターンの面接回数は、通常1・2回設けられています。基本的に1次面接がオンラインで、最終面接が対面の場合が多いです。

長期インターンの面接内容は、就活と同じ質問が多いです。特に頻出される質問は以下の通りです。

  • その企業に対する志望動機
  • 長期インターンを始めようと思った理由
  • 長期インターンでやりたい仕事
  • 強みと弱み
  • ガクチカ

上記の質問に対して、答えられるように対策をしておきましょう。

詳しい対策の仕方については、以下の記事を参考にしてみてください!

複数の企業に応募する

少しでも内定率を上げるためには、応募する企業を絞るのではなく複数に応募しましょう。長期インターンの内定率は10%なので、1社に応募してそのまま受かる確率はかなり低いです。

そのため複数の企業に同時に応募するようにしましょう。

また複数の企業に応募することは、面接慣れすることにもつながります。面接を積み重ねることで課題が少しずつ改善され面接力も上がるため、そういう意味でも内定率を上げることができるでしょう。

相性のいい企業を探す

企業はその学生と自社の雰囲気が合っているかどうかをみています。したがっていくら企業に応募していても、それが自分とあっていなかったら内定をもらうのは難しいです。

相性のいい企業を探すためには、「その長期インターン先の求める人物像を知ること」と「自己分析をして自分の強みや頑張れる環境を把握しておくこと」が重要になってきます。

以上のことから内定率を上げるためにまずは自己分析をしっかりと行うようにしましょう。

長期インターンの目的をしっかり定める

長期インターンに応募する学生はとても多いです。その中で長く長期インターンを続けてくれそうな学生を見極めるために、企業は学生の長期インターンを始める目的を重要視しています。

そのため、内定率を上げるために面接を受ける前に長期インターンを始める目的やその企業でやりたいことをしっかりと準備しておきましょう。そしてこの時もPREP法で答えるようにしましょう。

【長期インターンの目的を聞かれた時の答え方の例】

「長期インターンを始める目的として、大学で学んだ知識を実践的な経験に結びつける機会が不足していると考え実戦経験を積みたいからです。私は将来のキャリアに向けた実践的なスキルや知識が不足していると感じています。長期インターンを始め実際の業務に参加することで、業界の現場での課題やニーズを理解し、実践的なスキルや知識を身に付けることができると考えました。長期インターンを通じて得た実践的な経験は、大学で学んだ理論や知識と組み合わせることで、将来のキャリアにおいて有益なスキルになると思っています。したがって長期インターンを通じて、現場での実践的な経験を積み重ね、自己成長とキャリアの発展につなげたいです。もし長期インターンに参加できたら業務に真摯に取り組み、社員さんからのフィードバックを受けながら、自己の成長を促進します。」

プロに相談する

内定率を上げるためにプロに相談することも内定に一歩近づくための手段の1つです。ここでいうプロというのは、長期インターンに精通しているアドバイザーなどのことを指します。

自分に合った企業がわからないという学生さんは、実際にその長期インターン先を知っている人に話を聞くのが一番いいでしょう。

長期インターンのアドバイザーならココシロインターンがおすすめです!特にココシロインターンのキャリアアドバイザーなら、内定率をあげるお手伝いができるだけでなく、多くの長期インターン先からあなたに合った長期インターン先をご紹介することもできます。

1対1で学生さんの長期インターンのお悩みに合わせて相談に乗らせていただくので、少しでも興味のある方はぜひ面談を受けてみてください!

学生の面談申し込みはこちら

まとめ

この記事を要約すると以下のようになります。

まとめ
  • 長期インターンの内定率は、基本的に10%程度と低い。
  • 長期インターンの内定率が低いのには、3つの理由がある。
    • 長期インターン生の募集人数が少ないため
    • ライバルとなる学生が優秀なため
    • 長期インターンの採用要件がアルバイトよりも多いため
  • 長期インターンの内定がもらえる学生の特徴を知って対策しよう。
  • 長期インターンの面接内容は、就活と共通のところが多い。

この記事では、長期インターンの内定率はどれくらいなのかや内定がもらえている学生の特徴について解説してきました。

長期インターンの内定率はかなり低いので、今まで応募しても内定をもらえなかったという学生さんは落ち込みすぎないようにしましょう。ただ内定率を少しでも上げるために、この記事の内定をもらっている学生の特徴ややるべきことを参考にしてみてください!

また長期インターンに内定をもらうことがゴールではありません。長期インターン先に入社した後のことも考え、より自分に合った長期インターンを探してみましょう。

この記事があなたの手助けになれば幸いです。

CTA画像

長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。

  • 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
  • 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
  • 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!

しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
小さな不安や将来の悩みも就活のプロに相談して、就活を成功させましょう!

学生の面談申し込みはこちら

就活で最強のガクチカになる長期インターンを職種別で探してみましょう!