『長期インターンが能力の飛躍をもたらしてくれた』 — 長期インターン体験談

国際会計学のゼミに注力していました。大学に入ってから簿記の資格を取り、日本以外の会計基準を学びたいと思って取り組んでいました。その他には大学2年生のときから続けている塾講師のバイトにも注力していて、高校受験を控えた中学3年生を中心に見ていました。

長期インターン自体を知ったのは就活中に参加したサマーインターンで教えてもらったことがきっかけでした。始めようと思ったのはゼミ以外に注力していたものがなく、就活に不安があったためです。どの業種をやったらいいか自分でもわからず、とりあえず父親が営業マンだったため、営業にチャレンジしました。

不動産賃貸の営業と管理業務をしていました。管理業務は主にほかの営業マンの契約の手続きや、内覧の手続き、条件に沿った物件の検索などをしています。依頼の件数が多く、手続きも取引先によって異なるのでマルチタスク力がとても求められる業務です。

一番やりがいを感じるのは新人の子が契約を決めてきたときです。管理業務の中で毎日関わるので、日々の成長を間近で感じることができます。その時に自分が教えた契約の手続きや営業のトークなどを使ったことで成約できたという報告をもらえるとやっていてよかったなと心から感じます。

とにかくミスをしないことを意識しています。そのために、自分一人だけで完結させないようにしています。例えば、書類の不備などがないか確認するときには、必ず同僚の誰かと一緒に確認したうえでお客様や取引先に送付しています。最初のうちは一人でやってミスを連発して大きな迷惑をかけたので、ミスをしない仕組みを作ることはかなり意識しています。

コミュニケーション能力とタスク管理能力が身につきました。もともとコミュニケーションが苦手だったにも関わらず、コロナ禍で友だちができることもなかったため、コミュニケーションへの苦手意識がより強くなっていました。そこで、営業を経験することで人とのコミュニケーション能力に加え人に提案する力が身につきました。また、タスク管理能力は、管理業務で膨大な依頼をいかに効率的かつ正確にやるかが求められたために自然と身につきました。

自分で考えてどうにかするという経験はほかでは得られるものではないと思います。営業も最終的には自分で契約を取る必要がありますし、管理業務もやるのは結局自分なのでどうにかするしかありません。アルバイトは失敗しても社員さんがなんとかしてくれたり、責任を問われたりすることは少ないと思いますが、長期インターンではそうはいきません。そういった、「自分でどうにかする」という経験をできたことは自分の中で大きな価値になったと思っています。

就活に自信がなかったことから始めた長期インターンでこんなに自分の能力の飛躍を感じれたことは自分でも驚きです。やっていなかったら今も平凡な日々を過ごして就活も中途半端に終わっていたと思います。迷っている人は一度飛び込んでみてください！自分と同じような経験をして一人でも多く成長する人が増えることを祈っています！