就活で「やりたい仕事がない」のは当たり前?今すぐ実践できることも解説!

やりたい仕事がない アイキャッチ

就活中、「やりたい仕事がない」と悩んでいませんか? 周りはみんなやりたいことがあるように見えて、自分だけ将来のキャリアが見えないと不安になりますよね。実はやりたい仕事が決まっていない就活生は大勢います

本記事では、その理由と解決策をわかりやすく解説し、自分に合った仕事の見つけ方を紹介します。

※この記事は3分で読むことができます

こんな人に読んで欲しい

  • やりたい仕事が見つからず、就活のモチベーションが上がらない方
  • 自分にどんな適職があるのか分からず悩んでいる方
  • 「好きなことを仕事にすべきか」で迷っている方

就活で「やりたい仕事がない」のは当たり前

OKポーズを取る人

「本当にやりたい仕事なんて見つからない…」と落ち込んでいるなら、まず安心してください。

実際、「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査」によると、未内定の就活生の約40%が「将来やりたい仕事がわからない」と回答しています。

そのため、「やりたい仕事がない」のは決して珍しいことではありません。

みんなの「やりたい仕事」とは?

そもそも「やりたい仕事」といっても、その意味は人それぞれです。
周りの学生が口にする「やりたい仕事」も、実は漠然と興味がある業界や職種だったり、なんとなく憧れている程度のものかもしれません。

さらに別の調査では、実際に「やりたい仕事に就けている人」は約40%という結果が出ています。これは逆に言えば、60%の学生は理想通りの仕事に就けていないということです 。

つまり、学生のうちに「やりたい仕事」を見つけ出すのは、簡単ではないのです。

「やりたい仕事」がないと感じる原因とは

原因

では、なぜ「やりたい仕事がない」と感じてしまうのでしょうか。その背景には、いくつかの原因が考えられます。

自己分析ができていない

自分自身の興味・強み・価値観をじっくり見つめ直す自己分析が不十分だと、そもそも何にやりがいを感じるのか見えてきません。自分が本当にやりたいことがわからないままでは、仕事を選びようがないですよね。

逆に言えば、自分を深く理解すれば「これなら挑戦してみたい」と思えるものが見つかる可能性があります。

職種や業界についての知識がない

世の中にどんな仕事があるのかを知らなければ、やりたいと思える仕事が見つからないのも無理はありません。職種や業界に関する知識不足により、「自分に合いそうな仕事」がイメージできていない可能性があります。

例えば、名前すら知らなかった職業の中に、あなたにピッタリの仕事が潜んでいるかもしれません。

「好きなこと」を仕事にするのが非現実的

「好きなことを仕事にしたいけど現実には難しい」と思い込んでしまい、やりたいこと自体を封印してしまっているケースです。

例えば、趣味で絵を描くのが好きでも「それで食べていくのは無理だろう」と決めつけてしまえば、その時点で「やりたい仕事」候補から外れてしまいます。

本当は情熱を注げることがあるのに、最初から諦めてしまえばやりたい仕事なんて見つかるはずがありません

「やりたい仕事」がない人の就活戦略4ステップ

4ステップ

では、「やりたい仕事」がないままでも前向きに就活を進めるには、どうすれば良いのでしょうか。ここでは、4つのステップからなる戦略をご紹介します。

① 「どうなりたいか」から考える

職種ではなく、まず自分の将来像から考えてみましょう。「将来像」というと大そうなことのように思うかもしれませんが、そこまでかしこまる必要はありません。

別に特定の職種でこうなっていたいというビジョンがなくとも、例えば「海外で生活していたい」「家族と安定した生活を送っていたい」など、そういうあなたの今の率直な願望から考えてみましょう。最終的には、WHAT(なに)、WHY(なぜ)、WHERE(どこで)、WHEN(いつ)、WHO(誰と)で自分の将来像が描けていることが理想です。例えば次の例です。

WHAT(なにに):グローバルなキャリアを歩み、いつも健康で美しく生きていきたい

WHY(なぜ):高校でアメリカに留学し、海外でキャリアを築きたいという憧れを抱くようになったから

WHERE(どこで):ヨーロッパ圏

WHEN(いつ):10年後までに

WHO(誰と):将来のパートナーと

この時点では実現可能性について深く考える必要はありません。自分が「いつまでに、こうなっていたい」ということをできるだけ具体的にイメージしていくことが大事です。

仕事はあくまで自己実現のための手段にすぎません。自分が本当になりたいものについて深く考えることで、それにつながる手段としての仕事の選択肢が明確になってきます。

また、自分の将来像を考える上で役に立つのが、「自己分析シート」です。手順に沿って回答を進めるだけで、簡単に自己分析ができ、自分の将来像をイメージしやすくなります。無料で使えるので、ぜひ活用してみてください!

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②業界を絞りこむ

次に業界を絞り込みましょう。この時に重要なのが、自分が描いた将来像と業界の特徴をつなげるということです。

例えば「海外で生活したい」という夢があるなら、商社や航空、国際物流などグローバル展開している業界を候補にすると良いでしょう。

また、業界ごとの働き方や成長性の違いを理解し、譲れない条件を明確にすることで、選択肢を絞り込みやすくなります。複数の業界を並べて比較し、自分との相性が良さそうなものに絞っていきましょう。

さらに、短期インターンや説明会に参加し、リアルな現場の雰囲気を感じながら判断することが、業界選びの精度を高めるポイントです 。

次の記事では、業界選びについてより詳しくご説明しています。こちらもあわせて読むことで、自分にあった業界がみつけやすくなるでしょう。

③企業を絞りこむ

業界が決まったら、次は企業選びです。企業選びの際は、次の軸を意識してみるとよいでしょう。

  • 規模感軸:業界内での規模感はどのくらいがいいのか
  • キャリア軸:どういうキャリアを歩んでいきたいのか。管理職になりたい時期なども含めて考える
  • 理念軸:どういうビジョンを持った会社に入りたいのか
  • 人軸:どういう人と働きたいのか

いきなり企業のリストを見ると「とりあえず有名」「福利厚生よさそう」といった表面的な理由で会社を選んでしまいがちです。上記のような軸についてあらかじめ自分で考えてから、企業のリストを見るようにしましょう。

また、企業選びの際に役立つのがOBOG訪問です。OBOG訪問では、企業のリアルな実情を知ることができるため、自分のたてた基準とその企業が本当にマッチしているのかを見極める際に効果的です。

④職種を絞り込む

最後に、その企業でどのような職種に就きたいかを考えてみます。営業、開発、企画など、自分の興味や強みが活かせそうな役割を絞り込んでおくと、志望理由も明確になり、面接でも伝えやすくなります。職種の優先順位をつけておけば、配属のミスマッチも防ぎやすいでしょう。

次の記事では、主要な職種のリストや自分にあった職種の見つけ方を詳しく解説していますので、ぜひあわせて読んでみてください。

「やりたい仕事」がない人が今すぐできること

スタートダッシュを切る人

とはいえ、将来の方向性が決まるまで待っていられない・・・という方も多いでしょう。そこで、「やりたい仕事」が見つからない今、この瞬間から始められる具体的なアクションをご紹介します。

長期インターン

やりたい仕事がないなら、まず「長期インターン」で体験してみるのがおすすめです。

長期インターンでは、社会人と同様に企業のオフィスで営業やマーケティングといった仕事を経験することができるため、自分に向いていること・いないことが体感できますし、仕事に対する理解も深まります。

後の章でご紹介しますが、インターン経験を通じて「やりたいこと」が見つかったという学生も少なくありません。

もし長期インターンに参加したいと思われた方は、ココシロインターンの「長期インターン面談」に参加してみてください。プロのキャリアアドバイザーが、長期インターンに対する疑問に答えてくれたり、あなたに合ったインターン先の候補を提案してくれます。無料なので、ぜひ気軽にご相談ください。

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適職診断をしてみる

インターネットで無料で受けられる適職診断テストを活用してみましょう。いくつかの質問に答えるだけで、自分の性格や志向にマッチした職種や業界の提案をしてくれます。「自分では考えもしなかった意外な適職」に出会えるかもしれません。

そして、おすすめなのがココシロの適職診断です。簡単な30問の質問に答えるだけで、最短1分で自分に向いている仕事を診断してもらうことができます。無料なので気軽に診断してみてくださいね!

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「やりたくないこと」を書き出してみる

「やりたいこと」が思いつかないなら、逆に「やりたくないこと」を書き出してみましょう。働く上で絶対に避けたい条件や仕事内容をリストアップすると、自分にとってNGな要素がはっきりします。残った選択肢の中からなら、「これならやってみたい」と思えるものが見つかる可能性も高まります。

就活のプロに相談する

一人で悩まず、就活のプロに相談してみるのも有効です。第三者に話を聞いてもらうことで、自分では気づかなかった強みや可能性を指摘してもらえたり、あなたに合いそうな仕事の提案を受けられたりします。

ココシロインターンでは、プロのキャリアアドバイザーが就活生に向けて就活相談を開催しています。就活について無料でなんでも相談できるので、ぜひ下のボタンから1分で記入できる申し込みフォームに飛んでみてくださいね!

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長期インターンで「やりたい仕事」を見つけた先輩の体験談

やりたい仕事がない時は、まず行動を起こしてみることが重要です。ここでは、長期インターンに参加してやりたい仕事をみつけたW大学Sさんの体験談をご紹介します。

W大学Sさん
W大学Sさん

正直、3年の夏くらいまで「やりたい仕事なんて特にないし、なんとなく就活始めないとやばいかも…」くらいの感覚でした。説明会とかも行ってみたんですけど、どこも似たように見えて、正直ピンとこなくて。

そんなときに、サークルの先輩から「とりあえず何かやってみたら?」って言われて、軽い気持ちでベンチャーの長期インターンに応募しました。業界はWebマーケ系で、自社メディアを運営している会社だったんですが、社員も学生も距離が近くて、思ったよりアットホームでした。

最初は記事のリサーチとか、SNS投稿の下書きみたいなことをやってたんですけど、少しずつ「こうしたらもっと見てもらえるかも」って考えるのが面白くなってきて。先輩にフィードバックもらいながら試すうちに、「あ、こういう考える仕事、意外と向いてるかも」って思えるようになったんです。

まだ完全に「これが天職だ!」って感じじゃないけど、少なくともあの経験がなかったら、今も「何したらいいか分かんない」ままだったと思います。動いてみたからこそ、少しずつ自分の方向が見えてきたんだと思います。

Sさんが長期インターンを見つけたココシロインターンでは、キャリアアドバイザーに無料であなたにあったインターン先を紹介してもらうことができます。下のフォームから1分で申し込めるので、気軽に申し込んでみてください!

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「やりたい仕事」を探す時に注意すべきこと

アラート

自分の「やりたい仕事」を追い求める際には、いくつか注意しておきたいポイントもあります。理想を実現するために、以下の点に気をつけておきましょう。

実現可能性を考える

もし「これをやりたい」という目標が出てきたら、業界や企業を選ぶ段階で実現可能性もしっかり検討しましょう。必要な資格やスキル、競争率など現実的な要素を調べ、着実に近づくためのステップを考えることが大切です。あまりに無謀な計画のままだと途中で挫折してしまう可能性もあります。

求める条件を明確にしておく

「やりたい仕事」を考える際には、自分が仕事に求める条件を明確にしておきましょう。例えば、勤務地や給与、働き方のスタイルなど、これだけは外せないという条件です。やりたいことばかり優先して条件を無視してしまうと、入社後にミスマッチに苦しむ可能性があります。

「強み」を活かせるかを考える

その仕事で自分の強みや得意なことを活かせるかも重要な視点です。せっかく興味があっても、自分の持ち味が発揮できない分野だと力を発揮できず苦労してしまうかもしれません。逆に、強みが活かせる仕事なら成果も出やすく、やりがいを感じやすいでしょう。

長期的な視点で考える

目先のことだけでなく、5年後・10年後を見据えて考えることも大切です。その仕事を続けることで将来的にどんなキャリアが描けるのか、自分が成長し続けられそうかといった長期的な視点で判断しましょう。短絡的に楽しそうだからと飛びつくと、後々「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔するリスクもあります。

環境や働く人との相性も考慮にいれる

仕事の内容だけでなく、職場の環境や一緒に働く人との相性も忘れずに考えましょう。どんなにやりたい仕事内容でも、社風や人間関係が合わなければストレスを感じてしまいます。価値観がマッチする職場であれば、より長く楽しく働き続けられるはずです。

「やりたい仕事」がない人向けQ&A

最後に、「やりたい仕事がない」と悩む就活生からよく聞かれる疑問にQ&A形式でお答えします。同

やりたい仕事がないので大手に行こうと思うのですが、どう思いますか

大手企業を目指すこと自体は悪い選択ではありません。規模が大きい分、研修制度や配置転換の機会も多く、入社後にやりたいことを見つけやすいというメリットもあります。

ただ「有名だからなんとなく安心」という理由だけで安易に選ぶのは危険で、企業の風土や仕事内容が自分に合わなければ長続きしない可能性もあります。

やりたい仕事がないと選考で不利になりますか?

結論から言えば、「やりたい仕事がない」こと自体は選考で不利にはなりません。

企業はあなたが何を考え、何に挑戦したいかを知りたがっているので、絶対にこの職種でなければ嫌だというほど明確でなくても、会社で学びたいことや挑戦したいテーマを語れれば十分です。

大切なのは熱意や成長意欲を伝えることであり、それさえ伝われば企業も評価してくれます。

どんな仕事があるのかいまいちピンときません

ピンときていないということは、まだ情報収集が足りていないだけかもしれません。

業界研究やOB訪問などを通じて職業の具体像に触れてみることで、「こんな仕事があったのか」と視野が広がるでしょう。

可能であれば短期インターンや説明会に参加してみると、よりリアルな仕事理解が深まるはずです。

「好きなことを仕事にする」のってどう思いますか?

好きなことを仕事にできたら理想的ですが、実際には好きだったことも仕事になると義務になってしまい楽しめなくなるという声もあります。

むしろ、仕事では自分の得意なことや社会への貢献にやりがいを見出し、プライベートで趣味を楽しむという形でも全く問題ありません。好きなことを仕事にするかどうかは人それぞれで、あなたが納得できる生き方ができればそれでOKなのです。

まとめ

最後に、本記事の要点をチェックしましょう。

この記事のまとめ
  • 「やりたい仕事がない」は当たり前の悩み。自分だけではないことを知り、まずは将来像や価値観を明確にするところから始めよう。
  • 就活は「なりたい自分」から逆算して考えるのがコツ。業界・企業・職種を順に絞っていくことで、自分に合った選択肢が見えてくる。
  • インターンや適職診断など、今すぐできる行動を起点に。行動を通して仕事理解が深まり、「やりたいこと」はあとから見つかることも多い。

就活をしていると、周りと比べて焦ったり、不安になったりすることもあるかもしれません。ですが、「やりたい仕事がない」という状態は決してマイナスではなく、これから自分と向き合うチャンスでもあります。

焦らず、自分なりのペースで一歩ずつ前に進んでいけば大丈夫です。
小さな気づきや行動の積み重ねが、あなたにとって納得できる道につながっていくはずです。

この記事があなたの助けになれば幸いです。

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長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。

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しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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