【質問・回答例付き】インターン面接って何が聞かれるの?質問内容と対策方法を徹底解説!

インターンシップの選考では、ほとんどの企業で面接があるケースが多いです。
面接では、どのような質問がされて、どのように回答すればいいのか、また、それらの質問に対してどう対策をすればいいのでしょうか。今回は、インターン面接の流れや質問内容に関して、質問・回答例を交えながら、ご紹介いたします!

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長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。

  • 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
  • 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
  • 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!

しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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インターンって面接あるの?

インターン選考で面接があることはご存知でしょうか。インターンで面接がある場合、ない場合について企業側の目的を交えながら紹介します。

インターンで面接がある場合

インターンで面接が行われる理由は何があるでしょうか?インターンで面接が行われる理由は、大きく3つあります。

インターン参加者を絞る

インターン参加者の定員数に限りがある場合、どうしても応募者から参加者を選ばなくてはいけません。そこで、抽選や先着順で選ぶことも可能ですが、面接で応募者の考え方や性格を考慮したうえで、インターンに参加してほしい学生を選択する企業が多いようです。

優秀な学生を探す

インターン面接では、基礎能力が高い学生が通過することが多いです。
インターンの段階では、自己分析が不十分な学生が多いことを企業側は理解しています。そのため、自社で活躍できそうな思考力やコミュニケーション能力を持っている学生をインターンに呼んで、彼らに自社の魅力を伝え、十分な企業分析を行って欲しいと考えています。

学生がどんな人なのか理解するため

先着順や抽選などの選考方法では、学生がどのような人なのか理解できず、インターンに参加する形になってしまいます。
一度、面接を行うことで、その学生の考え方や性格などを理解することができるため、インターンに参加してもらったときにどのようなメンターをつけるべきなのか考えることができます。

インターンで面接がない場合

インターンで面接を行わない理由は何があるでしょうか?
面接を行わない理由は以下2つの理由が考えられるでしょう。

効率よくインターン参加者を選抜したい

面接選考を行うと面接官や面接場所の用意、日程調整など様々な業務が発生するため、たくさんの学生が応募する企業にとって大きな負担になってしまいます。そのため、面接を行わず、より効率よく学生を選抜できる手段を用いている可能性があります。

全ての学生にインターン参加のチャンスを与えたい

面接で選抜すると、面接で落ちてしまった学生がインターンに参加できなくなってしまいます。選抜をなくしたり、抽選や先着順で選抜することによって、どの学生にも参加できるチャンスが与えられます。

補足1

Q. 面接がある場合は、どこに書いてあるのか?

A. 基本的にインターン選考での面接の有無はエントリー前の募集要項で確認することができます。

補足2

Q. インターン面接と採用面接の違いは?

A. インターンでは、「優秀な学生に自社の魅力を伝えること」が目的であるため、インターンの面接では論理的思考能力やコミュニケーション能力などの会社で活躍できそうな能力を重視した選考がされることが多いです。
そのため、志望度などはあまり問われず、優秀な学生を見つけることに注力していると考えられます。一方で、採用面接では、論理的思考能力やコミュニケーション能力などをふまえたうえで、「学生と自社とマッチしているか」の部分を重視し、面接が行われます。どんなに優秀な学生でも、その学生のやりたいことと自社での業務内容が一致していなかった場合、マッチングがうまくいかずその学生が自社で長く活躍できなくなってしまうからです。

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インターン面接では何が聞かれるの?

インターンの面接では具体的にどのような質問が聞かれるのでしょうか。ここでは実際の質問内容と回答例を紹介していきます。

質問内容

質問内容は大きく5つに分類されると思います。

将来に関する質問

学生が自身の将来についてどのように考えているのか質問することで、この学生の将来の夢や成し遂げたいことを企業で叶えられるのか、ミスマッチがないか企業側は確かめることができます。

質問例

  • 将来の夢について教えてください
  • 人生を通して成し遂げたいことを教えてください
  • 5年後、10年後、15年後それぞれどのようになっていたいですか?

企業に関する質問

企業側の質問の意図として、2つあります。

1つ目は「志望度の確認」です。志望度が高い企業であれば、企業研究がしっかりされているはずであり、質問の回答からこの企業で働きたいという熱意があるかどうか企業は確かめることができます。

2つ目は、「学生が取り組みたい仕事が企業で叶えられるかの確認」です。学生が取り組んでみたいと考えている仕事が、自社でできなかった場合、学生のモチベーションが下がり途中でインターンを辞めることに繋がってしまいます。学生の考えとのミスマッチがないかを確認する意図があります。

質問例

  • 弊社を志望する理由はなんですか?
  • 弊社でどのような業務に取り組みたいですか?
  • 弊社のどの事業に興味がありますか?

学生時代に関する質問

この質問では、学生の3つの観点を確認しています。

1つ目は学生の「性格・趣向」です。学生時代に取り組んできた内容から、学生の興味のあることやどのような経験をしてきたかの確認、プロセスから学生の性格を確認できます。例えば、リーダーを努めていた場合などは、「リーダーシップ」「主体性」「責任感」という性格を確認できます。

2つ目は「論理的思考能力」です。学生時代にあげた成果が、どのような戦略のもとに導かれたのか聞くことで、論理的思考能力を評価できます。

最後3つ目は「実行力」です。戦略を立てるだけではなくて、戦略を修正しながら成果が出るまで粘り強く実行できたのか、実行力を確認できます。

質問例

  • 学生時代に力を入れたことはなんですか?
  • サークルやゼミではどのようなことをしていましたか?
  • 学生時代に最も困難に直面した場面とどのように解決したかを教えください

自己分析に関する質問

この質問でも、学生の「性格・趣向」を確認できますが、ここでは、「学生自身」が認識している学生の性格を確認できます。この学生は自分の性格をどのように考えていて、その性格は企業でどのように活かされていくのか確認することで、学生を評価できます。

質問例

  • あなたの長所、短所は何か教えてください
  • あなたのモチベーションの源泉を教えてください
  • あなたは周りの人からどのような人だと言われることが多いですか?

思考力を問う質問(ケース面接)

この質問は、コンサルなどで多く聞かれる質問です。
抽象的な質問から学生がどのように思考し、答えを出すのか、論理的思考能力や思考体力などあらゆる思考力が問われています。コンサル業界では、クライアントの課題を解決するために、日々の業務であらゆる課題設定と仮説検証を行わなければいけません。コンサルタントとしての心得が備わっているのか企業側は確認しています。

質問例

  • 自動車市場の規模を3年で3倍にするにはどうすればいいか
  • 小学生の読書量を2倍にする方法は?
  • 日本には電柱が何本存在すると思うか?

逆質問

逆質問とは、面接官から学生に対して行われる質問ではなく、学生が面接官に対して行う質問であるため、「逆質問」と言われています。
逆質問を実施する目的は、「学生の疑問を解消するため」です。インターンの面接を担当する面接官は、採用担当者や現場で活躍されている社員であることが多く、そのような方と接する機会がない学生にとって、普段疑問に思っていることを率直に聞くことができるチャンスでしょう。学生に企業理解を促そうという意図があります。

質問例

  • 最後に何か質問したいことはありますか?

逆質問例

  • 御社で活躍されている社員の共通点を教えてください
  • 入社してから20年目という話を伺ったが、20年間働き続けられたモチベーションは何か

面接で想定外の質問がきた場合どうするか?

インターン面接の質問全てが、自分が想定していた質問であることは少ないでしょう。
全く想定していなかった質問が2つ、3つ投げかけられることがほとんどだと思います。そのような場合の回答は「一貫性」を意識するといいでしょう。

例えば、自己PRや志望理由で、自分は「責任感」が強いと回答したとします。その後に、突然「あなたの好きな色はなんですか?」「あなたを動物に例えると?」といった想定外な質問が飛んできたとします。そんな時は、ゼロから考えるのではなく、「さっき責任感が強いと答えたから、責任感が伝わるような回答にしよう」といった形で、面接を通して自分の全ての回答に一貫性が残るように意識するといいでしょう。

回答が矛盾すると、自己分析不足(自分のことが理解できてない)と捉えられ、面接官が学生の性格や能力を評価しにくくなり、魅力が伝わらなくなってしまいます。

そのため、回答するまでに「時間をもらってもいいでしょうか」などと言い、10秒ほど時間をいただいて自分の話すことを一旦整理してから話し始めるのもポイントです。

インターン面接をどのように対策するか

インターン面接のために、どのような事前対策が効果的なのかわからない学生も多いと思います。ここでは、インターン面接をどのように対策すればいいのか解説していきます。

企業分析

まずは、企業分析を行いましょう。自分をアピールするためには、自分の志望企業がどのような企業で、どのような人物を欲しがっているか理解する必要があります。

以下5つの情報源が、企業分析で有効なので参考にしてください。

  • 採用ホームページ

 採用ホームページでは、企業の理念や職種紹介、社員インタビュー動画など企業理解を深めるために、様々なコンテンツが用意されています。企業によって、採用ホームページに載せているコンテンツは十人十色です。コンテンツから企業らしさや社風も理解することができるので、志望企業の採用ホームページは確認必須といえるでしょう。

  • 会社説明会

会社説明会もおすすめです。企業の特徴や事業内容、採用に関する話など、様々な情報を1時間ほどで聞くことができます。特にどのような人物を欲しがっているのかなどに注力して参加すると、企業分析がしやすくなります。
最近では、直接会場に行かなくても、オンライン上で視聴することができたり、採用ホームページに会社説明動画を載せている企業もあるので、簡単にアクセスすることができます。志望企業の会社説明会動画はどこで閲覧できるのか、確認してみましょう。

また、会社説明会で質問するタイミングが有ると思うのですが、積極的に質問してみましょう!以下のコラムでどのような質問をすればいいのかまとめているので、合わせて読んでみてください!

  • 中期経営計画

中期経営計画とは、企業の3-5年程度の中期目標を表したものです。
企業が3-5年後にあるべき姿と現状とのギャップを埋めるために、これからどのようなことに取り組んでいくのかが書かれています。自分が入社してから、会社はどのように進んでいくのかイメージすることができるため、一読することをおすすめします。「会社名 中期経営計画」と検索すれば出てくるので、是非読んでみてください。

  • 統合報告書

統合報告書とは、企業の独自の強みや、経営ビジョン、今後の事業展開などについて書かれたものです。
志望企業の強みがどこにあって、その強みをどのように生かしながら、今後事業展開していくのか理解することができます。また、各事業内容の詳細まで書かれているので、様々な事業に詳しくなることができます。
面接で企業について質問されたときに自信をもって回答するために、一読してみることをおすすめします!こちらも「会社名 統合報告書」で検索したら出てきますので、確認してみてください。

  • OBOG訪問

OBOG訪問とは、各企業で働いている先輩を訪ね、業務内容や社風について伺うことです。
インターネットや会社説明会で企業情報を収集できますが、OBOG訪問では、実際に働いてる先輩から仕事の実情や本音を聞くことができます。ネット記事や会社説明会では、より多くの学生に興味を持ってもらいたいため、企業はどうしてもいいところを中心に話すことが多くなります。しかし、OBOG訪問では、先輩方が本音で仕事や社風について語ってくださるため、「思ってたのと違う…」といったミスマッチを防ぐことができます。

事業を理解する

先ほど紹介した5つの情報源をもとに、まずは事業内容を理解しましょう。
企業は1つの事業のみに取り組んでいるわけではなく、様々な事業に取り組んでいます。特に自分が将来取り組んでみたい事業はどの事業なのか、各事業内容を眺めながら考えてみましょう。

社風を理解する

自分が働きたい環境で働くことは長く働く上でとても大切なことです。「志高い社員がたくさんいる企業がいいな」「ワークライフバランスを大切にする企業がいいな」と漠然と自分の働きたい環境が頭にあるはずです。そのイメージと企業の社風が一致しているのか、確かめてみましょう。

企業が求める人物像を理解する

いくら優秀であっても、企業が求める人物でない限り、インターンシップ面接で合格することはできません。
採用ホームページに求める人物像を書いている企業もありますので、採用ホームページをまずは確認してみるといいでしょう。採用ホームページなどに載っていない場合は、自分で仮説を立てることが大切です。
中期経営計画を読み、この3年間の動きからどういう人材が欲しそうか考えたり、ホームページに載っている社員のインタビュー動画やOBOG訪問をしたときの社員の雰囲気などで、企業社員の共通点を掴んだりしながら、「この企業は〇〇な人が多い」といった仮説を立ててみましょう。

サントリーの求める人物像:最前線から物事を変えていける意欲のある人

(サントリー:https://www.suntory.co.jp/softdrink/recruit/message/index.html)

自己分析

企業分析で「事業内容」「社風」「求める人物像」を理解することができたと思います。

次の手順として、自己分析が必要になります。自分が魅力を持った事業内容や社風に対して、どのように自分をアピールすればいいのか考えます。
例えば、営業職に興味を持った場合は、「人の懐に入り込んだエピソード」仲間を大切にする社風に興味を持った場合は「協調性を重視した部活の話」などアピールポイントから逆算して、エピソードの内容と見せ方を選んでいきます。求める人物像も同様に、自分のどのエピソードをどのように見せれば、求める人物像に近づけるかを考えていきます。
自己分析で必要なことは以下の3つです。

① 一貫性を作る

自分が企業にとっての求める人物像であるとはっきり示すためには一貫性が必要です。
一貫性がないと、この学生は結局どんな人なのかわからなくなってしまいます。
以下2つの軸に一貫性を持たせるようにするといいでしょう。

志望理由軸に関する一貫性

・将来の夢

・その夢を叶えるために何が必要なのか

・そのためにどのような軸で就活をしているのか

・軸上にある企業はどこか

・その中でなぜ御社を志望するのか

価値観軸に関する一貫性

・過去にどのような経験をしたか

・現在どのような価値観/武器をもっているのか

・将来どのようにその価値観・武器を活かしたいのか

この2つの軸を作っておくと、志望理由と価値観について問われた際に、一貫性を持って答えることができるため、面接官に志望理由と自分の価値観・性格がしっかり伝わると思います。

② そのインターンで何をしたいのかを明確にする

漠然と「営業に触れてみたい」「マーケティングに挑戦したい」という気持ちでインターンに応募した学生も多いと思いますが、それだけでは志望動機として少し弱いです。ですので、①で考えた自分の価値観を結びつけて、志望理由をより鮮明にしていきます。

例)「なんとなく営業がやりたいな」

価値観:今までの人生、目の前の人、周りの人を大切にしてきた

志望理由:人に寄り添って手触り感のある仕事をすることが自分のやりがいにつながるため、営業職を志望している

③ 学生時代に力を入れたことを深掘る

最後に学生時代に力を入れたことも深掘りしましょう。この問いは必ず聞かれるといっても過言ではないでしょう。以下の質問の順番で考えると正しく深堀ることができます。

・どうしてそれを始めようと思ったのか

・困難だった経験はあるか

・その困難をどのように乗り越えたのか

・自分だから困難を乗り越えられたと思う部分はどこか

・他の解決策は考えていたか

・今その場面に戻ったとしたら、どこを改善するか

・学生時代力を入れたことで学んだことは何か

この7つの質問にスムーズに答えることができたら、自信をもって面接で学生時代力を入れたことを話すことができると思います。何度も深ぼって、面接で想いをこめて話せるように練習しておきましょう。

面接でのビジネスマナー

最後にマナーもとても大切な要素です。面接内容が完璧でも、マナーが悪くてマイナスな印象を与えてしまうのはとてももったいないですよね?

  • 服装

面接への参加が決まったら、面接詳細のお知らせメールに、服装について記述がある場合が多いです。
「スーツ着用必須」であれば、男女ともにスーツを着用しましょう。派手なスーツでは、面接官によってはいい印象を抱かないケースがありますので、リクルートスーツを着用することが無難でしょう。
また、「スーツ着用不要」やメールに服装についての記述がない場合でも、Tシャツやジーンズを着るのではなく、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルなど、最低限のマナーを守るようにしましょう。

  • 姿勢

面接中は姿勢に気を付けるようにしましょう。背中が丸まっていたり、目が合わなかったり、頭を掻いていたりすると、「自信がない」「態度が悪い」などといったマイナス評価につながってしまいます。
姿勢に関しては、少し気をつければ簡単に改善できるポイントですので、面接中も自分の姿勢は正しいか、時折注意しながら面接するようにしましょう。

  • マナー

言葉遣い、挨拶、身だしなみなど、マナーを守るようにしましょう。
マナーの悪い学生と一緒に働きたいと思う面接官は少ないでしょう。身だしなみは面接会場に着く前に確認してから、会場に向かうようにしましょう。挨拶や言葉遣いは、意識すれば間違えることは少なくなると思うので、自分の発言や立ち回りを意識するようにしましょう。

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長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。

  • 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
  • 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
  • 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!

しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
小さな不安や将来の悩みも就活のプロに相談して、就活を成功させましょう!

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インターン面接の流れは?

実際にインターンの面接日程が決定してから、面接終了までの流れはどのようになっているでしょうか。ご紹介いたします。

1. 面接日時のお知らせと面接会場の案内が届く

インターンの面接フェーズへ進むことが確定すると、企業から面接日時と面接会場のお知らせがメールや電話で届きます。
面接会場は、最近では対面とオンラインを使い分ける企業が多いため、どちらなのかしっかり確認するようにしましょう。オンライン面接の場合は、面接日時とオンライン面接用のURLが届きます。URLを事前にクリックし、正常に動作するか確認するようにしましょう。

2. 面接会場に移動する

面接会場に余裕を持って到着するようにしましょう。遅刻しないように、交通手段やルートなども事前に確認しておくことが望ましいです。遅刻してしまうと、「時間を守れない学生」という認識を与えてしまい、評価が低くなってしまいます。
人身事故や遅延に備えて、迂回経路や別交通手段を調べておくとなおよいでしょう。オンライン面接の場合は、面接する場所に気をつけましょう。第三者から聞かれない場所、騒音がない場所、Wi-Fi環境が整っている場所で行うようにしましょう。

3. 控室で待機する

面接開始時間まで、控室で待機します。ここで面接の最終確認を行います。自分が清潔感のある身だしなみになっているか、頭の中で入室から退室までのマナーの再確認、志望理由や自己PRを頭の中で一度確認する、など自分で確認項目を決めて、最終確認していきましょう。

4. 入室する

面接時間になると、面接担当者から名前が呼ばれます。周りの人に軽く会釈をし、面接室に移動しましょう。

入室から着席までは以下の手順が一般的です。

  1. 面接室のドアを3回ノックする
  2. 面接官から「どうぞ」という声があり次第、「失礼いたします。」と言ってドアを開ける
  3. 面接室に入ったら、ドアの方に向き直りドアを閉める
  4. 面接官に向かって一礼し、着席するイスの横に立つ
  5. 面接官から着席を促されたら着席し、姿勢を整える

手順が多く、緊張していると頭が真っ白になり、忘れてしまうこともあると思いますので、面接前に、頭の中でイメージしたり、自宅で実際にドアの開閉やお辞儀の練習をしておくといいでしょう。

5. 自己紹介

面接官から着席を促された後は、面接官と学生の自己紹介が始まることが一般的です。

以下、4点を中心に自分でアレンジしてみるといいと思います。

  1. 大学名
  2. 名前
  3. 学生時代に取り組んできたことや趣味
  4. 締めの言葉(よろしくお願い致します等)

気をつけるべきポイントは、「話し過ぎないようにすること」です。自己紹介は簡潔に伝え、面接官に「もう少し話を聞きたいな」と思わせる程度を心がけましょう。

6. 面接官からの質問

自己紹介が終わり次第、面接官からの質問の時間になります。
30分前後が一般的ですが、短くて15分ほど、長くて1時間ほど面接官から質問を受けます。

準備してきた内容を自信を持って話すようにしましょう。緊張して頭が真っ白になったり、面接官と目を合わせられなくなってしまうこともあるかもしれませんが、質問されてからすぐに回答せず、「少し時間をもらってもいいですか?」と考える時間を与えてもらい、整理しながら話してもいいでしょう。

7. 学生からの質問

面接官からの質問の最後には、面接官から「最後に何か質問はありますか?」といったことを聞かれることが多いです。

企業研究をしている中で感じた企業の疑問や面接官の働き方について気になっている部分を質問しましょう。この学生からの質問の時間は、5分〜10分ほどで終わることが多いです。

面接官からの質問が終わったからといって、気を抜かないようにしましょう。

8. 今後の選考についてのお知らせ

最後に面接官から、今回の面接結果の連絡日時や連絡手段を告げられることが多いでしょう。

稀に、その場で面接合格の連絡を頂くことがあります。合格を告げられた際は、「ありがとうございます。」と丁寧にお礼を伝えましょう。次回面接、インターンシップと選考は続いていくので、マナー違反を起こさないことはとても大切です。

9. 退室する

面接が終了すると、面接官から「本日の面接は以上です。ありがとうございました。」と声がかかります。その後は以下の手順に従って、退室するようにしましょう。

  1. 椅子に座ったまま挨拶をする
  2. 椅子の横に立ち上がり、一礼する
  3. ドアまで移動し、面接官の方を向き、再度お辞儀
  4. ドアを開け、退室する

面接の機会を作っていただいたことに感謝の気持ちを込めて、お礼を伝えるようにしましょう。手順が多くて戸惑ってしまうこともあるかもしれませんが、お礼を伝えようとする意志を面接官に示すことができれば、多少間違えてしまっても、選考結果に響くことはないと思います。

面接会場を出る

最後に面接会場から退場します。退場後すぐにイヤフォンをつけたり、飲食したりしないようにしましょう。誰がどこで見ているかわかりません。最寄駅や面接会場から少し離れてから、リラックスするようにしましょう。

インターンの面接で通過する人・落ちる人の特徴は?

インターン面接で通過する人の特徴は?

大きく3つの特徴があると考えています。

参加目的・志望理由が明確である

インターンの面接で、インターン志望理由とインターンに参加する目的に関する質問はかなりの確率で聞かれると思います。その時に、自己分析、企業分析が既に行われた状態で、明確な志望理由が話せるとインターン面接で通過する確率はかなり高くなるでしょう。参加目的の明確さは、企業側が最も重要視している項目の一つであると言えます。

面接の発言に一貫性がある

一貫性がある学生は、面接官に自身の魅力が伝わりやすいため、面接で通過しやすいと考えられます。発言に一貫性がないと、面接官にどのような人物なのかうまく伝わらず、能力面・性格面それぞれで面接官が評価しづらくなってしまいます。面接での発言に一貫性をもたせるようにしましょう。

素直、謙虚である

素直さと謙虚さを持っている学生は、社員も一緒に働きたいと感じることが多いと思います。学生時代の成果をただ自慢げに語るのではなくて、謙遜するような素ぶりを見せるようにしましょう。また、面接では面接官に間違えを指摘されたり、志望理由を建前だけで語ってしまうこともあると思いますが、間違えを素直に認めることや建前だけではなく、本音の自分を見せることで、素直でまっすぐな学生というアピールも欠かさず行いましょう。

インターン面接で落ちる人の特徴は?

面接で落ちる学生の特徴は3つあると考えています。

自信がなさそう

緊張のせいか、面接中に声が小さかったり、目線がなかなか合わなかったり、背中が丸まっていたりするとこの学生は自信がないのかなと思われてしまいます。自信がないと思われると、面接中に自分の魅力がうまく面接官に伝わらなくなってしまいます。緊張していても、胸を張って、大きな声で相手の目をしっかりみて、話すようにしましょう。

自己分析、企業分析が不十分

自己分析と企業分析が不十分だと、志望理由、自己PRが明確にならず、志望度の高さと自分の能力の高さをうまくアピールすることができなくなってしまいます。自己分析と企業分析は必ず、面接前にしておくようにしましょう。

マナーが悪い

面接の服装がだらしなかったり、言葉遣いが悪かったりとマナーが悪い学生は評価が低くなってしまう傾向にあります。マナーは社会人になる心構えを表しています。マナーが悪いということは、社会人になる心構えがまだないということになってしまいます。面接前に必ず服装や話す内容のチェックを怠らないようにしましょう。

人事担当者は何が知りたいのか

結論から書きますと、「この学生は自社で長期間活躍してくれそうか」です。

人事は、あらゆる部署と接点を持っているため、自社で活躍している社員の共通点を認識しています。面接をしながら、この学生は、「コミュニケーション能力が高いから、営業で活躍してくれるかもしれない」「思考力に優れているからマーケティングかな」といった形で、学生と部署の特徴を照らし合わせながら、評価していることが多いでしょう。また、人事は採用コスト(※1)を認識しているため、短期間で辞めてしまいそうな学生は評価が低くなってしまいます。転職や起業といった発言をする際は気をつけましょう。

(※1) 一般的に、企業が学生1人を採用するコストは、93.6万円と言われています。

参考: 就職みらい研究所「就職白書2020」https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/hakusyo2020_01-48_up-1.pdf

現場社員は何が知りたいのか

ズバリ、「この学生と一緒に働きたいか」です。面接を担当したことある現場社員にお話を伺ったことがあるのですが、「自分の部下として一緒に働きたいかをまずは判断する」と話されておりました。
面接する前に是非、自分が社員だったらどんな人を部下にしたいか考えてみましょう。発想力が豊かな人、素直な人、謙虚な人など、一緒に働きたい人物像が浮かび上がってくると思います。面接する時は、相手の目線に立って、この企業のこの部署のこの年次の人はどのような人と一緒に働きたいと思っているのか考えながら、質問に回答するといいでしょう。

インターン面接の結果はいつわかるのか?

インターン面接の結果は、面接1週間前後に、メールか電話にて通知されることが多いでしょう。ただし、企業によって、連絡時期や通知手段は異なり、なかには、面接当日や次の日に結果がくる企業もあります。面接終了時に、面接官から面接結果の通知日時・手段を教えてくれると思いますので、確認するようにしましょう。

インターン面接の合格率は?

募集人数や人気度によって合格率は大きく異なりますが、約10%ほどだと言われています。

有名企業では、合格率が1%を切ることもあるようです。志望企業がまだ定まっていなく、とりあえずインターンシップに参加してみたいという学生は、募集人数の多い企業に応募してみるのも一つの手でしょう。インターンの募集人数は、各企業のインターン募集要項に記載されているので、確認してみてください。

インターン面接でよく聞かれる質問30選

インターン面接でよく聞かれる質問を50個用意してみました。ここにある30個が面接で聞かれると思って、しっかり対策しておきましょう。

将来に関する質問
  • 将来の夢について、教えてください
  • 仕事を通じて、成し遂げたいことを教えてください
  • 10年後、どのような人になりたいですか
志望理由に関する質問
  • インターンシップに応募した理由を教えてください
  • インターンシップでどのようなことを学びたいですか
  • 他社ではなくて、なぜ弊社のインターンシップに応募したのですか
  • 他にインターンシップを応募した企業を教えてください
  • どのような軸で就職活動を行っていますか
性格に関する質問
  • 長所と短所を教えてください
  • 短所はどのように克服しようと思っていますか
  • 周りから見て、どのように思われてると思いますか
  • 自分の長所が活きたと思うエピソードを教えてください
  • 自分のモチベーションの源泉はどこにあると思いますか
  • 最近怒ったことはありますか?
  • 苦手な人はいますか?
  • 苦手な人と出会った時どのように対応しますか?
学生時代に関する質問
  • 学生時代に最も力を入れてきたことについて教えてください
  • 学生時代に困難に直面した場面について教えてください
  • 学生時代にリーダーシップを発揮したエピソードについて教えてください
  • その困難をどのように乗り越えましたか
  • 大学ではどのような勉強をしていますか
  • ゼミ活動ではどのような勉強をしていますか
  • サークルではどのような活動をしていますか
  • 幼少期はどのような学生でしたか?
自己PRに関する質問
  • 1分間で自己PRをしてください
  • 最後に何か言い残したことはありますか
  • 自分のどの強みがインターンシップで発揮されると思いますか
興味・関心に関する質問
  • 好きな本について教えてください
  • 最近気になっているニュースについて教えてください
  • 自分が最も尊敬している人は誰ですか

まとめ

インターン面接の流れや質問内容、対策方法について理解できたでしょうか?記事内で解説した通り、インターン面接で聞かれる質問内容は、どの企業でもそこまで変わることはありません。そのため、想定質問に対する事前準備ができれば、合格率はかなり上がると思います。インターンの面接を突破して、より多くのインターンシップに参加しましょう。たくさんの企業との出会いが待っています!

ココシロではES・面接対策や長期インターンの紹介など就活全般のサポートを行っております。就活に関する相談がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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この長期インターンでは、このようなメリットがあります。

  • 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
  • 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
  • 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!

しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
小さな不安や将来の悩みも就活のプロに相談して、就活を成功させましょう!

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