「さあ、そろそろ就活に向けて動きだそう!」としたときに、どんなサイトでも「まず自己分析をしましょう」と言っていると思います。
自己分析は確かに就活においては最重要と言っても過言ではなく、自己分析をどれだけ丁寧にやるかによって、就活の立ち回り方や終えた後の将来に対する納得感が大きく変わってきます。
今回はそんな就活生が必ず通る就活の自己分析に関して、なぜやらないといけないのか、何をするべきなのか、そしてどうそれを活用するかまで丁寧に解説していこうと思います。
この記事を読めば、就活の自己分析について他のどの就活生よりも知識をつけられることでしょう!
- 就活を始めたてで右も左もわからないという人
- 就活の自己分析がなぜ必要か納得したい人
- 就活の自己分析のやり方を知りたい人
- 自己分析を経てどのように就活に活用するのか知りたい人
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長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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就活で自己分析って何でやらないといけないの?
まず、就活の自己分析をしないといけない理由について説明していきます。
おもに2つの理由があります。
- 就活の軸を決定するのに役立つから
- 自己PRを制作するのに役立つから
就活の軸を決定するのに役立つから
就活で自己分析をしないといけない理由の1つ目は、「就活の軸を決定するのに役立つから」です。
就活の軸とは、企業を選ぶうえで絶対に外せない条件のことをいいます。のびのびと働ける環境が良いのか、福利厚生が充実しているの良いのか、はたまたスキルアップのできる負荷の高い環境が良いのかなど、人によって違います。
そしてその就活の軸を決定するためには、自分が今まで生きてきた人生でどのようなことを第一にして活きてきたのかを知る必要があります。
自己分析をすることによって、これから先数十年と働くかもしれない企業のどの部分を重要視していきたいのかを決定することができるということになります。
もしここを疎かにしてしまうと、面接時にうまく志望動機が喋られなかったり、いざ就職してから違和感を感じたまま働くことになって辛くなってしまったりしてしまいます。
自己PRとガクチカを制作するのに役立つから
就活で自己分析をしないといけない理由の2つ目は、「自己PRを制作するのに役立つから」です。
就活の企業面接では、自己PRやガクチカ(学生時代に力をいれて取り組んだこと)などを聞かれます。数ある経験の中から1つほどを選んで説明しないといけないわけですが、それをするために過去自分がどんなことを経験してきて、その結果先の人生にどう影響してきたのかを理解している必要があります。
自己分析をすることによって、今まで漠然と過ごしてきた人生を深堀りし言語化することができるので、明瞭に説明ができるようになるのです。
もしここで自己分析を疎かにしてしまうと、「結局その経験で何ができるようになったの?」というように面接官に取ってぼやけた面接になってしまいます。
就活の自己分析のやり方4選!
自己分析の重要性が理解できたところで、ここからは自己分析のやり方について詳しく説明をしていこうと思います。
そして、これから説明していく自己分析の方法4つですが、以下の自己分析シートに沿って行うことで簡単に終わらせることができます。もちろん無料で配布中なので、是非利用してみてください!
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自己分析はこの順番で進めるとよいでしょう!
- 自分史
- モチベーショングラフ
- 性格診断
- will.can.must
自分史
「自分史」は自分の過去の経験を振り返ることができる自己分析です。
年齢ごとに「所属」「印象的な出来事」「頑張ったこと」「挫折したこと」を思い出せるだけ、なるべく詳しく埋めていきましょう。
何よりも具体的に書くことが重要になります。
自分史を行うことで何ができるようになるかというと、「過去自分の人生で影響を与えた出来事を可視化する」ことができるようになります。
この自己分析を経て、自分が何を考えて生きてきて、ここから先どのような人生を歩んでいきたいのかが分かりやすくなるというわけです。
モチベーショングラフ
モチベーショングラフとは、幼少期から人生の出来事を振り返ることで、自分のやりがいを感じる瞬間であったり逆にやる気をなくしてしまう瞬間を知ることができる自己分析です。
まずグラフを制作していきます。
「自分史」に記入した出来事を振り返りつつ、自分の充実度やモチベーションの上下に合わせて横軸を年齢としたグラフを制作します。点数はある程度直感で決めてあげましょう。筆者は±5点程度でやっていました。
次にそのモチベーショングラフになぜそのモチベーションの点数になったのかを記入していきましょう。
特にポジティブな出来事、ネガティブな出来事ごとに色を変えてみたりすると分かり易いでしょう。そして、その色分けが、就活における「強み・弱み」の決定にも有効利用できます。
また、どういう環境でモチベが上がったのか、そして下がったのかを理解することで、自分が将来求める環境がわかりやすくなるため、就活の軸を決めるためにも役立ちます。
性格診断
性格診断は自分の性格を知ることで、自分の強みや弱みを知ることができる自己分析です。
まずはMBTIと呼ばれる性格診断を行いましょう。これはいくつかの質問に答えることで、16種類ある性格分類のうち自分の性格に当てはまるものを知ることができます。
まずは、診断結果のアルファベットから見ていきましょう。「意識」「エネルギー」「気質」「戦術」「アイデンティティー」の性質について、それぞれの文字が対応しています。
その性質において、当てはまりそうな経験を書き出してみましょう。
例えば、こんな感じでしょうか。
内向型
初対面の人とも友好的に話せるが、本当はずっと仲のいい安定した友達と話す方が安心するので好き。バイトで新人の子にも話しかけるが、本当は古参の友達と話すのが楽。
現実型
美術館に行ったときに作者の思いやどんな意味が込められているかよりも絵画自体の美しさに興味を持つ。サークルの企画を考えるとき、既存のものを参考にして考えるので突飛なアイデアはなかなか思いつけない。
道理型
自分の意見があってもほかの皆の意見が違ったら自分の意見は主張しないで抑える。友達が悩んでいるときに友達が正しくなかったとしてもそれをすぐには否定したり指摘したりできない。友達にも友達なりの考え方があるのだろうと思って強く言わないし言えない。
探索型
計画を立てて動くのが苦手で予定通りに進められず、課題などは期限ぎりぎりにまとめてやる。旅行に行くときは計画を立てず行き当たりばったり。
慎重型
自己肯定感が低くて家に一人でいる時間が長いと深く考えすぎて病む。何かをするときに最悪のケースまで必ず考えていろいろなパターンを想定してから挑む。
次に、自分の診断結果の紹介ページに行き、説明文の中から納得できた強み・弱みを選出して、それにまつわるエピソードを書いてみましょう。
例えば、自分は冒険者なので、
強み:平和主義
犯罪などの道徳に反すること以外は人それぞれの個性だと考えられるので、嫌いな人もあまりできないし、それぞれを認めて仲良くできる。
弱み:優柔不断
取捨選択が苦手で、学校やサークル、インターン等やりたいことに手を出しすぎた結果、いっぱいいっぱいになり全部中途半端になってしまったことがある。
という形になります。
もちろん、性格診断は人によって信用する賛否が分かれるもので、嫌悪感を持つ人も多いと思いますが、自己の強み弱みを言語化するきっかけとなれば十分です。
もし自分の強み弱みは既に分かっているという場合は飛ばしても良いでしょう。
will.can.must
「will.can.must」は将来ビジョンや就活の軸の方向性を定めることができる自己分析です。
以下に従って、「will」「can」「must」に自分の思う情報をまとめていきましょう。
- will=「将来実現したいこと・なりたい姿」
- can=「willを達成するために活かせる強み」、「willを叶えるために足りない力」
- must=「willを達成するために必要な条件」
ポイントは、なるべく詳しく具体的に言語化を行うということです。漠然と書くのではなく、なぜそう考えたのか?なぜこうなりたいのか?というように自問自答を繰り返しながら解像度を上げていきましょう。
例えば次のような感じでしょうか。
will
【将来実現したいこと・なりたい姿】
バリキャリになりたい。周りの人に頼られる育成をするような立場。
ゆくゆくは社員をまとめるような立場になって企業に貢献したい。
なぜ?
→長期インターンで期待してもらって仕事を任されるとやる気が出る。
バイトの時に誰かに教える時にやりがいを感じる。
can
【wiiを達成するために活かせる強み】
周りの期待に全力で応えようとする力。
その結果を出すために課題解決する力。
PDCAを回す力。
【willを叶えるために足りない力】
周りにもっと信頼してもらう必要がある
→そのために相手の期待に対して120%で応える
must
【willを達成するために必要な条件】
共感できる企業理念。
いろんなことに挑戦できる環境。
昇進スピードが速い環境。
評価制度が整っている企業。
そこまで終わったら、次にその3つの共通点と向いている仕事、やりたい仕事について考えていきます。
共通点
多くの人と関わりたい。誰かのためになりたい。
PDCAなどを回す&挑戦できる環境
=多くの数をこなせる仕事
褒められて伸びるタイプ
向いている仕事/やりたい仕事
数をこなせる仕事=営業職?
誰かのためになっている実感が得られやすい&直接貢献できる仕事
=人材業界、ブライダル業界など
昇進スピードが早く、挑戦できる環境
=大手よりもベンチャー?
職種や会社規模などをうまく当てはめるところまで行けると十分でしょう。もし、性格がわかってても向いている職種はわからない……という場合は、以下の記事で主な業界に付いて解説していますので、参考にしてみても良いでしょう。
そして、注意したいのは、「wiil.can.must」の自己分析の結果は、時間が立てば変わる可能性があるという点です。実際筆者も長期インターンに参加する中でなりたい像ややりたいことというのはどんどん変わっていきました。
毎日やれとは言わないのですが、2ヶ月から4ヶ月に1回のスパンでまた将来について見つめ直す時間を取ってみると良いと思います。
今まで解説してきた4つの自己分析は、自己分析シートを使うことで簡単に終えることができます。是非利用してみてくださいね!
自己分析シートを利用するにはこちらをクリック
やった自己分析はどう活かす?
では、やった自己分析というのは、一体どのように活かしていけばよいのでしょう?
主に以下の4つに活用することができます。
- 就活の軸の決定
- 志望動機作成
- 自己PR作成
- 強み・弱みの決定
就活の軸の決定
まず、自己分析をすることによって就活の軸を決定することができます。
特に、「will.can.must」で決めた自分の将来像や、「モチベーショングラフ」で書いた自分のモチベーションが上がる瞬間を用いて考えてみましょう。
なぜこの時にモチベーションが上がったのか、自分はこの先どういう人間になりたくて、そうなるためには何が必要なのかというのを考えることで、自ずと企業を選ぶ条件が決まっていきます。
また、就活の軸を決定した後は企業分析に進んでいきます。以下の記事で深く解説していますので、是非参考にしてみてください。
志望動機作成
自己分析をすることで、志望動機も作ることができるようになります。
これも就活の軸の決定と似たような形です。志望動機作成で重要なのは、「なぜ競合他社ではなくこの企業なのか」をしっかり言語化してあげることです。
企業研究をしっかりとしたうえで、その企業の経営理念と通ずるところはどこなのか、自分のなりたい像に対してどんな部分に企業としての魅力を感じるのか、というように企業を選ぶ個別性を突き詰めていきましょう。
志望動機の作り方については、こちらの記事で深く説明しています。参考にどうぞ!
自己PR作成
自己分析をすることで、自己PRも作成することができます。
「自分史」「モチベーショングラフ」を通して、自分が過去頑張ってきたことと、それが人生に与えた影響について考えてみましょう。自己PR作成で重要なのは、経験といった事実ベースでアピールをしていくことです。そうすることで自ずと説得力が出ます。
例えば、ガクチカを書くとしたらこんな感じでしょう。
自分が学生時代に特に力を入れていたのは長期インターンでした。具体的には企業にインターンをしたい学生を紹介したり、逆に学生に適した企業をおすすめしたりという業務をしておりました。その中でビジネスマナーを身につけることができましたし、顧客の要望に対して適したサービスを提供できるように日々考え続けたことで思考力も身につけることができました。共に働く他のインターン生と切磋琢磨することで自分も負けられないなと刺激を受けましたし、学ぶ姿勢を忘れずに自分より上手い営業をする学生からテクニックを聞き出したりも積極的にしていました。1年ほどのインターンでしたが、仕事に対する取り組み方を学べたかけがえのない経験だったなと今は思っています。
強み・弱みの決定
自己分析をすることで、強み・弱みも決定する事ができます。
「性格診断」「モチベーショングラフ」を用いて言語化した強み弱みを用いていきましょう。
就活における強み弱みは、面接で面接官に聞かれます。その中で、自身の強み弱みと、それに関するエピソードを話していきます。
詳しい書き方については次の記事を確認してみてください!
納得のいく自己分析ができない時どうする?
自己分析をしていると、うまくいかず筆が止まってしまうこともあると思います。そんなときはどうすればよいのでしょうか?
やってみた自己分析に対して第三者のフィードバックを得ることが重要
「自己分析は自分についての分析であるので、自分ひとりでやらないといけない」と先入観を持って閉じこもってしまうという人は多いのですが、自己分析こそ、第三者による視点を得ることが重要になります。
特に行き詰まったときほど、人間というのは視野が狭くなり、単調な考え方しかできなくなってしまいがちです。新しい視点での切り口を他の人からもらってみましょう。
「自分ではこう考えてたけど、周りからはこう見えていた」というように新しい自分の一面への気付きにつながることもあります。「自分ってどう見えてる?」と聞いてみましょう。
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まとめ
最後に、自己分析のやり方や活用法についてまとめた今記事を簡単にまとめたいと思います。
- 自己分析は、就活の軸や自己PRを決めるときに役立つので必須!
- 自己分析は以下の順に進めるのがおすすめ!
- 自分史
- モチベーショングラフ
- 性格診断
- will.can.must
- 自己分析は就活において以下の作成に役立つ!
- 就活の軸
- 志望動機
- 自己PR
- 強み・弱み
- 自己分析で止まってしまったときは、第三者に聞いてみるべし!
再三重ねて言いますが、就活において、自己分析は地盤を固めるという意味で重要です。軽んじることなく丁寧に進めてあげましょう。
就活においては、スケジュール立てで失敗しないことも大変重要になります。自己分析をするタイミングで、これから何をすればよいのか、何に注意をするべきなのかを次の記事で確認してみてはいかがでしょうか?
この記事が皆さんのためになれば幸いです。
長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
小さな不安や将来の悩みも就活のプロに相談して、就活を成功させましょう!
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