就活生にとってインターンへの参加は欠かせないものです。しかし、インターンに参加するためには選考を突破する必要があります。その上で、インターンの選考を突破することに不安を抱えている就活生が多いのではないでしょうか?
今回は、インターンの選考を企業が行う目的から突破するために必要なことまでを徹底的に解説していきたいと思います。インターンの選考でみられるポイントや具体的な選考方法を理解し、インターンの選考突破に繋げましょう!
こんな人に読んでほしい
- インターンの選考について1から知りたい人
- インターンの選考を突破したいと考えている人
- インターンに関する不安を少しでも取り除きたい人
- インターンの選考に関する体験談を参考にしたい人
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そもそもインターンの選考って何?
インターンの選考とは、インターンに参加できる就活生を企業が絞り込むために設けたものです。企業のインターンに参加できる人数が予め決まっており、大勢の応募者の中から企業の目的に合う応募者を決めるために導入されています。
企業ごとにインターンの選考の方法や有無が異なります。その中でも、企業の人気が高くなればなるほど選考が設けられやすく、より選考の内容が難しくなっていく傾向があります。
また、インターンの参加自体がその後の企業の本選考にも影響する場合があります。インターン参加者限定の特別選考が用意されたり、早期選考に参加できる可能性もあるため、よりインターンの選考が重要であることには違いありません。
インターンの種類と選考の有無
2025年卒対象学生からインターンの定義が変更されました。これに伴い、それぞれの種類のインターンの実施目的と選考の有無なども変更されることとなりました。
この表では、インターンの種類と選考の有無をまとめています。
それぞれは代表的な例であるため、企業ごとに選考の有無が変わる場合があります。特に人気の高い企業の場合、オープンカンパニーなどでもエントリーシートによる選考が用意されている場合があるため注意しましょう。
必ず、自身の志望企業のインターンに選考があるかどうかを確認しましょう。
インターンのルール変更についてより詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?
企業がインターンを行う3つの目的とは?
では、企業がインターンを実施する目的とはなんでしょうか?企業がインターンを行い目的を理解することで、より具体的な選考対策を行うことができるでしょう。企業がインターンを行う目的は大きく3つあります。
入社後のミスマッチを防ぐため
1つ目は、入社後のミスマッチを防ぐためです。企業の開催する説明会やOBOGとの座談会などでは、就活生に実際の業務や働き方、環境についてを100%理解させることはできません。
そのため、実際に企業での働き方や具体的な業務についてを理解できるような場としてインターンを設けています。そこで、考えている仕事内容や働き方と相違がないか、自分にあった環境かどうかを就活生は判断をすることができるでしょう。
企業について知ってもらうため
2つ目は、企業について知ってもらうためです。企業がインターンを開催することで、その企業自体について知ってもらうきっかけになりえます。
現在の就活では、インターンへの参加は欠かせません。そのため、インターンに応募する就活生が増えています。そのため、企業がインターンを開催することで自社についての認知を増やすことができ、本選考に参加をしてくれる就活生も獲得することができます。
優秀な人材の獲得のため
3つ目は、優秀な人材を獲得するためです。企業は常に優秀な学生を採用したいと考えています。そのためにも、本選考よりも前のインターンを用いて、優秀な学生の囲い込みを行います。
また、インターンを通して学生の適性や能力を測ることができます。実際に企業がインターンの中で採用したいと思った学生には、早期選考や特別選考を案内することもあるでしょう。
インターンの選考を突破するには?
インターンの選考を突破するためには以下の2つのポイントを押さえましょう!
- インターンの選考フローごとの対策を行う
- 企業がインターンの選考を通してみているポイントを理解する
インターンの基本的な選考フローを理解しよう!
まずは、インターンの基本的な選考について理解しましょう!企業によって選考の内容は異なるものの、それぞれの企業では代表的な4つの選考が組み合わせて行われることが多いです。
エントリーシート
1つ目はエントリーシートです。エントリシートはインターンへエントリーをする際に課されるものです。学生の基本的な情報から、志望理由、自己アピール、ガクチカについての質問が用意されます。
それ以外にも、それぞれの企業ごとに独自の質問が用意されることが多く、内容はさまざまです。例えば、「自分を一言で表すなら?」「自分が一番輝いていた経験」などです。
企業はエントリーシートを用いて、たくさんの応募者の中から一定数の学生に絞り込みを行います。特に、応募学生の人物像や志向性についてを詳しく見ているため、より自分自身について詳しく書く必要があります。
エントリーシートで注意すべきポイントや効果的なエントリーシートの作成方法はこちらの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?
適性検査
2つ目は、適性検査です。適性検査は主に性格診断と能力診断の2つに分かれています。
性格診断では、性格に関する質問やさまざまな状況下での考え方などについての質問をもとに、応募者の職業適性や人物像を診断します。
能力診断は、言語・非言語の試験になっており、内容は中高生で習うような国語や算数のような問題が出題されます。能力診断にもSPIや玉手箱などのいくつか種類が存在し、エンジニア職ではコーディングテストが実施されることもあります。
グループディスカッション
3つ目はグループディスカッションです。グループディスカッションでは、複数人で構成されたグループの中で、企業から出されたお題について20〜30分程度かけ議論を行います。その後発表があったり、議論内容や発表に対する講評が企業から行われることもあります。
グループディスカッションでは、ファシリテーター(進行役)、書記、タイムキーパーの役割を決めた上で、議論を行います。それぞれの役割では、役割を全うした上で、自身の意見などを述べる必要があります。
企業によって多少評価の軸が変わるものの、グループでどのような役割を担うかどうかが見られることが多く、グループでの立ち位置が見られていることを意識しましょう。議論へ参加しすぎる場合や参加しなさすぎる場合にも選考が突破できないことがあります。
面接
4つ目は面接です。面接では、エントリーシートなどの文章では測ることのできなかった企業は応募者の志向性や人物像などを直接話すことで判断しています。
そのため、面接の受け答え以外にも、喋り方や服装など全てが面接官に印象として残るでしょう。面接では、話す内容はもちろんのこと、それ以外のことにも気を配る必要があります。
インターンの選考における服装や髪型などについてより詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?
また、企業は応募者が普段から考えていることや実際の雰囲気など素に近い部分を汲み取りたいと考えているため、用意した文章などをそのまましゃべるのではなく、自然体の応募者と話したいと考えています。
そのため、ある程度話す内容を用意することも必要ですが、それ以上に自分の考えをそのまま言葉にして話すことも意識できると良いでしょう!
企業がインターンの選考で重視しているポイントとは?
では、企業がインターンの選考で特に重視しているポイントとはなんでしょうか?大きく3つのポイントを紹介したいと思います。
企業と応募者がマッチしているか
1つ目は、企業と応募者がマッチしているかどうかです。企業によって求める人材像やスキルは異なり、採用したいと思える就活生も異なります。そのため、それぞれの企業が欲しい人材かどうかを選考の中で判断しています。
いくら優秀な就活生だとしても、企業での働き方や環境に適応できなければ本来の能力を発揮できず、成果を出すことができません。そうすると、すぐに退職してしまう可能性が高くなってしまいます。
コミュニケーション能力
2つ目は、応募者のコミュニケーション能力です。コミュニケーション能力は社会人にとって必須の能力です。ビジネスにおけるコミュニケーション能力が一定程度ないと業務ができなかったり、チームで仕事を進めることができません。
日常的なコミュニケーション能力とビジネスにおけるコミュニケーション能力は少し変わります。ビジネスでは正しく伝えることがより求められるでしょう。
例えば、やりたい仕事に手をあげたり、助けが欲しい時にヘルプを求めたり、仕事に対する意見交換を行うなど、さまざまな状況でコミュニケーション力が求められます。
社会人としてのスキル
3つ目は社会人としてのスキルです。2つ目に挙げたコミュニケーション能力に加えて、マネジメント力やスケジュールの管理能力などさまざまなスキルが社会人には求められるでしょう。
それらの能力が現時点でどれくらい備わっているのか、これからどれほど伸ばすことができるのかを総合的に企業が判断をします。企業の求めるレベルに達しているのか、達していなくても貪欲にそれらの能力を得ようとする姿勢などが評価につながるでしょう。
インターンの選考を突破するために必要な3つの対策
では、インターンの選考で企業がみているポイントを踏まえた上で、就活生にとって必要なこととはなんでしょうか?今回は必ず就活生がしなければならない3つの対策を紹介したいと思います。
自己分析
1つ目は、自己分析です。自己分析とは、自分自身の人物像、性格などから、どんな仕事につきたいのか、どんな経験をしてきたのかを網羅的に分析するものです。自分自身についてを詳しく理解するために欠かせないものとなります。
就活では、自分の性格や自分が今まで何を経験し、何を学んできたのか、そこからどんな業界や仕事を志望しているのか一貫性を持った説明が求められます。ガクチカや自己PRも同じように自己分析を踏まえた上で考える必要があります。
今までの経験から自分自身がどんな性格なのか、どんな考えを持ってきたのかを把握できるようにしましょう。
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業界・企業分析
2つ目は、業界・企業分析です。業界・企業分析とは、業界での働き方やビジネスモデル、その企業の求める人物像などを網羅的に分析するものです。企業で求められている物を理解したり、企業や業界でどのような働き方をしたいのかを理解するために欠かせません。
就活生が企業に対しての志望度をアピールする際に、企業や業界についての理解度が一つの判断基準となります。志望をしているのに、全く業界やその企業のことを知らないと、本当に志望しているのか企業も懐疑的になってしまうでしょう。
また、自分自身の考える働き方や環境がその企業に備わっているのかを確認するためにも分析は欠かせません。自分の想定とは異なる企業の場合、入社後のキャリアパスがイメージとは全く異なった方向に進んでしまうでしょう。
そうなると、働くためのモチベーションも下がってしまい、最悪の場合早期退職にもつながってしまう可能性があります。
選考対策
3つ目は、選考対策です。企業の選考は先ほども挙げたように、主に4つに分かれており、それぞれで見られているポイントが異なります。
そのため、それぞれの選考に対して対策をする必要があり、どんなことが見られているのか、どんな人が選考に有利なのかを把握することで、より選考を有利に進めることができるでしょう。
また、企業によって求めている人物像や就活生の能力は変わるため、選考ではそれらに合わせた対策を行うことが最も効果的でしょう。そのためにも、それぞれの選考ではどんな対策をするべきか正しく把握することが必要です。
それぞれの選考の具体的な対策方法についてはこれらの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?
私の考えるインターンの選考対策
今回は就活を終えたSさんへのインタビューを参考にしてみましょう。
インターンの選考対策では「自己分析」「業界・企業分析」「選考対策」の3つが必ず必要な対策であると聞いたのですが、Sさんもこれらを重点的に行いましたか?
そうですね、この3つは選考を突破するためには欠かせないと思いますし、私自身も力を入れて取り組みました。
この3つの中で特に意識したポイントなどはありますか?
私はこの中でも自己分析に力を入れました。他の2つも必要であることには変わりないのですが、より自分の経験や普段の考え方、能力を具体的に説明するために、自己分析に力を入れましたね。
特にガクチカや自己PRは自分の経験だけではなく、具体的な数字や成果なども含めて話すことを意識していたので、より詳細な経験やそこでの思考プロセスを事細かに思い出し、書き出しましたね。
そうなんですね。Sさんは自己分析を踏まえた上で、就活ではどんなことをお話しされたのですか?
私は長期インターンを経験していたので、そこでの経験についてを中心に話しましたね。長期インターンはアルバイトと異なり、より成果を意識して働くことができるので、具体的な成果や、そこから得られた経験やスキルについて話すことができました。
また、周りにも優秀な社員さんや長期インターン生の方々がいたので、その方達からも就活に対するアドバイスや対策をしていただけたことも内定につながったのではないかなと思います。
インターンの選考に関する疑問を解決!
インターンの選考の通過率は?
インターンの選考の通過率は企業によってさまざまです。定員割れを起こすインターンもあれば、ものすごい高い倍率になるインターンもあります。
特に、大企業やメガベンチャー企業は就活生からの認知度も高く人気が高いため、低くても10倍以上の倍率になることが多く、100倍近くの倍率を叩き出す企業もあります。
インターンの通過率に関しては、こちらの記事を参考にするとより深く知ることができるため、参考にしてみてはいかがでしょうか?
インターンの選考はいつから?
インターンの選考は基本的には大学3年生の6月からスタートします。
しかし、企業ごとに選考の始まる時期は異なるため、6月以前から始まる企業もあれば、8月付近に初めて始まる企業も存在します。必ず、自身の志望する企業のインターンについて調べるようにしましょう!
インターンの選考に落ちる人はどんな人?
インターンの選考に落ちてしまう人は次の3つの理由が考えられるでしょう。
- 倍率の高い企業ばかり選考を受けてしまっている
- 自己分析や業界分析が足りず、志望動機やガクチカが不十分
- 自分のアピールポイントや性格が企業や職種とマッチしていない
少しでも当てはまると考えている人は、先ほどあげた3つの対策が足りないことが考えられるでしょう。
自分自身に足りないポイントを理解したいと考えている人や選考対策に関するアドバイスが欲しいと感じている人は、ぜひココシロインターンのキャリアアドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか?
キャリアアドバイザーはあなたとの面談を通して、就活に対するアドバイスや選考対策を行ってくれます。無料で使えるサービスのため、ぜひ一度面談を検討してみてはいかがでしょうか?
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まとめ
- インターンの選考を突破するためには、「選考対策」「行き業が選考で注目するポイントを理解すること」が大切
- インターンの選考では、「エントリーシート」「適性検査」「グループディスカッション」「面接」の4つの代表的な選考プロセスがある
- インターンの選考では、企業は「企業とのマッチ度」「コミュニケーション力」「社会人としてのスキル」の3つをみている
- インターンの選考を突破するには、「自己分析」「企業・業界分析」「選考対策」の3つが欠かせない
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