【例文あり】600字のインターンの志望動機ってどうやって書くの?

ついに2023年度から採用直結型のインターンが開始されました。このことによりインターンに参加することの重要性は例年以上に高まっています。

そんな中、インターンに参加するためには、志望動機の提出が求められ、中には600字もの志望動機を書かなければいけない場合もあります。しかし、「400字以下の志望動機なら書いたことはあるけど600字も書いたことない」、「そもそも志望動機の書き方がよく分からない」という方がほとんどなのではないでしょうか。

本記事では、そういった方々に向けて、600字のインターンの志望動機を書く際に絶対押さえておきたい重要なポイントを解説します。

このような人に読んでほしい

  • 600字以内と指定されたインターンの志望動機の書き方が分からない人
  • 600字のインターンの志望動機を書くときに、他の文字数の場合よりも注意しておくべきことを知りたい人
  • 600字のインターンの志望動機の例文を知りたい人

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600字のインターンの志望動機を作るのに何を準備したらいいの?

計画を練っている画像

600字のインターンの志望動機を作る際は、やみくもに書き始めてはいけません。まず志望動機を書くためにどのような要素が必要かを把握してから、その要素を満たす材料集めをしていきましょう。具体的には次の3つのことに取り組む必要があります。

  1. 企業が志望動機のどこを見ているか把握する
  2. 自己分析
  3. 業界研究・企業研究

1. 企業が志望動機のどこを見ているか把握する

まず最初に必要なのは、企業が志望動機を見てどのようなポイントをチェックしているかを把握することです。企業が600字のインターンの志望動機でチェックしているポイントは次のようなことです。

志望度の高さ

企業は選考する際に志望度の高さを重要視しています。理由としては、自社への志望度の高い学生の方がインターンに熱意を持って取り組む傾向があり、採用にもつながりやすいからです。

志望度の低い学生をわざわざインターンに参加させる企業は少ないと思います。そのため志望動機では、志望度が高く、インターン以後もモチベーションを保ち続けられる人材であることをアピールしましょう。

社風や考え方とマッチするか

学生の考え方が企業の社風や価値観とマッチしているかどうかも、インターンの志望動機ではチェックされています。学生が求める働き方やビジョンと、企業の社風や考え方に相違があると、インターンのモチベーションが下がったり、入社してもすぐに辞めてしまう可能性があります。

そのため、インターンに参加したい企業の社風・考え方を調査し、それに自分がマッチしていることを伝えられる内容を志望動機に書くといいでしょう。

基本的なコミュニケーション力があるか

インターンの志望動機では、基本的なコミュニケーション力があるかどうかも見られています。

ここでいうコミュニケーション力とは、制限された文字数の中で、読み手に理解しやすい文章で志望動機を伝えられているかどうかです。論理的で分かりやすい文章を書きましょう。

目的意識があるか

目的を持って主体的に行動できる人材であるかどうかもチェックポイントの1つです。

インターンに応募する目的を自分の中で明確に言語化する必要があります。そのためには自己分析が必要なので、次の項では自己分析について説明していきます!

2. 自己分析

志望動機で企業が見ているポイントを把握した後は、そのポイントを満たす材料を集めましょう。材料集めに必要なものの1つ目は、自己分析です。

他の人にはない自分だけの志望動機を書くには、自己分析が必須になります。自己分析にはいくつかの方法がありますが、ここでは、「なぜなぜ分析」をご紹介します。

なぜなぜ分析を使った自己分析では、志望動機に関連する質問の答えを一言で書いて、そこに「なぜ」と5回ほど繰り返し問いかけていきます。具体的には以下のような手順です。

  1. なぜマーケティングに興味があるのか?                                  → 製品やサービスの市場において企業の競争優位性を築きたいから
  2. なぜ競争優位性を築きたいのか?                                     → 市場で成功するためには、効果的なブランディングと差別化が必要だと考えているから
  3. なぜ効果的なブランディングと差別化が必要だと考えているのか?                      → 過去の経験から、同様の製品が成功するかどうかは、消費者にどれだけ魅力的に映るかに依存していると理解しているから
  4. なぜ消費者にどれだけ魅力的に映るかが重要だと理解しているのか?                     → マーケティングの長期インターンで、ターゲット市場の感性やニーズを正確に把握しなかったことが課題となり、それが企業の成否に直結すると実感したから
  5. なぜ感性やニーズを正確に把握することが企業の成否に直結すると実感したのか?               → 競合他社の製品が消費者の期待に応えることで、ブランドの信頼性が向上し、自社よりも市場ポジショニングを向上させた事例があったから

このなぜなぜ分析によって「ブランドの信頼性を向上させ、企業の市場ポジショニングを向上させるための実践的なスキルを磨きたいからインターンに応募する」といった具体的な考えを、原体験とセットで深掘りできました。なぜなぜ分析を使った自己分析をすることで、志望動機を原体験とセットで深掘りしていきましょう。

また、自己分析シートを利用してみるのも良いでしょう!

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自己分析シートでは手順に沿って自己分析を進めていくだけで、長期インターンや就活に必要な、ガクチカ、強み弱み、将来のビジョン、企業選定の軸を決めることができます。

「就活に向けての自己分析がうまくできておらず将来の見通しが立っていない……」「自分が長期インターンの採用面接でうまく行っていないのは自己分析が足りていないからかもしれない……」という人は是非自己分析シートを活用してみてはいかがでしょうか?

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3. 業界研究・企業研究

業界研究・企業研究を深くやることで、その企業のインターンでなければならない理由が明確になります。

ここで、「社風や考え方と自分がマッチしていること」「志望度の高さ」などをアピールすることができます。また、この下調べをやることで他の就活生と差別化にもつながります。

600字のインターンの志望動機を書く前に押さえておきたい!大前提5選

木を積んでいる画像

600字の志望動機は一般的な志望動機に比べて文章が長く、ミスが多くなったり、読み手に分かりづらい文章になってしまいがちです。そのため、600字のインターンの志望動機を書く前に、必ず知っておきたい前提知識を5つご紹介します。

1. はじめに結論から書く

志望動機は、はじめに結論を一言で書きましょう。これにより論理的な文章になり、読み手もそのあとの内容が分かりやすくなります。

また、膨大な数の学生の文章を読まなければならない企業の採用担当にとっても、結論をはじめに示してくれることにより、読む際にストレスのない文章になります。

2. 論理的な文章を書く

限られた文字数の中で相手に分かりやすい文章で志望動機を伝えなければなりません。文章構成に注意して、誰が読んでも分かるような、論理的で分かりやすい文章にしましょう。

3. 御社ではなく、貴社

相手の企業のことを表したいとき、ESなど文面上では「貴社」と表記しましょう。面接などの口頭では「御社」という言葉を使います。

4. 抽象的な言葉を使わずに具体的に書く。数字も積極的に使う。

志望動機を書く際には、「インターンで成長したいから」「貴社の社風に共感したから」などのような抽象的な表現の言葉は極力避けることが望まれます。

例えば、「インターンで貴社の〇〇の業務について実践的に学びたい。〇〇の能力を向上したい。」など具体的に書きましょう。原体験について書くときも、「売上をたくさん向上させた」という表現では、抽象的でどれくらいすごいのかが分かりません。「〇〇の単価を前年度比〇円向上させ、店舗全体の売上を〇%向上させた」などのように具体的に書きましょう。

5. 熱意だけでは受からない

インターンの志望動機において、熱意を伝えることはもちろん大事ですが、それだけではインターンの選考を通ることはできません。企業は志望動機を先述した複数のポイントでチェックしています。そのポイントを押さえた文章を書かなければなりません。

熱意を伝えるにしても、その熱意の理由と原体験を、説得力のある文章で伝えましょう。

600字のインターンの志望動機はどのような内容を書けばいい?

文章を書いている画像

600字のインターンの志望動機を書き始める際には、いきなり何も考えずにやみくもに冒頭から書き始めてはいけません。論理的な文章を書くために、まず必要な内容を把握してから、文章を埋めていきましょう。

志望動機を書く際に必要な内容は、次の3点です。

  1. 志望理由
  2. その志望理由を抱くことになったきっかけ
  3. インターンに参加することで達成したいこと

1. 志望理由

まずはじめにその企業のインターンを志望した理由を端的に書きましょう。就職活動中での質問に対する回答は、基本的に全て結論ファーストを心がけることを忘れないようにしましょう。

2. その志望理由を抱くことになったきっかけ

志望理由を抱くことになったきっかけであるエピソード(原体験)を書きましょう。ここでのエピソードが具体的であるほど、インターンの参加を志望することへの説得力が強まります

熱意や目的意識の高さをアピールできる部分なので、徹底的な自己分析をして強いエピソードを見つけて書きましょう。

3. インターンに参加することで達成したいこと

インターンを通してどのような目標を達成したいかを書きます。インターン当日のプログラム中に何を学ぶか、どのような能力を得るか、どうやって取り組むかなどを書きましょう。

600字の志望動機を書くときに特に気をつけなきゃいけないこととは?

注意してくれる人の画像

600字のインターンの志望動機は一般的な志望動機と比べて、文字数が多いです。そのため、500字以下の志望動機を書くときよりも注意しなければいけない点があります。

一文の長さは60字以内にする

600字の志望動機は、書ける内容の量が一般的な志望動機よりも多いです。そのためより多くの情報を入れようとすると一文の文字数も多くなり、読み手が読みづらく伝わらない文章になってしまいます。

全体の文字数が多く長文になるからこそ、ひとつひとつの文章の文字数は短く抑えましょう。一文の文字数の目安は60字以内です。学生の大量の志望動機を読む企業の採用担当に、あなたの志望動機を読む際にストレスを感じさせない文章がベストです

600字に足りない場合は、自己分析と企業研究を深める

600字のインターンの志望動機は文字数が多く、文字数が足りなくなってしまう方が多いと思います。その際には「600字のインターンの志望動機を作るのに何を準備したらいいの?」の項でも解説した、自己分析と業界研究・企業研究が足りていない可能性があります。

自己分析を振り返る

文字数が足りなくなる原因は、自己分析が深くできていないことかもしれません。なぜなぜ分析を行うなど、自己分析を深くすることで、志望動機中に書くエピソードがより具体的になり、説得力のある文章を作れます。

業界研究・企業研究を振り返る

業界研究・企業研究を深くすることで、「なぜこのインターンに興味を持ったのか」「インターンに参加して何を達成したいのか」をより明確に言語化できます。自分の中のそのインターンの魅力を深く考察し、熱意を感じさせる文章で志望動機として伝えましょう。

600字を超えてしまう場合は、表現を言い換える

文字数が600字を超えてしまった場合は、文章を短くできる別の表現を見つけることが有効です。書かなくても伝わる部分を削ったり、簡潔な文章に言い換えましょう。

例としては次のようなものがあります。

  • コミュニケーション → 対話
  • 考えるようになりました → 考えました
  • チャレンジしていきたいと考えています → 挑戦します

友達や社会人の知り合い、もしくはAIに見てもらう

600字の志望動機は、文字数の少ない志望動機よりも、その人の文章力のレベルが顕著に現れてしまいます。600字を埋めることが目的になり、相手に伝わりづらい文章になっていると、文章力やコミュニケーション力がないと見なされ、選考に落ちてしまうかもしれません。

そのため、誰かに志望動機を見てもらい、ちゃんと伝わる文章か確認してもらうことが重要です。一緒に就活を頑張っている友人や身近な社会人に依頼して、自分の書いた志望動機に問題点がないかをチェックしてもらいましょう。

また、AIに見てもらうという手もあります。

ココシロインターンで提供しているサービスの一つにES生成AIというものがあります。そのAIの機能の一つに「志望動機添削」というサービスがあるので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?

志望動機を生成してくれる機能もあるので、本当に困ったら利用してみても良いかもしれませんね!

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600字のインターンの志望動機の例文

実際に、600字のインターンの志望動機の例文を見ていきましょう。

例)インフラ業界志望の600字の志望動機

インターンシップの志望動機は2点あります。

1点目は「人々の生活の当たり前を支える」という私の夢を叶える業務を実際に体験したいからです。この想いは震災の経験と自身が研究を進めていく中で抱くようになりました。私は過去に震災を経験しており、そこで当たり前の生活を送れることの重要性を学びました。大学では、光ファイバを用いた巨大な構造物の耐久性を診断するシステムの研究をしています。それは構造物の損傷を低コストで計測することができ、将来的には地震での被害を抑えることが可能です。この研究を進めていく中で、「当たり前の生活を送ること」を支え、守ることへの使命感を強く感じるようになりました。貴社では1千万件以上のお客様の「当たり前」を支えており、私の目指す将来像を達成できると考えました。そのためインターンシップを志望しています。

2点目は、貴社の使命をさらに理解するためです。貴社では、電力の安定供給という使命に加え、近年では再生エネルギー事業の推進など新たな価値創出にも力を入れられています。貴社の変化を恐れずに挑戦する姿勢に魅力を感じました。そこで私はインターンでの社員の方々との交流を通じて、社員の方々が感じている使命感・価値観を学びたいと考えます。

また、貴社の仕事への理解を深め、自身のこれまでの強みを活かしてどのように貢献できるのか、不足している能力を明確にします。そしてそれを今後の成長に繋げます。(600文字)

他にも業界別のインターンの志望動機の例文や悪い志望動機の例を確認したいという方は、次の記事でご紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

まとめ

今回の記事では、600字のインターンの志望動機を書く際に、準備すべき点、前提知識、書くべき内容、注意点、例文を解説してきました。

600字のインターンの志望動機に関して、記事の内容を要約すると、次のようになります。

  • 必要な準備は「企業が志望動機のどこを見ているか把握する」「自己分析」「業界研究・企業研究」
  • 押さえておきたい前提は「結論から書く」「論理的な文章」「御社ではなく貴社」「具体的に書く」「熱意だけでは受からない」
  • 書くべき内容は「志望理由」「志望理由のきっかけ」「インターンで達成したいこと」
  • 600字だからこその注意点は「一文の長さは60字以内」「600字に足りない場合は自己分析と企業研究」「600字をオーバーするなら表現の言い換え」「他の人に見てもらう」

この記事を参考にして、受かる600字のインターンの志望動機を書きあげましょう。

もしも納得のいく志望動機を書けない場合、自己分析や企業・業界研究が不十分な可能性があります。

そんなときは長期インターンがおすすめです。長期インターンはガクチカとして話せるのはもちろん、自己分析を行うことができます。実際の業務を通じて自分の適性を分析できたり、自分のしたいことを明確にできます。

さらに、長期インターンでは企業・業界研究をすることもできます。将来働きたい業界で長期インターンをすることで、業界構造や現場でしか知りえない情報が手に入ります。

また、600字の志望動機だからこその注意点の項目でご説明したように、600字の志望動機は、友人や社会人の知り合いに見てもらうことが重要です。長期インターンでは、志の高い就活仲間や実際に働いている社会人の知り合いを多く作ることができます。ぜひ長期インターンで得た人脈を活用して、志望動機のブラッシュアップをしてもらいましょう。

「ココシロインターン」では、キャリアアドバイザーがあなたに寄り添い、あなたに合ったインターンを紹介し、就活の相談や面接練習、600字のインターンの志望動機の確認などをしてくれます!

ぜひ「ココシロインターン」を活用し、長期インターンに参加して、完璧な志望動機を作り上げましょう。

キャリアアドバイザーに就活インターンの不安や疑問を相談してみましょう!

インターンはこれからのキャリア形成のために重要な役割を担っています。
学生時代に会社のリアルを経験することで、
社会、自分の心や実力を正しく知り、今後50年の正しい選択につなげることができます!

これからの就活で不安なことがあったり、自分がどのようなインターンをしたらいいかわからない自分に合ったインターンを見つけたい方は「 ココシロインターン」を活用しましょう!

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