「グループディスカッション(GD)って何をすればいいの?」「周りの学生と比べられるのが不安…」そんな不安を抱えてはいませんか?
初めてのグループディスカッション(GD)は、どんなに優秀な学生でも緊張するもの。しかし、事前に基礎を押さえ、適切な対策を行えば、必ず自信を持って参加できるはずです。
この記事では、グループディスカッション(GD)の基本的な流れや評価基準、効果的な立ち回り方などをわかりやすく解説します。
最後に、GDが不安過ぎる人のための対策も説明しているので、ぜひ最後まで読んで、GDへの苦手意識を一緒に払拭しましょう!
こんな人に読んでほしい
- 初めてのグループディスカッションを控えている
- グループディスカッションが何なのか全く知らない
- グループディスカッションを絶対突破したい
- グループディスカッションでの効果的な立ち回り方を知りたい
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グループディスカッション(GD)とは?
グループディスカッション(GD)とは、複数人のグループで、与えられたテーマに対して意見を交換しながら解決策を導き出す選考方法です。
企業が、学生個人の能力だけでなく、グループ内での協調性、コミュニケーション能力、リーダーシップ、問題解決能力などを総合的に評価するために用いられます。
進行役やタイムキーパーなどの役割分担を行い、各担当者が自身の役割を十分に果たしつつ、相手の意見に耳を傾け、建設的な議論を進めることが求められます。
グループディスカッション(GD)の評価基準は?
グループディスカッション(GD)では、企業は単にあなたの意見を聞きたいわけではありません。集団の中でどのようにふるまうか、どんな考え方をするかなどを総合的に評価したいと考えています。
ここではその4つの評価基準についてご紹介します!
① 積極性
自分の意見を積極的に言ったり、他のメンバーと積極的に意見を交わす力が求められます。
具体的には、以下のような点を意識しましょう。
- 積極的に発言し、議論を盛り上げているか。
- さまざまな視点から意見を言えているか。
- 新しい視点やアイデアを提示できているか。
- 議論の活性化に貢献できているか。
積極的に発言したり、相手の意見も引き出すことで議論を活発にすることがポイントです。
② コミュニケーション力
他のメンバーと円滑に意見交換をしたり、相手を尊重しながら議論を進める力が求められます。
具体的には、以下のような点を意識しましょう。
- 自分の意見を相手に分かりやすく伝えられているか。
- 相手の意見をしっかりと理解し、共感できているか。
- 疑問点を明確にし、質問することで議論を深められているか。
他のメンバーが動くのを待つのではなく、自分から議論がしやすい雰囲気作りをすることで高評価を得ることができます。
③ 論理的思考力
根拠をもとに自分の意見を述べ、他者の意見と比較して納得のいく結論を導く力が求められます。
具体的には、以下のような点を意識しましょう。
- 必ず根拠をもって自分の意見を述べられているか。
- 根拠と意見の間に矛盾や飛躍はないか。
- 主観的な思い込みで発言していないか。
- 客観的な視点(具体的な数値やデータなど)で問題を捉え、分析できているか。
因果関係を正しく把握して、状況分析をしたり、自分の意見を述べることが重要です。
④ 協調性
自己主張ばかりでなく、周囲と調和を取り、全体の意見をまとめる力も求められます。
具体的には、以下のような点を意識しましょう。
- 相手の意見を尊重し、否定的な発言を控えているか。
- 異なる意見を統合し、より良い結論に導く努力をしているか。
- チームの一員として、協力して課題解決に取り組んでいるか。
- 状況の変化に対応し、意見を修正できるか。
特に、他のメンバーの意見に反論や否定をする場合は注意が必要です。
このような場合は、一度賛同の意を示した上で自分の意見を述べることがポイントです。
例えば、「確かに〇〇はいいと思うのですが、✕✕だから▲▲の方がいいと思うんですけど、△△さんはどう思いますか?」といった形で、他のメンバーの発言を尊重しつつ、自分の意見を述べることで、良好な雰囲気のまま議論を進めることができます。
グループディスカッション(GD)の基本的な役割
次に、グループディスカッション(GD)での基本的な役割と効果的な立ち回り方についてご紹介します。
役割によって評価されるポイントが異なるため、担当した役割をどれだけうまくこなせるかが重要です。
それぞれの役割に求められるスキルや注意点を把握し、本番までの対策に出来る限り活かしてくださいね。
① ファシリテーター(進行役)
ファシリテーター(進行役)は、議論の進行を整理し、議論全体をまとめる役割です。
メンバーが発言しやすい環境を整え、ディスカッションを活性化させることが重要です。
周囲に気遣いができる人やリーダーシップのある人におすすめです。
② 書記
書記は、メンバーの意見や議論の要点を記録する役割です。
効果的な立ち回り方としては、要点を簡潔に書き留め、メンバーが振り返りやすいように整理しておくことが重要です。
全体を俯瞰できる人や文章を要約したりまとめたりすることが得意な人におすすめです。
③ タイムキーパー
タイムキーパーは、意見を出す時間やまとめる時間といった議論の時間配分を行う役割です。
制限時間内に結論を出せるよう、残り時間から次の動きを考え、指示することが重要です。時間配分に過度に集中し、自らの発言や議論に参加することを忘れないように気を付けましょう。
発言が苦手な人や先読みした行動が得意な人におすすめです。
④ 発表者
発表者は、導き出した結論や、それに至った経緯などを含めてプレゼンする役割です。
メンバーの人数に応じては、司会者や書記が兼任する場合もあります。
まとめられた情報を簡潔に、わかりやすく伝えることが求められます。グループ全員が納得した内容を自信を持って発表することが重要です。
プレゼンテーション能力に自信があり、さまざまな状況に柔軟に対応できる人におすすめです。
グループディスカッション(GD)の一般的な流れ
① 役割・時間配分
議論を進めるにあたってファシリテーター(司会)・タイムキーパー・書記・発表者等の役割は最初に決めておくと議論がスムーズに進みやすいです。
また、以下の4つの工程の時間配分は最低でも決めておくと議論が円滑に進行することができます。
1、前提や目標確認
2、議論の時間
3、まとめ
4、予備
※議論が白熱するとどうしても時間が押してしまうため、時間を決める際には最初から予備の時間を用意しておきましょう。
② 前提確認
次に、議論テーマの前提を確認します。
これは、グループ内で認識のズレなくスムーズに議論を進め、より具体的で説得力のある議論をすることが目的です。
前提確認では、「言葉の定義」に加え、5W(「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」)を決めることがおすすめです。
③ 現状分析・課題特定
次に、現状分析を行い課題を特定します。
前提確認で設定した対象について、どのような現状があり、どのような課題があるのかを特定します。課題は現状と理想状態を埋めるためのギャップであることが多いです。
⑤ 解決策の洗い出し・立案
次に、課題に対する解決策を洗い出しましょう。
アイデアベースでも問題ないので、思いつく限り意見を出します。
そして、複数の解決案から結論を絞るために、各解決案を評価し、妥当性を検証します。
「効果」「実現可能性」「コスト」などの評価軸を複数設定し、どの施策が最善か精査します。その後、ここまでの議論をもとに、グループとしての結論を出します。
④ 発表
最後にグループで導き出した結論を、発表者が発表します。
人事(採点者)に議論の結論とその理由を論理的に伝えられるようにしましょう。
初めてのグループディスカッション(GD)で意識すべきこと2選
次に初めてのグループディスカッション(GD)を切り抜けるために意識すべきことを2つご紹介します!
① 自分の発言量を担保しつつ、相手の意見もよく聞く
グループディスカッション(GD)では、自分の意見を伝え、議論を活性化するだけでなく、相手の発言を尊重し、議論をスムーズに進める姿勢も評価されます。発言が少なすぎたり、一方的にならないようバランスを注意しましょう。
② テーマが難しい・知識がない場合でも焦らない
知識不足を感じても焦らず、他のメンバーの意見をよく聞き、自分の考えを簡潔に伝えるようにします。グループディスカッション(GD)は知識量よりも協調性や積極性が評価される場なのです。
しかし、やはり本番は焦りがちなので、普段からニュースを見たり、グループディスカッション(GD)練習会に参加するなどしておくことをおすすめします。
グループディスカッション(GD)が不安な時の対策
最後に、グループディスカッション(GD)が初めてで不安な人のための対策を考えたので、ぜひ参考にしてみてください!
緊張してしまうか不安な場合の対策
グループディスカッション(GD)では初対面の人との議論に緊張することもあるでしょう。
緊張を和らげるには、最初の自己紹介や挨拶をしっかり行い、グループ内にリラックスした雰囲気を作るとよいでしょう。また、「自分だけが緊張しているのではなく、全員が同じ状況にいる」と考えることで、プレッシャーが軽減されます。
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発言できるか不安な場合の対策
発言するタイミングを逃してしまうことが心配な場合は、事前にいくつかのフレーズを用意しておくと安心です。
準備するフレーズ例
「今の意見に追加させていただくと~」
「少し違う視点で考えると~」
これにより、他の人の発言をきっかけに意見を出しやすくなります。また、自分の考えを簡潔に伝える練習を事前にしておくと、発言に対する自信がつきます。
議論についていけるか不安な場合の対策
テーマに関する知識不足を心配する場合、日常的にニュースや社会問題に目を通して想定外の話題が来ても対応できるように対策しておくとよいでしょう。
また、事前にグループディスカッション(GD)のテーマ例を調べて、関連する基本的な情報を把握しておくと安心です。本番では、他の参加者の意見をしっかり聞くことで、自分の考えを組み立てやすくなります。
知識不足を感じても焦らず、まず「わかる範囲で意見を述べる」ことを意識しましょう!
他者との比較してしまう場合の対策
他の参加者が優れて見えてしまうこともあるでしょう。
しかし、グループディスカッション(GD)は個人の優劣を競う場ではなく、チームとして成果を出すことが評価される場です。
他者の意見を尊重しながら、自分の役割を果たすことに集中しましょう。また、「相手を補完する立場」に回ることで、協調性や気配りをアピールできます。
まとめ
この記事をまとめると以下のようになります。
- グループディスカッション(GD)とは、複数人のグループで、与えられたテーマに対して意見を交換しながら解決策を導き出す選考方法のことを指す。
- グループディスカッション(GD)では主な評価基準、積極性・コミュニケーション力・論理的思考力・協調性である。
- 初めてのグループディスカッション(GD)では自分の発言量を担保しつつ、相手の意見を尊重することも大事。
- グループディスカッション(GD)が不安な時の対策としては、個人の能力だけでなくチーム戦であることを意識したり、日常的にニュースや社会問題に目を通しておくことがおすすめ。
この記事では、グループディスカッション(GD)の基本的な知識から初めてのグループディスカッション(GD)で意識することや、不安な時の対処法についてお伝えしてきました。
初めてのグループディスカッション(GD)は緊張するのは当然です。出来る限りの準備をすることがあなたの自信になること間違いなしです。
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