大学生、特に就活をされている方ならば一度は、自分のGPAについて気にかけられた経験があるかと思います。志望する業界、企業を決めて、いざエントリーシートを書こうというときに、「このGPAって就活で大丈夫なのかな?」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
このコラムではそんな学生の方に向けて、就活でGPAは影響するのか?という疑問への答えから、低い場合どうすればいいか、GPAの上げ方まで総合的に紹介していきます!
こんな人に読んでほしい
- 就活にGPAが影響するか知りたい方
- 自分のGPAが就活で低すぎないか不安な方
- GPAが低く、就活でどう対処すればいいか知りたい方
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そもそもGPAってなに?
大学生の方の中には、「GPAって成績表でよく見るけど、どういう数値かわからない」という方もいらっしゃるでしょう。そんな方のためにまず、GPAとはどういった基準で、どのような意味があるのか紹介します!
GPAはGrade Point Averageの略称であり、成績を数値化した国際的な指標です。
もともとGPAは欧米の大学で使われていた評価方法ですが、2000年ごろから国内の大学でも使われ始めました。令和元年の文部科学省の統計によればGPAを利用している大学は全国の97パーセントにものぼっています。
そんなGPAの算出方法は日本では統一されておらず、大学によって微妙に異なります。ただ、よくある計算方法は以下の通りです。
①各科目の評価に対応するグレードポイント(GP)を出す(GPの対応表は以下)
成績の5段階評価 | GP |
A+、S、秀、優上など | 4 |
A、優など | 3 |
B、良など | 2 |
C、可など | 1 |
F、不可など | 0 |
②「単位数×GP」の総和を「総履修単位数」で割る
次にそれぞれのGPを、その科目の単位数でかけてからすべて足し合わせます。そうして累計GPがでたらそれを履修した全ての単位数で割ることで平均GP=GPAを求められます。
例えばある学期のGPが4の科目が10単位、3の科目が10単位あるなら、累計GPは70、20単位で割ってGPAは3.50※となります。
※総登録単位数には、不合格科目の単位も含まれる
※GPA は小数第 2 位まで表示
上記の計算方法から分かる通り、GPAは0〜4までの値に収まります。2.4〜2.6程度が平均的なGPAとされており、3以上あれば優秀な学生と言えるでしょう。
就活にGPAは影響する?
そんなGPAですが、果たして就活には影響してくるのでしょうか?
結論から申し上げると、GPAはあまり就活には影響してきません!
そもそもGPAを就活で提出させる企業自体が少ないうえに、提出させられたとしても、GPAがそれだけで採用の合否が決まるような決定的な尺度にはなっていません。
実際に、就活みらい研究所調べの「就職白書2024」においても、在学時の成績を採用基準で重視すると答えた企業は全体の13.5パーセントにとどまっています。このデータからも、多くの企業が成績よりも人柄、熱意などを重視していることがわかります。
ここからはなぜGPAがあまり就活に影響してこないのか、その理由を解説していきます!
GPAが就活にあまり影響しない理由
①大学によって評価基準がバラバラだから
GPAが就活にあまり影響しない最大の理由は、国内の大学でGPAの基準が統一されていないことにあります。
GPAについて紹介した段落でも述べた通り、国内ではGPAの統一された算出方法がなく、大学によってバラバラになっています。そのため、異なる大学の学生の成績を比べるのに適していないのが現状です。
さらにいえば、同じ大学でも、学部学科、授業ごとに成績の取りやすさはまちまちです。難解な講義しかない学科もあれば、簡単にA+をとれる学科もあるでしょう。
以上の理由から、GPAは学生の優秀さを相対評価できる指標と言い難いため、企業が就活でGPAを重視することはあまりありません。
②学生の能力は適性検査で判断するから
GPAが就活にあまり影響しない2番目の理由として、企業がGPAよりもES、適性検査を能力を見る材料として重視している点が挙げられます。
上記の通り、GPAは画一的な基準でないため相対評価しにくいというデメリットがあります。そのため日本の企業の多くは適性検査と呼ばれるテストを就活生に課して、学生の能力を比較する傾向にあります。
また、学ぶ内容が学部学科ごとに違う大学の成績よりも、自社の適性検査のほうが企業が欲しい人材を選別できるというメリットもあります。
大学での学業も重要ですが、それと同じくらい適性検査の対策が就活では肝要になってくるので注意しましょう!
③成績よりもスキルや人柄など他の面を重視しているから
GPAが就活にあまり影響しない3番目の理由として、企業が学生の学業・成績よりもスキル、人柄などの内面を重視していることが挙げられます。
大学で学んだことが社会人になってすぐに役に立つということは珍しいです。大学の勉強はできても仕事は全然できないということも多々あるでしょう。
企業としても、即戦力として使えるスキルであったり、すぐにチームに打ち解けて仕事を吸収できる人柄をもっている人材の方を求めます。
就活では自分が企業のほしい人材に近づいているか、そこに何が必要かを見失わないようにしましょう!
GPAが就活に影響するケース
ここまで、GPAがあまり就活に影響しない理由について解説してきました!
ただ、実際はGPAが就活に影響するケースというのも少ないながら存在しています。この段落ではどのような時にGPAが就活で重視されるのか、紹介していきます!
①大学の推薦で応募するとき
GPAが就活に影響するケース1番目として、企業に大学の推薦で応募するときが挙げられます。
特に理系の学生では、研究室と企業との提携、卒業生のコネクションなどにより、学内推薦で就職する事例が数多くあります。このような推薦には定員数が存在するため、学生の研究内容、成果の他、GPAも推薦の選考の材料として大きく影響してきます。
学内推薦での就活を目指す学生の方は、GPAがどの程度必要か事前に確認しておきましょう。
②外資系・大企業に応募するとき
GPAが就活に影響するケース2番目として、外資系企業、日本の大企業に応募するときが挙げられます。
GPAは先に述べた通り、もともと欧米の大学から普及した指標です。そのため、日本の企業よりも外資系の企業の方がGPAを重視している傾向にあります。
また、日本の大企業も就活でGPAを重視する傾向にあります。これは、優秀な学生を採用したいという面もありますが、たくさんの学生からの応募に対して、多面的に評価して学生をふるいにかけるという意味合いが強いでしょう。
外資系、また国内の大企業など人気な企業はGPAの足切りを設定して、一定のラインを超えていないと選考に進めない場合もあります。
自分の目指している企業がGPAを重視しているかどうか、事前に確認しておきましょう。
GPA以外に就活で何に注力すればいい?
ここまで就活とGPAとの関係について解説してきましたが、ここまで読んで、「GPAが就活にあまり影響しないのはわかったけど、じゃあどうすればいいの?」と感じた人もいらっしゃるでしょう。
そんな方のために、ここからは就活において、GPA以外で何に注力すればいいか解説していきます!
①自分の強みを磨く
先ほど挙げた通り、企業はGPA、大学の成績よりも人柄、熱意などの内面を重視しています。そこにマッチしていけるように、自分の強みをどんどん磨いていく必要があります!
就活で通用する資格を取得したり、留学などの経験を積む、更には長期インターンをやるなどのガクチカは高評価の対象となります!就活が始まる前の1,2年生のうちにどれか一つでも学生時代の強みを作っておくことで、就活への盤石な準備となります。
②選考対策を周到にする
さらに、選考対策を集中的に行うことも効果的です。企業研究と自己分析を用意周到にして、企業がどんな人材を求めていて、そこに自分の強みがどのように当てはまっているかを考えましょう。
就活はいかに対策をしたかがものを言います。まだどうやって対策を進めたらいいかわからない、ガクチカをどう作ればいいかわからない、など、お悩みがある方は、就活のプロに相談することを強くおすすめします!
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GPAを上げるコツとは!?
最後に、まだ大学1、2年生でここからGPAを上げたいという方のために、GPAを上げるコツをご紹介します!
①好成績が期待できる講義を履修する
GPAを上げるには、好成績を期待できる講義を履修するのが最も近道です。
よく言われることに、「大学では自分の興味のある講義をとろう!」というものがあります。これは間違っているわけではないですが、大学では自分の興味のある講義をとっても意外といい成績がつかないことがよくあります。
もしあなたがGPAを上げることを履修の主目的とするのであれば、興味のない分野でも、好成績が期待できる講義はどんどん履修していくべきでしょう!大学の友人、先輩、SNSなどの情報を駆使すれば、好成績がとりやすい講義が見つかるはずです!
②成績が期待できない講義はとらない
GPAとはご紹介した通り、取得した全GPを単位数で割った平均値です。そのため低い成績の単位が1つでもあるとGPAに大きな影響が出てしまいます。
これを回避するためには、思い切って難しい講義、苦手な講義はとらないという決断も必要です。もちろん進級に必要な単位数を満たすことには留意が必要です。ただ、この作戦をとれば余計な講義をとってGPAを無駄に下げることは回避できるはずです!
まとめ
このコラムでは以下のような内容をお伝えしました。
- GPAは就活にあまり影響しない
- 学内推薦、外資系、大企業などGPAが就活に影響してくる場合もある
- GPAが低い場合は他の強みを磨き選考対策をしっかりしよう!
ここまで就活とGPAとの関係について解説してきました。
就活を進める上で自分のGPAが十分なのか教えてほしい、自己分析や企業分析をどう進めればいいか知りたい、など就活に関する悩みがある学生の方に朗報です!
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このコラムがみなさんのより良い就活の一助になれば幸いです。
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