就活の内定が早すぎることってある?早期内定のメリットデメリットを徹底解説!

日本の新卒就活は、ほとんどの企業が3月解禁の一斉スタートの形式をとっています。その一方で、近年は解禁直後や、解禁前のいわゆる早期内定を出す企業も増えています。

早く内定を取って安心したい、速く就活を終わらせたいなど、様々な理由から早期内定が欲しい学生の方はたくさんいらっしゃるでしょう。

そのような企業から内定を貰った時、就活生はどうすればいいのでしょうか。内定が早すぎることによりどのようなメリット、デメリットが存在するのでしょうか。この記事で詳しく解説していこうと思います!

このような人に読んでほしい

  • 就活で早い段階で内定が出た方
  • 就活の一般的なスケジュールが知りたい方
  • 内定の時期によって就活がどう変わるか知りたい方

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内定を貰うのに早すぎるってことはあるの?

就活の進度は人それぞれですが、内定が「早すぎる」ということはあるのでしょうか?

もっとも一般的な就活のスケジュールと、それと比較して早い進度のスケジュールを比較してみましょう。

一般的な就活のスケジュール

こちらの画像は就活の基本的なスケジュールになっています。

経団連に参加している企業の就活スケジュールは、選考活動が6月から、内定を出すのが10月からという就活ルールに則っています。ただし、企業が10月より前に採用の意思を通知する、いわゆる「内々定」はもっと早く出ることに注意が必要です。(この記事では以後内々定のことも内定と表記します)

近年はより早く、優秀な学生を囲い込みたいという企業の思惑から、3年夏ごろからのインターンを通じて学生を集め、選考、内定を出す企業が少なくありません。

リクルート「就職プロセス調査(2025年卒)」によると、大学4年の4月の時点での就職内定率は年々上昇し、25卒についていえば50パーセントを超えています。

そのため、2024年現在では内定の時期は4年生のはじめの春ごろが平均的と考えられます。

スケジュールとしては、3年生の夏からインターンなどに参加し、冬インターンごろから選考に参加、学年が上がって4年生の春から6月ごろにかけて、内々定を貰い始める、といった流れになってくるでしょう。

内定が「早すぎる」場合の就活のスケジュール

一方内定が早すぎる場合の就活スケジュールとはどういったものなのでしょうか。

多くの場合、内定が早すぎる人は、内定を早く出すような業界で就職活動を行っています。

具体的には外資系企業、ベンチャー企業などの企業は、経団連に参加していないため上記の就活ルールに縛られず内定を早く出す傾向にあります。また近年では、優秀な学生の囲い込みを狙って、経団連に参加している企業でも早めに内定を出すケースが増えています。

これらの企業では、3年生の夏ごろから始まるインターンがジョブ選考として採用に直結するなど、選考自体が前倒しして3年生で始まり、内定も3年生の冬には出そろってしまう場合が多くなっています。

結論として、内定が早すぎる人の場合、就活スケジュールとしては3年生の夏にインターン、選考、秋には面接などに入り、そのまま冬に内定が出るというケースになるでしょう。

内定が早すぎる場合のメリットは?

ここからは、内定が早すぎる場合のメリットについて、大きく3つに分けて解説していきます!

精神的に余裕を持てる!

内定を早く貰うことができれば、精神的に非常に余裕をもてます。

就活は体力だけでなく、メンタルとの戦いでもあります。何社もESを書いて、面接を受けても、落ち続ける人は落ち続けます。内定を貰えず、就活がうまくいかないと精神的にきつくなり、病んでしまう人も珍しくありません。

逆に、とても早く内定を貰えれば、周りの就活生が内定ゼロで焦っているなか、自分は内定があると安心でき、落ち着いてどんどん次の就活に立ち向かうことができるでしょう!

憧れの企業に恐れずチャレンジできる!

一般的に内定をもっていない場合、学生は就活で「守り」に入りがちです。「守り」とはどういうことかというと、就活で落ち続けることへの恐怖から、内定が確実にとれそうな企業しか応募しない、ということです。

学生の10年後、20年後のキャリアを考えると、これは非常にもったいないことですね。

ですが、早期に内定を貰えている場合、学生は就活で「攻め」の姿勢に入ることができます。自分はあの企業から内定を貰っているから、最悪次落ちてしまっても大丈夫、というマインドで、憧れの大企業など、自分が本当に行きたい会社、自分のレベル以上の会社に臆することなく応募していくことができるようになります!

学生生活をより長く楽しめる!

もし第一志望など、就職したい企業から内定を早く貰うことができれば、就活をそこで終えることができます。

そして早く就職が終わればその分だけ、残りの学生生活を謳歌することができます!

例えば3年生の秋に外資系コンサルに内定したAさんは、4年生の丸一年、取りたい講義だけ取って大学にはほとんど行かず、海外旅行したり読書をしたりと最後の学生生活を楽しんでいました。

このような例は稀ですが、実際行きたい企業から内定を早く貰うことができれば、趣味、サークル活動、恋愛、はたまた就職後に目を向けて自身のスキルアップなど、自分のやりたいことに時間を費やすことができるでしょう。

内定が早いことのデメリットは?

ここからは、内定を早く貰った場合に生じるかもしれないデメリット、注意点について、大きく3つに分けて解説していきます!

オワハラを受ける可能性がある

就活で内定が早すぎる場合のデメリットのひとつとして、オワハラを受ける可能性があるというものが挙げられます。

オワハラとは、就活終われハラスメントの略であり、企業が内定を出した学生に、その時点で就職活動をやめるように圧力をかけたり強要するハラスメントのことです。

具体的な事例として、内定を出した学生に内定承諾書等の早期提出を強要する、大学からの推薦状を内定と引き換えにする、他の就職活動に参加できないよう研修に無理やり参加させる、などの事例があり、トラブルに繋がります。

企業としては内定を出した人材に逃げられたくないため、極力内定を出した学生には入社してほしいものです。ですが学生で早めに内定を貰うと、もっといい条件の会社を探して就職活動を続ける人が少なくないため、オワハラが起きるようになってしまいました。

法律などによる罰則は定められていませんが、オワハラは職業選択の自由を害する権利の侵害です。もしオワハラにあってしまった場合は、きっぱりと内定を辞退する、それでもしつこい場合は弁護士に相談するなどの対処が有効になっています。

就活での大きな成長が見込めない

就活で内定が早すぎる際に起こりうるデメリット2つ目として、就活での大きな成長が見込めないということがあります。

これはどういうことかというと、早期内定を獲得することで就活のやる気を失い、しっかりとした就活対策をしなくなってしまうということです。

大学3年の秋から冬に選考を突破して1社内定を貰っても、まだまだ就職活動の選考は始まったばかりです。そんな大事な時期に、有頂天になってしまい、webテスト対策や企業研究など、就活の基本的な対策をおろそかにするのは非常に勿体ないです。

就活の期間は、学生は選考される立場であると同時に、就活対策に頭をひねり、自分の社会的価値を磨く成長期間でもあります。早期内定を貰ったからと言って油断することなく、さらなるスキルアップを目指しましょう!

就活を妥協的に終えてしまう可能性がある

就活で内定が早すぎる際に起こりうるデメリット3つ目として、就活を妥協的に終えてしまう可能性があることが挙げられます。

前述の通り、学生は内定を早く貰うと有頂天になり、油断しがちです。油断するだけならまだしも、最悪の判断がそこで就活をやめてしまうというものです。

真っ先に内定を貰った企業が第一志望ならいいでしょう。それならいざしらず、初めから入る気がなかった「滑り止め」のような企業の内定で就活をやめてしまっては元も子もありません。

「メリット」の章で紹介した通り、早期内定は更なるレベルの企業にチャレンジするチャンスです。定年まで勤め上げるかもしれない会社を選ぶうえで、一切の妥協なくベストの就活をしていきましょう!

早期内定を貰ったらどうすればいい?

ここまで、早期内定を貰うことにより学生に生じるメリットと、生じうるデメリットについて紹介させていただきました。

それでは結論として、早期内定を貰ったら学生はどうすればいいのでしょうか。

もし貰った内定が第一志望の企業のものであれば、すぐに内定承諾の連絡をしても構いません

そうでない企業、入社に悩む企業については、内定通知に記載されている返答期限までは返事を待ってもらうことができます。ただ、あまり長く待たせてしまうことは失礼になってしまうので、就活を続けたいという意思があれば、こちらも早めに内定辞退の連絡をするようにしましょう。

内定通知は企業としても優秀な学生に自社に入ってほしいために出しているものです。学生も内定を放置したり、内定取り消しとなるような行動をとらず、真摯な対応を心がけましょう!

まとめ

このコラムのまとめは以下のようになっています

まとめ
  • 近年は就活の早期化に伴い早期内定も増加している
  • 早期内定にはメリットが大きい分、注意すべき点も存在する
  • 早期内定を貰ったらあまり保留しすぎず真摯に対応しよう

早期内定が欲しい、あるいは早期内定を貰ったがどうすればいいかわからない、など、悩み、ご相談などあれば、ココシロインターンのキャリアアドバイザーに相談してみましょう!キャリアアドバイザーが一人一人の就活軸に合ったサポートをしてくれます!

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この記事があなたの参考になれば幸いです。