就活に資格は必須?おすすめの資格や資格の書き方を解説!

「これから就活を始めようとしているが、周りが皆何かしらの資格を持っている!」「自分は使えそうな資格が無いけど大丈夫かな?」そんな悩みを抱えている学生は多いのではないでしょうか。

周りの友人が資格を持っているのに自分が持っていないと、就活で遅れをとってしまうのではないかと不安になってしまいますよね。

そこで、今回は就活に資格は必要なのか、就活に役立つ資格は何なのかを簡単にご紹介したいと思います。

こんな人に読んでほしい

  • 就活に資格が必要か悩んでいる人
  • 就活を優位に進めたい人
  • 資格の書き方に困っている人

そもそも就活に資格は必要?

資格の写真

結論から申し上げますと、資格は就活に必要ではありません

というのも、就職未来研究所が2024年2月に公表した『就職白書2024』によると、就職において資格を重視する企業は16.6%しかありませんでした。

しかし、資格は知識・技術の証明になるほか、ガクチカとしても使うことができます。つまり、資格を取得することで、就活を有利に進めることができます

以下では文系、理系ごとにおすすめの資格をまとめてみました!

是非参考にしてください!

文系に役立つ資格5選

文系のイメージ画

① 簿記2級

簿記は正式名称「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」といい、公的資格になります。

簿記は経理の仕事をする上で必要な能力があることを証明する資格といわれており、経理の仕事をしたい方の他に、就職や転職に役立てたい方も多く受験します。

簿記2級の合格率は20%程度といわれており、5人に1人が合格する計算です。2級の難易度の高さの原因として、工業簿記が入ってくることが挙げられます。

簿記2級の目安勉強時間は初心者、独学者で350~500時間といわれています。ある程度知識がある方だと250~350時間といわれているので、先に3級を取得するとスムーズに取得できるかもしれません。

② TOEIC

TOEIC の場合は5種類あり、正式名称もバラバラです。しっかり自分の受けた/受けるテストを確認しましょう。

TOEIC は大きく2つのセクションに分かれており、それぞれ5~495の5点刻みの990満点で評価されます。受験方法に関しても年10回80都市で開催されており、受験料は6,490円(税込)と比較的挑戦しやすい試験になっています。

基本的に700点台が企業の求めているレベルといわれていますが、企業によって設けているレベルが違うので、記載する際には募集要項を確認してください。

③ 米国公認会計士(USCPA)

正式名称は「米国公認会計士」といい国際ビジネス資格の最高峰といわれています。

米国公認会計士は試験が4つあり、各試験に合格する必要があります。

それぞれの合格率は40~60%であり、日本の公認会計士の7~8%と比べるとかなり高いことが伺えます。

目安勉強時間は1,000~1,500時間必要といわれており、1日3~4時間勉強すると考えても12か月必要になります。取得する際には1年から1年半は余裕を見た方がいいでしょう。

その他受験資格等概要は以下のURLを参考にしてください。

米国公認会計士は公認会計士と比べて試験科目が少なく、試験日程も毎日受験できる等難易度が低く設定されています。

④ ITパスポート

正式名称は「ITパスポート試験」といい、情報系の国家資格の初歩的な資格になります。

ITパスポート試験はITを利活用する上で必要な技能や知識の証明になる資格です。

合格率も50%と高く、目安勉強時間も100~150時間程度といわれています。また、受験方式がCBT方式というパソコンでの受験になるので、全国各地いつでも受験することができます

入社してからITパスポート取得を求められることも多いのでITに興味のない方も挑戦してみるといいでしょう。

⑤ 秘書検定 2級

正式名称は「秘書検定」といい、社会に出て働く上で必要とされる基本的な常識が身についていることを証明する民間資格になります。

そのため、秘書を目指している方以外もビジネススキルの証明に取得することをお勧めします。

就職活動で記載する際は2級以上が好ましいです。

目安勉強時間は30~50時間といわれているため、比較的挑戦しやすいでしょう。

合格率は約50%と難易度も高くはないのでぜひ2級に挑戦してみてください。

また、文系におすすめの資格としては社労士などもあります。社労士について知りたいという方はひのブログの以下の記事もチェックしてみてください。

理系に役立つ資格5選

理系のイメージ画

① 技術士

「技術士」とは、高度な技術的知識と高い技術者倫理を備えていることを示す、科学技術系の国家資格の中でも最高峰の資格になります。

技術士は、船舶・海洋部門、航空・宇宙部門、電気電子部門……といったように、21の部門に分かれています。目安勉強時間も2000時間と言われており、その難易度の高さが伺えます。

受験する際はしっかり勉強、対策をすることが大事です。

しかし、日本の5大国家資格にも数えられているため、取得すればその業界での就活に優位になるでしょう。

② 応用情報技術者試験

「応用技術者試験」とは、情報系の国家資格になります。

目安勉強時間は300~500時間といわれており、しっかりとした対策が必要です。

試験は午前科目と午後科目があり、午後は筆記試験になります。

合格率は20%で高い方ですが、これは経験者や一つ下のランクの基本情報技術者試験の合格者が含まれます。ですので、初見での合格率は20%以下になるでしょう。しかし、取得すれば就活が優位に進むこと間違いなしです。

企業によってはシステム開発に「応用情報技術者試験取得者〇名」と条件を付ける場合もあるので、上流エンジニアや社内SEを目指す方は取得することが望ましいです。

③ 宅地建物取引士

「宅地建物取引士」とは、不動産系の資格の中で最もポピュラーな国家資格です。

宅地建物取引業に関する専門家であるほか、民法についても一定の知識を有する法律の専門家でもあります。

試験はマークシート方式で50問中38問正解する必要があります。

合格率は15~17%で他の資格と比べると難易度が高めになりますが、不動産系の資格の中だと難易度の低い資格になります。

宅建士は独占業務を有するので不動産業界では極めて重宝されるほか、その他多くの業界でも身につけた知識を生かして活躍することが可能です。

④ 二級建築士

「二級建築士」とは、建築系の国家資格になります。

二級建築士は設計できる物件の規模と構造に制限がありますが、戸建住宅などの小規模な建造物などの設計が可能です。一般的な住宅や小規模物件の設計が主な業務となるため、二級建築士の資格保有者は住宅業界の設計に多く従事しています。

試験内容には学科試験と製図試験があり、二級建築士のそれぞれの合格率は30%と50%になります。全体の合格率も20%と低いですが一級よりも合格率は高い傾向にあります。

目安勉強時間は400時間といわれており、独学が難しい方は通信での勉強も考えてみるといいでしょう。

⑤ 第一種電気工事士

正式名称は「第一種電気工事士試験」といい、国家資格の中でも比較的難易度の低い資格になります。

試験には学科試験と技能試験があり、技能試験に関しては事前に候補問題が公表されるため、前もって勉強することが可能です。目安勉強時間も100時間程度と言われています。

また、第一種電気工事士は電気工事のスペシャリストであり、仕事がなくなる可能性が低く、企業からも重宝されます。

資格はどう書くのが正解?

履歴書の写真

正式名称で記載する

履歴書/ESに資格を書く際には、正式名称で記載することが望ましいです。

日付は履歴書/ESの書き方に合わせる

各種資格や免許は取得した日付を記載する必要がありますが、日付のフォーマットは履歴書/ES全体で統一しましょう。

免許・資格
20xx年普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得

上記のように記載しましょう。

仕事に生かせる資格から順番に書く

仕事に活用できる資格から順番に書いていくことも、マナーと言えます。

採用担当者は全ての履歴書をじっくり読む時間があるわけではないことが多いために、一目見てわかるように、業務に関係のある資格から順番に上に書いていくほうがアピールになります。

FAQ

FAQの写真

ピンポイントで取得する資格を決める方法はないの?

ピンポイントで取得する資格を決めたい方のうち、志望企業、志望業界が決まっている方は、企業の募集要項を確認することをお勧めします。

企業によっては特定の資格を必須にしている場合もあるので、要項を確認したり見比べることで取得するべき資格を割り出すことができます。

また、英検/TOEICなど企業によって設けているレベルが違う場合もあるので、前もって確認することが大切です。

英検は資格として書ける?

英検は資格として書けますが、就活の場でアピールする場合、2級以上が望ましいです。

それ以下の級では書いてもプラスに働かない可能性の方が高いので書かない方が無難でしょう。

資格はいつまでに取得するべき?

結論から言うと、2年生末までです。

というのも3年生以降はインターンや就活によって、資格の取得のために使える時間が少なくなる等のデメリットがあります。

そこで!代替案として長期インターンを使うという手もあります!

長期インターンは1か月から参加できるものもあり、短期間でのスキルアップ、ガクチカの作成にはもってこいです。

また、「ココシロインターン」のような長期インターンへの申し込みをサポートしてくれるサイトもあります。

是非長期インターンへの参加も考えてみてください!

まとめ

この記事のまとめ
  • 就活に資格は必要ではないが、取得すれば就活が有利になる
  • 資格は正式名称、日付書式の統一、活かせる資格から!
  • 目指している業界、企業にあった資格を取得すると良いでしょう!

ここまで就活での資格のあれこれについてまとめてみました。

最初にも記載しましたが、資格は必ず取得する必要はありませんが、取得することの利益もあります。

また、資格以外にも企業へのアピールとなるものは他にも沢山あります。

長期インターンのような手段もあるので自分に合った方法で就活に挑戦してください!

ココシロインターンでは長期インターン/就活に関するサポートを全て無料で行っています。

興味のある方は面接だけでも申し込んでみてはいかがでしょう!