就活を進めていく中で、「周りの人たちがインターンに参加するから自分も参加してみよう」「とりあえずよくわからないけど参加した方がいいのかな」という思いを持っている学生も多いかと思います。
しかし、参加する目的が明確でなければ「何のためにインターンに参加したのかわからない」「インターンに参加したけど何も得るものがなかった」という結果になってしまいます。
そこで今回は、インターンに参加する目的について詳しく解説します。「インターンに参加してよかった!」と思えるように、この記事を参考にして自分がインターンに参加する目的を明確にしましょう!
このような人に読んでほしい
- インターンに参加する目的が知りたい学生
- インターンに参加する目的が知りたい学生
- ・企業がインターンを開催している目的を知りたい学生
この記事には広告を含む場合があります。
長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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インターンとは
インターンの参加を悩んでいる学生の中には、「インターンとは何だろう」「どういったことをするの?」という疑問を持っている方もいるかと思います。
そこでまずは、そもそもインターンとは何か説明していきます。
インターンとは正式名称をインターンシップと言い、社会に出る前の学生が実際に仕事を体験するプログラムです。「就業体験」や「就労体験」とも呼ばれます。
オープン・カンパニーと大きく違う点は、実際に仕事を体験するところです。オープン・カンパニーでは、座学で行われる企業の事業・業務の説明会、社員やOB・OGによる講演会・座談会・交流会などが開催されています。
仕事を体験できることで、より企業や業界について深く知れるのがインターンの大きなメリットと言えるでしょう。
日本では多くの場合、大学2年〜3年生を対象にしたプログラムが開催されています。しかし最近では、学年不問のインターンも少しづつ増えているため、大学1年生からインターンに参加する学生が増えてきています。
2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(1,353名)を対象に実施した調査によると、大学生や大学院生のインターン参加率は90%近くなっており、学生のあいだで広く普及しているといえます。
また、インターンには短期インターンと長期インターンの2種類あります。ここからは、短期インターンと長期インターンそれぞれの特徴について簡単に解説していきます。
短期インターン
短期インターンとは、数日〜数週間という短い期間で開催されるインターンのことを指します。
主に、夏休みや冬休みなどの長期休み期間中に開催されることが多く、サマーインターンやウィンターインターンと呼ばれるものが短期インターンに該当します。
短期インターンは、大手企業からベンチャー企業まで多くの企業が開催しています。企業の行っている事業について詳しく知りたい方や、志望業界が絞れていないときに多くの企業を比較するのにとても最適です。
長期インターン
次に長期インターンとは、1ヶ月以上の長い期間で開催されるインターンのことを指します。
長期インターンは、基本1年中募集情報がインターネットに掲載されています。
長期インターンを開催している企業の多くがベンチャー企業です。長期インターン生は正社員ではないものの、会社の一員として働きます。短期インターンとは違い長い期間参加できるため、ビジネススキルなどを身につけることができます。
次の記事では、インターンのメリット・デメリットやそれぞれの参加までの流れについて詳しく解説していますので、インターンについて詳しく知りたい方はぜひご参考にしてください。
学生がインターンに参加する目的3選
ここからは学生がインターンに参加する目的について解説していきます。「どんな目的を持ってインターンに参加した方がいいかわからない」学生は必見です!
① 業界・企業の理解を深めるため
学生がインターンに参加する目的の1つ目は、業界・企業の理解を深めるためです。
インターンでは、実際の仕事を体験したりグループワークを行ったりします。インターネットなどで業界や企業について調べることもできますが、全ての情報を得られるわけではありません。
その点インターンに参加すると、インターネットで調べただけでは得られないリアルな業界や企業の実態を知ることができます。インターンで得た情報をもとにすれば、業界や企業を志望する動機に説得力が生まれ、選考でも有利に進めることができるでしょう。
② 仕事に対する自分の適性を確かめるため
学生がインターンに参加する目的の2つ目は、仕事に対する自分の適性を確かめるためです。
インターンに参加することで、仕事に対する適性を確かめることができます。気になっている仕事があるとしても自分がその仕事に向いているのか、合っているのか判断するのは難しいのではないでしょうか。
インターンでは、実際の仕事を体験することができるので、自分に合っている仕事かどうか判断しやすくなります。
また自分に合った仕事を見つけることは、自己分析をする際にも役立ちます。自分が意識してこなかった業界・職種が自分に合っている可能性があります。
「自己分析のやり方がわからない」という悩みを持っている方は、是非こちらの自己分析シートを活用してみて下さい。
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③ 早期内定を獲得するため
学生がインターンに参加する目的の3つ目は、早期内定を獲得するためです。
インターンの中には、参加することで選考免除が受けられたり、インターン参加者だけの特別選考を設けている企業があります。
特別選考を設けている企業では、インターン参加後に数回面接を受けると内定がでるケースがあります。
また、内定に直結しないインターンでも、参加することで企業の採用担当者に顔を覚えてもらえる可能性があります。本選考が始まった際に、インターンで好印象を残せていれば有利に働くかもしれません。
「早めに就活を終わらせたい!」という学生はインターンに参加して、早期内定を獲得することをおすすめします。
企業側がインターンを開催する目的
実は、企業側もインターンを開催する目的を持っています。
企業側がインターンを開催する目的を把握することは、選考対策につながります。そのため、企業がどんな目的を持ってインターンを開催するのかしっかり理解しておきましょう!
① 早期から優秀な人材と接点を持つため
企業側がインターンを開催する目的の1つ目は、早期から優秀な人材と接点を持つためです。
本選考は、学生の経験談や志望動機を聞いて、その学生の能力や適性を判断する必要があります。しかし、インターンを開催することで、面接だけでは見えない学生の仕事適性や能力を持っているか見極めやすくなります。
また、少子化の影響で売り手市場が進んでいます。有名な企業以外は優秀な人材を獲得するために、インターンを開催して早めに学生と接触し、本選考前に優秀な学生に少しでもアプローチをしておきたいと考えている企業も多いでしょう。
② 入社後のミスマッチによる離職を防ぐため
企業側がインターンを開催する目的の2つ目は、入社後のミスマッチによる離職を防ぐためです。新卒採用には時間とコストがとてもかかります。
特に新卒採用には1人当たり約100万円かかるといわれています。企業側も多くのコストを払って採用した学生を、ミスマッチにより離職しないでほしいと考えています。
そこでインターンを通して、企業の社風や業務内容など仕事のリアルを学生に知ってもらう機会を提供しています。
労力をかけて採用した人材が、「想像していた業務内容と違う」「会社の雰囲気が合わない」といったミスマッチが起こらないようにするために、企業はインターンを開催しています。
③ 人材を育成するため
企業側がインターンを開催する目的の3つ目は、人材を育成するためです。
インターンは、企業にとって人材を育成する重要な機会です。実際に、新卒採用社員の育成の第一歩としてインターンを活用している企業も少なくないです。
インターンを行う期間によって変わりますが、インターンに参加した学生は実際の企業での業務内容や社会人のルールを知っているうえで、社会人としてのスタートを切れます。
このように採用したい学生が入社後になるべく即戦力になるように、インターンを通じて人材の育成を目的としています。
インターン参加者にインタビュー
ここからは、実際にインターンに参加した先輩方にインタビューをしました。どんな目的をもってインターンに参加したのか、実際に参加してどう感じたのかを聞きました。
短期インターンと長期インターンに分けていますので、自分が興味のあるインターンに参加した先輩方の体験談をぜひ参考にしてみてください!
短期インターン参加者にインタビュー
今回は短期インターンに参加したMさんに体験談をお伺いしました。
この度はMさんに、短期インターンに何社くらい参加したのか、参加した目的はなんだったのかについて、いくつか質問させていただきます。よろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。
まず初めに、短期インターンには何社くらい参加しましたか?
10社くらい参加しました。
短期インターンに参加した目的は何でしたか?
企業について詳しく知りたかったからです。実際に社員の方がどんな業務を行っているのか知りたくてインターンに参加しました。
短期インターンに参加して得られたものは何ですか?
企業で働いている方たちがどんな業務を行っているかだけでなく、会社の雰囲気まで知れました。企業説明会とは違い、実際に働いている社員の方たちを間近で見ることができ、どんな感じで働いているか見ることができてよかったです。
また、目の前にお客さんがいて、社員の方々がどのようにお客さんと接しているか学べてよかったです。
大変勉強になりました。本日は貴重なお話ありがとうございました!
長期インターン参加者にインタビュー
今回は、筑波大学大学院 理工情報生命学術院 数理物質科学研究群に在籍されている横尾岳斗さんに体験談をお伺いしました。横尾さんはReBear合同会社さんへ長期インターン生として入社され、プロジェクトマネージャーを担当されています。
長期インターンに参加することを決めたきっかけやどんな仕事を行っているのかなどインタビューさせていただきました。
これから長期インターンに参加しようと考えている学生、長期インターンに参加していた先輩がどんな目的を持って参加していたのか気になる学生はぜひ次の記事を参考にしてみてください!
まとめ
この記事を要約すると以下の通りになります。
- インターンに参加する際は目的を持って参加するべき!
- 企業側もインターンを開催する目的がある!
- インターンに参加すると、業界・企業理解につながる!
今回の記事では、学生がインターンに参加する目的や企業側がインターンを開催する目的についてご紹介してきました。
就活の進度や志望する業界・企業など、現時点での状況によってインターンに参加する目的は変わってきます。今回解説したインターンに参加する目的は一例に過ぎません。
インターンに参加しようと考えている学生は、自分がなぜインターンに参加したいのか、目的を明確にしたうえでインターンに参加することをおすすめします!
長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
小さな不安や将来の悩みも就活のプロに相談して、就活を成功させましょう!
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