【人事解説】バイト経験なしは就活で不利?バイト経験なしの自己PRを徹底解説!

就活中、「バイト経験がないと不利になるのでは?」と心配する学生も多いと思います。

しかし、実際にはバイト経験の有無が選考において決定的な差を生むことはありません。人事が大切にしているのは、学生時代にどんな経験を積み、その中でどのようなスキルや成長を遂げたのかです。

本記事では、「バイト経験がない場合の就活への影響」「バイト経験なしでアピールできる強み」について人事経験のある筆者が解説します。さらに、人事目線で企業が求めているポイントや、バイト経験なしをプラスに伝える方法についても紹介します。就活の不安を解消し、自信を持って選考に臨むためにぜひ参考にしてください。

こんな人に読んでほしい

  • バイト経験がないことに不安を感じている学生
  • バイト経験なしでもアピールできる強みを知りたい
  • 学生バイト経験以外で自己PRを作成したい学生
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長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。

  • 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
  • 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
  • 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!

しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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バイト経験なしの学生はどのくらいいる?

まず、バイト経験なしの学生はどのくらいいるのか気になりますよね。

バイト経験なしの学生は、1割程度です。

最新の調査結果によると、18〜23歳の大学生の89.5%がバイト経験があると答えた一方、約10.5%がバイト経験なしと回答しています。多くの学生は大学生活の中でバイトを経験しますが、学業や部活動に時間を費やしている学生も少なくありません。

バイト経験なしの学生は特に理系学部に多く、実験や学業に重点を置いており、バイトをする余裕がない場合があります。ですが、バイト経験なしであっても企業が求めるスキルや人柄をしっかりと伝えることで、十分に自分をアピールすることは可能です。

(参考:マイナビキャリアリサーチ 大学生のアルバイト調査2023年 https://career-research.mynavi.jp/reserch/20230427_49766/

バイト経験なしは就活で不利になる?

バイト経験がないことで就活に不利になるのではと不安に感じる学生も多いかもしれません。

バイト経験がなくても就活で不利になることはありません。

人事にとって、就活におけるバイト経験は必須ではなく、大切なのは「何を学び、どのように成長したか」という点です。

企業は学生の成長過程や実務経験を重視しており、バイト以外の活動で得たスキルでも十分にアピールできます。学業や部活動、ボランティア活動など、他の経験から得た自分の強みを上手く伝えることが大切です。

企業はなぜバイト経験を聞くの?

バイト経験の有無が直接選考に影響するわけではありませんが、企業がバイト経験について尋ねる理由は主に2つあります。

  1. 社会人経験を知りたい:バイト経験があれば、社会人としての基礎力やコミュニケーション能力を身につけている可能性が高い
  2. 学生同士の比較材料として使いたい:多くの学生がバイト経験をアピールするため、他の学生と比較しやすくなる

とはいえ、バイト経験なしでも、他の経験から学んだスキルや成長をしっかり伝えることで、選考で自分を強くアピールできます。

企業が求めていること

ここまで企業が求めているのはバイト経験ではないとお伝えしてきましたが、企業は学生になにを求めているのでしょうか。

企業はバイト経験よりも、学生が将来どれだけ活躍できるかに注目しています。厚労省の調査によると、企業は主に以下の5つの観点から人材を見ています。

  1. 働く意欲
  2. コミュニケーション能力
  3. マナー
  4. 体力やストレス耐性
  5. 組織適応力

これらのスキルは、バイト経験がなくても他の経験で十分に養うことができます。たとえば、部活動や長期インターン、学業での成果などを通じて、証明することができます。

(参考:厚労省 労働市場における人材確保・育成の変化 https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/13/dl/13-1-5_01.pdf

1.働く意欲

1つ目の観点は働く意欲です。

主体性や積極性はどの分野の仕事でも必要とされます。

特に、近年は年功序列の傾向が強かった日本でも成果主義の動きが強まっており、自分で意欲的に仕事をする姿勢がさらに求められています。意欲的な学生は、やはり面接で非常に印象に残ります。

そして、新入社員の離職率が高まっていることも理由の一つでしょう。

2023年に厚労省が行った調査では、新入社員の3人に1人が3年以内に離職していることが明らかになっています。このような離職率の高さからも企業は長く働いて貢献してくれる意欲の強い人材を求めています。

2.コミュニケーション能力

2つ目の観点はコミュニケーション能力です。

コミュニケーションといえば営業職というイメージを持っている学生さんもいると思いますが、どの職種であってもコミュニケーション能力が必要とされます。

もちろん、学生生活においてもコミュニケーション能力は非常に重要ですが、社会人になると初対面の人と話す機会が増えるため、より一層コミュニケーション能力が重要になります。

そして、営業などの業務におけるコミュニケーションだけでなく、上司や同僚とのコミュニケーションなどコミュニケーション能力はさまざまな場面で必要とされます。コミュニケーション能力が長けた人にはいろいろな仕事を任せたくなるのが本音です。

3.マナー

3つ目の観点はマナーです。

ここでのマナーとは社会人としてのマナーのことで、遅刻や報告・連絡・相談などが例として挙げられます。

最低限のマナーは社会に出た際に必要なものですが、いざ社会に出た時に教わる機会はあまりありません。実際に仕事をしながら実践的に覚えていくことがほとんどです。

そのため、学生時代に長期インターンなどでマナーを身につけている人は同期と少し差をつけることができ、就活で有利だといえるかもしれません。

4.体力やストレス耐性

4つ目の観点は体力やストレス耐性です。

学生から社会人になるということは、環境の変化が非常に大きく、楽しい部分だけではなく大変な部分もあります。

また、社会人の初めは裁量権も大きくないので、我慢することも多いと思います。企業は、その学生がそのような環境を乗り越えて、自分のやりたいことで結果を出せるところまでいける人であるかどうかをみています。

そして、体力やストレス耐性は新人の頃だけではなく、キャリアを積み重ねても仕事に対する熱量や責任感を持ち続けるために必要な力です。「理想と現実のギャップからすぐに辞めてしまうかも」という学生よりも、「多少の困難は乗り越えるぞ!」「理想と異なるのは仕方ない。」とストレス耐性のある学生の方が採用したいです。

5.組織への適応力

5つ目の観点は組織への適応力です。

ここまでの4つの観点は個人の部分が大きいと思いますが、5つ目の観点は一人ではなく周囲との関わりです。

大前提として、仕事は個人ではなく組織で動くものです。いくら個人で仕事をこなせる優れたポテンシャルを持っていても、他の人と一緒に働けなくては会社の仕事は回りません。

上司や同僚と仲良く良い雰囲気で働いてもらうことが人事にとって目標の1つでもあります。組織の一員として働けるかという観点は必ず見ています。

バイト経験なしの理由を聞かれたときの対処法

いざバイト経験なしの理由を面接で聞かれたときにどうやって答えればよいか分からない学生さんも多いと思います。

バイト経験なしの理由を聞かれた時には正直に答えましょう。

ただ、バイト経験なしの理由を答えるときには伝え方が非常に大切です。
バイトをしていなかったこと自体は決してマイナスポイントではないですが、伝え方によってはマイナスに捉えられてしまうかもしれません。

伝え方のポイントはバイト経験なしという事実を相手にプラスに感じてもらうように伝えることです。

面接でバイト経験がない理由を聞かれたときは、単に「バイトをしていなかった」と答えるのではなく、他の活動でどのような経験を積み、成長したのかを強調しましょう。
例えば、学業に注力して成果を出したり、部活動やサークル活動で培ったチームワークやリーダーシップをアピールすることが有効です。

【例文付き】バイト以外の自己PR例

バイトをせずにその他に取り組んでいたことに重点を置いて話すことがポイントだと解説しました。

ですが、実際にどのようなことをアピールするべきか分からないという学生さんに向けて自己PRの具体例を紹介していきます。以下がバイト経験なしの学生さんにおすすめの自己PRの具体例です。

  • 部活・サークル活動:コミュニケーション能力、協調性、継続力をアピール
  • 学業や資格:計画性や堅実さ、目標達成力をアピール
  • ボランティア活動:社会貢献の姿勢や行動力、課題解決力をアピール
  • 長期インターン:即戦力としてのスキルや業務経験をアピール

自分の経験と合うものを見つけて内容の濃い自己PRを作り上げていきましょう!

部活やサークルでの活動

部活やサークルでの活動では主に4つの能力をアピールすることができます。

それはコミュニケーション能力、継続力、協調性、そして課題解決力です。

「私は学生時代にサッカー部に所属していました。私はこの経験を通して、コミュニケーション能力、継続力、協調性、そして課題解決力を鍛えました。目標を達成するために、部員との円滑なコミュニケーションを心がけ、引退まで継続的に練習に参加し、困難な状況であってもめげずに取り組み続けることで継続力を身に着けました。そして、様々な年齢やバックグラウンドを持つ部員の個性やアイデアを尊重しながら、目標を達成することで協調性を鍛え、チームで課題が見つかった時には解決策を見つけ、課題を素早く解決することで、課題解決力を身に着けました。」

学業や資格

学業や資格においては主に4つの力をアピールすることができます。

それは堅実さ、向上心、計画性、目標達成力です。

「私は資格試験を通じて、堅実さ、向上心、計画性、目標達成力を養うことが出来ました。試験勉強をすることで、着実に目標に向かって進み、大学の勉強以外にも取り組む向上心を持ち続けました。そして、計画的なアプローチで目標を達成する方法を学びました。この経験を活かし、御社に入社した際には効率的に業務を遂行し、目標達成に貢献させていただきます。」

ボランティア活動

ボランティア活動では主に4つの力をアピールすることができます。

それは社会問題への関心、行動力、コミュニケーション能力、課題解決力です。

「私は学生時代にボランティア活動にコミットしていました。自分でボランティア活動に応募し、実際に自らの手で人助けをすることで、社会問題への関心がより一層強くなりました。自分の関心の抱いたことに挑戦したことで、やってみることの大切さを感じ、あらゆる場面での行動力が高まったと思います。そして、社会問題への関心もより一層強くなりました。活動では初対面の人と協力して行うことも多く、コミュニケーション能力やその場で問題に対しアプローチする課題解決力を身に着けることができました。」

長期インターン

長期インターンでの経験は主に5つの力をアピールできます。

それは行動力、課題解決力、コミュニケーション能力、向上心、即戦力です。

「私は学生時代に長期インターンに参加しておりました。主に営業をしており、売り上げを上げるために自ら行動する力やコミュニケーション能力が身に付きました。実務を通して、課題を見つけ、解決していく力が鍛えられたことに加え、結果が明確に数字で出るため同僚と競い合う環境で働き、向上心が高まりました。このような経験から即戦力となることができます。」

長期インターンはバイトよりも就活に有利⁉

最近、バイトではなく長期インターンをしている人が増えているけど、本当に就活に役立つのか疑問に思っている学生さんもいると思います。

結論から言うと、長期インターンは就活にとても有利です。

長期インターンは社会人と同じように働くことができるため、実務経験の質の高さや圧倒的な量で他の学生と差をつけることができます。専門的なスキルアップも見込めるため、学生のうちに自分にしかない強みをつけたいという人にはぴったりです!

バイト経験なしで就活に対して不安を抱いている学生さんや強くアピールできる経験が無い学生さんはぜひ長期インターンを始めることをおすすめします。

「もう今3年生だから遅いかな」などと不安を感じた学生さんもいらっしゃるかもしれませんが、3年生から長期インターンを始めても決して遅くはありません!このような不安を抱いた方は次の記事も読んでみてください。

長期インターンのおすすめの探し方

長期インターンが就活に有利なことは分かったけれど、どうやって探せばよいか分からない学生さんがほとんどだと思います。

長期インターンを探す際には弊社のココシロインターンがおすすめです。

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「長期インターンを始めたいが、何の長期インターンをすべきか分からない…」という方も多いですよね。

ココシロインターンは、学生さんに寄り添って、どのような業務が向いているか、どのような雰囲気の企業が合いそうか企業選定も行います。
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まとめ

この記事を要約すると以下の通りになります。

まとめ
  • バイト経験なしは就活で不利ではない
  • バイト以外で得た強みをアピールすることが大切
  • 長期インターンは他の学生と差をつけることができる
  • 長期インターンを探すならココシロインターン

この記事ではバイト経験なしで就活に不安を抱いている学生さんに向けて、バイト経験なしの就活への影響や対処法を解説してきました。

バイトを経験するよりも、長期インターンを経験することで自分のスキルを大幅にアップでき、就活で有利になること間違いなしです!

就職活動で他の学生と差をつける強みを手に入れるために、ぜひ長期インターンに挑戦してみましょう。

この記事があなたの助けになれば幸いです。

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長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。

  • 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
  • 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
  • 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!

しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
小さな不安や将来の悩みも就活のプロに相談して、就活を成功させましょう!

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