就活の中でよく耳にする「ガクチカ」。選考において評価が左右される大きな要素のため、早いうちからの準備が必要になってきます。しかし学生さんの中には、ガクチカ作りに関して悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな学生さんに向けてガクチカにおけるおすすめのエピソードと、その書き方をご紹介します。
こんな人に読んでほしい
- おすすめのガクチカのエピソードを教えてほしい
- ガクチカがない場合はどうすればいいか知りたい
- ガクチカの書き方を教えてほしい
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ガクチカとは?
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略で、選考の中で間違いなく一度は聞かれる頻出の質問です。企業はこの質問を通して学生の人柄や能力などを読み取り、自社にとって適正がある人材かどうかを判断します。
学生時代に力を入れたことならば何でも良いため、大学生活だけでなく長期インターンや資格の勉強などといった学外での活動も書くことができます。
【おすすめランク別】就活におけるガクチカのエピソードには何がある?
就活におけるガクチカのエピソードは多岐にわたりますが、ここではその中で特におすすめのガクチカをランク別に紹介します。
おすすめ度 星5
長期インターン
一番おすすめなのが長期インターンをガクチカにすることです。
長期インターンとは数か月という長期間にわたって行われるインターンのことで、実務を通して実践的なスキルや経験を積むことができる他、有給で仕事ができるという特徴があります。
最大のメリットは業務に直結する実務経験を企業にアピールできるというところです。通常、企業は業務とは関係のない経験から学生のポテンシャルを予想しますが、この長期インターンではより業務に近い経験から学生の能力を測ることができます。
企業にとって入社後のギャップを少なく抑えることは採用において非常に重要なポイントなので、必然的に長期インターンで実務経験を積んでいる学生の評価は高くなります。
また、リクルートの『就活白書2023年』によると、3か月以上の長期にわたるインターンに参加したことがある学生は全体の3%しかいないため、長期インターンの経験は他の学生と差を付ける上でも非常に効果的なガクチカだと言えるでしょう。
ただ、長期インターンの合格率は約5%と非常に狭き門です。そのため、事前準備をしっかり行ってから選考を受ける必要があります。
ココシロインターンでは長期インターンに合格するための豊富な情報を提供している他、学生一人ひとりに合う長期インターン先の紹介も行っています。長期インターン合格に少しでも近づきたいという方はお気軽にご連絡ください。
長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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おすすめ度 星4
起業・新規事業立ち上げ
会社を起業したり、会社の中の新規事業立ち上げに関わったりするのもおすすめです。
起業や新規事業立ち上げなど、ゼロから新しいものを作り出した経験を積んでいると、自立した強い人材として高い評価を受けられる可能性があります。
また、昔よりはメジャーになったとはいえ、そうした経験を積んだことのある学生は今でもほとんどいないため、周りの学生との差別化を図ることができます。
ただ、新規事業に関しては長期インターンで募集があるものの、起業に関しては最初から自分で行わないといけないため、非常に難易度が高いです。起業をする際はそれなりの覚悟で臨むようにしましょう。
個人開発
ガクチカにはソフトウェアの個人開発もおすすめです。
エンジニア系の職種の場合、個人開発したソフトウェア等はポートフォリオとして使えます。
ポートフォリオがあると自身の技術力に説得力を持たせることができるため、選考を有利に進められる可能性があります。
ただ、もちろん個人開発にはそれなりのプログラミング知識が必要な上、開発したソフトウェアのクオリティ次第ではマイナスな評価を受けることもあります。
そのため、個人開発はプログラミング経験をある程度積んだ状態で臨むと良いでしょう。
おすすめ度 星3
海外留学
海外留学もガクチカとして使うことができます。
留学経験は英語力をアピールするのに使える他、異文化交流を経て得た視野の広さを強みにすることも可能です。
ただ、留学経験は今ではそこまで珍しいことではないことから差別化が難しい他、語学留学の場合、遊んでいただけだと判断する面接官も一定数います。
そのため、留学を考えている方は、長期インターンやボランティア等の「語学+α」の経験が積めるプランにすることをおすすめします。
コンテスト・コンペティション
アイデアや技術を競う大会への出場経験もガクチカになります。
代表的な例で言うと、優れたビジネスプランを競うビジネスコンテストや、デザインのクオリティを競うデザインコンペ、ソフトウェア開発の成果を競うハッカソンなどが挙げられます。
その企業の業界や職種に関する競技会はもちろん高く評価されますが、あまり関係ない場合でも、出場にあたってぶつかった壁や、その乗り越え方を答えられれば、十分ガクチカとして使うことができます。
資格・専門知識習得
資格や専門知識の勉強をガクチカとして使うのもありです。
難易度の高い専門知識や取得率の低い資格など周りの学生にないものを持っている場合、面接官の印象に残りやすく、選考にも良い影響を与えられる場合があります。
ただ、受ける企業に関係のない資格や専門知識をガクチカとして使ってしまうと、志望度が低いのではないかと思われてしまうこともあるので、なるべくその企業に関係する内容を使うようにしましょう。
「どんな資格がいいのか分からない。」という方は以下の記事を参考にしてください。
おすすめ度 星2
部活・サークル
就活生の中には部活やサークルでの活動をガクチカにする人もいます。
特に体育会系の場合、厳しい上下関係やきつい練習に耐えてきたことが見込まれて、高い評価を受けられる可能性があります。
しかし、活発に活動していなかった場合や規模が小さすぎる場合は、あまり面接官の印象に残らない可能性があるので注意が必要です。
アルバイト
アルバイト経験をガクチカとする学生も多いです。
社会勉強にもなるアルバイトでは、社会人に必要な多くの事を学べるため、アルバイト未経験の学生よりも高く評価される可能性があります。
ただ、先述の通りアルバイトをガクチカとして使う学生は多く、その中で差別化を図るのは非常に困難です。バイトリーダーの経験でさえ就活生の間では珍しくはありません。
また、アルバイトでは裁量が狭く、経験できる仕事に限りがあるため、社会人経験としてもアピールしづらいところがあります。
そのため、周りと差別化をした上で社会経験をアピールしたい場合は、裁量の大きい仕事にチャレンジすることができる長期インターンがおすすめです。
研究室・ゼミナール
研究室やゼミナール等、大学での研究もガクチカになります。
特に理系はその研究が直接入社後に活きる場合があるため非常におすすめです。完成した研究成果等があればポートフォリオとして提出するようにしましょう。
ただ、文系の場合はそこでの経験を直接活かしづらいため、伝え方を工夫する必要があります。
就活で使えるガクチカのエピソードがない場合はどうする?
ガクチカのエピソードに困っている方は、思い切って今からガクチカづくりを始めてみましょう。
中でもおすすめは就活での評価が高い長期インターンです。長期インターンは意外にも就活と両立が可能で、筆者の知り合いにも就活をしながら長期インターンを行っているという方が何人もいます。そのため、就活中にガクチカがないことに気付いた方も十分始めることができます。
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また、ガクチカが無い方におすすめの記事も紹介しているのでこちらもぜひご覧ください。
【例文】就活におけるガクチカの書き方
ここまでガクチカのおすすめのエピソードについて見てきましたが、ここではES等で実際にガクチカを書くときに注意しなければならないポイントについて解説していきます。
ガクチカの書き方のテンプレート
まず、ガクチカを書く際の基本的な型について簡単に紹介します。
- ➀私が力を入れたことは〇〇です。
- ②〇〇では△△をしていました。
- ③初めは〇〇が課題で上手くいきませんでした。
- ④しかし〇〇をしたことでその課題を乗り越えることができました。
- ⑤この経験を経て私は〇〇を学びました。
- ⑥貴社ではここでの学びを活かして〇〇ができるようになりたいです。
➀結論を書く
企業の担当者が一目で概要を把握できるよう、最初は絶対に結論から書くようにしましょう。この場合は、何をガクチカにするかについて書く必要があります。
結論を頭に持ってくることは、プレゼンや面接の際にも重要なポイントとなるので、しっかりおさえておくようにしましょう。
②取り組んだことの説明を簡単に書く
続いて、その取り組みについての簡単な説明と具体的に何をやっていたかを記載します。
事前知識を入れておかないと、自分の伝えたいことが思っていたよりも面接官に伝わらない事があります。そのため、エピソードが複雑な場合は特に丁寧に書く事を意識しましょう。
③課題だったことを書く
次にその取り組みの中でぶつかった壁や辛かったことを書きます。曖昧な課題だとどう解決したかに繋げにくいため、具体的な内容を記載するようにしましょう。
④改善策と結果を書く
課題を書いたら、今度はそれをどうやって乗り越えたのかについて書きます。課題を乗り越えることができた理由や方法、手段などを明確に記載すると良いでしょう。
また、課題を乗り越えた結果どうなったかについて数字や事例を交えて定量的に書くようにすると説得力が増すためおすすめです。
⑤そこから何を学んだのかを書く
次にその経験から何を学んだのかについて書きます。その学びが入社後どう活きるかに繋げなくてはいけないため、非常に重要なポイントです。
⑥学びが入社後どう活きるかを書く
最後に経験から得た学びがその企業でどう活きるかについて書きましょう。
企業はガクチカからその学生のポテンシャルを読み取ろうとします。そのため、ガクチカを書いて終わりではなく、それがどう今後に繋がっていくのかをアピールする必要があります。
ガクチカの書き方の具体例
最後に、ガクチカの型をおさえた例文を紹介します。この例文を参考にして、就活で評価されるガクチカを書いてみましょう。
私が学生時代に最も力を入れたことは、マーケティングの長期インターンです。
インターンでは、グルメメディアの運営を行っており、トップページが検索結果に上位表示されるように試行錯誤を重ねてコラム記事を書いていました。その中で、自身の記事の質はどんどん高まっていったものの、サイト全体に関しては上位表示はおろか、検索結果にすら表示されないという状況が2か月間続きました。
そこで、私は自分で得た執筆のノウハウや失敗談をメンバーに積極的に共有することで、チーム全体の技術の引き上げを試みました。すると、それもあってか検索結果で上位を取れる記事が増え、その結果1か月後、トップページも検索結果に表示されるようになりました。
この経験から私は、自分で得た情報を周りに積極的に発信していくことが、チーム全体のみならず成果にも大きな影響を与えると学びました。
積極的な事業展開を行っている貴社においても、この発信力を武器に活躍することができるのではないかと考えています。
これまで、おすすめのガクチカからガクチカの書き方まで解説してきましたが、実際自分が書くとなったらどのように書けばいいのかわからないという学生さんもいると思います。
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まとめ
今回の記事をまとめると次のようになります。
- 一番おすすめのガクチカは長期インターン
- ガクチカがない場合は今から始ればいい
- ガクチカは課題となっていたことをどう乗り越え、そこから何を学んだかが重要
就活においてガクチカは非常に重要な評価基準です。準備を怠らずに、なるべく早い段階から動くようにしましょう。
長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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