名前:加藤 佑麻
大学:日本大学 通信教育部商学部
卒業年次:2024年
入社企業:株式会社Foonz
在籍期間 :2022年11月〜現在 (※2023年4月時点)
今回は日本大学通信教育部商学部に在籍されている加藤 佑麻さんにお話を伺いました。
株式会社Foonzへ長期インターン生として入社されました。
長期インターンを経験して得られたことや変化について伺いました。
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長期インターンを始める前について
—面談をする前から長期インターンについて知っていましたか?
はい。就職活動の中で耳にしたことはありました。
長期インターンをやろうと思っているという友達も何人かいましたが、どういうものなのかという具体的なイメージは全く湧いていなかったです。
—長期インターンを始める前に注力していたことを教えてください。
長期インターンを始める以前は、通信大学に通っているため主にリモートとオンデマンドの授業を受ける大学生活でした。あとは、コンビニのアルバイトを毎朝行っていました。
— その面談で本当にやってみようと思えたきっかけはありますか?
僕と同じスタートラインで、今から長期インターンをする人がいるというお話を聞けたことがきっかけです。また、同じく頑張っているインターンの仲間たちが多くいる環境で、就活の話も一緒にできると思ったことがきっかけになりました。それこそ大学ではなかったコミュニティーだったり、そういった部分の魅力もお伝えいただきました。
今まではコロナ禍だったため、同じ大学生で頑張っている人に関わる機会が全くなかったので、そのような場所にもなるのであれば大きな刺激が得られるだろうなと思い、始めようと決めました。
長期インターンの業務内容について
—長期インターンをされている会社について伺ってよろしいでしょうか?
当初はコールフォースという名前でしたが、 4月から社名が変わりFoonzという名前になっております。現在、インターンを始めて5ヶ月目に差し掛かったところです。
—どのような業務をされていますか?
今は電話での営業を行っています。内容としては通信回線の営業を行っています。
—自分の中で決めている目標値について詳しく教えてください。
基本的に長期インターン生であれば最初に目標にするのは10時間に1件契約をとることです。
ただ、私は会社の基準よりも目標を高めに設定しているので、月の初めに上司と目標獲得件数を決めています。大体、70時間働いて13件の契約を目標にしていました。
—大学の講義とインターンに行っている日は分けていますか?
僕は特殊な形にはなってしまうのですが、リモートで大学の講義を受けられる状況なので特別大学の講義と長期インターンの日を分けることはしていません。基本的には長期インターンをメインに進めて、その隙間時間に大学の講義を受けるという形でやっていました。そこの融通はとても効きやすかったです。
—営業職をやっていて何かやりがいを感じたことはありますか?
僕はコミュニケーションがすごく苦手で、絶対に営業はできないだろうなという先入観がありました。
その中でも、やれることをしっかり見つけられて、周りに聞きやすい環境やサポート体制のおかげで、自分にもできることを少しずつ探しながら業務を進めることができました。そしてだんだんその結果が数字として出てくることにはとてもやりがいを感じています。
あとはインターンの仲間たちがいっぱいいるので、彼らと仕事の中や外でも話をするにつれてコミュニケーションが取れるようになってきました。その仲間づくりという部分も大きなモチベーションになっているかなという風には思います。
—逆に大変だったことはありますか?
初月は全く結果が出なく、それこそ契約数がゼロ件でした。
50時間ぐらい業務時間を取っていたのですが、長期インターン先でやれることが多すぎてどこから手をつけたらいいのか分からなかったり、僕にも本当にできるのかなという壁がやはり最初は厚かったです。
辞めようかなとは思わなかったのですが、同期の2人がどんどん新しいことを覚えて業務をこなしていく中で、僕は最初の段階で結果が出ていなかったので、本当に向いてないのかといった不安な気持ちが大きかったです。そこを払拭して自分にもできることなんだと転換する部分はかなり苦労しました。
—苦手なことを克服した方法を教えてください。
それも先ほど言わせていただいた通り、周りの方に本当に面倒よく見ていただきました。
組織に入った最初の頃はできなくて当たり前で、そこからできることを一つずつ見つけていくという姿勢で自分を改善していきました。その際には先輩方が積極的にサポートしながらお手本になってくれました。具体的には、その日断られたお客様がどういうことに対して不満があり、その解決策を見つけられなかったかの分析を繰り返し行なっていました。
それに加えて、自分で電話した声が全て録音で残っているため、自分のどこがダメだったか、そしてその日結果を出した人の喋り方や返事の仕方を録音を聞きながら分析しました。そこから一つ一つ毎日課題を見つけて改善して行きました。
—長期インターンを初めて役に立ったこと、就職活動につながったことだったり、自分の中で変化したことはありますか?
人に伝える力がついたと思います。昔と比べてわかりやすいですねと言っていただく回数が増えたりですとか、 あとは会話の中で自分が話すべきこともとても明瞭になったかなという風に感じます。
また、営業は一方通行のコミュニケーションではないということを学びました。
例えば話すテンポであったり、お客様の気持ちを前向きにさせるという部分で、短い時間の中でお客様のことをよく知らなければいけないし、僕とお客様の間に共通認識を作ってしっかりと関係構築をしなければいけません。このスキルは就職活動での面接や、情報収集の機会、人事面談等でとても上手に活用できました。
その他にも、僕の考えていることをまとめてわかりやすく話すことであったり、自分が教えてもらった耳にしたことを自分の中で素早く整理すること、あとはやりとりの中でわかりにくい部分があったら躊躇なく聞くことができるようになりました。
—長期インターンを経験する前の仕事に対するイメージはどうでしたか?
責任が重い、失敗できない、 あとはシンプルに大変な個人の競争主義の中で生き残っていかなきゃいけないのかなという漠然とした不安のようなマイナスのイメージが結構強かったです。
アルバイトでも責任はもちろんあるのですが、 一社員と同じ実務を行うとなると責任の重さも違うのかなと思っていました。
これからずっと定年まで働く中で、自分の選択や身を置く環境、そして今後2、3年の自分の動き方で将来が決まってしまうのではというところにすごく不安を感じていました。それこそどんどん競争が進んでいく中で、 僕のコミュニケーション能力では危ないんじゃないかという不安はすごくありました。
—その不安は長期インターンの経験で払拭されましたか?
はい、払拭されました。
今までは、一人で不安を抱えていて、何とかしなきゃいけないなという風に思っていました。しかし、実際会社に入ってみるとチームで動くことが基本的になってくるので、成功している人たちの背中を間近で見ることができたり、その人たちに直接お話を聞いて自分の不安な部分であったり、仕事に対する向き合い方を教えていただけるような環境がしっかりあることに気づくことができました。そのため、競争というよりはみんなで高め合っていく環境なんだなという気づきがありました。
また、特に営業なので個人主義なのかなと思っていました。しかしそんなことはなく、みんなで会社に貢献して社会に価値を生み出して頑張っていこうという風潮と、そこに対してアプローチできる仕組みがちゃんとできていることもイメージとは違いました。なのですごく不安だった部分はどんどん解消されて、将来楽しく働くことができるのかなというふうに 社会人生活の希望を生み出すことができました。
—キャリアアドバイザーと面談した時に印象的だったことはありますか?
僕は自分の強みをその時点では全然整理できていなくて、 面談時に何を伝えたいのかもいまいち定まっていませんでした。頭の中でぼやっとこういうことがしたい、こういう人間になりたいというのはあったので、一つ一つキャリアアドバイザーの方と話しました。
それに対してアドバイザーさんに「すごくいいですね、 それが加藤さんの強みですよ。」「自分では全然思ってないところまで、そこを集合の中で活かしていけますよ。」といった風に前向きになれるような言葉掛けをしていただきました。面談の際に背中を押してもらったことによって、じゃあ僕もちょっと挑戦して長期インターンも行ってみようかなという気持ちにもなったので、すごくありがたかったですね。
それこそ初めてキャリアアドバイザーの方と面談することとなって、これは何に繋がる面談なんだろうととても緊張していました。そのような不安な気持ちをそのままぶつけさせてもらって、直接的に長期インターンに繋がらない部分にもしっかりアドバイスをいただきました。その上で長期インターンならこういう経験ができる、こういう強みも入手できるといったように自然にお勧めいただき、面談の中で長期インターンに行く意味もイメージがしっかりできるようになったのですごくありがたかったです。
就活とその後について
—その後の就活の状況はどうですか?
今内定はまだいただいていないのですが最終面接が2社控えている状況です。営業の長期インターンシップで得た経験とそれを元に整理した軸を武器に挑んでいます。
—就活をする際に業界を絞っていますか?
業界はITのコンサルと人材系を見ています。どちらの業界も「人」が大きくかかわる業界であり、自分で価値を作っていけると思えるため魅力を感じます。人それぞれ、仕事に対する向き合い方が違うため、それらを変えて新たな価値を生み出せる人材になっていきたいと思います。
また、この2つの業界は自分の貢献したい客層や仕事がしたい環境が定まっていなくても、これから色々な分野に携わるチャンスが出てくると思うので、そういった観点からも受けています。
—今後社会に出て挑戦していきたいことはありますか?
漠然としてしまうのですが、将来は、環境自体の構造を変えていけるポジションで皆が楽しく働ける仕組み作りをしていきたいなと思います。これは長期インターン先やアルバイト先で出会った人を通じて、楽しく働きたいと思ったことがきっかけです。
自分は働くうえで一番大事な要素は、職場環境だと思っています。職場環境は、生きる楽しさや仕事をする楽しさにとても影響を与えると思っているので、働く環境自体を変えれるぐらいのスキルを身につけて、誰もが働きやすい環境を作りたいです。
—最後に長期インターンの経験がない人や、後輩へのメッセージをお願いします。
成長している企業で働いている方々と直接お会いする機会は大学にいるだけでは全くないので、長期インターンをすることで現場をよく知っている人たちと繋がれるのはとても大きな利点です。長期インターンは時間を消費するので重要な選択であるとは思いますが、何をすればいいのか迷っている状況なら経験をすることで社会の仕組みが見えてきますし、働くことに対してイメージが明確に分かるので自分が何をしたいのかを発見する機会にもなります。就活の仲間たちや先輩などの人脈や知識などを得ることができるので、やっていて得しかないなと思いました。迷っている人がいたら、長期インターンはお勧めです。
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