就活を進める中で、必ずと言っていいほど聞かれるのが「自己PR」です。
皆さんの中には、「周りからよく聞き上手だと言われる」や「友達から相談されることが多く、これを傾聴力としてアピールしたい」と考えたことがある方もいらっしゃると思います。
では、果たして「傾聴力」は就活で実際に有利に働くスキルなのでしょうか?
本記事では、就活の自己PRで傾聴力を効果的にアピールする方法について詳しく解説します。伝え方次第で、あなたの魅力を一層引き出し、高い評価を得る自己PRとなります。
また、例文を12個用意しているので、自分のエピソードと絡めて活用してみて下さい!
こんな人に読んでほしい
- 「自分は人に相談されることが多いけど、これって傾聴力としてアピールすることはできるの?」と疑問に思う就活生
- 自己PRで傾聴力をアピールしたい就活生
- 就活でアピールできる「傾聴力」の自己PRの例文が知りたい就活生
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就活の自己PRで傾聴力をアピールしてもいい?
就活において、自己PRで「傾聴力」をアピールすることは可能です。
傾聴力は、一般に相手の話を深く理解し、適切に応答する力であり、多くの業界や職種で重視されるスキルの一部です。特に、コミュニケーション能力が求められる職種では、相手の意図を正確に理解し、信頼関係を構築するために傾聴力は必要不可欠なスキルとなるでしょう。
例えば、営業職では顧客の要望や潜在的なニーズを正確に把握することが重要です。傾聴力を活かして顧客の話にしっかり耳を傾ければ、適切な提案や課題解決が可能となり、成果に繋がります。
このように、自己PRで傾聴力をアピールすることは、多くの職種で高い評価を得やすいです。
自己PRで傾聴力を使う際に心掛けるべきポイント3選
自己PRで「傾聴力」をアピールする際には、いくつかの注意点があります。効果的に伝えるためには、単に傾聴力を述べるだけでなく、そのスキルをどのように活かすかを具体的に示すことが重要です。以下では、傾聴力を魅力的にアピールするためのポイントを紹介します。自分の自己PRをより魅力的に伝えるために、ぜひ参考にしてください。
傾聴力を別の言葉で言い換える
傾聴力は人によって捉え方が異なります。例えば、「相手の気持ちを汲み取る力」や「相手の話を理解し共感する力」、「相手が話しやすいように導く力」といったように、一概に「傾聴力」と表現すると、さまざまなスキルを含んでしまいます。
そのため、そのまま使うのではなく別の言葉で表現することをオススメします。
また、自己PRで傾聴力をアピールする就活生は多いのも事実です。周りの就活生との差別化を図るためにも、より具体的なスキルや状況に合わせた言い換えをすることが効果的です。
具体的なエピソードを交える
傾聴力をアピールする際には、単にスキルを述べるだけでなく、実際の経験を交えて具体的に示すことが重要です。
例えば、学生時代に友人の相談を受けた経験や、接客業のアルバイトでお客様の悩みを聞いた事例などを挙げると、説得力が増します。
企業が求める人物像につながるアピールをする
傾聴力をアピールする際には、企業が求める人物像に合わせて伝えることが大切です。具体的には、志望職種における傾聴力の活かし方や、企業が掲げる経営理念、社風にどのようにマッチするかを意識することが重要です。これにより、企業が求める人物像に自分が適していることを強調でき、より効果的な自己PRになります。
【伝え方別】傾聴力を自己PRに活用する例文
では、ここからは実際に傾聴力を具体的な言葉に言い換えた自己PRの例文を紹介します。あなたのエピソードと絡めて、自分の自己PRを考える際に活用してみて下さい。
伝え方①「相手の話を深く理解する力」
「私の強みは『相手の話を深く理解する力』です。大学時代、ゼミの活動でディスカッションリーダーを務めることが多くありました。その中で、リーダーとして、メンバーの発言を注意深く聞き、それぞれの意見の本質を捉えるよう心がけることで、議論が行き詰まった際に、異なる視点を結びつけ新たなアイデアを導き出しました。この力を活かし、貴社では顧客のニーズを的確に理解し、最適な解決策を提案することで貢献したいと考えています。」
伝え方②「相手に安心感を与えるコミュニケーションスキル」
「私の強みは『相手に安心感を与えるコミュニケーションスキル』です。大学時代に中学生の相談室ボランティアをしていた際に発揮されました。そこでは、悩みを抱える生徒が安心して話せるよう、相手の気持ちに寄り添いながら共感を示すことを徹底して意識していました。その結果、生徒たちからは『ここでは何でも話せる』や『話してスッキリした』といった言葉をいただくことが多く、自分のコミュニケーションの在り方が相手の心を軽くするきっかけになることを実感しました。このスキルを活かし、貴社のカスタマーサポート業務において、お客様が安心して相談できる環境を作り、信頼関係を築くことで貢献したいと考えています。」
伝え方③「意見を整理し、解決策を導く力」
「私の強みは『意見を整理し、解決策を導く力』です。研究室で研究テーマを選ぶ際に当初は意見がうまくまとまらず、なかなかテーマを一つに絞ることができませんでした。そこで、私はメンバーの意見を一つひとつ丁寧に聞き、各自が抱えている課題や期待を把握しました。その結果、全員が納得する形でテーマを決定し、研究進行に繋げました。この力を活かし、貴社のコンサルティング業務で、クライアントの根本的な課題を見つけ出し、最適な解決策を提案したいと考えています。」
伝え方④「相手のニーズを引き出す力」
「私の強みは『相手のニーズを引き出す力』です。アルバイトでアパレルショップの接客をしていた際、最初はお客様のニーズに沿った最適な提案することが難しいと感じることがありました。そこで、私はまずお客様の購入歴や目的、好みを聞き出すことで、その方が求めているものを把握しました。あるお客様には、「季節」という言葉を手がかりに、季節に合ったコーディネートを提案し、「これなら他の服とも合わせやすい」と納得して購入していただきました。こうした経験を通じて、相手のニーズを引き出す重要性を学びました。この力を活かし、貴社の営業職でお客様に寄り添い、的確な提案を行い、信頼される営業を目指していきたいと考えています。
伝え方⑤「相手の気持ちに寄り添う共感力」
「私の強みは『相手の気持ちに寄り添う共感力』です。大学時代、後輩から相談を受けることが多くありました。ある後輩が「研究室の人間関係がうまくいかず、退室を考えている」と相談してきたときには、まず彼女の気持ちに共感し、不安や悩みをじっくり聞きました。その上で、一緒に問題の原因を整理し、周囲とどのように接すればよいか具体的な行動案を考えました。その結果、彼女は「もう少し頑張ってみる」と前向きな気持ちを取り戻し、研究に打ち込むことができるようになりました。この共感力を活かし、貴社の人事部で社員の悩みに寄り添い、働きやすい環境作りに貢献したいと考えています。」
伝え方⑥「意見を正確に引き出し整理するスキル」
私の強みは『異なる立場の人と信頼関係を築く力』です。大学時代、地域の多文化共生イベントでボランティアスタッフとして活動し、文化の違いに戸惑う外国人参加者をサポートしました。英語を交えながら不安や違和感を引き出し、共通の興味を見つけて他の参加者とつなげた結果、「ここに来てよかった」と感謝されました。この経験を通じて、多様な背景を持つ人々と信頼関係を築くには、相手の気持ちを理解し寄り添うことが重要だと学びました。この力を活かし、貴社のグローバルな事業に貢献したいと考えています。
【エピソード別】傾聴力を自己PRに使った例文
続いては、エピソード別に傾聴力をアピールする自己PRの例文を紹介します。
エピソード①アルバイトでクレーム対応を成功させた
「私の強みは『相手の話を冷静に受け止め、信頼関係を構築する力』です。飲食店でアルバイトをしていた際、クレーム対応を任された経験があります。お客様が強い不満を持たれている場面でも、まずしっかりとお話を伺い、共感の姿勢を示したことで、次第に冷静に話していただけるようになりました。結果として、謝罪と共にサービス改善の提案を行い、『次回も来店する』とのお言葉をいただきました。この経験を通じて、困難な状況でも相手の気持ちを受け止める重要性を学びました。」
エピソード②ゼミ活動で議論を円滑に進めた例
私の強みは『柔軟に意見を受け入れ、最適な解決策を導く力』です。ゼミ活動で、アプローチ方法で意見が分かれ、議論が停滞していました。特に私が考えていたアプローチとは異なる意見を提案するメンバーに対して、当初、自分の考え方とは相反していたため、最初はその案に対して懐疑的でした。しかし、冷静にその意見を聞き、どうしてそのアプローチが有効だと考えるのかを詳しく聞いた結果、彼の提案には新しい視点が含まれていることに気付きました。そこで、その提案を基に議論を重ね、私のアプローチと組み合わせることで、より効果的な研究方法を見つけ出すことができました。この経験を通じて、自分の意見を柔軟に見直し、他の視点を取り入れることで、より優れた結果を生む力を学びました。
エピソード③サークル活動で後輩をサポートした例
「私の強みは『相手の悩みに寄り添い、解決への道筋を示す力』です。大学時代、サークルで新入生が馴染めず退会を考えているという相談を受けました。彼女の話をじっくり聞き、不安や困難を理解した上で、彼女ができる小さな役割を提案し、自信を取り戻すサポートをしました。その後、彼女は積極的に活動に参加するようになり、サークルの中心メンバーとなりました。この経験から、傾聴を通じて相手の力を引き出すことの大切さを学びました。」
エピソード④インターンで顧客ニーズを引き出した
「私の強みは『顧客の潜在的なニーズを引き出す力』です。インターンシップで企業向けの営業活動を行っていた際、あるお客様が明確な要望を示さず、どのようにアプローチすべきか悩んでいました。しかし、お客様の働き方に関する質問を投げかけることで、徐々に具体的なニーズが見えてきました。例えば、『現在の業務で特に効率が悪いと感じる部分はありますか?』という質問に対して、お客様は『時間がかかっている手続きが多い』と答えてくださいました。この情報をもとに、お客様に合った業務効率化の提案を行い、最終的に契約を結ぶことができました。この経験を通じて、顧客が最初にはっきりと述べない潜在的なニーズを引き出すスキルを磨くことができました。」
エピソード⑤家庭教師で生徒の成績向上を支援した
「私の強みは『相手の言葉に耳を傾け、根本的な課題を見つける力』です。家庭教師として指導していた生徒が成績が伸び悩んでいた際、まず生徒が抱える不安や苦手意識を聞き出すことから始めました。話を進める中で、勉強方法の問題や自信の欠如が主な原因だと分かり、それに応じた学習計画を立てました。その結果、生徒の成績は飛躍的に向上し、自信を持つようになりました。この経験を通じて、課題の本質を見極め解決策を考える力を身につけました。」
エピソード⑥ボランティア活動で地域住民の信頼を得た
「私の強みは『相手の意見を尊重し、信頼関係を築く力』です。地域の清掃活動に参加した際、より多くの人に参加してもらうために、自主的に参加者から意見を聞く役割を担いました。活動の改善点を集めるため、まずは参加者一人ひとりにどのような点で困ったかを質問しました。その中で、特に多かったのは『清掃場所の案内が不明瞭で、初めての参加者が迷ってしまう』という声でした。この意見を集約し、次回の活動では案内を明確にするために、地図や進行方法を事前に配布することを提案しました。結果、次回の活動では参加者がスムーズに作業を進められ、『取り組みがスムーズになった』と多くの方に言っていただけました。この経験を通じて、相手の意見を丁寧に聞き、改善策を具体的に提案することが、信頼関係の構築に繋がることを実感しました。」
どうでしょうか?傾聴力を自己PRでアピールするイメージはつきましたか?
ここで、「自分のエピソードを活用して、自己PRで傾聴力があることをアピールしたいけど、上手く伝えられない」といった悩みを抱えている就活生は多いのではないでしょうか。
自己PRは伝え方次第では、魅力的なアピールになったり、反対にありきたりなものになってしまう可能性があります。
では、自分のエピソードを使った魅力的な文章にするコツはあるのでしょうか?
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FAQ
ここからは、自己PRで傾聴力をアピールする際によく聞かれる質問について回答していきます。
- そもそも傾聴力って何?
- ・話を通して相手の意図や感情を汲み取る力
・相手の本音を引き出す力
・相手の意見を聞き、まとめる力
といったスキルが挙げられます。
ただ、傾聴力は様々な意味を含めるため、人によって捉え方が変わります。
- エピソードが思い付かないってときはどうすればいい?
- 自己分析をして、過去の経験を振り返ってみましょう。
意外な経験が、傾聴力に繋がっているかもしれません。
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- 複数の企業で同じ自己PRを使ってもいいの?
- 企業によって求める人物像は異なります。そのため、同じ傾聴力を使う場合でも、伝え方を工夫することが大切です。
まとめ
- 就活において、自己PRで「傾聴力」をアピールすることは可能
- ただ、自己PRで傾聴力をアピールする際には、別の言葉で言い換え、具体的なエピソードと絡めることを意識する
- また、応募先の企業の職種や社風に合わせて伝え方を変えることを意識する
今回は、就活の自己PRで傾聴力を効果的にアピールする方法について解説しました。
本記事で紹介した、「自己PRで傾聴力をアピールする際の注意点」を意識して、よりあなたの魅力が伝わる自己PRにしましょう。
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