
2022.04.05
あなたはいくつ答えられますか?
面接基本質問トップ3
面接基本質問トップ3
-この記事のテーマ-
■「あなたの強み・弱みを教えてください」
■「人生で最大の挫折経験は何ですか」
■「学生時代頑張ったことはなんですか」
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私は大学4年生で、昨年嫌と言うほどたくさんの面接を受けてきました...。
「あなたの強み・弱みを教えてください。」
「人生で最大の挫折経験は何ですか。」
「学生時代頑張ったことは何ですか。」
そこで突然ですが、皆さんは上記の3つの質問に、即座に答えることができますか?
一つでも答えられなかった方は、学生生活において、語れる経験の数が少ないのかもしれません。
この基本的な質問に答えられないと、就職活動のスタートラインにも立てません。
私もサマーインターンから本選考とたくさんの企業を受け、嫌になるほど面接を受けました。そして上記の3つの質問は、全ての面接で必ずと言っていいほど聞かれました...!
今回は、そんな面接を乗り切るべく、採用人事等に聞いた「面接で求められる返答内容」をご紹介します!
では、一つ一つの質問の背景と求められるエピソードを分析していきましょう。
―「あなたの強み・弱みを教えてください」―
①どんな人間かを知るため
②自己分析がしっかりできているかを確認するため
③強みに再現性があるか、弱みとどう向き合っているかを知るため
この質問の意図は、大きくこの2つです。
まず面接官は、あなたがどんな性質を持っていて、それが会社でどう活きるのかを見ています。
例えば、あなたが面接官だとします。以下の2人の学生がいたとして、どちらを採用したいですか?
「私の強みは、誰よりも元気なところです。」
「私の強みは、体力と精神力です。どんなに過酷・困難な状況でも、疲弊せず前を向いて物事に取り組むことができます。」
前者の伝え方では、働いている中でその強みが活きている様子がまるで想像できません。
後者は、「元気=体力的にも精神的にもタフである」と言い換えることで強みが具体的になり、さらにその強みがどのような場面で活かせるのかということを添えているため、納得感のあるものになっています。
また、「弱み」を「弱み」だけで終わらせてしまってはいませんか?
「弱み」のまま終わってしまっている場合は、質問の意図がくめていない証拠です。
面接官は、「自身の弱みに気づいているか」、そして「その自身の弱みと向き合い、改善する工夫をしているのか」を見ています。
「私の弱みは、決断力です。なにかを決断する際、人よりも時間を要してしまうことが多いです。」
「私の弱みは、決断力です。なにかを決断する際、人よりも時間を要してしまうことが多いです。その原因は、自身の選択の軸が曖昧であることだと考えました。そこで、今後は『自分がワクワクすること』に判断の軸を定め、物事を取捨選択していきたいと考えています。」
2つの違いは明白です。前者は、単に弱みの報告になっています。
一方後者は、弱みの原因を追求し、改善の施策を提示しています。
強み/弱みを答える際は、
・どんな時に活きる強みなのかを提示すること
・弱みを弱みのまま終わらせないこと
を忘れないようにしましょう。
ー「人生で最大の挫折経験は何ですか」ー
この質問は、挫折経験の内容や大きさを聞いている訳ではありません。
企業は、「挫折から何を学び、どう乗り越えようとしたのか。
そしてそれを今後どう活かそうとしているのか」ということを知りたいのです。
失敗をそのままで終わらせず、
失敗を通じて成長できる人材かどうかを見極めようとしているのです。
「甲子園を目指し、練習に励んでいましたが、怪我をして試合に出られなくなってしまったことです。今までで一番悔しい挫折経験でした。」
これでは、その挫折をどう乗り越えたのかが一切見られませんよね。
「選手としての出場はできずとも、甲子園に出るという目標をチームで達成するために自分の出来る事を考え、マネジメント側に徹する決断をしました。この経験から、目的を達成するための方法はたくさんあり、プライドや固定観念に囚われず柔軟に対応することの大切さを学びました。今後の活動においても、この経験で培った柔軟性を活かし、幅広い分野でより良い結果を導ける人材になりたいと考えています。」
先ほどの文章より、その経験によりどう変化し今後どうなっていきたいのかという目的が明白なのが伝わりますか?
このように挫折経験を話す際は、
「その経験から何を学び、どう乗り越え、今後にどう活きるのか」を話せるようにしましょう。
ー「学生時代頑張ったことはなんですか」ー
いわゆるガクチカです。就活と言えばこれ!!という質問ですね。
皆さんは、就活で使えそうなガクチカをもっていますか?
ガクチカは、単に「頑張った」で終わってしまう経験では意味がありません。
「現状を自分で分析・思考し、主体的に行動し変化を起こした」経験が求められます。
課題を発見する力洞察力
課題に対して主体的に動ける行動力
アプローチ方法を考えられる論理性
周りを巻き込む力、、、
などが見られます。
長期インターンは実際に企業の中で業務をするため、
知見も何もなく課題にぶつかることもたくさんあるでしょう。
しかしその分、自分やチームで考えて実行するという機会が山ほど得られます。
上記のようなアピールができるような経験が無いのだとしたら、
今すぐチャレンジするべきです。
もちろん就職活動のためだけでなく、
「学生時代に力をつけたい!」という学生にも最適です。
自信をもって話せる経験のある自分となんとなく過ごしてきた自分
大学生活を振り返った時、どんな自分でいたいですか?
私は実際に学生時代に長期インターンを経験しておいて良かったと心から感じています。もっと早く始めていればよかった!!と後悔もしているほどです。
この記事を読んだ人が、後悔のない選択をすることを願っています!

