【先輩の本音】正直「継続力」って自己PRになる?例文8選や伝える時のコツも

継続力 自己PR アイキャッチ

自己PRで「継続力」をどのように伝えれば良いか、悩んでいませんか?「継続力は、果たして評価されるのだろうか」と不安に感じている方もいるかもしれません。

この記事では、あなたの「継続力」が採用担当者にしっかりと響くための伝え方のコツや、具体的な例文を8つ紹介しますので、ライバルに差をつけるアピール方法を習得し、自信を持って選考に臨みましょう。

こんな人に読んでほしい

  • 「継続力」が自己PRとして通用するのか知りたい方
  • 自己PRで継続力をどう伝えればいいか分からない方
  • 継続力をアピールする具体的な例文を参考にしたい方

【先輩に聞いた】正直「継続力」を自己PRして通用する?

悩む人

まずそもそも「継続力」を自己PRで使うことは、アリなのでしょうか?外資コンサルなど複数の有名企業に内定をもらった先輩に話を聞いてみました。

結論としては、全く問題ないとのことでした。むしろ、伝え方や一緒に伝えるエピソードの内容次第で面接官に好印象を抱かせることができる強みだとのことです。

ただ、そこまで強くはない

しかし、その方によれば、「継続力」を自己PRでそのまま伝えると面接官の印象に残りづらいかもしれません。理由は、

① ほとんどのエピソードでは、目標や目的が明確でないから

多くの継続力をアピールした自己PRでは、「英語を4年間勉強してきました」のように、明確なゴールなく、努力を続けている場合が多いです。

もちろん、この自己PRでも問題ありませんが、企業は学生の「目標に向かって努力した経験」を重視するため、そういった経験をした学生にはインパクトで負けてしまう可能性はあります。

② たいてい英語や資格の勉強など個人の経験で、周りを巻き込んでいないから

自己PRにおいてもう一つ大事なのが、「周りの人を巻き込んでインパクトを与えた経験」です。

しかし、ほとんどの継続力をアピールする自己PRでは、一人でできる勉強や練習を続けたといった内容が多く、チームワークを重視する面接官には刺さらない可能性があります。

今から自己PRを作るのもアリ

周りと差別化するガクチカや自己PRを作りたいなら、自己分析で強みを再度探すだけはなく、強みをアピールできるエピソードをこれから作っていくという手もあります。

おすすめなのが、長期インターンです。長期インターンでは、ビジネスの現場で自分の目標をもって仕事を行うことができるため、「目標達成に向けて努力した」というエピソードをつくることができます。

さらに、長期インターンではほとんどの場合がチームで仕事を行うため、チームで動いた経験のない方にも自己PRづくりにおすすめです。

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継続力という自己PRが与える3つの印象

3つの印象

継続力を自己PRとして伝えるなら、面接官にどんな印象を与えられるのかを理解しておくことが重要です。これから紹介する3つの印象を意識することで、より魅力的なアピールにつながります。

計画力がある

物事を長く続けるためには、目標達成までの道のりを逆算し、計画的に取り組む力が不可欠です。

そのため、継続力がある人は「目標に対してしっかり計画を立てて実行できる人材だ」と評価されます。

行き当たりばったりではなく、長期的な視点で物事を考えられるのは、仕事を進める上で大きな武器になります。

粘り強い

何かを継続していると、必ず壁にぶつかったり、困難な状況に陥ったりします。

そうした困難を乗り越えて努力を続けられるからこそ、「この人は簡単にあきらめない粘り強さを持っている」という印象を与えられます。

すぐに諦めずに、最後までやり遂げる力は、どのような業界や職種でも求められる重要な素質です。

モチベーション管理が上手い

長期間にわたって同じことに取り組み続けるには、自分自身のモチベーションを維持する工夫が必要です。

継続力がある人は、どうすれば自分のやる気を引き出し、保ち続けられるかを理解しています。

セルフマネジメント能力の高さを示せるため、「入社後も安定してパフォーマンスを発揮してくれそうだ」と期待されるでしょう。

【3ステップ】継続力を自己PRする時のテンプレート

テンプレリスト

継続力を効果的にアピールするには、伝える順番が重要です。これから紹介する3つのステップに沿って自己PRを組み立ててみましょう。

①「継続力」のタイプを簡潔に伝える

まず、「私の強みは継続力です」と結論から伝えましょう。

その上で、「目標達成のために計画的に努力し続けることができます」や「困難な状況でも粘り強く挑戦し続ける力があります」のように、あなたの継続力がどのようなタイプのものなのかを具体的に付け加えるのがポイントです。

これにより、面接官はあなたの強みを明確にイメージできます。

②自分の継続力を示すエピソードと努力の過程を伝える

次に、その継続力を裏付ける具体的なエピソードを話します。

ただ「3年間続けました」と事実を述べるだけでは不十分です。目標達成のためにどのような課題があり、それに対してどのように工夫し、努力したのかという過程を詳しく説明してください。

あなたの人柄や仕事への取り組み方が伝わり、自己PRに深みが増します。

③継続力を活かしてどう企業に貢献するか伝える

最後に、その継続力を入社後にどう活かせるのかを伝えて締めくくります。

「この強みを活かして、貴社の〇〇という事業で粘り強く成果を追求したいです」のように、企業の事業内容や仕事内容と結びつけて話すことが重要です。

これにより、採用担当者はあなたが自社で活躍する姿を具体的に想像でき、採用するメリットを感じやすくなります。

【面接&ES】継続力を自己PRする時の例文8選

ここからは、具体的なエピソード別の自己PR例文を8つ紹介します。自分の経験に一番近いものを参考にして、オリジナルの自己PRを作成してみてください。

ESや面接で自己PRを求められた時の答え方は次の記事で詳しくご説明しているので、ぜひ参考にしてみてください!

「継続力」の自己PR例文:長期インターン

私の強みは、目標達成のために粘り強く改善を続けられる継続力です。株式会社〇〇での長期インターンで、WebメディアのPV数を3ヶ月で2倍にするという目標を任されました。当初は記事を量産するものの、PV数は伸び悩みました。そこで、上位記事の構成やキーワードを徹底的に分析し、読者のニーズを満たす記事作成を心がけました。また、社員の方に毎週フィードバックをいただき、客観的な視点を取り入れ改善を繰り返した結果、3ヶ月後には目標だった月間10万PVを達成できました。この経験で培った、目標から逆算し、地道な改善を継続する力を活かし、貴社の営業職においても、粘り強く顧客と向き合い、成果に貢献したいです。

「継続力」の自己PR例文:部活動

私には、高い目標に向かって計画的に努力を継続する力があります。大学のサッカー部で、私はレギュラー獲得を目標に、3年間毎日欠かさず朝練と夜の自主練を続けました。特に、フィジカルの弱さを克服するため、専門書を読み込み、自分に合った体幹トレーニングと食事管理のメニューを作成。それを毎日記録し、効果を検証しながら地道に続けました。その結果、3年生の秋にはレギュラーの座を掴み、チームのリーグ優勝に貢献できました。この経験から、目標達成には日々の地道な努力の積み重ねが不可欠だと学びました。貴社でも、この計画性と継続力を活かし、着実にスキルアップしてチームの目標達成に貢献したいと考えています。

「継続力」の自己PR例文:学業

私の強みは、目標達成のために地道な努力を継続できることです。大学では経済学部に所属し、首席での卒業を目標に掲げました。そのために、全ての授業で最前列に座り、予習・復習を欠かさず行うことを徹底。特に、期末試験前には過去問を5年分遡って分析し、出題傾向を掴んだ上で、自分だけの対策ノートを作成しました。この取り組みを4年間継続した結果、目標としていた首席で卒業できる見込みです。この経験で培った、目標に向かって真摯に努力を続ける姿勢は、貴社で求められる専門知識の習得や、日々の業務においても必ず活かせると確信しております。

「継続力」の自己PR例文:研究

私には、困難な課題に対しても粘り強く取り組む継続力があります。卒業研究で「〇〇」という前例のないテーマに挑戦しましたが、当初は思うような実験データが全く得られませんでした。指導教官からはテーマ変更も勧められましたが、私は諦めきれませんでした。そこで、国内外の論文を50本以上読み込み、仮説と検証のサイクルを徹底的に繰り返しました。半年間、毎日10時間以上研究室に籠る生活を続けた結果、ついに研究のブレークスルーとなるデータを発見し、学会発表に繋げることができました。この経験で得た粘り強さを活かし、貴社の開発職として、困難なプロジェクトにも最後まで責任を持って取り組み、成果を生み出したいです。

「継続力」の自己PR例文:アルバイト

私の強みは、課題解決のために周囲を巻き込みながら改善を継続できる点です。カフェのアルバイトで、ピークタイムの行列が原因でお客様満足度が低いという課題がありました。私は店長に、レジの増設ではなく、注文から提供までのオペレーション見直しを提案。他のスタッフにも協力を仰ぎ、役割分担や動線を1ヶ月かけて徹底的に改善しました。当初は反対意見もありましたが、改善によるメリットを粘り強く説明し続けた結果、全員の協力を得られました。この取り組みを継続した結果、お客様一人当たりの待ち時間を平均3分短縮でき、店の売上も前年比110%を達成しました。貴社でも、チームを巻き込みながら粘り強く課題解決に取り組みたいです。

「継続力」の自己PR例文:留学

私には、目標達成のために地道な努力を継続する力があります。大学2年次に1年間カナダへ留学しましたが、当初は英語でのコミュニケーションに苦労し、授業についていくのもやっとでした。そこで「1日3時間、現地学生と必ず会話する」という目標を設定。毎日、大学のラウンジで勇気を出して話しかけ、会話の機会を自ら作り続けました。また、現地のニュース番組を毎日視聴し、分からなかった単語や表現をノートにまとめる作業も欠かしませんでした。この地道な努力を1年間継続した結果、帰国時にはTOEICのスコアを450点から850点まで伸ばすことができました。この継続力を活かし、貴社の海外事業部門で活躍したいと考えています。

「継続力」の自己PR例文:サークル

私の強みは、組織の目標達成のために粘り強く働きかけられる継続力です。所属していた軽音楽サークルは、部員の参加率の低さが課題でした。私は副部長として、全部員50人一人ひとりと面談を実施し、サークルへの要望や不満をヒアリングしました。その上で、練習方法の改善や、部員間の交流を深めるイベントを企画・実行しました。最初は「面倒だ」という声もありましたが、サークルの未来のために必要だと説得を続けました。この取り組みを1年間継続した結果、練習の参加率は50%から90%まで向上し、一体感のある組織へと変わりました。貴社でも、この粘り強さを活かしてチームに貢献したいです。

「継続力」の自己PR例文:資格勉強

私には、目標から逆算し、計画的に努力を継続する力があります。大学2年生の時、IT業界への興味から、未経験ながら応用情報技術者試験の合格を目標にしました。合格に必要な勉強時間を300時間と見積もり、半年前から学習計画を作成。通学中の電車内や授業の空きコマなどの隙間時間を活用し、毎日最低でも2時間の勉強を続けました。モチベーションが下がった時は、合格後の自分の姿を想像して乗り越えました。この計画的な学習を継続した結果、一発で試験に合格することができました。この経験で培った計画性と継続性を、貴社のエンジニアとして、長期的なプロジェクトの推進に活かしていきたいです。

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継続力を自己PRする時の5つのコツ

5つのコツリスト

継続力をアピールする学生は多いため、他の就活生に埋もれないための工夫が必要です。ここでは、ライバルと差をつけるための5つのコツを紹介します。

チームを巻き込んで継続した経験だと差別化できる

「個人でコツコツ努力した」というエピソードよりも、「チームを巻き込んで何かを成し遂げた」経験の方が、企業からの評価は高くなる傾向にあります。

なぜなら、仕事は基本的にチームで行うものだからです。周りを巻き込み、協力しながら目標に向かって努力を続けられる力は、入社後の活躍を強くイメージさせます。

もしチームで何かを継続して行ったエピソードがあれば、それを自己PRで伝えるとよいでしょう。

継続期間や成果を数字で示す

「長い間頑張りました」といった曖昧な表現では、あなたの努力は伝わりません。

「3年間」「毎日2時間」「売上を120%向上させた」のように、具体的な数字を用いて説明しましょう。

数字を入れることで、自己PRに客観性と説得力が生まれ、面接官もあなたの成果を正しく評価できます。

志望企業が求める「継続力」を理解する

一口に「継続力」と言っても、企業によって求めるタイプは異なります。

例えば、営業職なら「目標達成のために粘り強く努力できる継続力」、研究職なら「地道な作業をコツコツと続けられる継続力」が求められるでしょう。

企業のビジネスモデルや職種を研究し、どのような継続力が評価されそうかを考えてアピールすることが重要です。

継続するための工夫を言語化する

ただ「頑張った」と伝えるだけでなく、継続するためにどのような工夫をしたのかを具体的に話しましょう。

「モチベーション維持のために小さな目標を立てた」「仲間と進捗を報告し合った」など、あなたなりの工夫を伝えることで、再現性の高さをアピールできます。

課題解決能力や自己分析能力の高さも同時に示すことができます。

継続力を別の言葉に言い換える

「継続力」は多くの学生が使うため、他の言葉に言い換えることで差別化を図れます。

例えば、「粘り強さ」「目標達成志向」「着実に物事を進める力」「最後までやり抜く力」といった表現が考えられます。

自分のエピソードに最もフィットする言葉を選び、キャッチーな自己PRを作りましょう。

継続力を自己PRする時の注意点

注意点リスト

継続力はアピールしやすい強みですが、伝え方を間違えると逆効果になることもあります。最後に、自己PRする際の注意点を3つ確認しておきましょう。

継続した時の工夫や成果を重視する

継続した「期間の長さ」だけをアピールしても、あまり意味はありません。

企業が知りたいのは、その期間で何を考え、どう行動し、どのような成果を出したのかです。

「ただ続けていただけ」という印象を与えないよう、継続のプロセスと結果をセットで伝えることを意識してください。

継続して当たり前のことは伝えない

「大学の授業に4年間休まず出席した」のようなエピソードは、残念ながらアピールにはなりません。

それは学生として「やって当たり前」と捉えられる可能性が高いからです。

主体的に設定した目標に対して、困難を乗り越えながら努力した経験を伝えるようにしましょう。

趣味を継続したはNG

「毎日ピアノを弾いています」「漫画を10年間描き続けています」といったエピソードは、自己PRとしては不十分です。

それは「好きだから続けた」と受け取られやすく、努力や主体性が伝わりにくいからです。継続力をアピールするなら、明確な目標に向かって困難を乗り越えた経験を伝えましょう。

ただ、出版社やエンタメ業界など、自分の「好き」を貫くことが仕事にも直結する業界であれば、趣味を自己PRでアピールしても問題ありません。

まとめ

今回は、自己PRで継続力を効果的にアピールするための方法を解説しました。

この記事のまとめ
  • 継続力は「計画力」「粘り強さ」「モチベーション管理能力」として評価される
  • 「結論→エピソード→貢献できること」の基本的な構成で組み立てる
  • 数字や具体的な工夫を盛り込み、他の学生と差別化を図る

継続力は、あなたの真面目さや責任感の強さを伝えられる素晴らしい強みです。この記事で紹介したポイントや例文を参考にすれば、あなたの魅力が最大限に伝わる自己PRを作成できるはずです。

もし、自分一人で自己PRやES(エントリーシート)の作成が不安な場合は、AIがES作成をサポートしてくれるツールを使ってみるのも一つの手です。

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