MBTI性格診断において「ESTJ(幹部)」という結果が出たあなた。
ESTJタイプは、責任感が強く伝統やルールを重んじるという特徴があります。では、そんなESTJの皆さんに向いてる仕事は、どのようなものがあるのでしょうか。
そこでこの記事では、ESTJの長所・短所をもとに、向いてる仕事や向いてない仕事を徹底解説します。ESTJが就活を成功させるための秘訣もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
こんな人に読んで欲しい
- ESTJの自分の性格に本当に向いてる仕事が知りたい方
- ESTJの強みを活かした自己PRの作り方が分からず悩んでいる方
- 自分に合う企業選びのポイントや、就活の具体的な進め方を知りたい方
ESTJ(幹部)の基本的な性格は?

ESTJ(幹部)はMBTI診断において、外向型(Extroverted)、感覚型(Sensing)、思考型(Thinking)、計画型(Judging)な特徴を持つタイプです。具体的な性格をまとめると、次のようになります。
- リーダーシップがある
- 伝統を重視
- 現実主義
- 計画的
ESTJは、責任感が強く、他の人にはないリーダーシップを持っています。
非常に有能で計画性があると同時に、計画性があり、何事にも誠実に取り組むタイプです。また、伝統や秩序を重視し、現実的な視点で物事を捉える性格です。考え方が固い部分もありますが目的のために人々をまとめる姿は信頼を得ていることでしょう。
ESTJの具体的な強みや長所、弱みや短所について見ていきましょう。
ESTJの強み
まずは、ESTJの強みについて解説します。
責任感が強い
ESTJの人は責任感が強いです。ESTJは、自分の行動が組織や目標達成にどのような影響を与えるかを常に意識しながら行動しています。
そのため、物事を計画的かつ効率的に進める力に長けており、周囲にも信頼感と安定感を与えることができるでしょう。
このような責任感からリーダーに推薦されることも多く、誰もが認めるリーダーシップでチームを率いていくことができるでしょう。
計画的
ESTJの人は計画性が高いです。ESTJは、秩序やルールを決め、計画を立ててから行動するということが得意です。
事前にしっかりと計画と準備ができるため、締め切りなどを見越してコツコツと取り組むことができます。仕事において長期的な視点をもって取り組むことのできる人は重宝される存在となることでしょう!
論理的な思考
ESTJの人は論理的な思考を得意としています。ESTJは現実的な視点から物事を捉えることが得意で、それらをもとに分析し、結論を下すということができます。
様々な情報から適切な情報を抜き出し、さらに自分自身で深く考えることもできるため、合理的な判断をするという点でも優れているといえるでしょう。
ESTJの弱み
続いて、ESTJの弱みを解説します。
柔軟性に欠ける
ESTJの人は柔軟性に欠ける傾向があります。ESTJはルールや伝統にこだわりを持っているため、急な計画の変更や環境の変化という壁にあたるとうまく対応できないことが多いです。
周りから新しいアイデアを出されても、受け入れるまでに時間がかかったり、既にあるものの方が良いと判断してしまうことも多いです。
感情面での配慮がない
ESTJの人は、感情面での配慮がないことが多いです。強い責任感を持ちリーダーとしての役割も多いESTJですが、時に効率性や目標を達成することに意識が向きすぎてしまう事があります。
そうなると、周りの人の気持ちや考えに鈍感になってしまい、相手に困り事や不安があっても気づいてあげられなくなってしまいます。また、悪気のないストレートな意見が相手を傷つけてしまうこともあるので注意してください。
厳格さがある
ESTJ(幹部)の人は、厳格である傾向があります。ルールや秩序を重視するESTJは、自分自身にも厳しくしていることが多いです。
そのため、ESTJは意識せずとも自分と同じ厳しさを周囲の人にも感じさせてしまったり、厳しさを押し付けてしまうことがあります。ESTJの厳格さが雰囲気を崩してしまうこともあるのでバランスが重要です。
「ESTJ-A」と「ESTJ-T」の違いは?
ESTJ型はさらにA(Assertive,自己主張型)とT(Turbulent,慎重型)の2つのサブタイプに分かれています。
ESTJ-A
ESTJの中でも自信があり、ポジティブ。たとえ物事がうまくいかなくてもネガティブな感情をもたず、安定性を保ちます。そのため、ストレスやプレッシャーに負けず目標に向かって行動し続けることができる。
ESTJ-T
感情の起伏が大きく、不安やストレスを感じやすい傾向あり。他者からの評価や自身の行動を気にする性質があるため、自分を他と比較してしまうことも多い。しかし、その分自分自身を制御する努力をすることができる。
ESTJの相性についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【13選】ESTJに向いてる仕事
それでは、ESTJのあなたに向いてる仕事を具体的に見ていきましょう。ESTJには、リーダーシップや管理能力、計画性を活かせる仕事がピッタリです。
明確なルールや構造がある環境で、責任ある役割を担うことで、あなたの力は最大限に発揮されます。
- 公務員
- 銀行員
- プロジェクトマネージャー
- 施工管理
- 経営企画
- 弁護士
- 税理士
- 会計士
- 品質管理
- コンサルタント
- 不動産
- キャリアコンサルタント
これらの職業は、ESTJの強みである論理的思考力や組織をまとめる力を存分に活かせるため、大きなやりがいを感じられるはずです。
それでは、ESTJのあなたに向いてる仕事をより具体的に見ていきましょう。
公務員
公務員の仕事は、法律や条例といった明確なルールに基づいて公共サービスを提供し、社会の秩序を維持することです 。国民や地域住民のために働くという強い使命感と責任感が求められるため、安定した組織構造の中で着実にキャリアを築きたいESTJタイプの方に適しています 。
具体的な仕事内容
公務員は、所属する機関によって「国家公務員」と「地方公務員」に大別されます 。
- 国家公務員: 中央省庁(例:財務省、国税庁)などに所属し、国全体の政策立案や法律の運用、予算編成といったスケールの大きな業務に専門的に携わります 。国税専門官や財務専門官のように、特定の分野のスペシャリストとしてキャリアを積む道があります 。
- 地方公務員: 都道府県庁や市役所などで、地域住民に密着した行政サービスを提供します 。住民票の発行、福祉、教育、まちづくりなど、その業務は多岐にわたります 。数年ごとに部署を異動し、幅広い業務を経験するジェネラリストとしてのキャリアが一般的です 。
公務員の給与や年収について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
銀行員
銀行員の仕事は、法律や規則を厳格に遵守し、顧客の大切な資産を預かるという大きな責任を伴います。そのため、正確なデータ処理能力と論理的思考力、そして几帳面さが不可欠です 。
具体的な仕事内容
銀行の業務は、顧客の種類によって大きく「リテール(個人)営業」と「法人営業」に分かれます。
- リテール(個人)営業: 支店の窓口で個人のお客様に対応し、預金や振込といった日常的な手続きから、投資信託や保険といった金融商品の提案・販売までを行います 。お客様一人ひとりのライフプランに寄り添った提案が求められます 。
- 法人営業: 企業を対象に、事業資金の融資やM&Aの支援、事業承継に関するコンサルティングなど、専門的で大規模な金融サービスを提供します 。企業の財務状況を正確に分析し、将来性を評価する高度な分析能力が必要です 。
- 本部業務: 融資の可否を判断する審査部、市場動向を分析する調査部、法規制の遵守を管理するコンプライアンス部など、専門知識を活かす部署も多数存在します 。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの計画立案、進捗管理、予算管理を行い、チームをゴールに導く役割です。ESTJのリーダーシップと計画性を存分に発揮できる花形の職種と言えるでしょう。
施工管理
施工管理は、建設現場において、スケジュール通りに安全かつ高品質な建物を完成させるための管理業務です。現場の職人たちをまとめる統率力と、計画通りに物事を進める実行力が求められるため、計画性に優れたESTJに向いている仕事だといえます。
具体的な仕事内容
施工管理の主な業務は「四大管理」と呼ばれ、これらを同時に管理していきます 。
- 工程管理: 工事全体のスケジュールを立て、計画通りに進んでいるか日々管理します 。
- 原価管理: 決められた予算内で工事を完成させるため、材料費や人件費などのコストを管理します 。
- 品質管理: 設計図や仕様書通りの品質を確保するため、検査や写真撮影による記録管理を行います 。
- 安全管理: 現場で事故が起きないよう、安全設備や作業手順の確認、危険予知活動などを徹底します 。
経営企画
経営企画は、企業の将来を左右する重要な戦略を立てる仕事です。市場データや企業実績を論理的に分析し、現実的な経営計画を策定する能力は、ESTJの得意とするところです。
具体的な仕事内容
- 中長期経営計画の策定: 市場や競合の動向を分析し、会社の将来の方向性を定める戦略を立案します 。
- 予算編成と業績管理: 会社全体の予算を策定し、各部門の目標達成度(KPI)を管理・分析します 。
- 新規事業開発・M&A: 新たな成長機会を求めて新規事業を立ち上げたり、企業の合併・買収を検討・実行したりします 。
- 社内調整: 経営陣と現場の各部門との橋渡し役となり、全社的な視点で利害を調整し、意思決定をサポートします 。
弁護士・税理士・会計士
弁護士・税理士・会計士も、ESTJに向いています。これらの仕事は、法律や会計基準という明確なルールに基づき、専門知識を駆使して顧客をサポートする専門職です。高い論理的思考力と、事実に基づいて判断するESTJの姿勢が強みになります。
具体的な仕事内容
- 弁護士: 法律の専門家として、紛争解決のための交渉や訴訟代理、契約書の作成などを行います 。社会正義の実現と基本的人権の擁護を使命とします 。
- 税理士: 税の専門家として、個人や企業の税務相談に応じたり、税務申告書類の作成を代行したりします 。公正な立場で、適正な納税の実現をサポートします 。
- 公認会計士: 会計・監査の専門家であり、主な独占業務は企業の財務諸表が正しく作成されているかを第三者の立場でチェックする「監査」です 。資本市場の信頼性を担保する重要な役割を担います 。
品質管理
品質管理は、製品やサービスが一定の基準を満たしているかをチェックし、品質を保証する仕事です。決められたルールや基準を徹底する粘り強さと、問題を発見し改善する分析力が活かせるため、ESTJに向いています。
コンサルタント
コンサルタントは、企業の課題を論理的に分析し、具体的な解決策を提示する仕事です。ESTJの持つ高い分析能力と、決断力を持ってクライアントを導く力が直接評価に繋がるため、向いていると言えるでしょう。
具体的な仕事内容
コンサルタントには様々な専門分野があります 。
- 戦略系コンサルタント: 企業の経営層に対し、中長期的な成長戦略や新規事業への参入、M&A戦略などを提案します 。
- ITコンサルタント: 経営戦略に基づいたIT戦略の立案や、業務効率化のためのシステム導入などを支援します 。
- 人事系コンサルタント: 人事評価制度の構築や人材育成、組織改革など、企業の「人」に関する課題解決を専門とします 。
コンサルのインターンシップに参加したいと考えている人は、こちらの記事を参考にしてください。
自分に向いてる仕事を見つけるって、なかなか難しいですよね。そんな方におすすめなのが、こちらの適職診断です。簡単な質問に答えるだけで、あなたにぴったりの仕事を教えてくれますよ。
ESTJは向いていない仕事とは?
一方で、ESTJの性格とはミスマッチな仕事もあります。自分の強みを活かせない環境では、せっかくの能力が宝の持ち腐れになってしまうかもしれません。
ルールがなく、創造性や柔軟性が常に求められる仕事は、ESTJにとってストレスを感じやすい可能性があります。
- アーティスト
- デザイナー
- カウンセラー
- スタートアップ企業の初期メンバー
もちろん、これらの仕事が絶対にダメというわけではありません。ですが、ESTJの「計画通りに進めたい」「秩序を重んじたい」という特性が活かしにくい場面が多いことは、知っておくと良いでしょう。
ESTJが就活で成功するには?

ESTJのあなたが就活を成功させるには、戦略的な準備が欠かせません。ここでは、ESTJが就活で気を付けるべきポイントをご紹介します。
自己PRは「具体的なエピソード」で語る
ESTJは、リーダーシップや責任感など、企業側が欲しがるような魅力を沢山持っています。しかし、「私にはリーダーシップがあります」とだけ伝えても、残念ながら面接官には響きません。あなたの強みが、どんな場面で、どのように発揮されたのかを具体的に語りましょう。
企業は、あなたのポテンシャルが自社でどう再現されるかを知りたがっています。「長期インターンでのマネジメント経験」「サークルの代表」など、経験説得力のあるエピソードで、あなたの魅力を最大限に伝えましょう。
「でも、自己分析ってどうやればいいの…?」
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弱みは「成長の伸びしろ」として伝える
面接で弱みについて聞かれると、ドキッとしてしまいますよね。しかし、これはあなたを落とすための質問ではありません。自分の弱みを客観的に認識し、それとどう向き合っているかを伝えることが大切です。
例えば、「頑固な面がありますが、チームで仕事を進める際は、意識的に周りの意見を最後まで聞くようにしています」のように、改善努力を一緒に伝えることで、誠実な人柄をアピールできます。
面接の対策には、面接練習を重ねるのが一番です。ココシロインターンでは、無料でプロのアドバイザーと面接練習を行うことができるので、非常におすすめです。
時には人に相談する
何でも自分でこなしてしまう高いスキルを持ったESTJですが、就活においては、誰か相談して発散することも大切です。時には、家族や友達、大学のキャリーアドバイザーなどに相談してみましょう。また、プロのアドバイザーとの個人面談により、自分を客観的に見てもらうことができ、選択肢が広がったという声もあります。
ESTJの先輩の就活体験談
ここでは、ESTJの先輩たちがどのように就活を乗り越えたのか、リアルな体験談を見てみましょう。
体験談1:Tさん(大手コンサル内定)

私はESTJの強みであるリーダーシップを『多様な意見を調整し、現実的な目標に落とし込む力』と定義し、自己PRで一貫してアピールしました。グループディスカッションでは、議論が脱線しそうになった時に軌道修正する役回りを意識的に担ったことが、高く評価されたと思います。自分の特性を客観的に理解し、それを企業の求める人物像と結びつけることが成功の鍵でした。自己分析を深める際には、フレームワーク化された『自己分析シート』が非常に役立ちましたね。
体験談2:Sさん(メーカー品質管理職内定)

ESTJである私の長所は計画性でしたが、短所は頑固なところでした。就活当初は、その頑固さが面接でマイナスに働くのではと不安でした。しかし、発想を転換し、弱みを『一度決めた基準を徹底する粘り強さ』と言い換え、品質管理という職務への適性としてアピールしました。結果的に、その誠実さや責任感を評価してもらえ、無事内定をいただくことができました。ESTJに向いてる仕事の中でも、特に自分の性格に合う分野を見つけることが大切だと感じています。
まとめ
今回は、ESTJ(幹部型)のあなたに向いてる仕事や、就活の成功戦略について解説しました。最後に、この記事の重要なポイントを3つにまとめます。
- ESTJは、リーダーシップや計画性を活かせる、構造化された仕事で輝ける!
- 強みは具体的なエピソードを交えて伝え、弱みは改善努力とセットで話そう!
- 自己分析を徹底し、自分の特性に合った環境を選ぶことが、納得のいく就活への一番の近道!
あなたの持つ責任感、計画性、そしてリーダーシップは、多くの企業にとって喉から手が出るほど欲しい能力です。
この記事を参考に、まずは「自己分析シート」で自分と向き合い、「SmartES」で効率的に就活の準備を進めてみてください。あなたに向いてる仕事が、きっと見つかるはずです。
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