「仕事って、楽しいものなのかな?」
就活を進める中で、ふとそんな疑問を感じることはありませんか。
「仕事」と検索すると、「行きたくない」「辞めたい」といった言葉が並ぶこともあり、不安になるかもしれません。
でも、安心してください。自分にとって「楽しい仕事」は、きっと見つかります。
ただし、何をもって「楽しい」と感じるかは、本当に人それぞれです。
この記事では、就活中の皆さんが、自分にとっての「楽しい仕事」を見つけるための具体的なステップや考え方をご紹介します。
具体的な仕事の例、先輩たちの体験談、そして入社後も仕事を楽しむための工夫まで、幅広く解説していきます。
こんな人に読んでほしい
- 楽しい仕事って本当にあるの?と疑問に思っているあなた
- 自分に合った楽しい仕事の見つけ方を知りたいあなた
- 楽しい仕事にする方法を知りたいあなた
楽しい仕事って何?

まず、「楽しい仕事」とは具体的にどういう状態を指すのでしょうか。
それは、あなたが達成感や満足感などポジティブな気持ちを感じられる仕事のことです。
ですが、大前提として多くの仕事は楽しいものではないということを覚えておきましょう。
しかしその中でもやりがいを感じたり、自分の成長を実感できたり、良い人間関係の中で働けたりと「この仕事、楽しいな」と感じられる場面があるでしょう。
仕事は安定や給料よりも楽しさ?
就活では、安定性や給与、企業の知名度なども重要な要素です。
では、「楽しい仕事」を探すことは重要ではないのでしょうか。
結論、仕事において楽しさは重要です。
非常に安定している仕事であろうと、楽しさを感じられなければ続けられず、結果的に自分の人生の安定性を失ってしまうでしょう。どんなに高い給与であろうと、ストレスを感じ心身が壊れてしまっては元も子もありません。
仕事を「楽しい」と感じながら過ごせれば、毎日のモチベーションが上がり、自然とスキルアップにも繋がります。
「楽しい」を仕事選びの軸に加えることは、長期的なキャリアで見たときに大きなプラスになるのです。
仕事が楽しいと感じる条件とは
では、具体的にどのような条件が揃うと、人は仕事に「楽しさ」を感じるのでしょうか。
一般的には以下の要素が挙げられます。
- やりがい・達成感がある:誰かの役に立っている実感、目標を達成した時の喜び
- スキルや技術を高められる:新しいことを学び、自分の成長を実感できる
- 業務そのものが好き:仕事内容自体に興味・関心を持てる
- 人間関係や職場の雰囲気が良い:協力し合える、尊敬できる仲間がいる
- 給与や待遇が良い:努力が正当に評価され、安心して働ける
- 会社の将来性がある:企業の成長に期待でき、安心して長く働ける
- 公私ともに充実している:ワークライフバランスが取れている
もちろん、これらの要素すべてを満たす必要はありません。
あなたがどの要素を特に重視するのか、自分の価値観と照らし合わせて考えることが、楽しい仕事を見つける上で大切です。
体験談①初めは興味が薄かった…
ここで、少し先輩の話を聞いてみましょう。

合同説明会でたまたま話を聞いた食品メーカーに、最初は半信半疑で営業職として入社しました。
ルート営業は地道で、慣れないうちは戸惑いもありましたが、自分が担当した商品がスーパーの棚に並び、お客さんが手に取ってくれるのを見たとき、大きな達成感を感じました。今では、お店の方との信頼関係を築くことや、後輩を指導することにもやりがいを感じ、仕事が楽しいです。
このように、最初は興味が薄かった仕事でも、実際にやってみることで思いがけない楽しさが見つかることもあります。
食わず嫌いせず、視野を広げてみることが、楽しい仕事との出会いに繋がるかもしれません。
【適職診断付き】自分に合う楽しい仕事の見つけ方

では、いよいよ自分に合った「楽しい仕事」を見つけるための具体的なステップを見ていきましょう。
大きく分けて、「自己分析」「仕事研究」「条件整理」の3つのステップがあります。
①まず自己分析から始めよう
「楽しい仕事」探しの最も重要な第一歩は、自分自身を深く理解することです。
あなたがどんな時に「楽しい」と感じるのか、何に興味を持ち、どんなことが得意なのかを知る必要があります。
これまでの経験(部活動、アルバイト、学業、サークル活動など)を振り返ってみましょう。
「楽しかった瞬間」「夢中になったこと」「周りの人から褒められたこと」などを具体的に書き出してみると、自分の価値観や強みが見えてくるはずです。
「何から手をつければいいか分からない…」という方は、考えを整理しやすく客観的な視点から自分の特性を知ることができる「自己分析シート」を活用してみるのもおすすめです。自分だけの楽しい仕事を見つけるヒントになります。
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②いろんな仕事を知ってみよう
自己分析で自分の「楽しい」の輪郭が見えてきたら、次は世の中にどんな仕事があるのかを知るステップです。
最初から選択肢を絞りすぎず、視野を広げて情報収集することが大切です。
企業のウェブサイトや就活情報サイト、業界研究の本などを活用しましょう。
特に、OB/OG訪問や会社説明会、インターンシップなどで実際に働いている人の生の声を聞くことは、仕事のリアルな楽しさや大変さを知る上で非常に有益です。
気になる業界や企業で働く社会人の話を聞いたり、実際の業務に携われる長期インターンに参加するのも、仕事への理解を一気に深める良い方法です。多様な楽しい仕事を知るチャンスです。長期インターンが気になる方は、長期インターンの紹介面談を受けてみるのが良いでしょう。自分に合った長期インターンをプロがオンラインで相談に乗りながら見つけてもらえます。
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③条件を整理する
仕事内容がいくら楽しくても、働き方や待遇が自分に合っていなければ、長期的に「楽しい」と感じ続けるのは難しいかもしれません。
給与、勤務地、残業時間、休日数、企業文化など、あなたが仕事や働き方に求める「これだけは譲れない」という条件を明確にしておきましょう。
例えば、「地元で働きたい」「プライベートの時間も大切にしたい」「若いうちから裁量権を持って働きたい」など、自分なりの基準を設定することが重要です。
また、「こういう仕事だけは避けたい」というネガティブな条件を洗い出すことも、入社後のミスマッチを防ぎ、結果的に楽しい仕事に就く上で役立ちます。
ですが、このようにしても自分で適職を探すのはなかなか難しいし手間がかかりますよね。「簡単に自分に合った仕事が見つけられれば…」というあなたにおすすめなのが適職診断です!
MBTIのように質問に答えていくだけで自分に合った仕事がわかります。ぜひ利用してみてください。
【タイプ別】楽しい仕事38選

「楽しい仕事」は本当に多種多様です。
ここでは、あなたの興味関心や得意なことに合わせて、いくつかタイプ別に具体的な仕事の例を38つ紹介します。あくまで一例ですが、楽しい仕事探しの参考にしてみてください。
人と関わるのが好きなあなたへ
コミュニケーションを通じて人の役に立ったり、感謝されたりすることに喜びを感じるタイプ。楽しさを感じやすいです。
・営業職
・接客・販売職
・教師・塾講師
・看護師
・保育士
・コンサルタント
・広報
・MR(医薬情報担当者)
・ホテルマン
・通訳
創造性を活かしたいあなたへ
アイデアを形にしたり、新しいものを生み出したりすることに楽しさを感じるタイプ。クリエイティブで楽しい仕事です。
・Webデザイナー
・インテリアデザイナー
・グラフィックデザイナー
・ライター
・編集者
・動画クリエイター
・ゲームクリエイター
・企画職
・ファッション関連職
・建築士
・コピーライター
・作曲家
・脚本家
専門性・技術を磨きたいあなたへ
特定の分野の知識やスキルをとことん追求し、課題解決に貢献することにやりがいを感じるタイプ。専門性を活かせる楽しい仕事です。
・AIエンジニア
・Webエンジニア
・ITエンジニア
・ネットワークエンジニア
・研究職
・医師
・金融系専門職
・弁護士
・薬剤師
・臨床開発関連職
コツコツ取り組みたいあなたへ
集中して作業を進め、正確さや丁寧さが求められる仕事に達成感を感じるタイプ。地道ながらも楽しさが感じられます。
・事務職
・ライター(記事執筆)
・データ入力
・翻訳家
・研究補助
新しいことに挑戦したいあなたへ
未知の分野に飛び込んだり、自分の力で道を切り拓いたりすることにワクワクするタイプ。刺激的で楽しい仕事です。
・起業家
・ライバー
・プロゲーマー
・VR開発者
体験談②インターンに参加して…
もう一つ、先輩の体験談を見てみましょう。

念願叶って企画会社のインターンに参加しましたが、チームでのブレインストーミングや、クライアントの意向を受けた度重なる修正作業は、想像以上に大変だと感じました。
しかし、チームで苦労して作り上げた企画が最終プレゼンで高く評価された時の達成感は、何物にも代えがたいものでした。
この経験を通じて、広告は華やかなイメージだけでないと知り、地道な努力やチームで協力することにも楽しさを見出せる仕事がしたい、と考えるようになったそうです。
インターンシップは、仕事のリアルな楽しさや大変さ、そして自分との相性を肌で感じる絶好の機会です。
このような貴重な気づきを得るためにも、「長期インターンの紹介面談」などを利用して、自分に合った業界を長期インターンを通して探してみることをおすすめします。楽しい仕事への理解が深まります。
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入社後に仕事を楽しむ工夫
最後に、社会人になってからも仕事を楽しむためのヒントをいくつかご紹介します。
「楽しい仕事」に就けたとしても、常に楽しいことばかりではありません。日々の仕事への向き合い方次第で、楽しさは自分から作り出すことも可能なのです。
- 小さな目標を設定する:達成可能な目標を立て、成功体験を積み重ねる。
- 仕事のやり方を変えてみる:仮説を立ててみたり、単純作業を効率化したりする。
- 周りを巻き込む:一人で抱え込まず、同僚や上司と協力して仕事を進める。
- オンとオフを切り替える:意識的にリフレッシュする時間を作り、心身の健康を保つ。
- 自分にご褒美を用意する:頑張った自分を認め、モチベーションを維持する。
主体的に仕事に関わろうとする姿勢が、楽しさを引き寄せる鍵になります。楽しい仕事にするための努力も大切です。
まとめ
- 「楽しい仕事」とは、充実感や満足感を得ながらポジティブに取り組める仕事のこと。
- 自分に合う「楽しい仕事」は、「自己分析」「仕事研究」「条件整理」の3ステップで見つける。
- 仕事の楽しさは、日々の工夫次第で入社後も自分で作り出せる。
自分自身への理解を深め、積極的に情報を集め、実際に行動を起こし、時には少し視点を変えてみることで、きっとあなたらしい道が開けてくるはずです。
この記事が、あなたの就活、そしてこれからのキャリアを考える上でのヒントになれば幸いです。
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