短所としてよく使われる「心配性」。実際に、面接などで「私は心配性です」と伝えると、ネガティブなイメージを持たれないか不安に思いますよね。そもそも「心配性」を短所として使っていいのかと思っている人もいるかもしれません。
結論、心配性を短所として使って大丈夫ですし、伝え方次第では心配性をポジティブに感じてもらうなんてこともできます。
この記事では、心配性を短所として効果的に伝える方法や、心配性を長所に変える方法までご紹介します。
こんな人に読んでほしい
- 心配性が短所なのか知りたい
- 心配性を短所として伝えたい
- 心配性の言い換えが知りたい
- 心配性をポジティブに伝えたい
心配性って本当に短所?

みなさん心配性にどんなイメージを持っていますか?
多くの人はネガティブなイメージを持つかもしれません。しかし、本当に心配性は短所なのでしょうか。心配性は悪いことなのか、そうではないのか、探っていきましょう。
「心配性」という言葉のイメージ
心配性と聞くと、何かと不安を抱えやすく、慎重すぎる性格を思い浮かべる人が多いかもしれません。
実際、心配性な人は、余計なことを考えすぎてしまったり、最悪な事態を想像しすぎてしまったりする人が多いことは確かです。そのため、就職活動や面接の際には、心配性は「短所」として捉えられがちです。
しかし、心配性の特徴を深ぼっていくと、慎重さや準備の徹底さといった長所にもつながる可能性も持っています。心配性を単なるネガティブな性格と決めつけるのではなく、改善したら強みにもなる要素とも考えることが重要です。
心配性が短所になりやすい理由
心配性が短所と言われる理由には以下のような理由があります。
- 行動に移せない
- 過度な慎重さ
- ストレスを抱えやすい
行動に移せない
心配性な人は、不安が強すぎるあまりチャレンジ精神が足りず、行動に移せない傾向があるとされます。例えば、新しい挑戦をしようとしても、「失敗したらどうしよう」「準備がまだ完璧でない」と考えてしまいチャレンジすることができないことがあります。
特に仕事の場面では、行動力や決断力が求められるため、ネガティブに捉えられてしまうかもしれません。
過度な慎重さ
心配性な人は、過度な慎重さのあまり、スピード感がないと見られがちです。例えば、心配性な人は役割を振られると、じっくりと行動するため成果を出すことはできますが、成果を出すまでに時間がかかりすぎてしまうことがあります。
また、グループディスカッションや会議の場面で、慎重になりすぎるあまり、発言の機会を逃してしまうこともあるでしょう。このような場合、慎重すぎることで「この人に任せても時間がかかりそう」と評価されてしまう可能性があります。
ストレスを抱えやすい
心配性な人は、リスクの大きさや周囲の目を気にしやすいため、ストレスを抱えやすいと認識されがちです。実際、心配性な人は、「失敗したら怒られるのではないか」「問題が起こったらどう対処しよう」といった考えが頭から離れず、疲れてしまうことがあります。
また、仕事では、時には大きな責任を持ち、プレッシャーなある状況に身を置かなければならないこともあるため、ストレスの感じやすさにマイナスなイメージを持たれてしまう傾向があることは事実です。
心配性は悪いことではない
ここまで説明してきたように、心配性がマイナスなイメージを持たれやすいことは事実です。
しかし、心配性が必ずしも悪いわけではありません。裏を返せば、心配性な人は不安を減らすために徹底的に準備をしたり、仕事や作業のミスを未然に防ぐという見方をすることができます。また、しっかりと計画さえ立てることができれば、物事をスムーズに進めることのできますし、絶対に遅れを出さないと捉えることもできるのです。
そのため、心配性が短所と捉えられやすいからといって自信を無くしたりせず、良い面としても考えてみましょう。
私って本当に心配性?
ここまでみて、「自分って本当に心配性なのかな」「もしかしたら違う短所があるかも?」と思った人もいるのではないでしょうか。そんな方は一度、自己分析をしてみることをお勧めします。
ココシロインターンでは無料で自己分析シートを配布中です。以下のボタンをクリックして自己分析シートをもとに自分が心配性なのか確かめてみましょう!

自己分析をするなら、自己分析シートがおすすめです!
自己分析シートでは手順に沿って自己分析を進めていくだけで、長期インターンや就活に必要な、ガクチカ、強み弱み、将来のビジョン、企業選定の軸を決めることができます。
「就活に向けての自己分析がうまくできておらず将来の見通しが立っていない……」「自分が長期インターンの採用面接でうまく行っていないのは自己分析が足りていないからかもしれない……」という人は是非自己分析シートを活用してみてはいかがでしょうか?
自己分析シートを利用するにはこちらをクリック
面接で短所が聞かれる3つの理由

面接や就職活動って、長所や強みだけでなくて短所も聞かれやすいんです。なぜ、短所が聞かれるのでしょうか?ここでは短所が聞かれる3つの理由についてお答えいたします。
自己認識力を確かめるため
面接で短所を聞かれる理由の1つ目は、自己認識力を確かめるためです。
皆さんが自分の性格や特性をしっかりと理解しているかを確認するために、短所についての質問がされます。面接をする側としては、自分自身を客観的に見つめ、強みだけでなく、弱みを把握することができているかを確認しているのです。
実際、多くの人はプラスの面を分析し素直に受け入れることができているのですが、マイナス面を知ってはいても深堀りまできている人は少ないです。そのため、自己認識をして、自分自身の短所を言語化することはとても大切です。
短所を改善する努力をしているか知るため
面接で短所を聞かれる理由の2つ目は、短所を改善する努力をしているか知るためです。
面接官も人なので、皆さんが短所をいくつか持っていることくらいは知っています。重要なのは短所があったとして、それを克服するための努力や工夫をしているかです。
特に面接の際、企業などは完璧な人材を求めているわけではなく、課題や苦手なことに対しても向き合うことができて、成長していけるのかを見ています。この際に、努力や工夫の具体的なエピソードがあると良いですね!
企業や業務への適性を確認するため
面接で短所を聞かれる理由の3つ目は、企業や業務への適性を確認するためです。
短所が業務に与える影響を考え、致命的な問題にならないかを確認するために質問されます。例えば、今回の心配性を短所としてあげるのであれば、迅速な判断が求められる営業やトレーダーなどの仕事は、慎重すぎることが業務の遅れにつながってしまうことにつながるかもしれません。
このようなことがあると、企業としても働く側としてもデメリットとなってしまいます。こうしたミスマッチがないように、企業はあえて短所を聞いているのです。
心配性が短所におすすめな理由

先ほども説明しましたが、心配性は悪いことではありません。視点を変えれば大きな武器にもなる可能性もあります。ここでは短所で心配性と答えるのがおすすめな理由について2つご紹介します。
心配性は長所としても捉えやすいから
先ほどの説明にもあったように、面接では短所を改善する努力をしているかも見られます。そのため短所を伝えた後にどのように活かしているかや、改善のためにどんな努力をしているのかを長所として考える必要があります。
そして、ここに短所で心配性と答えるのがおすすめな理由があります。
心配性は慎重さや計画性と表裏一体で、短所とみられる側面もありますが、長所としてみられる側面も多いんです。例えば、「心配性ではあるからこそ、事前準備を徹底する」であったり、「リスクマネジメントができる」といった形で、長所に転換がしやすいです。心配性は結果的にポジティブな印象を残しやすいです。
【短所から長所に!】心配性の言い換え例10選
実際に、心配性はどのように言い換えることができるのでしょうか?
・慎重(物事を丁寧に考え、リスクを回避できる)
・用心深い(注意深く、トラブルを未然に回避できる)
・計画的(事前に準備をし、ミスを減らせる)
・段取りが良い(あらかじめ手順を考え、効率的に進められる)
・完璧主義(細かい部分にこだわれる)
・思慮深い(良く考えたうえで判断できる)
・几帳面(小さなミスも逃さない)
・責任感がある(最後までやりきる能力がある)
・視野が広い(周りを状況をみて適切に動ける)
・謙虚(自信過剰にならず努力を怠らない)
具体的なエピソードを用意しやすいから
心配性を短所として伝える際、エピソードが考えやすいのでお勧めです。後ほどのポイントでもお伝えしますが、短所を伝える際は、エピソードを交えて話すことが求められます。
主に、どのような場面で短所と感じたのかとどのように改善しようとしているかの2つの観点のエピソードが必要です。心配性の場合、「プレゼンや試験の前に入念に確認してしまう」であったり、「準備に時間がかかりすぎないように優先順位を意識する」など考えやすくエピソードが用意しやすいです。
心配性を短所として伝える3つのステップ

心配性を短所として伝える場合、できるだけネガティブなイメージをもたれないようにしなければなりません。今から説明する3つのステップを真似すれば、伝わりやすいうえに、プラスな印象まで持ってもらえるでしょう。
- 結論:どのような心配性なのか
- 具体例:心配性に関するエピソード
- 改善:どのように心配性を改善しようとしているか
結論:どのような心配性なのか
まず最初に心配性と言ってもどのような心配性なのかを明確にしましょう。この部分を明確にすることによって結論ファーストの分かりやすい文章になります。
心配性と言っても、慎重に考えすぎてしまうのか、それともリスクを考えすぎてしまうのかなど人によって様々です。例えば、「私は心配性で、物事を慎重に考えすぎる傾向があります。」という形で示すことができればわかりやすいですし、どのようなというところが明確になっていますね。
この際、長い文章にはせず簡潔にするということもポイントです。
具体例:心配性に関するエピソード
次にエピソードを交えて、自分の心配性について具体的に伝えましょう。
具体的なエピソードを伝えることによって、面接官に、「こんな背景から心配性だと感じているんだな」と納得させることができます。
例えば、「大学のゼミでプレゼンを担当した際、内容の正確さが気になりすぎて何度も資料を見直し、他の作業に手が回らなくなってしまいました。」と付け加えるだけで、面接官の理解度をあげることができます。
改善:どのように心配性を改善しようとしているか
最後にどのように心配性を改善しようとしているかを伝えましょう。この部分は短所を伝える際の一番重要な部分と言っても過言ではありません。
なぜなら、この部分は、心配性という短所をポジティブに思わせることができる唯一の箇所であるからです。短所を認識した上で、それを改善しようとしていることを伝えると、成長意欲があり、前向きな人だと思わせることができます。
ただ、「改善しようと努力している」と伝えるのではなくて、ここでも具体的なエピソードがあると良いです。エピソードを作る要素として、以下のようなものが挙げられます。
- 優先順位を考える
- 考えすぎる時間を決める
- 準備の程度を決める
- 小さな目的を徐々にこなしていく
これらの段階を踏むことによって心配性という側面を効果的に伝えることができるでしょう。
もし、心配性の伝え方にまだ不安がある方は就活のプロに相談してみませんか?就活のプロはこれまでに何人もの人と面談して、短所や弱みの効果的な伝え方を伝授してきました。特に、心配性の皆さんには就活のプロに力を借りる重要性を感じて欲しいです。後悔はさせません!気になった人は以下のボタンをクリックしてみてください!
心配性を短所として伝える際の例文5選
ここでは、心配性を短所として伝える際の例文を5つ紹介します。
例文➀
私は心配性で、物事を慎重に考えすぎる傾向があります。
大学のゼミでプレゼンを担当した際、発表内容の正確さにこだわりすぎてしまいました。資料を何度も見直し、「本当に間違いがないか」「もっと良い表現があるのではないか」と考えすぎた結果、スライド作成やリハーサルに十分な時間を割けませんでした。当日も、準備不足から思うように話せず、チームメンバーにも迷惑をかけてしまいました。
この経験から、細かい部分にこだわりすぎず、全体のバランスを考えて進めることが大切だと学びました。現在は、優先順位を決め、チェックにかける時間をあらかじめ設定することで、他の作業にも十分な時間を確保できるよう意識しています。最近では、ゼミの発表準備も効率的に進めることができ、チームからも「準備がスムーズになったね」と言われるようになりました。
例文➁
私はリスクを考えすぎてしまうタイプの心配性です。
アルバイト先で、新しい業務を任されたとき、「失敗したらどうしよう」「ミスをして迷惑をかけたらどうしよう」と不安が募り、なかなか「やります」と手を挙げることができませんでした。その結果、後輩が先に挑戦し、自分はいつまでも同じ業務しかできないままでした。
このままでは成長できないと感じ、最近は「失敗してもいいから挑戦しよう」と意識を変えるようにしました。実際に、新しい業務に挑戦する際には、「もしミスをしたらどう対応するか」を事前に考えることで、不安を減らせることに気づきました。先日、新しいレジシステムの導入時にいち早く手を挙げたところ、ミスなく対応でき、自信にもつながりました。
例文➂
私は心配性で、失敗を極端に恐れる傾向があります。
大学のディスカッションの授業で、何度も発言の機会があったのですが、「もし間違っていたらどうしよう」「変なことを言ってしまったら恥ずかしい「と考えすぎてしまい、結局ほとんど発言できませんでした。教授から「どう思う?」と指名されたときも、頭の中で考えすぎてしまい、言葉が詰まってしまったことがあります。
このままではもったいないと思い、最近は、まずはシンプルな意見を一つだけ言うことを目標にしました。例えば、ゼミのディスカッションでは、完璧な意見を言おうとせず、思ったことを短くまとめて伝えることを意識しています。その結果、少しずつ発言する回数が増え、教授からも「いい視点だね」と言われることが増えました。今では、以前ほど失敗を恐れずに意見を言えるようになっています。
例文➃
私は心配性で、準備をしすぎてしまうことがあります。
ゼミの発表準備をするとき、資料を完璧に作ろうとするあまり、何度も見直しや修正を繰り返してしまいました。「もっとわかりやすい説明があるのではないか」と考え、ギリギリまでスライドを修正し続けた結果、リハーサルの時間が取れず、本番ではうまく話せませんでした。
この経験から、準備にかける時間の上限を決めるようにしました。例えば、スライド作成は2日までに終える、リハーサルは最低3回行う、というようにスケジュールを決めることで、無限に準備し続けるのを防いでいます。最近では、時間を意識しながら効率よく準備できるようになり、本番でも落ち着いて発表できるようになりました。
例文⑤
私は心配性で、周囲の目を気にしすぎることがあります。
グループワークの際、自分の意見が的外れだったらどうしようと考えすぎてしまい、なかなか発言できませんでした。結果的に、他のメンバーの意見に流されてしまい、自分の考えを伝えないまま終わってしまうことがありました。その後、他のチームが自分が考えていたのと同じ意見を採用し、成功しているのを見て、「あのとき言っておけばよかった」と後悔しました。
この経験をきっかけに、「まずは一度発言する」ことを目標にしました。最初は短い一言でもいいから話すように意識したところ、意見を出すことへのハードルが下がりました。最近では、ゼミのディスカッションでも積極的に発言できるようになり、グループの中でも意見を求められることが増えました。
【心配性向け!】おすすめ面接対策サービス
皆さん、心配性を短所として伝えられそうですか?
ここで皆さんに1つ提案があります!心配性を上手く伝えるために、面接対策してみませんか?
ココシロインターンでは、無料で面接対策をしています!もちろん、心配性を短所として伝えるための練習として使っていただいても構いませんし、長所や強みを伝える練習でもお使いいただけます。
面接対策では、これまで何人もの就活生を見てきた就活のプロが、皆さんの弱みや短所から、強みや長所まで最大限に伝えられるようにサポートします。
何事にも不安になりやすい心配性な皆さんには特におすすめのサービスとなっています。是非、ココシロインターンの就活面談で、面接練習してみてください!
まとめ
- 面接で短所が聞かれる理由を抑える
- 心配性は長所としても捉えられる
- 心配性は3つのステップで伝える
- 結論:どのような心配性なのか
- 具体例:心配性に関するエピソード
- 改善:どのように心配性を改善しようとしているか
今回は心配性を短所として効果的に伝える方法についてご紹介しました。心配性は短所として認識はされますが、しっかりと伝えることができればポジティブに捉えてもらうことが可能です。是非、3つのステップや、例文を活かして皆さんの短所である「心配性」をポジティブに伝えられるように挑戦してみてください!
人気記事