就活の志望動機の書き方が分からない!企業研究のやり方から徹底解説

就活の志望動機の書き方が分からない!

就活を進めていく中で多くの就活生がつまずくのが志望動機の書き方です。志望動機がどうしても書けず、休日が丸一日潰れてしまうなんてこともあるのではないでしょうか。

本記事を読んでいる学生さんの中にも「就活の志望動機の書き方が分からない」と悩んでいる方がいると思います。

そこで、本記事では就活の志望動機の書き方をどのサイトよりも詳しく解説します。

一般的な志望動機の書き方のフレームワークだけでなく、そもそもなぜそのフレームワークが有効なのか、志望動機のどこで行き詰まっているのかなどが分かる内容になっています。

後半では志望動機作りの土台となる「深い」企業研究のやり方も紹介しています。ぜひ最後まで読んでみてください。

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就活の志望動機は何を見られているの?

就活の志望動機は何を見られているの?

就活の志望動機は、漫然と書き始めてはいけません。まず、志望動機を通して企業が学生の何を判断しているのか理解しましょう。そうすることで、企業が求める内容とズレた志望動機を書くことを防ぐことができます。

志望度の高さ

就活の志望動機において人事が見ているポイントは、志望度の高さです。

まず前提として、企業は入社後に活躍してくれる人材が欲しいと考えています。では、どのような人なら「入社後に活躍できる人材」と企業から思われるのでしょうか?

この答えは、入社後に活躍する可能性は、「スタンス」と「モチベーション」と「スキル」の掛け合わせによって評価されると考えると分かりやすいです。

スタンスとは、その人が物事に取り組むときの心構えを指します。モチベーションとは、人が行動するときの動機や目的意識です。スキルとは、その人が持っている能力を意味します。

この関係性を式で表現すると以下の通りです。

人事からの評価=スタンス×モチベーション×スキル

志望動機において特に見られているのは、仕事への「モチベーション」、つまり志望度の高さです。

「スキル」はガクチカを通してある程度見えてきます。また、「スタンス」は文章だけではなかなか判断しにくいため、面接を通して深掘られます。

つまり、就活の志望動機で特に重要なのは「モチベーション(=志望度)」です。

では、どのような書き方をすれば、モチベーション(=志望度)の高さをアピールできるのでしょうか。重要なポイントは、次の3つです。

  • 企業理解の的確さ
  • 業務や社風とのマッチ度合いの高さ
  • 入社後のビジョンの明確さ

企業理解の的確さ

新卒採用ページを見れば、企業の特徴を一通り知ることはできます。しかし、それをそのまま志望動機に書いても「我が社についてよく理解している」と判断されるとは限りません。むしろ、企業にとって瑣末な部分に共感して、的外れな志望動機を述べてしまう就活生も数多くいます。

就活の志望動機を書く上では、企業のアピールポイントを的確に押さえる必要があります。そのためには、新卒採用ページや企業説明会で言われていることの背景まで考える、他社と比較する、OB訪問を通して現場の声を聞くなどの工夫が必要です。

業務や社風とのマッチ度合いの高さ

多くの人は、自分の特性が生かされる環境で働きたいと考えています。同様に、企業としても社員にはその人の特性を生かして最大限活躍してほしいと考えています。

そのため、自分の特性が企業の業務や社風と合っているかどうかは、志望度の高さを示す重要な指標になります。

まず、自己分析を通して自分の性格や価値観を明確にしましょう。そして、自分の性格や価値観のうち、志望先の企業において生かせそうなものはないか考えてみましょう。

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入社後のビジョンの明確さ

働く上では困難に直面することもあります。そんなときでも、その会社において実現したい明確なビジョンがあれば踏み止まってやりきる動機になります。

企業は毎年多くの時間とお金をかけて学生を採用しています。そのため、入社後すぐに社員にやめられてしまうと、企業にとっては大きな損失になってしまうのです。

志望動機には明確なビジョンを書き、「入社後すぐに辞めてしまうリスクの少ない学生だ」と企業に判断してもらいましょう。

あなたは大丈夫?就活の志望動機のNGな書き方

あなたは大丈夫?就活の志望動機のNGな書き方

ここまでは、就活の志望動機において何が求められているのかを解説してきました。

ここからは、志望動機の正しい書き方のイメージをさらに明確にするために、就活生が陥りがちなミスを紹介します。

企業理念に共感しただけ

就活の志望動機を書くとき、企業理念に共感するだけになってしまう人が多いです。企業理念は新卒採用ページの最も目立つところに書かれているため、つい志望動機に使いたくなってしまうと思います。

しかし、企業理念は一見、どの会社でもあまり違いがありません。例えば、就活生に人気の高い商社の企業理念を比べてみましょう。

  • 三菱商事…豊かな社会の実現に貢献することを目指して
  • 三井物産…世界中の未来をつくる

あまり違いが感じられないのではないでしょうか?そのため、「企業理念への共感」を安易に志望理由に入れるのは、注意が必要です。

実際、これらの企業理念の背景には会社の歴史や創業者の想いが秘められています。企業理念を志望動機に入れる場合は、表面的な言葉ではなく、その背景まで調べてから書くようにしましょう。

入社後のビジョンが「スキルを得たい・学びたい」だけ

就活の志望動機に入社後のビジョンを含めることは重要です。しかし、ビジョンが「スキルを得たい」「〇〇を学びたい」だけになってしまうのは避けましょう。

前提として、企業は自社で活躍してくれる人材が欲しいと思って採用活動を行っています。新入社員にスキルを身につけさせること、業務を学ばせることが最終的な目的ではありません。

そのため、就活の志望動機では、自分がその会社においていかに活躍できるかを示す必要があります。「自分が得たいもの」を述べるのではなく、「自分が与えられるもの」について言及しましょう。

就活の志望動機に入れるべき3つの要素

ここまでは、就活の志望動機のNGな書き方について例をあげました。今までに書いた志望動機が2つの例のいずれかに該当していて、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

しかし、正しい志望動機の書き方を押さえればこのようなミスを防ぐことができます。

就活の志望動機を書く上では、以下の3つを押さえましょう。

  • その業界を志望する理由
  • 業界の中でも特にその会社を志望する理由
  • 入社後のビジョン

その業界を志望する理由

先ほど、「企業理念に共感するだけ」という志望動機のNG例を紹介しました。企業理念はどの企業でも似通ってしまい、差別化できないからです。では、企業のどのような点に着目すれば差別化できるのでしょうか?

結論から述べると、いきなりその企業でなければならない理由を見つけるのは難しいといえます。全く独自のビジネスモデルや組織体制を構築している企業は、決して多くないからです。

そこで、まずはその業界でなければならない理由から言語化しましょう。例えば、金融業界と広告業界の構造が全く異なることは、直感的に考えても分かりますよね。

このように、業界ごとの違いは企業ごとの違いよりも分かりやすいです。そのため、業界を志望する理由から考え始めた方が志望先の条件を言語化しやすくなります。

業界の中でも特にその会社を志望する理由

その業界でなければならない理由が明確になったら、業界の中でも特にその会社を志望する理由を言語化しましょう。

コツは、「同じ業界内で他の企業と比較すること」です。

同じ業界で同じくらいの規模感の会社は、少なからずお互いの存在を意識し合っています。そこで、それぞれの違いを踏まえた志望動機が書けると、「あそこではなくうち」の理由に納得感が生まれやすいのです。

志望動機を書くときは、漫然と企業の特徴を探すのではなく、「A社にはないけど、B社にはある要素は何だろう」と比較してみると考えやすくなります。

入社後のビジョン

先ほど、「入社後のビジョンがスキルを得たい・学びたいだけ」という志望動機のNG例を紹介しました。

これらのビジョンが評価されないのは、仕事に対して受動的な印象を与えてしまうからです。

会社からスキルや仕事を教えてもらうというスタンスではなく、自らが会社に価値を与えるという能動性を示す必要があります。「自分の強みを生かしてこんな活躍をしてみたい」「仕事を通して社会にこんな価値を与えたい」といった意欲をアピールしましょう。

就活の志望動機の書き方フレームワーク

就活の志望動機に含めるべき要素が明確になったと思います。続いては、これらの要素をすっきりとまとめることができる書き方のフレームワークについて解説します。

就活の志望動機は、以下の流れに沿って書きましょう!

  • 結論
  • 理由
  • 入社後のビジョン

結論

まず、その会社に入社したい理由を簡潔に述べます。

結論から志望動機を書き始めることで、読み手はその後の展開を予想しながら読み進めることができます。そのため、頭の中で構造を整理でき、内容が理解しやすくなるのです。

理由

次に、上で述べた結論の理由を説明します。

自分の価値観や具体的な経験を根拠に理由を述べると、説得力が増します。

入社後のビジョン

最後に、入社後のビジョンを書いて締めくくります。

入社後のビジョンは、その企業に対する志望度の高さを表す重要な要素です。志望動機の最後に明確なビジョンを表明することで、入社後に活躍するイメージを持ってもらいやすくなります。

志望動機が書けない!書き方が難しいと感じてしまう理由

就活の志望動機は多くの就活生がつまずくポイントです。そもそも、志望動機の書き方が難しく思えるのはなぜなのでしょうか?

「その会社でなければならない理由」がないから

就活の志望動機の書き方が難しく思えるのは、その会社でなければならない理由が見つからないことに原因があるかもしれません。

志望動機では「なぜうちで働きたいのか」という問いに答える必要があります。しかし、同じ業界であれば、企業の特徴はある程度似通ってきます。

その結果、どの会社にも当てはまるような志望動機になってしまうのです。

そもそも企業研究が不十分だから

就活の志望動機の書き方で行き詰まっている場合、そもそも企業研究が足りていない可能があります。

みなさんは志望動機を書こうと思ったとき、どんな方法でその企業について調べますか?新卒採用ページや企業説明会を参考にするという方が多いのではないでしょうか?

しかし、新卒採用ページと企業説明会は、その企業を志望する学生のほぼ全員が利用する情報源です。同じ情報源からは同じような観点しか得られません。

周りと差別化するなら情報収集のやり方に一工夫を加え、他の就活生が気付いていないようなポイントに気付く必要があります。

志望動機の土台となる企業研究のやり方

就活の志望動機を書く上では、企業研究が重要であることが実感できたのではないでしょうか?

企業にまつわる情報が足りていない状態でいくら悩んでも良い志望動機を作るのは難しいです。志望動機の書き方に難しさを感じたら、一度企業研究に立ち返ってみましょう。

ここでは、就活の志望動機の土台となる企業研究のやり方について解説します!

業界研究本を読む

おすすめの企業研究のやり方は、業界研究本を読むことです。業界研究本とは、その業界のトレンドや有力企業の動きをまとめた本であり、東洋経済新報社の『業界地図』が有名です。

もし『業界地図』をすでに手に取ったことがあり、「読んだけど分かりにくかった」と感じている方には、秀和システムの『〇〇業界の動向とカラクリがよ〜く分かる本』シリーズをおすすめします。

『〇〇業界の動向とカラクリがよ〜く分かる本』シリーズは、1冊で1つの業界について解説しているため、1冊で全業界を概観する『業界地図』よりも詳しい情報が書かれています。『業界地図』で挫折した方にこそ、ぜひ読んでほしい本です!

中期経営計画を読む

中期経営計画とは、3〜5年程度の期間における企業の経営方針をまとめた資料です。多くの企業が自社の中期経営計画をホームページで公開しているため、誰でも無料で閲覧することができます。

中期経営計画を読むと、その会社の未来を知ることができます。その会社に入社して自分が成し遂げたいことと、その会社が今後3〜5年で成し遂げようとしていることのつながりを考えてみましょう。そうすることで、就活の志望動機における入社後のビジョンの精度を上げることができます。

社員インタビューを読む

多くの企業は、ホームページに社員インタビューを掲載しています。社員インタビューを読むと、その会社の社風や求められる人物像を知ることができます。

その会社で働いている人がどのような思いで仕事に取り組んでいるのか知ることで、企業とのマッチ度合いを言語化しやすくなります。

まとめ

本記事では以下の内容をお伝えしました。

この記事の要約
  • 就活の志望動機では志望度の高さが見られている
  • 「企業理念に共感しただけ」「入社後のビジョンがスキルを得たいだけ」の志望動機の書き方はNG
  • 志望動機には、その業界の理由・業界の中でもその会社の理由・入社後のビジョンの3つを入れる
  • 志望動機で行き詰まったら企業研究に立ち返ろう

就活の志望動機の書き方には、多くの就活生が不安を感じていると思います。しかし、これまで説明してきたように、志望動機の書き方にはコツがあります。

押さえるべきポイントを押さえ、書き方を工夫すれば周りと差別化できる志望動機を作ることができます!もし志望動機で行き詰ったと感じたら、企業研究に立ち返ってみましょう。

本記事がみなさんのより良い就活の一助になれば幸いです。

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