ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は就職活動において非常に重要なアピールポイントになります。この記事をご覧になっている人の中には、「ガクチカとして語れるような経験がない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、ガクチカは「こんなことでもいいの?!」と思う事で書くことができるんです!
この記事では、自分でもまだ気づいてないような潜在的なガクチカを見つける方法だけでなく、部活動や留学など、一般的にガクチカとして強いとされているエピソードを持ってなくてもしっかりと企業にアピールできるガクチカの作り方もご紹介します!
また記事の途中に潜在的なガクチカをもとに作ったガクチカ例文を4つ紹介しているので、今後ガクチカを作る際に参考にしてみてくださいね。
こんな人に読んでほしい
- ガクチカがなくて本当に困っている人
- 具体的なエピソードがなくて困っている人
- 企業にしっかりとアピールできるか不安な人
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そもそもガクチカって何?
ガクチカとは学生時代に力を入れたことの略で、就職活動においては自己PRの一環として非常に重要なものになります具体的には学業や部活動、アルバイトからボランティアなど、取り組んだことは比較的自由に選ぶことができます。
意外かもしれませんが、どこまでがガクチカとして語ることができるのか基準は存在しないのです。これらの活動の中で得た成果や学びまた失敗や困難に直面した時、どのように対処していったかを具体的に示し、自分の強みや成長をガクチカを通して、アピールしましょう!
ガクチカが本当にない!このままで大丈夫?
結論から言うと、そこまで難しく考えなくて大丈夫です!
なぜなら、ガクチカには目を見張るような功績は必要ないからです!ガクチカに求められることはガクチカ自体の凄さよりも、ガクチカを通して何を学び、どのように成長したかの方が大事です。そこで今回はガクチカが本当になくて困っている人に向けてどのような経験からガクチカを書けばいいかお伝えします!
そもそもガクチカが本当にないと思ってしまうのはなんで?
この記事を見ている皆さんはガクチカとして書くことができる話題がなくて困っている人が多いと思います。ではそもそもなぜガクチカがないと感じてしまうのでしょうか?
これから3つのパターンを紹介するので、まずは自分がどのような状況でガクチカがないと感じているか明確にしておきましょう!
①大きな成果をあげたことがないから
ガクチカがないと感じてしまう理由の1つ目は、大きな成果を成し遂げたことがないからです。
例えば「部活動で全国大会で優勝した」あるいは、「イベントを企画して1000人もの学生を集客しました」など周りの学生と差別化できるようなガクチカがなくて悩んでいるケースが挙げられます。
ここまで大きな成果ではなくとも、学生時代に何かしらの成果を成し遂げた経験がなくてこのような悩みを持つ学生は非常に多いです。
②継続して取り組んだ経験がないから
ガクチカがないと感じてしまう理由の2つ目は、長い間粘り強く何かを続けた経験がなくて悩んでいるからです。
例えば、「部活動やってたけど、試合にも出場せず、一年生でやめてしまった」などガクチカとして書けそうだけど、全くコミットしてなかったせいでガクチカとして使えるのかわからないというパターンです。
継続期間がガクチカとして書けるかどうかの指標になるわけではありませんが、取り組んできた期間が長いことがガクチカとしての魅力と思い込んでいる人は多いのではないでしょうか?
③ガクチカとして使えるものに固定観念があるから
ガクチカがないと感じてしまう理由の3つ目は、ガクチカとして使えるものに固定観念があるからです。
上記で述べたようにガクチカは輝かしい功績を残したり、長い間継続して何かを取り組んだ経験じゃないと書けないと思い込まれがちですが、実はこのような経験や成果がなくてもより身近な内容でガクチカを書くことができるのです。
最も一般的なのはバイトの経験が挙げられますが、意外なことに趣味や日常生活の習慣もガクチカとして書くことができます!
この後、実際に趣味や習慣に関する内容のガクチカの例をいくつか紹介します!
面接官はガクチカのどんなところを見ているのか
面接官はガクチカを通して学生の人柄や能力など多くのことを判断しています。では面接官は一体どのようなポイントで学生の能力などを判断しているのでしょうか?
実際に面接官が見ているポイントを事前に把握して、面接官に正しいアピールができるようにしましょう!
①ガクチカから得られた学びと成長
面接官がガクチカでみている所の1つ目は、ガクチカから得られた学びと成長です。
ガクチカのエピソードのなかでどのような課題に直面して、どのようにその課題を解決したか、またその経験から例えばリーダーシップやマネジメントなど、社会に出てから活きるスキルを身につけたかどうかも見ています。
このように経験から得た学びをベースにどのように自己成長できたか面接官にアピールできるといいでしょう。
②結果に至った過程
面接官がガクチカでみている所の2つ目は、結果に至った過程です。
面接官が結果に至った過程を重視するのは、面接官は学生が成し遂げたことから何を学んで、実際に働くときにどう学んだことを活かすのかイメージしやすいからです。
これからガクチカを作る際は結果だけではなく過程も意識するようにしましょう。
③学生が何をモチベーションにしているのか
面接官がガクチカでみている所の3つ目は、学生が何をモチベーションにしているかです。
入社後仕事に取り組むと、うまくいかないことに直面してモチベーションが低下してしまう人が毎年たくさんいます。モチベーションが下がると、早期退社につながります。企業は一人の社員を採用するのに、何十万の金額を費やすため、新入社員にすぐに辞められると非常に困ります。
そのため、企業側は、モチベーション管理ができる人、辛い状況でも頑張ることができるモチベーションの源泉を持っている人を採用しようとするのです。
④今後成長する見込みがあるかどうか
面接官がガクチカで見ている所の4つ目は、今後成長する見込みがあるかどうかです。
面接官は面接段階で入社後すぐ活躍する学生だけを取ろうとしているわけではありません。どの企業も長期的に見て、リーダーシップを発揮してくれそうな学生や即戦力でなくても学習意欲や成長意欲が高い学生を求めているので、面接官はガクチカからその学生がポテンシャルが高い学生かどうかを注意深く汲み取ろうとするのです。
“ガクチカ本当にない”は基本的にあり得ない!潜在的なガクチカを見つける方法!
ガクチカが本当にないと悩んでいる人は大きな成果を出した経験がない人が多いと思います。しかし、ガクチカはなんとそういった目を見張るような経験がなくても作ることができます!これからあげるポイントを参考に自分自身が持つ潜在的なガクチカを探してみましょう!
① 過去を振り返ってどんなエピソードが使えるか洗い出してみる
これまでの大学生活を振り返って自分が熱中したり、小さくても何かしら継続して取り組んできたものを探してみましょう。今からガクチカのエピソードとして一見使えなさそうだけど、実は使える話題を3つ紹介するので参考にしてみてください!
- 趣味
- 習慣
- 勉強・資格
一見、趣味や習慣はガクチカにならないと思われがちですが、そもそもガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」なので趣味や習慣であってもガクチカとして使うことができます。
さらにこの二つをガクチカにとして使う人は少ないので個性をアピールしやすく、他の学生と差別化しやすいです!しかし、この二つをガクチカとして使う時は自主的に目的を持って始めたものを選ぶようにしましょう!
なぜならガクチカは目標や目的を成し遂げるためにどのような過程を経たのか、また困難に直面した際どのように対処していったかを伝えるものだからです。
勉強や資格は一般的にはガクチカとして弱いと思われがちですが、勉強を始めた理由や目標を達成するためにどのような取り組みをしたのか、また勉強を通じて得られた成果や学びを実際の仕事でどのように活かせるかなどを論理的なエピソードに構成することで、より説得力の高いガクチカに仕上げることができます。
② 自分の強みをベースに論理的に繋げやすいエピソードを考える
上記の参考例から、「ガクチカが本当にない」と悩んでいた学生さんもいくつかガクチカとして話せそうな話題が出てきたと思います。しかし、ガクチカはただ書けばいいというわけでなく、自己分析や志望動機との一貫性も意識しないといけません。なのでまずはガクチカを書く前に志望動機を考えたり、自己分析をして自分の強みを明確にすると良いでしょう。
③ 就活のプロからサポートしてもらう
「ガクチカが本当になくて、自分一人でガクチカを考えるのは難しい…」そう思う人もいるかもしれません。その時はプロのキャリアアドバイザーと一緒にガクチカを考えるのがおすすめです!
しかし実際、どのようにプロのキャリアアドバイザーを探せばいいかわからないですよね…自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけたい方は「ココシロインターン」を活用してみましょう!
ココシロインターンのキャリアアドバイザーは年間3000人もの学生のキャリア支援を行う人事目線を持ったアドバイザーなので、ガクチカがなくて困っている人がガクチカを探したり、また人事受けするガクチカの作成のサポートをすることができます!
ガクチカで困っている人はぜひ一度以下のフォームから面談を申し込んでみてください!
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【例文付き】ガクチカが本当にないと思ってた人向けのガクチカ四選
では実際に趣味、習慣、勉強・資格をテーマにガクチカの参考例を紹介します!
趣味のガクチカ例文(477文字)
私が趣味として特に力を入れて取り組んだことは、旅行の計画を綿密に立てることであり、実際にその計画に沿って旅行をするという経験です。
具体的な旅行先としては、国内外の様々な地域を対象に、個人として、事前の計画立案から旅行中のトラブル対応まで、様々なスキルを磨きました。結果、計画通りに旅行を楽しむことができました。
またスリの被害に遭遇した際も冷静に対処し、問題を解決する力を身につけました。この成果をあげるにあたり、当初は旅行プランが漠然としており、予期せぬトラブルに直面した時の対処法が見えていませんでした。
この課題に対し、私は2つの取組みを実践しました。
1つ目に、「事前調査を徹底する」ということです。旅行先の文化や治安情報を詳細に調べ上げ、旅行プランに反映させました。
2つ目に、「柔軟な対応力を持つ」ことです。トラブルが起きた際にも、落ち着いて対処し、旅の理想像を保持することで、予期せぬ状況でも最善の解決策を見出すことができました。
これらの取組みの結果、計画力、適応力、問題解決力が向上し、今後の旅行にも自信を持って臨むことができるようになりました。
習慣のガクチカ例文(436文字)
私は学生時代、毎日だらしなく過ごしていることに危機感を感じ、何かを習慣化にすることが大事だと思いました。
そこで私は毎朝6時に早起きし、30分間のランニングするという目標を掲げました。
時には体を動かすことに抵抗があり、途中で投げ出したくなる日もありましたが、惰性で過ごす日々を変えたいという思い、毎日継続しようと思うようになりました。
そこで私は自己管理の方法を見直し、目覚ましを2つ設定する、ランニング前に水を飲む、好きな音楽を聴きながら走るなどの工夫をしました。雨の日でも屋内で運動を行い、1日も休まずに継続することで、忍耐力と継続力が身につきました。
この経験から、私は日々の挑戦を楽しむ心構えを持って生活できるようになりました。自分には目標達成に向けた情熱があり、困難に直面しても諦めない粘り強さと最後までやり遂げる「実行力」を発揮できることをこの習慣を継続することで気づくことができました。
勉強のガクチカ例文(407文字)
私は自己成長を目指し、TOEICで700点を取るという具体的な目標を立てました。
この挑戦の初めの頃は、模擬テストで目標に遠く及ばないスコアを叩き出し、失望を覚えた記憶があります。しかし、そこで私は自分の英語力の弱点を徹底的に分析し、特に語彙力と文法理解に課題があることを認識しました。
認識した結果を踏まえ、毎朝早起きして語彙の暗記に取り組み、通学時間には文法問題を解く、放課後は図書館で過去問に挑戦するなど、1日に数時間を英語学習に費やしました。
また、日々のKPIを設定し、勉強が嫌になる時期が来ても、細かくタスクを分割することで継続することができました。
その結果、目標の700点を達成し、計画力、継続力、粘り強さという自分の成長を実感することができました。
この経験から、私は目標達成に向けて計画的に努力を続ける力があると自負しており、困難に直面しても決して諦めずに最後まで取り組む「実行力」という強みを持っていると確信しています。
資格のガクチカ例文(336文字)
私は、目標達成のために状況分析と課題解決に取り組む力があります。
困難に直面しても解決策を見出し、納得のいく成果が出るまで粘り強く取り組むことを心がけています。簿記3級の資格取得に挑戦した際、初めは複雑な会計処理に苦戦しましたが、先輩や友人に積極的に質問し、自己学習を継続しました。
その結果、継続力と粘り強さを身につけ、簿記の理解を深めることができました。この経験から「諦めずに努力を続けることの重要性」を学びました。
現在は、さらなる会計知識の深化を目指しています。この経験が、新たな挑戦においても課題に立ち向かい、成果を出す力に繋がると信じています。貴社の一員としても、目標である経営の効率化に向けて、課題に真摯に取り組み、解決策を見出すことで企業価値の向上に貢献します。
今紹介した4つのガクチカは大きな功績がなくてもしっかりと自分の力をアピールできるようなガクチカになってますよね。
実はこれらのガクチカは全てSmartESというガクチカ・ES生成AIを使って作成しました!
「AIでガクチカ作るの大丈夫なの?」と思う方もいるかもしれません。ですが、このSmartESは大手やメガベンチャーから内定をもらった学生のESやガクチカを約10万件読み込ませ、学習させたAIなので、質のガクチカを生成することができます。
上記の4つのガクチカ例は、取り組んだ課題の具体的なエピソードや、困難に直面した際にどのように改善したか、またそこから何を学んでどのように成長したかの具体的な流れがわかる内容になっていると思います。
「自分でガクチカ作るのが不安だな」と思う方はぜひSmartESを使ってガクチカを作ってみてください!
ガクチカが本当にないなら今から新しくガクチカを作るのもアリ!
ここまで、ガクチカが本当にないと思っている人に向けて皆さんが潜在的に持っているガクチカを見つける方法を紹介してきました。しかし、今から思い切ってガクチカを作るのも十分アリです!そこでおすすめしたいのが長期インターンです。
「就活中に長期インターンを始めても両立できないよ」と思う方もいるかもしれませんが、実は就活と長期インターンを両立している学生はたくさんいます。
なので今回の記事を読んでもガクチカとして話せそうなエピソードがないなと思った人は思い切って長期インターンを始めてガクチカを作ってみましょう!
ガクチカに長期インターンがおすすめな理由
25卒から選考の早期化が始まった影響でサマーインターンに参加する学生が急増しました。しかし、長期インターンに参加したことがある学生の割合はUT-Boardの調査(2023)によると全体の2%しかいないそうです。
このことからわかるように長期インターンに参加している人の数はまだまだ少ないので、長期インターンを始めることで他の学生と差別化をすることができます。
また、実際に長期インターンは社会人と同じ視座に立ってビジネスを経験するので、定量的なガクチカが作りやすく、それにより数字を追うことの厳しさや困難に直面した時、どのように改善していったかなどを客観的に伝えることができ、面接官にアピールもしやすくなります。
そして面接官は長期インターンで実務経験を積んでいる学生の方が入社後の働くイメージがつきやすいので、期待を抱いてくれやすくなります。しかし、長期インターンを今から始めようとしても、一人で探すのは難しいと思う人も多いのではないでしょうか?
そんな時はココシロインターンの「キャリア面談」をぜひ活用してみてください!
ココシロインターンでは、勤務地、給与、出勤日数、志望業界など学生さん一人一人に合うインターン先をプロのキャリアアドバイザーが紹介から採用までしっかりサポートいたします!長期インターンやってみたいけど、「探し方がわからない」、「一人で探すのが不安」という方はぜひ一度、キャリア面談を利用してみてください!
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参考元:なぜ2%?長期インターン参加率が低い理由と参加すべき学生の特徴を徹底解説
ガクチカが本当にない状態からガクチカを作る上での注意点
趣味や習慣、勉強や資格など実際にガクチカとして書けそうなエピソードが思いついたら今度は実際にガクチカを作ってみましょう!
具体的な評価がしにくい曖昧な表現だけで終わらない
学生時代OOを「頑張りました」やバイトで売上に「貢献しました」など面接官が定性的な評価しかできないような言葉だけで書くのはやめましょう。
できる限り数字などの具体的なものをガクチカの中に盛り込んで「客観的」、「定量的な」評価ができるエピソードを使った方が、面接官からも評価が高いガクチカを作ることができます
具体的なエピソードを元に問題解決の過程を伝える
実際にガクチカを通してうまくいかなかったことや目標に対してつまずいたことを伝えるようにしましょう。そのような困難に直面してからどのようにPDCAを回して問題解決に至ったかを伝えることが非常に重要です。
このような過程は実際に入社してから仕事をする時にも通ずるところがあるので、面接官に対する重要なアピールポイントになるでしょう。
自分が受ける企業と関連した内容を論理的に伝える
過去の経験や頑張って取り組んできたことから得た学びが実際にその企業で働く時にどのように活きるのかをわかりやすく伝えるようにしましょう。過去の経験と将来ビジョンがしっかりと一貫性のあるものになっていると論理的で説得力のあるガクチカを作ることができます。
まとめ
この記事を要約すると以下の通りになります。
- ガクチカが本当にないは基本的にあり得ないガクチカは趣味や習慣、勉強で作ることができる
- 今から長期インターンを始めてガクチカを作るものアリ
- ガクチカを作る時はSmartESを活用しよう
この記事ではガクチカが本当にないと思っている方に向けて潜在的なガクチカのも見つけ方を紹介しました!自分の好きなことや小さくても継続してきたものを思い返してガクチカとして使えるものがないか探してみましょう!
また、もしガクチカに困ったら就活と並行して長期インターンを始めるのもおすすめです!
この記事があなたの助けになったら幸いです。
長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
小さな不安や将来の悩みも就活のプロに相談して、就活を成功させましょう!
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