「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」という目的のもと、機械学習エンジニアやアナリティクスシステムエンジニア、ITコンサルティング等を通して日々変革を請け負い続けているブレインパッド。今話題のAIを利用したベンチャー企業として今日において特に注目されている企業の一つです。
皆さんの中にもブレインパッドに就職をしたいと思っている人はいるのではないでしょうか。しかしながら、規模もそこまで大きくない上に専門性の高いこの企業で内定を取るのは難しいと言えます。
今回の記事では、実際に内定を勝ち取った学生とのインタビューを交えながら、企業の実態や採用面接で聞かれることといった就活に役立つ情報についてまとめていきます。ぜひ参考にしてみてください。
こんな人に読んで欲しい
- ブレインパッドにどうしても受かりたいという人
- ブレインパッドの社風や福利厚生の実態について知りたい人
- 実際にブレインパッドでの採用面接で聞かれることについて知りたい人
- 受かるためにどのようなことに気をつければいいか気になる人
この記事には広告を含む場合があります。
長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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ブレインパッドって実際どんな企業?
今回は、株式会社SHiROで長期インターンをしており、ブレインパッドから見事内定を得たMさんにお話をお聞きしました。この章では、筆者が事前にまとめてきた世間から見たブレインパッドと、実際に就活をしたMさんからみたブレインパッドを比較しながら、その実態に迫っていこうと思います。
Mさん、内定おめでとうございます!本日はいろいろ深堀りさせていただきます!
ありがとうございます!よろしくお願いします〜
基本情報
まずBrainPadの基本情報については以下のとおりです。
商号 | 株式会社ブレインパッド |
所在地 | 106-0032 東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ |
設立 | 2004年3月18日 |
資本金 | 597百万円(2023年6月30日時点) |
代表取締役社長 | 関口 朋宏 |
従業員数 | 590名(2023年6月30日時点) |
事業内容 | 企業の経営改善を支援するビッグデータ活用サービス、デジタルマーケティングサービス |
ブレインパッド公式HP より
事業内容/経営方針
まず、事業内容について深ぼっていきます。具体的にブレインパッドではどのような業務を行っているのでしょうか。
ブレインパッドで行っている事業は大まかに2つに分かれます。
1つ目はプロフェッショナルサービス事業です。
プロフェッショナルサービス事業とは、一般企業にAIを用いた企業データ分析やコンサルティングを提供するサービスです。先に書いた「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」という理念のもと、データ活用のプロフェッショナルとして様々な企業の生産性向上に寄与しています。
例えば、企業にデータ管理を行えるシステムを導入したうえで、そのデータを集め、分析するだけでなく、そのようなことを行える人材を育成するところまで請け負います。データ関連の業務をやってくれるだけでなく、自立して自給自足できるようにするサポートもしてくれるのはすごいものだと感じます。
2つ目はプロダクト事業です。
ブレインパッドのプロダクト事業とは、データ活用の出来るアプリケーションを開発したり、そのようなアプリケーションを一般企業に利用してもらったりする事業です。「Rtoaster」といった製品は、顧客や商品のデータを管理するためのDMP(Data Management Platform)で、プロダクト・サービスで開発されたアプリケーションの一つです。
実際に就活をされたMさんに入社の入口と、入口ごとの実際に行う業務内容についてお伺いしました。
ちなみにですが、Mさんはどういった形での内定だったんですか?
ブレインパッドは内定のされ方が3通りあります。
私はその中でもデータサイエンティストコースで採用されました。データサイエンティストというのは、ITのスキルを駆使しながらデータに基づき合理的な判断を下せるようサポートをする人のことを言います。なので、どちらかというとプロフェッショナルサービス事業に近いと思います。
そうなんですね!ちなみに他にはどんな採用のされ方があるんですか?
他にはエンジニアコースとビジネスコースがあります。
エンジニアコースは機械学習開発や、システム開発といったことを、ビジネスコースは先ほど説明があった「Rtoaster」といったアプリケーションを導入するサポートをしたり、クライアントの経営課題特定、解決といった仕事をしたりします。
なるほど!このコースだとこの事業に絶対に配属される、みたいな感じではなく、入ってからもまだ選択に猶予がある印象がありますね。
そうですね!面接の際に、食品系や金融系など、どのようなデータ分析に携わりたいか聞かれます。希望に合わせた配属が研修後にされると言った形になると聞きました。
業界内での優位性/特徴
では、次にブレインパッドの企業優位性について見ていきましょう。
世間でよく言われているブレインパッドの強みというのは、プロフェッショナル・サービスのようなITコンサルタント事業においてイノベーターであるということが一つあります。
2004年に設立されているというところで、ブレインパッドは20年近くサービス提供を行っているため、過去から現在に至るまで蓄積されている知識量は豊富です。それに加え、そもそもITコンサルタントのようなサービスを提供する競合他社も、三菱総合研究所や船井総合研究所といった企業を除けば、そこまで多くないと見られています。
また、ブレインパッドによると企業としての強みは、分析力、エンジニアリング力、ビジネス力の3つだと言っています。
- 分析力
ブレインパッドは国内でも随一のデータサイエンティスト数を誇り、過去から蓄積された経験とノウハウで課題を早くうまく解くことができます。 - エンジニアリング力
市場No.1製品をブレインパッド一社で開発・提供できる技術⼒があります。そのため、課題にあった解決の選択肢を幅広くフラットに提供できます。 - ビジネス力
データ活用を支援した企業は多岐にわたり1000社ほどあるため、この業界を支援したことがないというようなことがなく、ブレインパッド一社のみで完結して伴走することができます。
引用元:https://www.brainpad.co.jp/our_strengths.html
逆に弱みになる部分は何がある?
では逆に弱みとなってしまう部分というのはあるのでしょうか。
実際によく言われているのは、プロダクト事業におけるサービスというのが、競合他社が多く、さらにその他社が強いものであるため若干見劣りするということです。
プロダクト事業における競合他社は、例えば富士通や日立製作所といった大企業が挙げられます。
面接で聞かれる競合他社ではない理由というのはこの企業においては特に重要だと思いますが、それについてはどのように答えていたんですか?
確かにプロダクト事業の競合他社が多くいるためか、面接でなぜ自社なのかを聞かれることは多くありました。私は会社に入って様々な分野の分析を経験してみたいと思い就活を行っていたため、ブレインパッドに就職したら、大企業で働くよりも自分の目的が達成できると思います、という軸で面接に臨んでいました。
企業規模と今後の成長見込みは?
では次に企業規模と今後の成長見込みについて見ていきます。
売上高は年々上昇しているのに対し、営業利益は特に2023年のもので減少しています。
利益が減少していることに関しては理由があり、主に会社規模の拡大による人件費の増加に対して売上高が計画通りの成長にならなかったためと、ブレインパッドからの説明があります。(cf.2023年決算説明会資料)
社風はどんなかんじ?
続いて、社風と雰囲気についてまとめていきます。まず社風ですが、ブレインパッドによると、企業理念(Value)は以下のようになっています。
本質に向き合う
ブレインパッドが取り組むべきことは何か、解くべき課題は何かを正しく問うことが、より大きな成果に繋がります。事実やデータを真摯にみつめ、常に本質に向き合い続けます。
行動を起こす
私たちは、行動に移して、実際に、確認してみる、試してみる事で様々な可能性が拓かれる事を知っています。行動した結果から学び、次の成果に向けて、行動し続けます。
敬意を払う
私たちには、厳しい事実を突きつけなければいけない時があります。その時、敬意が無ければ、その言葉は相手に届きません。多様性や価値観の違いに触れた時、相手に対して敬意をはらって無ければ、気づきや学びは起こりません。自分がそうされたいように、相手の仕事に、人生に、価値観に敬意をはらいます。
未来を作る
社会や組織において一人一人の言行は、大きな影響力を持っています。その事を自覚し、どんな組織や社会であればワクワクするかポジティブに考え、自分だけではなく仲間や組織の成長を助け、周りを巻き込み、ともに明るい未来をつくり上げていきます。
雰囲気はどんなかんじ?
社内の雰囲気はどの様になっているのでしょうか?
実際に働いている人の雰囲気を知りたいという場合は、ブレインパッドによるPlatinum Data Blogを見てみることをおすすめします。ここでは実際に開発で何をやっているかや、社内イベントについてのブログが投稿されています。
社内100人規模でBBQをやっているようで、結構楽しそうだな〜という印象を受けます。
実際に会社に面接の際行ってみたとき、会社の雰囲気としてどんな印象を受けましたか?
結構自由な感じだなという印象でした。最終面接の際に会社に伺ったのですが、仕事終わりに社長がフリースペースで飲んでいたり、デスクがフリーアドレスだったり固くなくて良いなと思いました。
福利厚生、待遇はどんなかんじ?
続いて、福利厚生や待遇について見ていきましょう。
ブレインパッドでは様々な福利厚生制度があるようです。特に筆者が気になったのは、スキルアップに関するサポートでした。
IT系企業では特に、業務に際して自身のスキルアップのために勉強をしないといけないという状況はあると思います。そんな中で、社内での研修、読書会や、金銭面におけるサポート等を受けることが出来るのは良いですね。
ブレインパッドは人材育成にかなり注力している企業に見えますね!
そうですね!IT系は社会人になっても勉強し続ける分野だと考えているので実際に勉強会があることはとても嬉しく感じました。
また、有給がしっかりと取れるかどうかというのも重要だと考える人は多いのではないでしょうか。上記サイト内にもちろん休日に関するまとめもありました。
年間休日127日 | 年間休日は、毎年127日以上として会社が定めています。土曜日、日曜日、祝日、夏季(7月~10月のみ使用可)、年末年始の休暇を合計して127日に達しない年は、別途会社が定めた休日を設けています。 |
休暇・休業制度 | 年次有給休暇 初回は入社3ヵ月後に付与され、半日単位で取得が可能です。 サバティカル休暇 勤続5年ごとに付与される、理由を問わない休職制度です。自社だけでは経験できないような多様な経験を通じた成長支援を目的としています。 特別休暇(慶事、生理休暇など) 子の看護休暇/介護休暇 |
フレックスタイム制度 | コアタイム11時〜16時。ライフステージに合わせた柔軟な勤務ができます。 |
在宅勤務制度 | 月4回以上の出社を原則必須としています。 個々の社員が選んだ任意の日、もしくは上長が指定した日を出社日としています。(部署によっては、業務上の必要上出社前提の場合もありますので、個々の募集概要もご確認ください) ※在宅勤務手当を毎月5,000円支給しています。 |
など様々な制度がありました。
他にも、先ほど紹介したPlatinum Data Blog内にこんな記事がありましたのでご紹介します。
社員内で有効な関係を築けるよう定期的にさまざまな催し物が行われているみたいですね!
産休がしっかりと取れる、女性にとって働きたい企業であるかというのも大事です。Platinum Data Blog内にて、産休制度を活用した女性の社員さんへのインタビューがありました。
この記事を読むと、社内での産休や育児といったことに対する寛容度はかなり高い印象を受けます。実はブレインパッド内で男性も育休を取る割合は着々と増えているようで、その点でも育児をしやすい企業であると言えそうです!
Mさん自身女性ということで、企業選びの際は産休育休といった制度も重要視していたんですか?
そうですね、とても重要視していました。一次面接の面接官の方が女性であったため聞いてみたのですが、入社して2年目で結婚し子供もいるけど、家で仕事もできるし融通聞くと教えてくれたため、安心して内定を決めることができました。
ブレインパッドでの就活について色々聞いてみた
さて、ブレインパッドがどのような企業かわかったところで、本題である就職についての話に移行しようと思います。Mさんに様々なことをお聞きしました!
選考フローは?
Mさんが就活をなさっていたときは、どのような選考フローで進んでいたのでしょうか?
選考フローは以下の通りでした。
会社説明会 → エントリーシート/適性検査 → 1次面接 → 小論文 → 2次面接 → 3次面接 → 最終面接
なるほど。気になることについてどんどん聞いていきます!
ESでは何を聞かれた?
ESではどのようなことを聞かれましたか?
エントリーシートでは大学/大学院等でのゼミ・研究内容についてや志望動機を聞かれました!
研究内容について聞かれたんですね!
私は大学1年の後期から研究ができる新設学部にいたため、強みを生かしてアピールすることができました!
志望動機はどうした?
志望動機はどうしてましたか?ブレインパッドのこの部分に注目していた等あればお聞きしたいです。
私がブレインパッドを志望した理由は、
私のビジョンである「自分の考えをもって、それを実行し、ビジネスに大きなインパクトをもたらすことのできる人材になること」を実現できると考えたからです。そのためにビジネス課題をデータで紐解く力を身につけたいと思い志望しました。
としていました!
規模が大きな案件に携わり様々な領域でデータを分析しビジネスに繋げることで、自分の中で新たな知見を得て新しいプロジェクトに携わったときに自分の考えをもって実行し、ビジネスに直結するデータ分析ができると考えたから。
というのも志望理由の一つでしたね。
適性検査は何だった?
適性検査といえば、SPIや玉手箱といったものがありますが、ブレインパッドでは何が使われたのでしょうか?
eF-1Gでした!1時間程度で自宅のPCで受けられましたね。
eF-1Gとは?
eF-1Gとは、就活生の特徴や個性を判別するWebテストのことです。次の5つを検査します。
- 積極性
- 学習姿勢
- ストレス耐性
- コミュニケーション力
- エモーショナルコンディション
頭の良さだけでなく、性格についても判断をされます!
小論文ではどんなことが聞かれた?
次に気になるのが小論文ですね。どのような内容だったのでしょうか?
こんな感じでした!
- Q1.
会社の求める人物像について記述する問題 - Q2.
社会問題に対する解決策を記述する問題 - Q3.
具体的なある企業の売上を伸ばすための施策を記述する問題
ブレインパッドへの理解度のみならず、実践的な論理的思考力も必要そうな感じがしますね。解答にあたって特に意識した点はありますか?
まず抽象的な問を具体化して考えるというのは意識したポイントでした。どの問題も曖昧なところが多く、それぞれ解像度を上げるためにも、どんな年代の人材なのか、どのような課題を持っていそうか、というようなところをできるだけ具体化して考えるようにはしていました。
なるほど!参考になります!
それぞれの面接ではどんなことを聞かれた?
何度か面接があったと思いますが、それぞれの面接でどのようなことが聞かれたのかお聞きしたいです。
そうですね、研究についての深堀りが1次面接から3次面接にかけてとても多かったなという印象でした。3次面接では研究の発展性やどう卒論に向けてまとめていくかについても聞かれ、珍しさにとても驚きました。
やっぱり全体的に学生時代にやっていた研究内容に重きをおいているんですね!
周りにはどんな人がいた?
面接中、自分以外にも何人か就活生がいたと思うのですが、どういう方がいましたか?
そうですね。私の志望したデータサイエンティスト職は学部生が少なく、ほぼ修士博士の人だったなという印象でした。また、しっかりと研究に励んでいる人が多かったなと思います。
内定者懇親会でそれぞれの研究について話し合うタイミングがあったのはとても面白かったです。
学部卒、修士卒、博士卒で待遇は変わる?
理系の企業ということでやはり学部生は少ないんですね。ちなみになんですが、学部卒、修士卒、博士卒で待遇って変わるんでしょうか?
新卒の給料が変わるところが大きいかと思います。新卒は400万、修士/博士卒は450万となっています!
就活を通して、特に活きたことは?
就活を通してやっていて良かったと思ったことはありますか?
自分は研究をしっかりやっていてよかったなと感じました。大学2年の時に論文を出したのですが、その論文がなかったらここまで評価してもらえませんでしたし、1年から研究ができる環境にいられたのがとてもよかったなと。教授には感謝してもしきれません。
後悔していることは?
最後に、就活を通してこれはやっておくべきだったというような後悔をしていることをお聞きしたいです。
後悔していることはもっと早く長期インターンをやっておくべきだったなと思いました。私は自分の考えていることを言葉にすることが苦手なので、社会人の方々ともっと話してどんな生き方があるのか自分の考えられる選択肢をもっと増やしておきたかったなと思いました。
なるほど!長期インターンに参加すれば、特に年上の社会人との人脈が増えますもんね!
大変参考になりました!本日はありがとうございました!
いえいえ!こちらこそありがとうございました!
まとめ
この記事では、株式会社ブレインパッドに内定をもらったMさんにインタビューを行い、内定者目線のブレインパッドの実態や選考フロー、実際の面接の質問について教えてもらいました。
筆者が印象的だったことは、「ブレインパッドは研究重視」「福利厚生が充実」といった点です。
特に筆者も長期インターンしているので、長期インターンに早いうちから参加した方がいいという意見にはよく共感できました。
長期インターンに参加することには次のようなメリットがあります。
- 就活にぴったりな強力なガクチカを作れる
- 同じような志を持つ就活仲間ができる
- お金を貰いながら、社会人として成長できる
- 企業・業界研究ができる
- ビジネスマナーが身に着く
- 社会人との対話力が身に着く
もしこの記事を読んで長期インターンに少しでも興味が湧いた方はぜひ一度気軽に、ココシロインターンのキャリアアドバイザーとお話してみてください!
長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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