「最終学歴にどの学歴を書けばいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
最終学歴については就活において必要不可欠な知識ですが、曖昧なままの方が多いと思います。
本記事では、最終学歴とは何かを説明した上で、それぞれのパターン別に最終学歴の書き方を説明していきます。
こんな人に読んでほしい
- 最終学歴に何を書けばいいかわからない人
- 具体的な最終学歴の書き方がわからない人
- 最終学歴が就活においてどのくらい重要なのか知りたい人
最終学歴の意味
最終学歴とは卒業・修了した教育機関の中で最も教育水準が高いものを指します。
そのため、最後に卒業した学歴が最終学歴であるとは限らないのです。
学歴の順番
学歴には正当な順番があります。この順番が高ければ高いほど教育水準が高く、最終学歴になりやすいです。
| 大学院博士 |
| 大学院修士 |
| 大学 |
| 高等専門学校・専門学校・短期大学 |
| 高等学校 |
| 中学校 |
基本的に上位の順番のものを最終学歴として記入しましょう。
ただし、同じランクにある高等専門学校・専門学校・短期大学は最後に卒業したものを最終学歴とします。
注意すべき点
最終学歴において注意すべき点はなんでしょう。
まず、学校法人以外の資格予備校やスクールなどは学歴に認められません。ここで注意したいのが、専門学校も学校法人と認められているものと認められていないものがあります。よく確認するようにしましょう。
また、中退した場合も学歴には認められません。ただ、中退したという事実は記入するようにしましょう。
就活における基本的な最終学歴の書き方
ここからは就活における基本的な最終学歴の書き方を解説します。
学校名は正式名称で書く
まず学校名は正式名称で書きます。
一般的に通用する略称があったとしても正式名称で書きます。
高校の場合は、国立・県立・市立・私立から書きます。大学の場合は書く必要はありません。
また、大学や大学院の場合は学部・学科・専攻まで書くようにしましょう。
学歴は義務教育終了時点から書く
学歴は義務教育終了時点のものから書きます。
小学校と中学校は義務教育なので一般的に記入は不要です。
在学中の場合は「卒業見込み」と書く
在学中の場合は「卒業見込み」と書きます。
就活活動の履歴書の場合、入社日には卒業しているので、在学中の場合も「在学中」とは書かずに「卒業見込み」と記入するのが正しいです。
大学院は修了と書く
大学院は卒業ではなく修了と書きます。
大学院が最終学歴の場合は、末尾に卒業ではなく修了と記入します。
さらに、修士課程まで終えた場合は「修士課程修了」博士課程まで終えた場合は「博士課程修了」と分けて記入します。
【パターン別】最終学歴の書き方
ここからはそれぞれのパターン別に最終学歴の書き方を解説していきます。
大学院修了の場合
まず大学院修了の場合です。
大学院の場合は卒業ではなく修了と書きます。さらに、修士課程と博士課程を区別するために「修士課程修了」「博士課程修了」と記入するようにしましょう。
例：〇〇大学大学院〇〇研究科〇〇専攻修士課程修了
大卒の場合
次に大学を卒業した場合です。
大学を卒業した場合は、学部・学科・専攻まで正式名称で書きます。正式名称なのかどうかわからない場合は事前に調べておきましょう。
例：〇〇大学教育学部教育学科初等教育学専攻 卒業
専門・短大卒の場合
次に専門・短大卒の場合です。
専門学校・短大の場合も学科・専攻まで正式名称で書きます。
複数の専門学校を卒業した場合や、専門学校と短大どちらも卒業した場合は最後に卒業した方を最終学歴として記入します。
例：〇〇専門学校美容科ヘアスタイリスト専攻 卒業
高卒の場合
次に高校卒業の場合です。
高校卒業の場合は、国立・都立・市立・私立から正式名称で記入していきます。
例：〇〇市立〇〇高等学校 卒業
留学した場合
次に留学した場合です。
留学経験が学歴に認められるのは、正規留学か交換留学で学位をとった場合のみです。その場合は、「いつ」まで「どこ」に留学していたかわかるように、全て正式名称で記入します。
例：アメリカ合衆国 〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇専攻 入学
アメリカ合衆国 〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇専攻 卒業
中退した場合
最後に中退した場合です。
中退した場合は学校名と合わせて「中途退学」と書きます。中退した理由まで書くといいです。
例：〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇専攻 留学のため中途退学
最終学歴はどのくらい重要？学歴フィルターを乗り越える方法
最終学歴の書き方を説明してきましたが、実際に就活において最終学歴とはどのくらい重要なものなのでしょう。
学歴フィルターというものは確かに存在しますが、学歴に囚われすぎるのもよくありません。ここでは学歴フィルターを乗り越える方法を紹介します。
学歴フィルターについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
さらに「学歴に自信はないけど大手に就職したい！」という方はこちらの記事もご覧ください。
面接での印象をよくする
1つ目は面接での印象をよくすることです。
面接での印象を良くすることで、人柄がいいことのアピールにつながります。面接では履歴書などの書面ではわからない学生の内面や熱意を見ています。
面接の具体的な対策について知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね！
さらに実際に面接の練習をしてみたいという方におすすめなのが「就活面談」です。就活面談では実際に就活のプロと面談の練習ができます。さらに就活の不安なども相談できるのでぜひ活用してみてください！
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スキル・実績をアピールする
2つ目はスキル・実績をアピールすることです。
学歴ではなく、学生時代に培ったスキル・実績は就活において大きな強みになります。何かのコンクールで入賞した経験や難関資格をとった経験などです。自分の過去の経験を振り返ってみましょう。
自分の過去経験を振り返りたい方におすすめしたいのが「自己分析の教科書」です。無料で受け取れるシートの項目を埋めていくだけで、自分の過去経験を振り返り、自分の強み・弱みを知ることができます。簡単に自己分析できるのでぜひ活用してみてください。
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長期インターンに参加する
3つ目は長期インターンに参加することです。
長期インターンに参加することで実務経験を積むことができます。仕事の中で成果をあげられれば、ガクチカにもなり、専門的な業務をすることで専門的なスキルも身につきます。
そのため、学歴に自信が持てない方は長期インターンに参加して強み・スキルを身につけていくことをおすすめします！
少しでも長期インターンに興味があるという方は、ぜひ「長期インターン面談」を利用してみてください！長期インターン面談とはプロのキャリアアドバイザーが長期インターンを学生に紹介するサービスです。
自分に合った長期インターンを見つけることができ、さらに選考対策も行えます。長期インターンに参加して自分の強み・スキルを増やしていきましょう！
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よくある質問（FAQ）
最後に最終学歴を書く際のよくある質問に回答していきます！
Q. 証明書は必要？
企業によっては「卒業証明書」や「成績証明書」の提出を求める場合があります。
証明書が必要になったら提出期限を良く確認して発行申請しましょう。発行に時間がかかる場合もあるので期限内に提出するために余裕を持って行動することが大切です。
Q. 西暦と和暦どっち？
西暦と和暦どちらで記入しても大丈夫ですが、必ずどちらかに統一しましょう。
使用する履歴書のフォーマットにもよりますが自分の書きやすい方を使用すれば問題はありません。
Q. 通信制高校・大学の場合は表記に注意点はある？
通信制の場合、基本的には 「通信制」であることを明記すれば問題ありません。
採用側は学歴の正確さを重視するため、事実をそのまま書くのが正解です。通信制だから不利になるということもありません。
まとめ
この記事を要約すると以下のようになります。
- 最終学歴とは卒業・修了した教育機関の中で最も教育水準が高いもの
- 最終学歴によって書き方が変わってくる
- 就活において最終学歴が全てではない
この記事では最終学歴の書き方ついて詳しく解説してきました。
最終学歴の書き方はシンプルですが、それぞれの最終学歴ごとに書き方が少しずつ変わっていくため、正確に記載することが大切です。ぜひ今回の記事で解説した書き方を参考に仕上げてみてください！
この記事が最後まで読んでくださったあなたのお役に立てれば幸いです。
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