【例文】ガクチカで筋トレをアピール!人事に響く書き方と面接対策

就活が近づいてきて、ガクチカを考えている皆さん!

「ガクチカに筋トレを書こうと思ってるけど、筋トレってガクチカになるの?」「ガクチカで筋トレをアピールするときどうやって書けばいいの?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか? 

また、「ESや面接で筋トレって言ってもいいの?言い方はどうすればいいの?」といった疑問もあると思います。

この記事では、ガクチカに筋トレって書いて良いのかどうすれば筋トレを魅力的なガクチカにできるのか、具体的な書き方から注意点、面接対策を例文で徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、人事に響く筋トレのガクチカを書けます!

こんな人に読んでほしい

  • ガクチカで筋トレについて書きたい方
  • 趣味が筋トレの方
  • 人事に響くガクチカの書き方を知りたい方

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ガクチカに筋トレってアリ?

ガクチカで筋トレを書きたいけど、ガクチカに筋トレってアリ?

結論から言うと、筋トレも書き方次第で、立派なガクチカになります! 

ですが、逆に言えば書き方次第で落ちるガクチカになってしまいます。

これから解説するポイントをしっかりと押さえて書くようにしましょう。

就活で「筋トレ」って言っていいの?

普段友達と話す時や、このようなコラムでは「筋トレ」で問題ありません。

しかし、ES(エントリーシート)や履歴書、面接といった就活では、「筋肉トレーニング」という正式名称を使うのがマナーです 。

なぜなら就活はビジネスの場であり、丁寧な言葉遣いが基本だからです。「筋トレ」などの略語はTPOをわきまえていない悪い印象を与えかねません 。
「バイト」ではなく「アルバイト」、「インターン」ではなく「インターンシップ」と書くのと同じです。
また、レップ数、セット数、パンプアップなど筋トレの専門用語は、面接官が知らない可能性もあるため、専門用語は避けて誰にでも分かる言葉で説明しましょう 。

筋トレはガクチカになる?企業が見ているポイントとは

そもそも、企業はガクチカを通して何を知りたいのでしょうか?

企業がガクチカを通して知りたいことは、あなたがどんなことに情熱を注ぎ、目標に向かってどう考え、行動し、困難を乗り越えてきたか、そしてその経験から何を学んだかを知りたいのです 。

企業はガクチカの単なる活動内容ではなく、あなたの人柄や価値観、入社後に成長できるポテンシャルがあるかを見ています 。

では、筋トレの経験からは、どんな「企業が求める力」をアピールできるのでしょうか?

実は筋トレは、さまざまな企業が求める力を証明できます。

目標設定力

目標設定力とは、「ベンチプレスを80kg上げる」「体脂肪率を10%にする」といった、具体的で「できた・できない」が明確に分かる目標を設定することです。

設定した目標を達成に向けて努力することは、仕事の目標達成にも通じます 。

計画性

計画性とは、目標達成のために計画を立てて実行する力です。計画ができることは仕事において基本ですが、実は差がつくポイントなので企業も重要視しています 。

例えば、筋トレで言えば目標に向けてトレーニングメニューや食事内容などを考えるなどが当てはまります。

継続力

継続力とは、地道な努力をコツコツと続けられる力です。継続力はどんな仕事でも求められる大切な要素です 。

ですが、すぐに結果が出なくても諦めずに続けられることは誰でもできることではありません。

課題解決能力 

課題解決能力とは、課題がでた時にその原因を分析して手段を見直す力です。例えば、体重が減らず停滞期にぶつかった時にトレーニング方法や食事などを見直すことです。
これは仕事で壁にぶつかった時の対応力に共通するので、企業も重視して見ている力です。

自己管理能力 

自己管理能力とは、自分の体調やモチベーションを維持しながら、努力する力です。これは社会人として基本の力と言えるでしょう 。

ですが、モチベーションを維持したり、モチベーションに左右されずに努力し続けることはとても難しいので十分にアピールできるポイントでしょう。

分析力

分析力とは、目標達成するためにどのような手段が最適か、結果を振り返ったり情報を集める力です。

例えば、自分に合ったトレーニング方法や食事法を見つけるために本を読むなどが挙げられます。

アルバイトやサークル活動と違って、筋トレは一人で取り組むことも多く、筋トレを通して身につけた力がビジネスに結びつきにくいと思われることもあります 。

だからこそ、ガクチカで筋トレについて話す時にはただ「筋トレを頑張りました!筋肉つきました!」ではなく、
どのように目標を立て、どのような工夫をして、どのように困難を乗り越え、どのように継続し、何を学んだのかを詳しく伝えましょう。
筋トレのプロセスを伝えることが、筋トレを最高のガクチカにする鍵です。

「STAR法」で最強のガクチカを書こう

「ガクチカではプロセスを伝えるのが大事なのはわかったけれど、どう書けばいいの?」と疑問が生まれますよね。

そんな時は、どのような状況で、課題に対してどのような目標を立て、どのような行動をし、何の学びを得たかの4つを押さえて書くと、最強のガクチカが書けます。

これは、Situation(状況)、Task(課題・目標)、Action(行動)、Result(結果・学び)の頭文字をとったフレームワーク「STAR法」と呼ばれます。

この順番で伝えることで、自然と論理的で伝わりやすい文章になります 。

筋トレのガクチカに当てはめて、見ていきましょう!

S: Situation (状況)

まず、筋トレを始めたきっかけや、始める前の自分の状況を具体的に書きましょう。

  • どんな課題があったか
    例:体力不足で部活動についていけない、見た目に自信がない、健康診断で注意された)
  • 始めた時の具体的なレベルはどうだったか
    例:ベンチプレス30kgしか上がらなかった、体重55kgで細身だった、運動経験はほとんどなかった

T: Task (課題・目標)

次に、どんな目標を設定したかを、具体的に、できれば数字で示しましょう。

  • 測定可能な目標
    例:「3ヶ月で体重を10kg増やして部活動の当たり負けをなくす」「体脂肪率を8%まで落として好きな服を着こなす」「ベンチプレスで80kgを達成する」
  • なぜその目標にしたのか、理由も軽く触れる
    例:「憧れの部長が自分より10kg重かったから」「男性モデルの平均体脂肪率が6%〜12%だったため」「高校生の時は75kgまで上げれたが、大学生になって上げられなくなったので最高記録を更新したかった」

A: Action (行動)

目標達成のために、具体的にどんな行動をとったかを詳しく書きましょう。ここがあなたの努力や工夫をアピールする一番の見せ場です!

  • どんなトレーニングを、どのくらいの頻度・時間やったか
    例:週3回、1回90分のメニューを組んだ
  • 食事管理はどうしたか、どんな情報を参考にしたか
    例:栄養学の本を5冊読んだ、トレーナーに相談した、毎日食事記録をつけた
  • 壁にぶつかった時どうやって乗り越えたか
    例:原因分析のために記録を見直した、トレーニング方法を変えた、友人と励ましあった

R: Result (結果・学び)

行動の結果、どうなったかを具体的に書きましょう。そして、その経験から何を学んだかを明確に伝えましょう。

  • 目標は達成できたか、具体的な成果はどうか
    例:体重10kg増減、体脂肪率8%減、ベンチプレス15kg向上
  • この経験を通してどんな力が身についたか
    例:目標達成のための計画力、地道な努力を続ける継続力、自己管理能力、課題発見・解決力、精神的なタフさ
  • その学びを入社後どう活かせるか
    例:挑戦的な環境において精神力と向上心を活かして営業成績トップを取る

筋トレの結果の数字も大事ですが、ガクチカではそれ以上にどれだけ目標に向かって努力したか、どうやって壁を乗り越えたかという過程とても評価されます 。

なので、結果が少し地味に感じても、具体的な行動や工夫、試行錯誤の様子をしっかり書けば大丈夫です!

【比較】OKガクチカとNGガクチカ

では、ガクチカにおいて具体的にどんな書き方が良くて、どんな書き方が惜しいのか、例文を比べてみましょう!

NG例文

私が学生時代に力を入れたことは筋肉トレーニングです。

週5でジムに通い、ベンチプレスは100kg上げられるようになりました。

筋肉がついて自信も持てるようになりました。

この経験を活かして、貴社でも頑張りたいです。

NGポイント
  • 始めたきっかけや具体的な目標がない
  • どんなトレーニングをしたのか、どんな工夫をしたのか、プロセスが全く書かれていない
  • 結果から何を学んだのか不明
  • どう仕事に活かすのかが曖昧

これでは「筋トレが趣味なんだな」で終わってしまう可能性が高いです 。

OK例文

私が学生時代に最も力を入れたことは、目標体重と体脂肪率を達成するための筋肉トレーニングです。大学入学時、体力に自信がなく、スポーツサークルの活動についていけない自分を変えたいと考えていました。そこで「半年後に体重を5kg増やし、体脂肪率を5%減らす」という具体的な目標を立て、週3回のジム通いを始めました。当初は、自己流のトレーニングでなかなか成果が出ず、食事も偏っていました。このままでは目標達成は難しいと感じ、まず専門書を3冊読み込み、栄養バランスとトレーニングの基礎知識を学びました。

さらに、大学のトレーニングセンターの指導員の方に相談し、自分に合ったメニューを作成していただきました。食事面では、毎食タンパク質・脂質・炭水化物のバランスであるPFCバランスを計算し、記録するアプリを活用しました。モチベーションが下がりそうな時は、同じ目標を持つ友人と進捗を報告し合い、励まし合いました。その結果、半年後には目標通り体重5kg増、体脂肪率5%減を達成し、サークル活動でも以前より動けるようになりました。この経験から、目標達成のためには、正しい知識を学び、計画を立てて実行し、状況に応じて改善し続けること、そして周囲と協力することの重要性を学びました。貴社に入社後も、この計画性と課題解決力、そして目標達成まで粘り強く努力する継続力を活かし、困難なプロジェクトにも貢献していきたいと考えています。

OKポイント
  • STAR法に沿って、状況→目標→行動→結果・学びの流れが明確
  • 具体的な目標(数値)と、それを設定した理由が書かれている
  • 目標達成のための具体的な行動(情報収集、計画、実行、他者との協力)が詳細に書かれている
  • 結果が具体的(数値)で分かりやすい
  • 経験から得た学び(計画性、課題解決力、継続力など)が明確に示され、それが仕事でどう活かせるかに繋げられている

ココが違う!OKガクチカとNGガクチカ

OKガクチカNGガクチカ
目標 (Goal)具体的、測定可能 曖昧、不明確 
行動・過程 (Action)計画、工夫、課題解決のプロセスが具体的 単なる活動内容の記述 
結果 (Result)数値的成果+得られた能力身体的変化のみ、曖昧 
学び (Learning)仕事に活かせる学び個人的な満足感のみ 

【アピールポイント別】筋トレのガクチカ例文

ここでは、筋トレでアピールしたい強み別に、具体的な例文をいくつかご紹介します。STAR法を意識して書かれていますので、ぜひ参考にしてください。

継続力と目標達成力をアピール

私が学生時代に最も力を入れたことは、3年間にわたる継続的な筋肉トレーニングです。当初は健康維持が目的でしたが、次第に自己成長の手段として捉えるようになりました。「ベンチプレスで自身の体重を持ち上げる」という目標を立て、週4回、大学の体育館で1時間半のトレーニングを欠かさず続け、毎回の記録を詳細に残しました 。最も困難だったのは、長期的なモチベーションの維持です。停滞期にはトレーニングメニューを見直したり、栄養学の知識を取り入れたりする工夫をしました。また、トレーニング仲間と励まし合うことで、苦しい時期も乗り越えることができました。その結果、3年間トレーニングを継続し、目標であったベンチプレスでの自重挙上を達成しました。この経験から、地道な努力を継続する力と、目標達成に向けた計画性を学びました。貴社においても、この継続力と計画性を活かし、長期的な視点で粘り強く業務に取り組み、成果を上げていきたいと考えています 。

課題解決力と分析力をアピール

私が学生時代に力を入れたのは、筋肉トレーニングにおける停滞期の克服です。ボディビルディングの大会出場を目指してトレーニングに励んでいましたが、半年ほど筋肉の成長が停滞する時期がありました 。原因を突き止めるため、まず自身のトレーニングメニュー、食事内容、睡眠時間などを詳細に記録・分析しました。さらに、専門書を読み漁り、経験豊富なトレーナーにも積極的にアドバイスを求めました。その結果、課題は「特定の筋肉群への刺激不足」と「栄養バランスの偏り」にあると特定しました。そこで、トレーニングメニューに新たな種目を加え、タンパク質の摂取量を増やすなどの改善策を実行しました。その結果、停滞期を脱し、再び筋肉が成長し始め、目標としていた大会で入賞を果たすことができました 。この経験から、課題に直面した際に原因を冷静に分析し、適切な解決策を見つけ出す力の重要性を学びました。貴社に入社後も、この分析力と課題解決力を活かし、困難な状況でも解決策を見つけ出し、プロジェクトを成功に導きたいと考えています。

計画性と自己管理能力をアピール

私が学生時代に注力したことは、学業と両立しながらの計画的な筋肉トレーニングです。大学2年生の時、体力向上と健康維持を目的にトレーニングを開始しましたが、多忙な学業との両立が課題でした 。そこで、「週3回のトレーニング時間を確実に確保し、半年で体脂肪率を5%削減する」という目標を設定しました。まず、授業やアルバイトのスケジュールを考慮し、無理なく継続できるトレーニング計画を作成しました。具体的には、早朝や授業の空き時間を活用し、1回60分と時間を区切って集中して取り組みました。また、栄養バランスの取れた食事を自炊し、十分な睡眠時間を確保するなど、生活習慣全体を見直すことで、体調管理にも努めました 。その結果、目標であった体脂肪率5%削減を達成し、学業においても集中力が向上しました。この経験を通して、目標達成のための計画立案能力と、時間や体調を管理する自己管理能力が身につきました。貴社においても、この計画性と自己管理能力を活かし、効率的に業務を遂行し、安定した成果を出し続けたいと考えています 。

精神的なタフさと向上心をアピール

私の強みは、目標達成のために泥臭く努力を続けられる精神的なタフさです。これを最も発揮したのが、大学主催のボディビルイベントへの出場を目指した筋肉トレーニングです。出場には選考があり、未経験の私にとっては非常に高い目標でした。自身の身体を分析し、弱点である脚部の強化と全体的な筋量増加が必要だと考え、週5回の高強度トレーニングと徹底した食事制限に取り組みました。トレーニングの辛さや食事制限の厳しさから、何度も諦めそうになりましたが、「必ず舞台に立つ」という強い意志を持ち続けました。特に、周囲の友人たちが楽しんでいる中での孤独な努力は精神的に厳しいものでしたが、目標達成後の自分の姿を想像することで乗り越えました。その結果、選考を突破し、イベントに出場するという目標を達成することができました。この経験から、困難な状況でも目標を見失わずに努力を継続できる精神力と、常に上を目指す向上心を培いました。貴社のチャレンジングな環境においても、この精神力と向上心を活かし、高い目標に挑戦し続けたいと考えています。

筋トレのガクチカで注意するポイント

筋トレのガクチカを書くときに、いくつか気をつけるポイントがあります。

  • 「ただの趣味」と思わせない
  • 仕事にどう繋がるかを意識する
  • 「個人プレー」だけじゃない側面も
  • 正直に伝える

これらを押さえないと、せっかくの努力がうまく伝わらなくなってしまいます!

「ただの趣味」と思わせない

一番気をつけたいのが、これです 。
「筋トレが好きでやっていました」だけだと、企業に「それで、筋トレがうちの仕事にどう役立つの?」と思われてしまいます。
真剣さを伝えるには、具体的な目標設定、計画的な取り組み、試行錯誤の過程をしっかり書くことが大事です 。
「なんとなく始めた」「暇だったから」という理由は避け、「健康のため」「自信をつけるため」「部活動で活躍するため」など、目的意識を持って取り組んだことを伝えましょう 。

仕事にどう繋がるかを意識する

筋トレで得た学びが、どう仕事に活かせるかを具体的に示しましょう 。

「筋トレで培った継続力は、貴社のマーケティング職で求められる地道なデータ分析業務でも、粘り強く成果を出す力に繋がると考えています。」「目標達成のための計画性は、プロジェクトを円滑に進めるための能力として活きます。」などと、
企業が求める能力や仕事内容に繋げて説明するのがコツです 。

「個人プレー」だけじゃない側面も

筋トレは一人で黙々とやるイメージが強いかもしれませんが 、それだけではないアピールもできると、より良い評価に繋がりやすいです。

「筋トレで得た体力が部活動のパフォーマンス向上に繋がった、筋トレで身につけた集中力が学業成績の向上に役立った。」などと、他の活動への好影響を伝えると良いでしょう。
また、「友人と励まし合いながら目標を達成した」「トレーナーに積極的にアドバイスを求めてメニューを改善した」「筋トレ仲間と情報交換した」などと、他者との関わりを入れることも効果的です。

こうすることで、「チームワークが苦手なのでは?」という誤解も避けられます。

正直に伝える

嘘や誇張は絶対にNGです!
面接で「その時のトレーニングメニューを具体的に教えてくれますか?」などと深掘りされた時にバレますし、もし嘘がバレたら評価は大きく下がってしまいます。

特に筋トレは、見た目で成果が分かりやすい側面もあります。そのため、「すごく頑張った」とアピールするなら、それに見合う努力の跡が見えるように、正直に話すことが大切です。

【面接対策】筋トレのガクチカはこう答える!

ESが無事に通過したら、次は面接です。

筋トレのガクチカについて、面接官はさらに詳しく知りたいと思い、さまざまな角度から質問をしてきます。

ここでは、よく聞かれる深掘り質問とその回答のポイントをご紹介します。

よくある質問例

「なぜ筋トレを始めようと思ったのですか?(きっかけ・動機)」

ガクチカに書いた内容をより具体的に、自分の言葉で説明します。

「なんとなく」ではなく、明確な目的意識(体力向上、自信獲得、競技力向上など)があったことを伝えましょう 。始めた当時の状況や感情を交えると、より伝わります。

私が筋力トレーニングを始めたきっかけは、大学のサッカー部での経験です。入学当初、技術にはある程度自信があったのですが、フィジカルコンタクトの場面で当たり負けしてしまうことが多く、それが自分の弱点だと痛感していました 。試合に出場する機会も限られ、悔しい思いをしました。このままではいけない、自分の弱点を克服してチームの勝利に貢献できる選手になりたい、という強い思いから、本格的に筋力トレーニングに取り組むことを決意しました。

「その目標(例:ベンチプレス〇kg)を設定した理由は何ですか?」

なぜその具体的な目標にしたのか、背景を説明します。達成可能でありながらも挑戦的な目標であったこと、目標達成が自分にとってどのような意味を持つのかを伝えられると良いでしょう。

私が「半年後に体重を5kg増やし、体脂肪率を5%減らす」という目標を設定したのは、サッカー部のフィジカルコーチから「当たり負けしないためには、体重増加と体脂肪率減少のバランスが重要だ」というアドバイスをいただいたことがきっかけです。当時の自分の体重や体脂肪率、そしてトレーニング経験を考慮し、現実的に達成可能でありながらも、努力が必要な挑戦的な数値としてこの目標を設定しました。この目標を達成することが、単に体を変えるだけでなく、弱点を克服し、レギュラーとして活躍するという自信にも繋がると考えました。

「トレーニングで一番大変だったことは何ですか?どう乗り越えましたか?」 

停滞期、怪我、モチベーションの維持など、具体的な困難を挙げます。

重要なのは、その困難に対してどのように考え、行動し、乗り越えたかというプロセスです 。原因分析、計画修正、周囲への相談、自己分析など、具体的な工夫を伝えましょう。

一番大変だったのは、トレーニング開始から3ヶ月ほど経った頃に訪れた停滞期です 。体重や筋力の数値がなかなか伸びなくなり、モチベーションを維持するのが難しくなりました。このままでは目標達成は不可能だと感じ、まず原因を分析することにしました。それまでつけていたトレーニング記録や食事記録を詳細に見返し 、インターネットや専門書で停滞期の原因と対策について徹底的に調べました 。その結果、特定の筋肉への刺激がマンネリ化していること、そしてタンパク質の摂取量が不足している可能性があることに気づきました。そこで、トレーニングメニューに新しい種目を加え、食事内容も見直してタンパク質の摂取量を増やしました 。また、同じようにトレーニングに励む友人と定期的に進捗を報告し合い、励まし合うことで精神的な支えにもなりました 。この試行錯誤の結果、停滞期を乗り越え、再び成長を実感することができました。

「トレーニングメニューや食事管理は、どのように計画・実行しましたか?」

具体的なメニュー内容や食事の工夫を説明します。情報をどのように収集し(本、ネット、トレーナーなど)、それをどのように自分なりに応用したのかを話せると、計画性や主体性をアピールできます 。記録をつけていた場合は、その記録をどのように活用したかも伝えましょう 。

まず目標達成のために、週3回のジムでのトレーニングと、それ以外の日の自宅での軽いトレーニングを組み合わせた計画を立てました 。ジムでは、トレーナーの方に相談して作成していただいたメニューに基づき、大きな筋肉群を中心に鍛えました。自宅では体幹トレーニングやストレッチを中心に行いました。食事管理については、栄養学に関する書籍を3冊読み込み 、PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)の重要性を学びました。毎食スマートフォンのアプリを使ってPFCバランスを計算・記録し、特にタンパク質を体重1kgあたり2g摂取することを意識しました。トレーニング内容や食事、体重、体脂肪率の変化は毎日ノートに記録し 、週に一度見返して計画通りに進んでいるか、停滞していないかを確認し、必要に応じてメニューや食事内容を微調整するようにしていました。

「筋トレの経験から、最も大きな学びは何ですか?」 

ガクチカの結論部分で触れた学びを、より具体的に説明します。単に「継続力がついた」だけでなく、それがどのような場面で役立ったか、自分の考え方や行動にどう影響したかを話せると深みが出ます。

まず目標達成のために、週3回のジムでのトレーニングと、それ以外の日の自宅での軽いトレーニングを組み合わせた計画を立てました 。ジムでは、トレーナーの方に相談して作成していただいたメニューに基づき、大きな筋肉群を中心に鍛えました。自宅では体幹トレーニングやストレッチを中心に行いました。食事管理については、栄養学に関する書籍を3冊読み込み 、PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)の重要性を学びました。毎食スマートフォンのアプリを使ってPFCバランスを計算・記録し、特にタンパク質を体重1kgあたり2g摂取することを意識しました。トレーニング内容や食事、体重、体脂肪率の変化は毎日ノートに記録し 、週に一度見返して計画通りに進んでいるか、停滞していないかを確認し、必要に応じてメニューや食事内容を微調整するようにしていました。

「その学びを、当社の仕事でどのように活かせると考えますか?」 

企業の事業内容や職務内容、求める人物像を理解した上で、筋トレで培った能力(計画性、継続力、課題解決力、自己管理能力など)が、具体的にどのように貢献できるかを結びつけて説明します 。

筋力トレーニングで培った「目標設定力」と「計画性」、そして「継続力」は、貴社の営業職において必ず活かせると考えております。営業職では、売上目標という明確なゴールに対して、達成までの戦略を立て、日々の活動計画に落とし込み、それを粘り強く実行していくことが求められると理解しています。筋力トレーニングで目標達成のために計画を立て、日々のトレーニングや食事管理を継続し、結果を出した経験は、まさに営業活動における目標達成プロセスそのものだと考えます。困難な状況や目標達成が難しい局面においても、筋力トレーニングで培った課題分析力と改善力、そして諦めない精神力で乗り越え、必ず目標達成に貢献いたします。

「筋トレ以外に、学生時代に力を入れたことはありますか?」

この質問は、あなたの多面性や他の経験とのバランスを見るためのものです。正直に他の活動(学業、アルバイト、サークルなど)について話しましょう。もし、筋トレで得た力が他の活動にも活かされたエピソードがあれば、それを加えると一貫性が出ます 。

筋力トレーニング以外では、大学のゼミ活動にも力を入れて取り組みました。私の所属していた経済学のゼミでは、グループで特定のテーマについて研究し、最終的に論文発表を行うという課題がありました。私はグループリーダーを務め、メンバー間の意見調整やスケジュール管理を担当しました。特に、筋力トレーニングで培った「計画性」と「自己管理能力」は、研究計画を立て、遅延なくプロジェクトを進める上で非常に役立ちました 。また、メンバーのモチベーションを維持するために、筋力トレーニングで学んだ目標設定の考え方を応用し、小さな目標を段階的に設定することで、チーム全体の士気を高めるよう努めました。

深掘りの対策

「深掘りをされて上手く答えられなかった。」「深掘りされた時ってどう話せばいいか分からない。」などということもあると思います。

ガクチカを深掘られた時に、上手く答えるために次のような対策をしておきましょう。

自己分析の徹底

なぜその行動をとったのか、その時どう感じたのか、「なぜ?」を繰り返して自分の考えや価値観を深く理解しておきましょう 。

ですが、自分一人で自分の過去を振り返るのは意外と難しいです。ついつい主観的になってしまったり、上手く言語化ができなかったりしますよね

そんな時には自己分析シートを使うのがおすすめです。

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エピソードの整理

経験を時系列で整理し、具体的な状況、課題、行動、結果、学びを明確にしておきましょう 。5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を意識すると整理しやすくなります 。

具体例の準備

各質問に対して、具体的なエピソードや数値を交えて話せるように準備しておきましょう 。

模擬面接 

友人やキャリアセンターの人に協力してもらい、実際に声に出して話す練習をしましょう 。想定外の質問にも対応できるようになります。

面接練習でおすすめなのが、就活のプロであるキャリアアドバイザーと練習することです。

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正直に話す

嘘や誇張はせず、自分の言葉で正直に話すことが最も大切です。

面接は「対話」です。丸暗記した内容を話すのではなく、面接官の質問の意図を理解し、自分の考えを自分の言葉で正直に伝えることを意識しましょう。

筋トレを他の活動と組み合わせてアピールするには?

筋トレは個人で行う活動という側面が強いですが、その経験で得た力を他の活動と結びつけてアピールすることで、より説得力のあるガクチカになります。

特に「チームワーク」への懸念を払拭したい場合におすすめです 。

組み合わせ方の例

ここでは、おすすめの組み合わせを3つ紹介します。自分に合う組み合わせを見つけて、ぜひ参考にしてください。

筋トレ × 部活動/サークル活動

「筋トレで培った体力と精神力が、サッカー部のレギュラー争いを勝ち抜き、試合で最後まで走りきる力になった」

「筋トレの計画性を応用し、サークル全体の練習メニューを効率化し、チームの目標達成に貢献した」

「怪我でプレーできない期間も、筋トレで学んだ目標設定と課題解決の考え方を活かし、チームのサポート役としてデータ分析や戦略立案に貢献した」

筋トレ × アルバイト

「筋トレで身につけた継続力と自己管理能力を活かし、飲食店のアルバイトで一度も遅刻・欠勤せず、責任感を持って業務に取り組んだ」

「トレーニング計画を立て実行する計画性を、アルバイト先の新人教育マニュアル作成に応用し、教育期間の短縮に貢献した」

「筋トレを通して学んだ目標達成への執着心を、販売アルバイトでの個人売上目標達成に繋げた」

筋トレ × 学業/研究

「筋トレによって向上した集中力と体力が、長時間の実験や論文執筆を乗り切る助けとなった」


「トレーニング記録をつける分析力を、研究データの整理や分析に応用した」


「目標設定と計画実行のプロセスは、卒業研究のスケジュール管理にも役立った」

アピールのポイント

筋トレを何か別のエピソードと組み合わせてガクチカにする時にはポイントがあります。

これから紹介する3つのポイントを意識しておきましょう。

具体的なエピソード

どのように筋トレの経験が他の活動に活かされたのか、具体的な状況や行動を説明しましょう。

得られた能力の明示

筋トレで得たどの能力(継続力、計画性、課題解決力など)が、他の活動でどのように役立ったのかを明確に示しましょう。

相乗効果

筋トレと他の活動が互いに良い影響を与え合い、自身の成長に繋がったことを伝えられると理想的です。

「個人での努力も、チームでの活動や他の課題への取り組みにも活かせる人材である」という印象を与えることができます。

他の就活生と差をつけるには?

筋トレをガクチカにする学生は他にもいるかもしれません。その中で、あなたのガクチカを際立たせ、採用担当者の印象に残すためのコツをご紹介します。

オリジナリティのある目標設定

単に「体重を増やす」「痩せる」だけでなく、あなたならではの具体的な目標や、その背景にある想いを語りましょう。

例えば、「特定のスポーツパフォーマンス向上のため」「過去のコンプレックス克服のため」「健康上の課題解決のため」など、個人的なストーリーが見えると、共感を呼びやすくなります 。

試行錯誤のプロセスを詳細に描く

目標達成までの道のりが順風満帆だったわけではないはずです。どのような課題にぶつかり、それを解決するためにどんな情報を集め、何を試し、どう改善していったのか、その具体的な試行錯誤のプロセスを詳細に語ることで、あなたの主体性、分析力、課題解決能力が際立ちます 。

単なる「頑張った」ではなく、「考えて行動した」ことを示しましょう 。

学びの深さと普遍性

筋トレから得た学びが、単なる身体的な変化や達成感だけでなく、仕事や人生にも通じる普遍的な教訓であることを示しましょう。

「計画の重要性」「継続することの価値」「自己分析と改善のサイクル」「精神的な成長」など、より深いレベルでの学びを言語化できると、思考力の深さもアピールできます 。

企業との接点を強く意識する

あなたの筋トレ経験やそこから得た学びが、応募企業のどの部分(事業内容、職種、社風、求める人物像)に、どのように活かせるのかを具体的に結びつけましょう。

企業研究をしっかり行い、「なぜこの会社で、この経験が活きると思うのか」を明確に説明することで、志望度の高さも伝わります。

企業研究の仕方が分からない方はこちらの記事をご覧ください。

定量的な成果+定性的な成果

体重の変化や挙上重量といった定量的な成果に加えて、「自信がついた」「精神的に強くなった」「他の活動にも意欲的に取り組めるようになった」といった定性的な成果(内面的な変化)も伝えることで、あなたの人柄がより伝わります。

専門用語を避けた分かりやすい説明

専門用語を使わず、誰にでも理解できる言葉で説明することは、コミュニケーション能力の高さを示すことにも繋がります 。

これらの点を意識することで、あなたの筋トレガクチカは、他の就活生とは一味違う、説得力と魅力を持ったものになるでしょう。

【体験談】筋トレのガクチカで内定獲得!

Yさん
Yさん

ガクチカで筋トレを話していましたが、最初は全然ダメでした。ただ『頑張った』だけでは、面接官に響かなかったんです 。
しかし、キャリアアドバイザーとの面談で面接対策をしてもらった際に、目標設定や課題解決のプロセスを具体的に話すなど、伝え方のポイントを意識するようアドバイスを受けました 。そのアドバイス通りに伝え方を変えたところ、面接官の反応が明らかに変わり、『君の計画性や継続力はうちでも活かせそうだね』と言われ、無事第一志望から内定をいただけました!
伝え方一つでこんなに変わるんだと実感しました 。

まとめ

ここまで、筋トレをガクチカにするためのポイントを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

筋トレ経験は、書き方次第で本当に強力なガクチカになります!

まとめ
  • 具体的な目標設定 
  • 目標達成までのプロセス(行動・工夫・課題解決)
  • そこから得た学び(仕事に活かせる力)
  • 企業視点(どう貢献できるか)を意識すること 
  • フォーマルな場では「筋トレ」という言葉を使うこと 

あなたが筋トレに注いできた努力や時間は、決して無駄ではありません。

目標に向かって計画を立て、地道に努力を続け、時には壁にぶつかりながらも乗り越えてきた経験は、社会に出ても必ず役立つ力になっているはずです。

それを自信を持って、この記事で紹介したポイントを押さえてアピールすれば、きっと人事担当者にもあなたの魅力やポテンシャルが響くはずです!

さあ、この記事を参考に、あなただけの最強の「筋トレ」ガクチカを書き上げてみてください!

応援しています!

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ES生成AIであるSmartESに質問とそれに対する簡単な回答を打ち込むと、自動でES、ガクチカ、志望動機を生成してくれます!

SmartESの強みは以下の4つです!

  • 数々の選考を勝ち抜いてきた10万本以上の良質なESをもとに生成しているため、就活に最適化されたESを出力できる!
  • 入力するべきことがフォーマット化されていて簡単なので、複雑な指示は必要ない!
  • 企業のURLを入力するだけで、その企業に合った志望動機を出力することが可能!
  • 自分一人ではやりづらい添削もAIがやってくれる!

「ESやガクチカでどんな文章を作ればいいかわからない……」「作れたけどちゃんと良いものになってるか不安……」という人はES生成AIを使ってみてはいかがでしょうか?

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