学生の皆さんは『インターンシップの保険』という言葉を聞いたことがありますか?
「インターンシップの保険ってなに?」「インターンシップの保険は種類が多くて何を選択したらいいのかよく分からない」といった学生は多いでしょう。またインターンシップ参加時にインターンシップの保険に加入した方が良いのか悩む学生も少なくないでしょう。
この記事では、インターンシップ保険の種類から加入方法、さらに注意点までを詳しく解説します!ぜひ参考にしてください。
こんな人に読んでほしい
- インターンシップ保険が何かわからない人
- インターンシップ保険に加入しようと思っているが、種類が多くて何を選べばよいか分からない人
- これからインターンを始めようとしている人
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インターンシップ保険とは?
インターンシップ保険とは、学生がインターンシップ中に遭遇する可能性のあるリスクをカバーする保険です。例えば、インターンシップ参加中に自身が怪我をした場合や、他人に怪我をさせたり、企業に損害を与えた場合に保険金が支払われます。
この保険は、企業が契約する場合もあれば、個人で契約することも可能です。たとえ加入が義務ではなくても、不測の事態に備えて加入しておくことで、安心してインターンシップに臨めます。
しかし、中には大学入学時にすでに保険に加入している場合があります。そのため、インターンシップ保険に新たに加入する際は、既存の保険内容を確認することが重要です。不要な重複加入により、余計な保険料を支払うことを避けるためにも、事前に確認をしておきましょう。
インターンシップ先の業種によって、特定のリスクが高まるため、補償内容が異なることがあります。以下に例を載せておきます。参考にしてください。
- IT関連のインターンシップ
機密情報やシステムの操作が主となるため、情報漏洩やシステム破損に対する補償が必要です。
- 製造業のインターンシップ
機械の操作や工場内での作業が中心となるため、怪我や機械の破損に対する補償が重要です。
- 営業やマーケティングのインターンシップ
外出や顧客対応が多いため、交通事故や第三者への損害賠償に対する補償が求められます。
職種に応じたリスクを考慮し、適切な補償が付いた保険に加入することが大切です。
インターンシップ保険にはどんなものがある?
インターンシップ保険には、学生がインターンシップ中に遭遇するリスクに対応するためのさまざまな種類があります。以下では、主な保険の種類について解説します。
① 学生教育研究災害傷害保険(学研災)
学生教育研究災害傷害保険(学研災)は、公益財団法人日本国際教育支援協会(JEES)による保険制度で、大学生の教育活動中に発生した災害に対して補償を行うものです。
この保険の加入手続きや保険金の請求は、大学を通じて行われるため、学生が個別に手続きをする必要はありません。
この保険は「学生が教育活動中に被った災害に対して必要な給付を行う」と定められており、対象は以下のとおりです。
- 学校の授業(通常授業、実験、実習など)
- 学校行事
- キャンパス内での活動
- 課外活動(サークルや部活、学生団体など大学が認めたもの)
- 通学中(授業、学校行事、課外活動)
- 学校施設などの移動中
この保険が適用されるインターンシップの条件は、大学が関与している場合に限られます。具体的には以下のようなケースです。
- 単位認定されるインターンシップ
- 授業の一環として行われるインターンシップ
- 大学からの推薦を受けて参加するインターンシップ
在籍する大学が学研災保険を取り扱っている場合、入学時に加入を進められるか強制加入となっているケースが多いようです。そのため、特に意識せずとも、すでに保険に加入している場合が多いです。
詳細は所属する大学やJEESのウェブサイトをご確認ください。
② 学研災付帯賠償責任保険(付帯賠責)
学研災付帯賠償責任保険(付帯賠責)は、学研災保険に加入している学生のみが申し込める保険で、学生が加害者となり、他者に損害を与えた場合の賠償責任を補償するものです。具体的には、インターンシップや学内外の活動中に起こり得る損害賠償リスクに備えることができます。
対象となるケースの一例は以下のとおりです。
- インターンシップ活動中に企業の備品を誤って壊してしまった
- 学校やインターンへの通学途中で相手にぶつかり、怪我を負わせてしまった
付帯賠責には、補償対象となる活動内容に応じ、4つのコースが用意されており、選択するコースによって1年間で支払う保険料も異なります。インターンシップや日常生活で発生する可能性のあるリスクに合わせて、最適なコースを選ぶようにしましょう。
この保険も、加入や保険金の請求は大学を通じて行われるため、手続きがスムーズに進むのが特徴です。ほとんどの場合、学研災保険と同時に加入していることが多いですが、インターンシップに参加する前に、自身の加入状況を確認しておくと安心です。
③ 学研災付帯学生生活総合保険(付帯学総)
学研災付帯学生生活総合保険(付帯学総)は、学研災保険や付帯賠責保険ではカバーできない範囲を補償する保険です。
具体的には、学校の管理下外で発生するプライベートな事故や病気、または扶養者の万が一の事態に対して補償を受けることができます。この保険は、学生生活全般におけるリスクに対応しており、より広範な保障を提供するものです。
対象となるケースの一例は以下の通りです。
- インフルエンザで10日間入通院した
- アルバイト先、インターン先の店の看板を壊してしまい、修理代を請求された
- 課外活動やインターンで大怪我をし、入院が長期にわたったため、実家から母親が看病に来た
付帯学総では、基本的な補償内容となる4タイプに加えて、オプションが選択できます。補償範囲を広げることで、より自分に合ったプランにすることが可能です。自分の生活スタイルやリスクに合わせ、予算と相談しながら適切なプランを選ぶことが推奨されます。
この保険も加入手続きや保険金の請求は大学を通して行われるため、手続きが簡便であることが特徴です。インターンシップや課外活動、アルバイトなど多様な場面でリスクをカバーできるため、安心して学生生活を送るための有力な選択肢となります。
④ 民間の保険
インターンシップに個人で参加する場合、大学経由で提供される学研災保険や付帯賠責保険が適用されないことがあります。その場合、民間の保険への加入を検討する必要があります。
民間の保険は、大学の提供する保険に比べて保険料が高めではありますが、幅広いリスクをカバーするため、特にインターンシップ中の安全を保障するために重要です。
インターンシップ先から加入が義務付けられるケースが多い保険は以下の2種類です。
- 災害傷害保険
学研災保険と同様に、インターンシップ中に「自分」が事故や怪我を負った場合の補償を受けることができます。これは身体的な損害を主にカバーする保険です。
- 損害賠償責任保険
こちらは、第三者に損害を与えてしまった場合に適用される保険です。例えば、インターンシップ先で企業の備品や設備を壊してしまった場合に、賠償責任を補償します。
民間の保険は、学研災保険に比べて補償内容が広範で、インターンシップ先から加入が義務付けられることが多いです。どの保険に加入すべきか不明な場合は、必ずインターンシップ先に問い合わせ、必要な補償を確認しましょう。
民間の保険に代わる選択肢として、大学生協が提供するCO-OP学生総合共済もあります。これには、以下のような保険が含まれます。
- CO-OP学生総合共済 G1200コース(災害傷害保険に相当)
- 学生賠償責任保険(損害賠償責任保険に相当)
これらの共済も民間保険に匹敵する内容で、大学生活全般で発生するリスクをカバーしています。
それぞれの保険についてさらに詳しく知りたい場合は、以下のリンクを参考にして、最適な保険を選択しましょう。
インターンシップ保険加入で抑えられるリスクとは?
企業での業務には、意図しない損害や不利益が産まれるリスクがあります。以下では、代表的なリスクについて解説します。
備品破損や情報漏洩など企業に不利益を与えるリスク
- 使用していた会社貸与のPCを壊してしまった
- ネットワークシステムの作動中に誤ってシステムを停止させてしまった
- インターンシップ中に知った情報が外部に漏れてしまった
これらのリスクに対しては、保険に加入することで保証が適用され、安心して業務を遂行することができます。
移動中や社員の不注意など自分が不利益を被るリスク
- 移動中の交通事故やその他の事故
- 終業時に社員の不注意で自分が怪我をしてしまった
仕事に関連する怪我に関しては、保険に加入していればほとんどの場合、支払いが可能です。
人に怪我をさせてしまうなど第三者に不利益を与えるリスク
- 業務中に第三者にぶつかってしまい、怪我を負わせてしまった
- ぶつかったことで、業務に支障が出てしまった
これらのリスクによる損害額は高額になることが多く、自分や親では支払えない場合もあります。従って、いざというときのためにも保険に加入しておくことが重要です。
インターンシップ保険の加入の仕方は?
インターンシップ保険に加入する方法はいくつかあります。以下に、一般的な加入手続きの方法を説明します。
学校のキャリアセンターで手続きを行う
インターンシップ保険は、大学のキャリアセンターで申し込むのが一般的です。特に学研災保険が多く取り扱われています。
この時に注意すべきなのは、通学している大学が学研災保険を取り扱っていない場合、その保険には加入できないという点です。加入を希望する場合は、まず自分の大学がその保険を提供しているかどうかを確認する必要があります。事前に大学のキャリアセンターに問い合わせて、保険の取り扱い状況を確認しましょう。
生協で申し込む
大学の生協では、インターンシップ保険のオンライン受付も行っており、24時間365日加入が可能です。生協を利用することで、手軽に保険に加入することができます。
民間保険の場合は代理店やネットで申し込む
大学のキャリアセンターや生協で提供されていない保険に加入したい場合は、保険会社やオンラインでの申し込みが必要です。インターンシップの内容に合わせて必要な補償が含まれている保険を選びましょう。
特にネット経由で申し込む場合、保険の内容を十分に確認せずに加入してしまうと、いざというときに適切な補償を受けられない可能性があります。種類が豊富な民間保険の中から自分に合った保険を選ぶのは難しいため、インターンシップ先の企業担当者や大学のキャリアセンターに相談し、自分に最適な保険を選ぶようにしましょう。
インターンシップ保険に加入するときの注意点
大学経由で申し込みをしたインターンシップにのみ適用される保険に注意
学研災保険や付帯賠責保険など、大学経由で申し込んだ保険は、大学経由で申し込んだインターンシップにのみ適用されます。個人で申し込んだインターンシップには適用されない可能性があるため、注意が必要です。その場合は、民間保険会社のインターンシップ保険に加入することを検討しましょう。
また、企業によっては特定の保険に加入を義務づけている場合もあります。インターンシップを開始する前に、必要な保険について確認してから加入するようにしましょう。
「保険加入証明書」が必要になる場合もある
インターンシップ先によっては、インターンシップ保険への加入が条件になっており、保健加入証明証の提示が求められます。
証明書の発行方法については、加入する保険の種類によって異なります。例えば、学研災保険と付帯賠償保険の場合、大学内に設置された自動発行機、もしくは担当窓口で発行することができます。
補償内容とインターンシップの内容に差がないようにする
ここまで様々な保険の紹介をしましたが、インターンシップ保険には種類があり、補償内容も違うことが分かったと思います。
もしインターンシップの内容と保険の補償内容に差がある場合、リスクを適切にカバーできない可能性があります。いざというときに困らないよう、加入をする際には、この保険ではどのような補償を受けられるのか、インターンシップ先が義務付けている保険はないか等を確認するようにしましょう。
インターンシップ保険への加入を忘れた場合は?
インターンシップ保険の加入を忘れてしまった場合は、できるだけ早く保険に加入することをおすすめします。リスクが顕在化してからでは、保険を利用することができません。必要だと感じた時点で、すぐに加入に向けた行動を起こすようにしましょう。
まとめ
- インターンシップ保険とは、学生がインターンシップ中に負ったリスクを担保してくれる保険のこと
- インターンシップ保険は大学入学時に加入していたり、個人で加入、企業が必要な保険に加入させる場合がある
- 自分に必要なインターンシップ保険を補償内容を見て決めよう
- インターンシップ保険への加入方法はインターンシップ保険ごとに異なる
- インターンシップ保険に加入するときの注意点に気を付けよう!
です。
インターンシップ保険は、安全にインターンシップに参加できるだけでなく、学生生活のあらゆるリスクから守る役割を果たします。リスクが顕在化してからでは遅いので、インターンシップを始める前に保険について詳しく調べ、適切な準備をしておくようにしましょう。
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