就活の適性検査って何?種類から対策のコツまで詳しく解説!

就活における「適性検査」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?就活選考の中で学生が受けるテストのことを総じて「適性検査」というふうに呼ぶのですが、実際受けてみないとどのようなものなのかわからないし、対策はどの程度やらないといけないのかも分からず不安に思う学生は例年多くいます。

時には失敗してしまって落とされてしまい、人によっては大きな壁と感じるこの就活の「適性検査」ですが、実はあるコツを押さえてしまえばその壁を簡単に乗り越えることができてしまいます。

今回の記事ではそんな就活生が壁と感じてしまう「適性検査」について、種類から対策方法、うまく乗り切るコツまで丁寧に解説をしていこうと思います。この記事をしっかりと読み切れば適性検査に対しての免疫の付け方が分かるので、ぜひ最後まで読み通してみてください!

こんな人に読んでほしい
  • 適性検査にどのようなものがあるのか知りたい人
  • 適性検査の対策の方法を知りたい人
  • 適性検査をうまく乗り切るためのコツを知りたい人
  • 適性検査で失敗したくない人
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適性検査とは

適性検査とは

まずは「適性検査」と呼ばれるものに具体的にどのようなものがあるのか解説します。主に2種類に分かれます。

  • 性格検査
  • 能力検査

性格検査

まず1つ目に性格検査があります。

性格検査は、就活で応募者の性格や行動パターンを企業が把握するために使われるテストです。

企業が「この人はこの職場に合うのか?」「この仕事に向いてるのか?」といったことを知るために用いられます。基本的に嘘をついたとしても面接の受け答えの中でバレるようなものとなっているので、正直に答えるのが吉と言えます。

性格検査の種類

ここで就活で用いられる性格検査の種類とその特徴についてまとめます。

SPI3問題数;300問
形式 :4つの選択肢の中から自分に当てはまる選択肢を選ぶ
時間 ;30分
玉手箱III問題数:企業によって異なる
形式 ;「性格」「意欲」の2種類の検査
時間 :20〜30分
GAB/CAB問題数:68問
形式 ;4つの選択肢の中から自分に当てはまる選択肢を選ぶ
時間 :30分

能力検査

2つ目は能力検査です。

能力検査とは、就活において応募者が仕事に必要な基礎的なスキルを持っているかを測るために使われるテストです。

主に論理的思考力や計算力、言語理解力などを測るわけですが、企業や職種によって出る問題が違うこともあり、いつも同じとは限らないことに注意しましょう。

能力検査は言語型と非言語型に分かれている

能力検査は大まかに2つに分かれており、それぞれ「言語型」と「非言語型」という名前がついています。

「言語型」能力検査は、いわば国語や英語といった言語能力を測るテストです。具体的には「次の熟語の意味を次の選択肢から選びなさい」というものや、英語の分布の穴埋めテストといったようなものなどがあります。

「非言語型」能力検査は、データ処理や算数、図形の推論といったものが出題される、論理的思考力を測るテストです。具体的には「グラフ、図表の読み取り」や、「ただの計算問題」といったものが出題されます。

2つは試験として問われるベクトルが全く違うので、必ず両方の対策をするようにしましょう。

能力検査の種類

ここで就活で用いられる能力検査の種類とその特徴についてまとめます。

SPI3問題形式:言語、非言語
問題数 :70問(言語40問、非言語30問)
形式  :Webテスト
解答時間:60分(言語30分程度、非言語30分程度)
能力検査の中ではオーソドックスな印象。
玉手箱Ⅲ問題形式:言語、非言語、英語(実施しない場合もあり)
問題数 :170問(言語70問、非言語100問)
形式  :Webテスト
解答時間:120分(言語40分程度、非言語80分程度)
能力検査の中では特に時間が足りない印象。
CAB問題形式:暗号解読、命令表、暗算
問題数 :60問(各20問)
形式  :Webテスト
解答時間:80分
珍しい問題が多く、慣れが必要な印象。
GAB問題形式:言語、非言語、図形推論
問題数 :90問(言語30問、非言語30問、図形推論30問)
形式  :Webテスト
解答時間:72分
図形推論に慣れが必要な印象。ほかはオーソドックス。

適性検査の実施環境は?

適性検査の実施環境は?

適性検査は自宅で受けられる場合もあったり、会社に行って受ける場合もあったりと、受験環境は様々です。この章ではそのような様々ある実施環境について解説していきます。

Webテスト

Webテストでは、受験者の持つパソコンから受験をすることができます。基本的にどこからでも受けることができ、大学の授業のスキマ時間や、自宅からももちろん受けることができるためハードルがあまり高くないのが利点と言えましょう。

テストセンター

テストセンター受験では、適性検査を提供する企業の用意した会場で受験をすることができます。全国の主要都市(東京、大阪、名古屋、札幌、仙台、広島、福岡)の7会場で受験することができます。

また、その7会場に加え、現在はオンライン会場もあります。

インハウスCBT

インハウスCBT受験とは、採用企業が用意した会場で受験する事ができる形式のことを指します。採用面接と同時に行われることも多く、一度で面接と試験の2つを済ませることができます。

就活で予定が詰められている人にとってはありがたいですね!

ぶっちゃけ不正はできる?

さて、ではこれらの会場で不正はできるのでしょうか?基本的にはWebテスト以外の形式では不正はできません。加えて、Webテストでも、パソコンの内側のカメラを利用して受験時の様子を監視する場合や、別のタブで開いているものの検知が行われるケースもあり、バレてしまった際のリスクを考えると不正行為はできるだけ避けたほうが良いと言えます。

また、不正行為をする中で解答時間が伸びていってしまい、時間切れになるという危険性もあります。高い点数を取るために不正をしようとしたのに結果実力以下になってしまっては本末転倒ですね。

適性検査はどう対策したら良い?

適性検査はどう対策したら良い?

適性検査の概要がわかったところで、ここからはどのように対策をするべきかについて解説していきます!何も対策しない状態で突っ込む、ということだけはないようにしましょう。

性格検査はありのままで答えよう!

性格検査はできるだけ自分の意志に沿った状態で答えていきましょう。

なぜなら、自己を偽って性格検査を受けてしまう事によって明確なデメリットが2つほど生じてしまうからです。

まず、性格検査を偽って回答してしまっても、面接の中でその性格が嘘だと見抜かれる危険性があります。特に、面談ではテストにおいて回答内容を変えるといった小手先のテクニックは通用せず、本来の性格を見透かされてしまう可能性があり、もし面接官に違和感を感じられてしまった時、印象が落ちてしまう可能性があります。

次に、性格検査を偽って回答してしまった場合、入社後に理想とのギャップを感じてしまい結局転職をする結果になってしまう可能性があります。就活というのは、企業が学生を選ぶ場であるだけでなく、学生が企業を選ぶ場でもあります。

自己を偽ったうえで、後から就職した企業に対して理想とのギャップを感じて辞める結果に陥ってしまい、すぐ転職をするくらいなら、できるだけ自己表現をし、その上で自分にあった企業を見つけることが将来のキャリア選択に対して効率の良い行動であると言えます。

性格検査を偽って答えてしまう事によって生じるデメリットを考えると、できるだけ自己のありのままで解答を選択したほうが良いと言えますね。

性格検査で落としてはいけない問題

しかしながら、性格検査では絶対に落としてはいけない問題というのも存在しています。そのような問題は一貫して「極端な質問」であることがほとんどです。

例えば、「これまでの人生で失敗したことは一度もない」「仕事とプライベートは完全にプライベートを優先したい」というようなものがそれに該当します。前者であれば「はい」を選ぶと「失敗から成長することができない」とみなされてしまったり、後者では「はい」を選ぶと「まともに働いてくれなさそう」と思われたりと、企業に対してマイナスイメージを確実に持たれてしまうと考えられます。

このような「極端な質問」に関しては、面接官に対する印象を考えながら強すぎる選択肢を選ばないように注意しましょう。

能力検査はまずは実際に受けてみて形式を把握しよう

能力検査については、まずは実際に受験してみてどのような問題が出題されるのかを把握するところから始めましょう。模試はWebサービスで受験することができますし、書店で購入することもできます。

思ったより解けることもあるので、まずは実際に受けてみましょう。

苦手な分野があればそれに応じた対策を!

そのうえで、思うように点数が振るわなかった分野は、それに応じた対策をしていきます。

言語

言語の問題が苦手な際は、語彙力や文章を読む能力が欠けている可能性があります。

新聞やビジネス書を習慣的に読み、活字に触れる時間を増やしていきましょう。わからない単語が出てきた場合は適宜辞書を引くなどして正確な意味を把握しましょう。

非言語

非言語の問題が苦手な際は、基本的な計算力や問題に対する慣れが足りていないことがほとんどです。

非言語系の問題は基本的に中学数学レベルの問題がほとんどなので、計算ミスをなくすためにも適宜基本的な計算力を鍛える必要があります。

また、図形の推論の問題は少々解き方が特殊であるという側面もあるので、書店で問題集を買うなどしてパターンを覚えて慣れていくのが良いでしょう。

能力検査で高得点を取るためのコツ

ここからは能力検査で高得点を取るためのコツについて解説していきます。

短時間で解ける問題を増やす

解ける問題を増やすためにできることは2つあります。

まずは、解ける問題から解くことを意識しましょう。すなわち、難しい、時間がかかりそうと思った問題は選択肢を適当に選んで先に進みましょう。

能力検査は時間との戦いであることが殆どで、一度詰まってしまうと詰まった時間に解けるはずだった数問を捨ててしまうことになります。自分の苦手だと思う部分を飛ばして、取りやすいところから解くことによって高得点を期待できます。

次に、反復練習を重ねて問題に慣れることで、一問一問にかける時間を減らすように努力しましょう。

何度も反復練習することで、解き方まで覚えてしまえば、解き方のパターンというのが頭に入り、それぞれの問題にかかる時間も自然と少なくなっていきます。その結果、解ける問題が増えていくことになります。

模試を受験して、しっかりと復習を

受験においても教師からくどくど言われてきたことと思いますが、模試を受けた際はしっかり復習をしてあげましょう。自分が何が苦手なのかを明確にし、原因を分析することでより良い点数を取ることにつながっていきます。

就活の中で受けた試験に関しては結果が返されないことがほとんどなので、模試を受けてみるというのが良いでしょう。インターネットで調べると多くの模試がヒットしますので、その中から適当に受けましょう。

テスト前にリラックス!

テストにおいて緊張というのはパフォーマンスを下げる一つの要因となってしまいます。例えば深呼吸をするとかストレッチをするなどして緊張を解してあげましょう。

また、寝不足の状態で試験に挑むのもパフォーマンスを下げてしまうので、できるだけ受ける前日は長時間の睡眠を取っておくべきでしょう。

FAQ

FAQ

最後によくある質問に答えていきたいと思います。

Q.適性検査って不正したらバレる?

A.ほとんどの場合バレてしまいます。

Webテストの場合、答えた選択肢と解答にかかる時間が企業側に届くのですが、その中で調べるなどしてカンニングをしている場合は、不自然に解答時間が短くなってしまいます。結果面接官に不信感を与えバレる事となってしまいます。また、正答率が高すぎる場合も同様です。

Q.非言語と言語の片方が悪すぎる時どうすれば良い?

A.基本的に合計点で判断されるので、片方が悪すぎるあまりに落とされることはないため心配しなくて大丈夫です。

もちろん苦手を克服できればそれが最善となるわけですが、合計点で判断されることが殆どで、いわゆる足切りはないので安心してください。企業によっては配点を事前に公開しているところもあるのでチェックしておきましょう。

まとめ

まとめ

最後に、就活における適性検査について解説したこの記事を簡単にまとめたいと思います!

  • 適性検査は大まかに2つに分かれている!
    • 性格検査は学生が企業に合っているかを判断するために、能力検査は学生がどのような能力に長けているかを測るために実施する。
  • 適性検査の実施環境はWebテスト、テストセンター、インハウスCBTの3つ!不正はしないように!
  • 性格検査はありのままで答えるべし!良い就職先を見つけるためにも重要!
  • 能力検査はまずは受けてみて、そこから苦手なところを克服する!
  • 能力検査は時間が肝要!できるだけわからない問題は飛ばすべし。

就活において不安要素となる適性検査ですが、しっかりと対策をしてコツさえ押さえてしまえば大した脅威にはなりません。苦手意識を持っているという人ほど、何回か問題を解いて慣れるところから始めてみましょう。

また、適性検査が終わればその先に面接が待っています。そして、面接の受け答えや作法においても見落とされがちな数々の罠が隠れています。以下の記事ではそんな面接において気をつけるべきマナーについて解説していますので、ぜひ確認してみてください!

この記事が皆さんのためになれば幸いです。

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  • 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
  • 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
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しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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