就職活動を進める中で、多くの学生が避けては通れないのがWebテストです。
Webテストの中でも、「SPI」と「玉手箱」は、多くの企業で採用されていますが、その違いを正しく理解していない学生の方も多いのではないでしょうか?
「SPIと玉手箱って、何が違うの?」「どっちを先に勉強すればいいんだろう…」と、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、SPIと玉手箱の根本的な違いから、具体的な見分け方、効果的な対策方法まで、詳しく解説していきます。
こんな人に読んでほしい
- SPIと玉手箱の見分け方が知りたい人
- SPIと玉手箱の対策方法が知りたい人
- SPIの腕試しがしたいときやESを書くときに便利なツールが使いたい人
SPIと玉手箱は違う!
SPIと玉手箱は、実施する目的や、問題形式、回答時間などあらゆる面で異なる全く別のテストです。
SPIは「その人が持つ基礎的な能力や人柄」を測るのに対し、玉手箱は「業務をテキパキこなせるかという処理能力」を測るのが主な目的です。この目的の違いが、問題形式や回答時間などの違いを生んでいます。
SPI | 玉手箱 | |
---|---|---|
目的 | 基礎能力・人柄の把握 | 業務遂行に必要な処理能力の把握 |
問題形式 | 多様な形式 | 同じ形式の問題が連続 |
回答時間 | 比較的長い | 非常に短い |
難易度 | 基礎的な学力 | 時間制限が厳しい |
性格検査 | あり | あり |
SPIと玉手箱、どっちが難しい?
これは多くの就活生が疑問に思うことですが、1問あたりにかけられる時間が極端に短い「玉手箱」の方が難しいと感じる傾向にあります。
例えば玉手箱の計数問題では、1問あたり10秒で解かなければいけない形式もあり、非常に高い処理速度が求められます。
SPIは中学・高校で習うような基礎的な問題が多く、比較的じっくり考える時間が与えられているため、玉手箱とは対照的です。
玉手箱の難しさは、問題レベルというより、制限時間の短さにあります。
そのため、玉手箱を対策するときは、速く正確に問題を解けるようにすることが大切です。
対策はSPIからしよう
「SPIと玉手箱のどちらを先に対策しよう…」と迷ったときは、SPIの対策から始めるのがおすすめです。
SPIを優先すべき理由は以下の3つです。
- 導入企業数がSPIの方が圧倒的に多い
- SPIの勉強は、玉手箱でも役立つ
- SPI対策は効果が出やすいため
SPIを固めておくことで多くの企業の選考に対応できるようになります。
また、玉手箱では、速く正確に問題を解くことが必要であるため、SPI対策で基礎的な読解力や計算力を身に着けておくことが効果的です。
さらに、SPI対策は玉手箱対策よりも、すぐに効果が出やすいため、モチベーションを維持しやすいことも特徴的です。
ただし、金融やコンサルなど、志望業界で玉手箱が主流だと分かっている場合は、玉手箱を優先することも考えておくと良いでしょう。
SPIと玉手箱の見分け方
企業から送られてきた受験案内のメールを見て、SPIと玉手箱のどちらなのか見分ける方法があります。
それは、メールに記載されている受験案内の「URL」を確認することです。
テストの種類によって、使われるシステムのURLが固定されているため、以下の文字列が含まれているかチェックしてみてください。
- SPI:URLに「arorua.net」が含まれる
- 玉手箱:URLに「e-exams.jp」が含まれる
これを知っているだけで、テストが始まる前にどちらの対策をすべきか判断できるので、覚えておくと非常に効果的です。
【分野別】SPIの攻略法
SPIは「能力検査」と「性格検査」で構成されています。
能力検査は基礎学力を定着させておくことが大切で、性格検査は一貫性を持って回答することが大切です。
それぞれの特徴を理解しておくことで、SPIの対策がしやすくなります。
SPIの非言語対策
非言語(数学)は、頻出分野の解き方パターンを暗記し、素早く正確に計算できる練習を繰り返すことが重要です。
推論、速度算、確率といった問題の出題範囲はある程度決まっているので、解き方の公式やパターンを覚えてしまえば、高得点を狙うことができるでしょう。
まずは一冊の問題集を繰り返し解き、全ての解法パターンを身につけましょう。
また、テストセンターでは電卓が使えないため、普段から筆算で解くようにすることが効果的です。
SPIの非言語の対策方法は、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね!
SPIの言語対策
言語(国語)は、語彙力を強化し、長文読解のテクニックを身につけることが必要です。
二語関係や語句の意味など、語彙力を直接問う問題が多く出題されます。また、長文読解は配点が高い傾向があるため、効率的な解き方をマスターすることで高得点を狙うことができます。
長文読解では、本文を読む前に設問に目を通し、何を探すべきかを把握してから読むことで短時間で解くことができるので、とても効果的です!
SPIの言語の対策方法は、こちらの記事でさらに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
SPIの性格検査対策
性格検査では、自分を偽らず、正直に一貫性を持って回答することが大切です。
企業は回答から「自社との相性」や「人柄の信頼性」を見ています。自分を良く見せようと嘘をつくと、回答に矛盾が生じてしまい、「嘘をついている」と判断され、かえってマイナス評価に繋がってしまいます。
この結果は面接での質問の参考にもされるため、正直に回答することが非常に大切です。
SPIの性格検査の仕組みや練習方法については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ここまで、SPIの対策方法を解説しました。
SPIの対策がある程度進んだら、実際に模試を受けてみることで、自分の得意分野や苦手分野を明らかにすることが大切です。
SPIの模試の中でもおすすめなのが、「SPI体験模試」です。
SPIの解き方はこちらの記事で分野別に詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【分野別】玉手箱の攻略法
玉手箱は、とにかく速く解くことが大切です。
1問あたりにかけられる時間が極端に短く、同じ形式の問題が連続で出題されるという特徴があります。
この形式に特化した対策をしなければ、時間内に解き終えることは困難です。
玉手箱の計数対策
計数(数学)は、電卓の早打ちをマスターし、問題形式ごとの時間配分を体で覚えることが最重要です。
特に「四則逆算」は1問10秒程度のスピードが求められるため、電卓をいかに効率よく使えるかが得点を大きく左右します。
普段から電卓を使った計算に慣れ、メモリ機能(M+, M-)などをスムーズに使えるように練習しましょう。
時間を計りながら問題集を解き、本番の時間感覚を養うことが大切です。
玉手箱の四則逆算の対策方法は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
玉手箱の言語対策
言語(国語)は、長文を読んで論理関係や趣旨を判断する問題が中心です。
ここでもSPIと同様に、設問を先に読んでから本文の該当箇所を探す解き方が有効です。これにより、長文を全て読まずに済み、大幅な時間短縮が見込めます。
また、玉手箱はどれくらい間違っていたのかを見ていないと言われています。そのため、分からない問題で時間をロスするよりも、推測でも解答して空欄をなくすことが重要です。
ここまで、玉手箱の対策方法について解説しました。玉手箱の解き方はこちらの記事でより詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
SPI体験模試を受けた先輩の体験談
ここでは、SPI体験模試を活用して、最終的に第一志望の企業から内定をもらうことができた先輩の体験談を紹介します。

就活初期、SPI対策に悩んでいた私は、「SPI体験模試」という無料ツールを活用しました。
SPI体験模試を受けたことで、自分の得意な分野と苦手な分野がはっきりとわかりました。そこからは、自分の苦手な分野をスマホのアプリで繰り返し解いて苦手を克服し、本番でもだんだん手ごたえを感じることができるようになりました。
もともと面接は得意でしたが、SPIがとにかく苦手だったので、SPIの点数が向上したことで、最終的には第一志望の企業から内定をいただくことができました!
SPIで悩んでいる人も、まずこの模試で「現状を知る」ことができれば、内定がもらいやすくなると思います!
Aさんは、SPI体験模試を受けたことで、苦手な分野がわかり、問題集で苦手を克服できたことで、見事第一志望の企業から内定をもらうことができました!
今の自分のSPIの実力が知りたい人や、自分の苦手分野が知りたい人は、ぜひSPI体験模試を受けてみてくださいね!
Webテスト対策と一緒にするべきこと

Webテストの対策はとても重要ですが、それだけで就活は終わりません。テストを通過した後の選考を見据えて、他の準備も同時並行で進めることが、志望企業から内定をもらうために必要です。
ES対策を徹底する
Webテストを突破すると、次に待っているのがES(エントリーシート)選考です。せっかくテストで高得点を取っても、ESの準備が疎かだと、面接まで進めない可能性があります。
そのため、自己PRやガクチカをESでしっかりとアピールすることが大切です。
しかし、ESの書き方がよくわからず困っている就活生の方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、「SmartES」です。
SmartESは、選考を突破した10万本のESを学習した生成AIが短時間でESを作成することができるツールです。
SPI対策に時間がかかってしまってESを書く時間が無い人や、ESで落ちてしまって困っている方は、ぜひ利用してみてくださいね!

ESやガクチカで困っているならES生成AIであるSmartESがおすすめです!
ES生成AIとは就活や長期インターンのサポートに特化した生成AIのことです。
ES生成AIであるSmartESに質問とそれに対する簡単な回答を打ち込むと、自動でES、ガクチカ、志望動機を生成してくれます!
SmartESの強みは以下の4つです!
- 数々の選考を勝ち抜いてきた10万本以上の良質なESをもとに生成しているため、就活に最適化されたESを出力できる!
- 入力するべきことがフォーマット化されていて簡単なので、複雑な指示は必要ない!
- 企業のURLを入力するだけで、その企業に合った志望動機を出力することが可能!
- 自分一人ではやりづらい添削もAIがやってくれる!
「ESやガクチカでどんな文章を作ればいいかわからない……」「作れたけどちゃんと良いものになってるか不安……」という人はES生成AIを使ってみてはいかがでしょうか?
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自分に合う企業を見つける
就職活動のゴールは、内定を取ることだけではありません。
もし内定をもらうことができたとしても、その企業が自分に合っていなければ、入社した後に後悔してしまう可能性が非常に高いです。
自分に合った企業を探すためには、自己分析と企業分析が大切です。「自分はどんな価値観を大切にしているのか」「どんな働き方がしたいのか」という軸を定め、それに合った企業を探すことで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
自己分析をするときにおすすめなのが、「自己分析の教科書」です。
自己分析の教科書では、手順に沿って自己分析を進めていくだけで、自分の強み・弱みや価値観、将来のビジョンがわかるようになります。
自己分析に困っている人や、自分に合った企業に入社したいと考えている人はぜひ利用してみてください。
無料で簡単に自己分析ができるので、本当におすすめです!
強いガクチカを作る
就活では、ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)を重要視する企業が多く、面接やESでほぼ必ず聞かれます。
そのため、志望企業から内定をもらうためには、強いガクチカを作ることが大切です。
強いガクチカを作るときにおすすめなのが、長期インターンです。
長期インターンは、目標に向かって頑張った経験として面接やESでアピールしやすいのが特徴です。また、長期インターンに参加することで、他の就活生との差別化を図ることができるため、就活で有利になることができます。
ココシロインターンでは学生さんに寄り添って、どういった目的で働くのか、条件決めまでなども一緒に行い、長期インターン探しのサポートをします。
また、どのような業務が向いているか、どのような雰囲気の企業が合いそうか、企業選定まで行います。
一人一人に合わせて、しっかりと対策をしてくれるので安心して長期インターンを始めることができます!
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まとめ
本記事では、以下の内容をお伝えしました。
- SPIと玉手箱は問題形式や回答時間が違う
- SPI対策を玉手箱対策より先にすることが効果的である
- SPIと玉手箱は受験案内のURLを確認すれば見分けることができる
- Webテスト以外にも面接やES対策をすることも大切である
SPIと玉手箱は、目的や問題形式、回答時間などが異なっています。
そのため、SPIと玉手箱の対策はそれぞれ入念にすることが大切です。
SPIと玉手箱は、受験案内のURLを確認することで見分けることができます。受験案内が届いたら、まずどちらなのかを確認し、適切な対策をするようにしましょう。
また、Webテストの対策だけではなく、面接やESの対策もしっかりとすることで、内定にグッと近づくことができるでしょう。
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