SPIの平均点ってどのくらい?企業ランク別に必要なSPIの点数も!

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SPIの対策を進めていると、「平均点ってどれくらいなんだろう?」と疑問に思うことはありませんか。

自分の実力が他の就活生と比べてどの位置にあるのか、気になりますよね。

この記事では、SPIの平均点について、大学のレベルや企業ランク、さらにはテストの形式別に詳しく解説していきます。

SPIの平均点を知ることで、自分の目標設定が明確になり、効率的な対策ができるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

こんな人に読んでほしい

  • SPIの平均点がどれくらいか知りたい人
  • 自分の大学レベルだとどれくらいの点数が必要か気になる人
  • 志望企業のボーダーラインを把握したい人

SPIは偏差値をもとに7段階で評価される

7段階

SPIは「点数」ではなく、受験者全体との比較による偏差値で評価されます。偏差値を基準に、1〜7の7段階に分類され、段階が高いほど能力が高いと判断されます。

段階偏差値上位からの累計評価の目安
770以上2.3%非常に優秀(難関企業)
662〜7011.5%優秀(大手・人気業界)
554〜6234.5%平均より上(中堅〜大手)
446〜5465.5%平均的(一般的大学生)
338〜4688.5%やや低い(要対策)
230〜3897.7%低い(基礎固めが必要)
130以下100%非常に低い(未対策レベル)

SPIの偏差値は、「言語」「非言語」「性格」など各分野ごとに算出されます。そのため、言語が得意でも非言語が苦手というように、分野ごとで段階が異なる場合もあります。

バランスよくスコアを上げるには、苦手分野を見極めて重点的に対策することが大切です。

SPIの平均点は「段階4」

4本の指

SPIの評価は7段階に分かれており、その中でちょうど真ん中にあたるのが「段階4」です。

これは偏差値でいうと、46〜54の範囲にあたります。

つまり、SPI受験者の平均的な結果がこの「段階4」に集まっていると考えてよいでしょう。

ただし、これはあくまで全体の平均であり、人気企業や難関企業を目指す場合は、平均点である段階4では不十分なケースが多いので注意が必要です。

SPIの大学別 平均点はこのくらい!

大学別 リスト

SPIの平均点は、大学のレベルによっても傾向があります。

ここでは、旧帝大・早慶、GMARCH、日東駒専といった大学群別に、どのくらいの段階が平均となるのかを見ていきましょう。

旧帝大、早慶レベル: 段階5〜7

旧帝大や早慶といった最難関大学群の学生は、SPIでも高いスコアを出す傾向にあります。

平均的には段階5〜6あたりに位置し、中には満点に近い段階7を取る学生も少なくありません。

このレベルの大学の学生がライバルとなる企業を受ける場合は、最低でも段階5以上を目指したいところです。

高いレベルでの競争になることを覚悟して、しっかりと対策を進めましょう。

GMARCHレベル:段階5〜6

GMARCHレベルの大学群では、平均点が段階5〜6あたりに位置することが多いです。

就活に意欲的な学生が多く、しっかりとSPI対策をしてくるため、全体の平均である段階4よりも高いスコアを出す傾向にあります。

大手企業を目指す学生も多いため、自然とボーダーラインも上がってきます。

GMARCHの学生は、段階5を目標に据えて対策すると良いでしょう。

日東駒専レベル:段階4〜5

日東駒専レベルの大学群では、SPIの平均は段階4〜5あたりが目安となります。

全体の平均である段階4に位置する学生が多いですが、その中でも上位層は段階5以上のスコアを取ってきます。

人気企業や大手企業を目指すのであれば、他の学生と差をつけるためにも段階5を目標に設定することが重要です。

しっかりと対策すれば十分に達成可能なレベルなので、諦めずに頑張りましょう。

SPIの形式別 平均点はこのくらい!

形式別 リスト

SPIにはいくつかの受験形式があり、それぞれ出題形式や難易度が少しずつ異なります。

ここでは、Webテスト、テストセンター、ペーパーテストの3つの形式別に平均点を見ていきましょう。

Webテストの平均点

Webテストは、自宅のパソコンで受験する形式です。

時間的な制約が厳しく、1問あたりにかけられる時間が短いのが特徴です。

Webテストの平均点は5〜6割程度と言われています。簡単な問題で確実に点数を稼ぎ、難しい問題に時間をかけすぎない時間配分の戦略が重要になります。

テストセンターの平均点

テストセンターは、専用の会場に行ってパソコンで受験する形式です。

最大の特徴は、受験者の正答率に応じて問題の難易度が変わることです。

そのため、単純な正答率で平均点を測るのは難しいですが、一般的には6〜7割程度が平均的なラインと言われています。

難しい問題が出題されるほど高得点のサインとも言えるので、最後まで諦めずに粘り強く解き進めることが大切です。

ペーパーテストの平均点

ペーパーテストは、企業が用意した会場でマークシート形式で受験します。

他の形式と比べて、問題の難易度は比較的易しい傾向にありますが、その分高得点での争いになりがちです。

平均点は7割程度と少し高めです。

ケアレスミスが命取りになるので、見直しを徹底し、確実に解ける問題を落とさないことが重要になります。

【企業ランク別】 SPI通過に必要な点数

リスト

SPIのボーダーラインは、企業の人気度や業界によって大きく異なります。

ここでは、企業ランク別にどのくらいの点数が必要なのか、具体的な目安を見ていきましょう。

5大商社・外資系投資銀行・戦略コンサル

5大商社や外資系投資銀行、戦略コンサルといった最難関企業では、SPIで8〜9割以上という非常に高いボーダーラインが設定されていると言われています。

これらの企業は応募者が殺到するため、SPIの段階でかなりの人数を絞り込みます。

単に正解するだけでなく、満点に近いスコアを取るくらいの気持ちで対策に臨む必要があります。

トップレベルの就活生としのぎを削ることになるため、徹底的な準備が不可欠です。

大手広告代理店・メーカー・外資系コンサル・メガバンク

大手広告代理店や大手メーカー、外資系コンサル、メガバンクといった人気企業群では、7〜8割程度の正答率がボーダーラインの目安となります。

これらの企業も非常に人気が高く、多くの優秀な学生が応募してきます。

平均点を取るだけでは通過は難しいでしょう。

苦手分野をなくし、どの分野でも安定して高得点を取れる実力をつけておくことが、選考突破の鍵となります。

一般的な日系大手企業

一般的な日系大手企業の場合、ボーダーラインは7割程度と言われています。

もちろん企業によって差はありますが、まずは7割を安定して超えられるようになることが目標です。

SPIで平均点(段階4)を少し上回る段階5あたりを取れていれば、SPIが原因で落ちる可能性は低いでしょう。

ただし、油断は禁物です。SPIの対策を怠ると足元をすくわれる可能性があるので、しっかりと準備しましょう。

中小・ベンチャー企業

中小企業やベンチャー企業の場合、SPIのボーダーラインは6割程度が一般的です。

大手企業に比べると、SPIの点数をそこまで重視しない企業も多く、人物面やポテンシャルをより評価する傾向にあります。

とはいえ、最低限の学力は示しておく必要があります。

SPIの対策に時間をかけすぎるよりは、自己分析や企業研究に力を入れた方が効率的かもしれません。

SPIで平均点を超えたか確認する方法ってある?

目

残念ながら、受験者がSPIの結果を直接知ることはできません

結果は企業にのみ送られ、点数や偏差値、段階評価などを学生側が確認するすべはありません。

しかし、テストセンターでの受験であれば、問題の難易度からある程度の手応えを推測することは可能です。

例えば、非言語で難しい推論問題が何度も出題されたり、言語で長文問題が複数出たりした場合は、高得点の可能性があります。次の記事では、SPIの高得点指標についてご説明しているので、ぜひ参考にしてみてください!

また、ゲーム感覚で実力を把握したいと言う方には、「SPI体験模試」がおすすめです!5分・5問で簡単に自分の現在地を知ることができるので、時間がないという方はぜひ試してみてくださいね!

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SPIの平均点についてよくある質問

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ここでは、SPIの平均点に関して、就活生からよく寄せられる質問にお答えしていきます。

疑問点を解消して、スッキリした気持ちで対策を進めましょう。

Q. SPIの点数を知ることはできますか?

先ほども述べた通り、受験者が自分のSPIの点数や評価を直接知ることはできません

企業に問い合わせても教えてもらえることはまずありません。

自分の実力を知りたい場合は、SPI体験模試を活用するのがおすすめです。

5分・5問の簡単な模試で自分の実力の目安を知ることができますよ!

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Q. SPI平均点の求め方を教えてください

SPIの平均点は、リクルートキャリア社が算出しており、その具体的な計算方法は公開されていません

SPIは偏差値で評価されるため、単純な平均点(合計点÷人数)とは少し異なります。

受験者全体の得点分布をもとに、自分の得点がどの位置にあるかを示す偏差値が計算され、それによって7段階の評価が決まります。

私たち受験者が平均点を気にする際は、「段階4」が真ん中であると覚えておけば十分です。

Q. SPIで平均点を超えるには何時間勉強すべき?

必要な勉強時間は個人の元々の学力によって大きく異なりますが、一般的には30〜40時間程度が目安とされています。

これは、1日1〜2時間勉強すれば、1ヶ月程度で達成できる時間です。

もし、8割以上の高得点を目指すのであれば、50時間以上の勉強時間を見積もっておくと安心です。

まずは一冊の問題集を繰り返し解き、苦手分野をなくしていくのが効率的な勉強法です。

Q. SPIは平均点しか取れないと落ちるってほんと?

これは、志望する企業のレベルによります

人気企業や大手企業では、平均点である段階4では通過が難しい場合が多いです。

一方で、中小企業や、SPIの結果をそこまで重視しない企業であれば、平均点でも通過できる可能性は十分にあります。

自分の志望する業界や企業のボーダーラインを意識して、目標設定をすることが大切です。

まとめ

今回は、SPIの平均点について詳しく解説しました。

この記事のまとめ
  • SPIの結果は素点ではなく、偏差値をもとにした7段階で評価される
  • 全体の平均は「段階4」だが、人気企業を目指すなら「段階5」以上は必須
  • 企業のランクやテスト形式によってボーダーラインは大きく異なる

SPIは、多くの企業が採用している重要な選考プロセスです。

自分の実力を試してみたい、今の立ち位置を知りたいという方は、ぜひ一度SPI体験模試を受験してみてください。

本番さながらの環境で、自分の強みと弱点を明確にすることができますよ。

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