自己PRは企業に自分の強みをアピールすることができる大切な機会です。そこで行動力をアピールしたいと思う人は多いでしょう。
ただ「どうやって書けばいいかわからない」「自分って本当に行動力あるのかな」と感じる人も多いと思います。
本記事ではビジネスで求められる行動力とは何かを説明した上で、行動力を自己PRする際の効果的なポイント、さらに自己PRの書き方の手順まで詳しく解説していきます!
こんな人に読んでほしい
- 自己PRで行動力を使いたいけどどう書けばいいのかわからない
- 行動力があるのかそもそもよくわからない
- 行動力はどういう印象を与えられるのか知りたい
自己PRにおける行動力とは

行動力とは自分がイメージしたことを実際に行動に移し、実現させることです。
ビジネスにおいて求められる行動力は、ただ単に行動することではなく、目標設定をした上で行動して成果を上げることです。
新しいプロジェクトの立ち上げや、顧客対応など、ビジネスで行動力が活きる場面は多数あります。
- 自主的に何か企画を立ち上げた経験
- 課外活動で新しいことに挑戦した経験
このような経験が行動力と言えます。
行動力がある人の特徴

具体的に行動力のある人の特徴を紹介していきます。
向上心が高い
1つ目は向上心が高い人です。
行動力のある人は自分が成長していくために、目標に向かって自ら動くことができる向上心を持っています。
成果が求められるビジネスにおいても目標を達成するために自ら行動することは必要不可欠な姿勢です。
自分が成長するために何か行動に移す姿勢は行動力があると言えます。
計画性がある
2つ目は計画性がある人です。
行動力のある人は目標を立ててからそれを実現するための計画をしっかり立てることができます。
ただ思いつきで動くのではなく、段階を踏んで実行することで目標達成がしやすくなります。
計画性があることは実現力があることにもつながります。
主体的に取り組める
3つ目は主体的に取り組める人です。
行動力のある人は誰かに言われて行動するのではなく、自分から自分のやりたいことに挑戦することができる主体性を持っています。
行動力において重要な行動をするきっかけを自分で作ることができるので、挑戦できる機会が増えます。
自分から動くことで自分の可能性を広げることができるのです。
継続力がある
4つ目は継続力がある人です。
行動力がある人は途中で諦めず、行動を続けることができる継続力を持っています。
困難なことがあっても続けることができるということは目標実現に大きく近づきます。
継続力のある人はモチベーションが下がった時でも行動することができるのです。
行動力の自己PRが企業に与える印象

行動力を自己PRすることで、即戦力であり、成長が期待できるという印象を与えることができます。
行動力がある人は受け身ではなく、課題に気づいて自ら動き、チームや業務の改善にも積極的に関われるからです。
特に変化の多い現代のビジネス環境では、指示待ちではなく自発的に行動できる人材が重宝されます。
そのため、主体的に取り組むことができる行動力がある人とぜひ一緒に働きたいと企業は思っているのです!
行動力を自己PRする際のポイント

ただ、行動力を自己PRでアピールしようとしている学生は多いです。そのため、他の学生と差別化しなければ印象に残りません。
では印象に残る自己PRを書くためにはどうすれば良いのでしょう。
ここからは、行動力を自己PRする際のポイントを解説していきます。
具体的なエピソードを根拠にする
具体的かつ印象に残るエピソードを根拠にしましょう。
ただ単に「行動力があります」というだけではなんの説得力もありません。
それを裏付けるエピソードが詳細であればあるほど、信憑性が増します。
他の応募者にはないような経験、さらにその結果があると差別化されより魅力的な自己PRになるのです!
NG例
学園祭で呼び込みやSNS発信を頑張って行動力を発揮しました。
OK例
学園祭で自ら呼び込みやSNS発信を提案し実行した結果、来客数を前日の1.3倍に伸ばすことができました。
特に目に見える行動と結果、数字を書くと他の応募者たちと差別化されます。
目的を明確に示す
行動するに至った目的をしっかり示しましょう。
NG例
アメリカに行ってみたいと思ったので留学をしました。
OK例
語学を学ぶためにアメリカに留学し、実践的な英語表現を学んだことで、帰国後、英語のスピーチコンテストで優勝しました。
「たくさんのことを経験してきた」から行動力があるわけではありません。
「何のために行動するのか、そして行動したことでそこから何を学び、結果どのような成果を収められたのか」を伝えることが自己PRでは重要なのです。
仕事で活かせる行動力をアピールすることが大切です。
自己PRの書き方ステップ

行動力を自己PRで効果的にアピールするには、ステップを踏んで整理して書くことも重要です。
構造的に自己PRをかくことで、より相手に伝わる自己PRになります。
「自分の強みを明確にする→具体的なエピソードで裏付ける→最後に企業でどう活かせるかを伝える」という3ステップが基本です。
この3ステップを意識することで、誰でも「企業に伝わる自己PR」を書けるようになります。
STEP1 自分の強みを書く
まずは自分のアピールできる強みである「行動力がある」ことを簡潔に書いていきます。
例文:私は失敗を恐れず挑戦することができる行動力があります。
アピールしたい強みから述べることで、読み手が最初に要点を掴むことができます。
「結論から伝える」という文章の書き方を意識しましょう。
STEP2 裏付けるエピソードを書く
強みが書けたら、次にSTEP1の説得力を上げるようなエピソードを含めます。
例文:
それまで人をまとめた経験はありませんでしたが、学園祭の実行委員長に立候補し、昨年の1.2倍の来場者数を記録することができました。
過去の経験からそれによる成果・結果まで具体的に書くことで自分の強みに対する信憑性が上がります。
ただ「そうは言っても具体的なエピソードが思いつかない」と悩んでしまう人も多いと思います。
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STEP3 企業にどう貢献できるかを書く
自分の強み・スキルについてアピールできたら、最後に入社後それらをどう活かすことができるのかを具体的に伝えましょう。
例文:
貴社のようにチームで進めるプロジェクトが多い環境において、自ら課題を見つけて行動し、積極的にチームに貢献していきたいです。
企業目線で「この人なら活躍しそう」と思わせる一文が、自己PRの締めに効果的です。
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【エピソード別】行動力の自己PR例文8選

最後に行動力をアピールする自己PRの例文を見ていきましょう。
ここではエピソード別、それぞれアルバイト・サークル・ゼミ・長期インターンの4つに分けて紹介します。
アルバイト①
私の強みは、現場で感じた課題をすぐに行動に移す力です。
コンビニでのアルバイト中、いつも売れ残るおにぎり商品に気づき、なぜ売れないのかを観察しました。
結果、陳列棚の位置が悪く目につきにくいことが分かり、自分から改善案を店長に提案しました。
実際にレイアウトを変更したところ、対象商品の売上が1.5倍に増加しました。この経験から、現場の小さな違和感を行動につなげることの重要性を学びました。
貴社においても、常に問題意識を持ち、自ら動いて改善策を講じ、売上や業務効率の向上に貢献します。
アルバイト②
私の強みは、自ら課題に気づき、周囲を巻き込みながら即行動に移す力です。
アパレルショップで働いていた際、平日の来客数が少なく、特に平日午後の売上が週平均3万円台にとどまっていました。
私は、若年層の来店を促すため、店舗公式SNSを活用した「スタッフのおすすめコーデ紹介」の企画を提案し、自らコーデ写真の撮影や投稿文の作成を行い、店長の了承を得て運用を始めました。
その結果、投稿を見たお客様の来店が増え、3週間後には平日午後の売上が2.4倍上昇しました。
こうした小さな気づきを行動に移し、数字で結果を出す力を、貴社の販売戦略やプロモーションにも活かしていきます。
サークル①
私の強みは、現状に課題を感じたら、誰よりも早く動き出す行動力です。
所属していた文芸系サークルでは、月1回の定例活動の参加者が全体の20%程度に減っていました。
そこで私は、新しい試みとして、外部の著名な作家を招いた創作講座を自ら企画・提案し、準備から当日の運営までを担いました。
その結果、参加者は通常の倍に増加し、その後の活動参加率も20%から70%に向上しました。
このように、状況を変えたいという思いをすぐに行動に移し、成果を生み出す力を、入社後のプロジェクト立ち上げや集客施策などに活かしていきます。
サークル②
私の強みは、数字や事実をもとに課題を分析し、即行動に移すことです。
大学のサークルで、毎年実施している合宿の参加率が年々下がっていることに気づきました。原因を明らかにするため、メンバーにアンケートを実施しました。
「費用」と「内容の魅力不足」が課題であると分かり、低予算でも楽しめるレクリエーション重視の企画に変更しました。
その結果、昨年の1.5倍の参加者数を記録することができました。
このように、現状に疑問を持ち、課題に即した行動を取る力を、貴社でもイベント企画やプロジェクト推進の場面で発揮していきます。
ゼミ①
私の強みは、必要だと感じたことを即行動に移し、周囲を巻き込む力です。
ゼミでのディスカッションが表層的であると感じ、私は自ら3社の地域企業にアポイントメントを取り、経営者インタビューを含むフィールドワークを提案・実施しました。
その結果、発表会後の満足度アンケートでは「議論の深さが増した」と回答した学生が全体の92%を占めました。学内の優秀ゼミとしても選出されました。
入社後も、自ら現場に足を運ぶ行動力を活かし、説得力のある企画・提案を行っていきます。
ゼミ②
私は、課題の本質を見抜き、チームの力を高める行動ができる人間です。
ゼミの発表レベルがばらついていたため、私は過去10年分の発表資料を分析し、「伝わる発表」の共通点を洗い出して、プレゼン練習会を週1回ペースで自主開催しました。
初回の参加者数は全体の20%でしたが、3週間後には全体の80%が自主的に参加するようになり、結果として学内のゼミ発表コンテストで最優秀賞を受賞しました。
貴社に入社後もチーム全体のパフォーマンス向上に向けて、主体的に動き続ける姿勢を貫いていきます。
長期インターン①
私の強みは、成果に直結する行動を自ら考え、即実行に移す力です。
法人営業のインターンでは、初期に与えられた企業リストで1週間に2件のアポしか取れず、改善の必要を感じました。
私は過去のアポ獲得データを分析しました。業種別の反応傾向を洗い出してリストを再構成し、ターゲットを製造業に絞ることにしました。
その結果、翌週のアポ数は2.5倍に増加し、営業チーム内でも成果上位を維持できました。
入社後も、数字をもとに自ら工夫し、行動によって結果を変えていける営業人材を目指します。
長期インターン②
私の強みは、最適な行動を考え、すばやく実行する力です。
ベンチャー企業のSNS運用インターンでは、Instagramのフォロワーが2ヶ月間で100人しか増えず、改善が求められていました。
私は競合アカウントを分析しました。投稿時間・頻度・ハッシュタグ戦略・投稿の構成を見直し、毎日投稿と「保存されやすい情報コンテンツ」に特化した運用方針を提案しました。
実行後は1ヶ月でフォロワーが300人増加し、投稿の平均保存数も約3倍に伸ばすことができました。
貴社に入社後もデータをもとに仮説・実行・検証を繰り返し、効果を出すマーケティングに貢献します。
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まとめ
この記事を要約すると以下のようになります。
- ビジネスで求められる行動力は目標設定をした上で行動して成果を上げること
- 行動の目的を明確に示すことが大切
- 自己PRでは具体的な数字や成果を書くことが大事
- 自己PRを書くときは「結論から書く」を意識
この記事では行動力を自己PRしたい学生に向けて、自己PRの効果的な書き方について解説していきました。
行動力はビジネスの世界でもとても重要な力です。自己PRで上手くアピールすることができれば志望の企業からの内定にグッと近づきます!
自分の強みを最大限にアピールできるように万全の対策をして面接に臨みましょう!
この記事が最後まで読んでくださったあなたのお役に立てれば幸いです。
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