就活で始めにぶつかる壁。それがSPIです。僕も就活を始めた頃、全くSPIができずに、毎日3時間くらい勉強していた記憶があります。
そして、その中でも国語が苦手な就活生を苦しめるのが、言語分野の長文読解です。レベルの高い文章を時間内に読み、スピーディに回答しなければいけないので、大変ですよね。
この記事では、そんな方にむけて基礎知識や例題から、対策法、解き方のコツまでSPI長文読解のすべてを解説します!
こんな人に読んでほしい
- SPI長文読解の例題を解いて、今後の対策をしたい
- SPI言語・長文読解の対策法やコツを知りたい
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SPI言語の長文読解とは?

SPI言語の長文読解とは、簡単に言えば国語の長文問題のことを指します。ただ、普通のテストとは違い、短い時間で問題を解く必要があるので、スピーディな情報処理が求められます。
この章では、まだ対策をはじめたばかりという方に向けて、SPI長文読解の基礎知識をお伝えします!
【方式別】特徴と設問形式
SPI長文読解の特徴や設問形式は、テストセンター、WEBテスティングか、ペーパーテストかで異なります。それぞれについて見ていきましょう。
テストセンター&WEBテスティング
テストセンターもしくはWEBテスティングの場合、長文読解は短めの文章に対して、3問程度の設問が続く形式で出題されます。種類はエッセイや簡単な評論文などです。
設問形式は下記のようになります。
- 選択問題(例:「文中で述べられていることは次のうちどれか」)
- 抜き出し問題:(例:「文中の空欄に当てはまる語句を、文中から○字以内で抜き出しなさい」)
- 文の挿入問題(例:次の1文を挿入するのに最も適切な場所を、文中の【A】から【D】から選びなさい)
ペーパーテスト
ペーパーテストでは、長めの難解な長文に対して5〜6問の設問が続く形式で出題されます。ここでは本格的な評論文が出されることが多く、思想や言語など哲学的なトピックが頻出です。
設問形式は下記のようになります。
- 選択問題
- 抜き出し問題
- 挿入問題
- 接続語の選択問題(例:「①に当てはまる接続語を選びなさい」)
ペーパーテストでも、テストセンターやWEBテスティングと同様の設問も出題されますが、中でも頻出なのが接続語の選択問題です。これは先に設問を見ておかないと時間がかかってしまいがちなので、注意しましょう。
難易度
SPIの長文読解における難易度は高校生レベルで、非言語の問題などに比べると難易度は高いです。
特にペーパーテストでは大学受験のような本格的な評論文を短い時間で解かなければいけないので、十分な対策が必要です。
SPI・長文読解の例題を解いてみよう!
では、次に実際に例題を解いてみましょう!SPIのWEBテスト/テストセンターでよく出る形式の問題なので、ちょっとした力試しだと思って取り組んでみましょう。
ちなみに、問題文をタップすると解答が表示されるので、最初はなるべく見ずに解いてみましょう。
問題
社会が先か、個人が先か、という問題は、鶏と卵の問題と同じことです。これを論理的な問題として扱うにせよ、歴史的な問題として扱うにせよ、反対はできません。【A】社会と個人は不可分なものなのです。違いに必要として、互いに補い合うもので、敵対するものではありません。ダンの有名な言葉ですが、「どんな人間も島ではない、完結したものではない。すべての人間は大陸の一片、本土の一部である。」これは真理の一面です。【B】他面、古典的個人主義者J・S・ミルの言葉によれば、「多くの人間を集めても、それで別の種類の実体に変わるわけではない。」もちろん、そうです。【C】私たちが生まれた途端、世界は私たちに作用し始め、私たちを単なる生物的統一体から社会的統一体へと変えて行きます。【D】歴史時代にしろ、歴史以前にしろ、どの段階の人間でも一つの社会の中に生まれて来るもので、既に出生直後の時期からこの社会によって作り上げられるものであります。人間の話す言語は、[ ]の遺伝ではなく、彼が生い育った集団からの社会的獲得物です。言語と環境とは相共に彼の思想の性格を決定するのに寄与しますし、彼が幼児に抱く観念は他人から与えられるものです。
(E. H. カー(1962), 「歴史とは何か」(清水幾太郎訳), p41-42, 岩波書店, 原著は1961年)
答えは「個人」です。
『[ ]の遺伝ではなく、彼が生い育った集団からの社会的獲得物』とあるため、[ ]には集団に対比されるような一人の人間を表すような言葉が入ると推測できます。
そして、そのような文中からそのような言葉を探してみると、「個人」を見つけることができるでしょう。
答えはCです。これは先に設問を読んでおいて、当てはめて自然な文脈かどうかを辿れるかどうかが鍵になってきます。
また、ここで注目すべきなのが、「しかし」という接続詞です。これは単なる逆説として使われることが多いですが、「もちろん〜しかしー」という文脈で譲歩の意味で使われることも多い接続詞です。
そして、【C】をみてみると、その直前にちょうど「もちろん、そうです。」という文がきているため、答えは【C】なのではと目星をつけることができます。
答えは、Cです。
本文中で、「私たちが生まれた途端、世界は私たちに作用し始め、私たちを単なる生物的統一体から社会的統一体へと変えて行きます」と述べられており、人間が生まれた直後から社会に影響を受けていることが明記されています。
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【苦手な人向け】SPIの長文読解で高得点を出すためのコツは?

ここからはSPIの長文読解で高得点を出すための対策法・コツについて説明していきます!
設問は先に読んでおく
SPIの長文問題を解く時は、必ず先に設問を読んでおくようにしましょう。理由は視点を絞って、スピーディーに問題を解くためです。
設問を読まずに長文を読んでしまうと、設問を読んだ後に再度長文を読み直して答えを探すことになってしまうため、効率的とはいえません。
先に設問を読んでおくことによって、「どの情報を見つければよいのか」「どのワードに注目すればいいのか」がわかるため、長文を読みながら回答することができます。
全部を丁寧に読む必要はない
SPIの長文読解では、時間がかかるため、全文を丁寧に読む必要はありません。
しかしここで言っているのは、「文章を読まなくてもよい」ということではありません。文章を読まなければ、全体像がわからず、筆者の意見や主旨把握の問題に対応することはできません。
ここで言いたいのは「文章を読む時に重要な部分だけにフォーカスして、あとは読み飛ばせ」ということです。では、どのように重要な部分をみつければいいのか?
注目すべきは段落の一番最初の文や接続詞です。特に「つまり」や「したがって」の後は筆者の主張に関わる重要な文がきていることが多いので、注意しましょう。
時間配分を意識する
SPIの長文読解では、短時間でどれだけ正確に多く問題を解けるかが鍵になってくるため、時間配分を意識することが欠かせません。
1問の目安は、長くて1分です。難しい問題が出てきたら立ち止まらずにどんどん飛ばして、解ける問題を確実に解いていくことで得点アップにつながります。
【SPIの長文読解】まとめ
この記事を要約すると次のようになります。
- SPIの長文読解では、高校生レベルの読解問題が出題される。特徴や形式はテストセンター、WEBテスティングとペーパーテストで異なる
- 無料でSPI・長文読解の力試しをしたいなら、SPIマスターがおすすめ
- SPI・長文読解の対策法は、「設問は先に読む」「全部を丁寧に読まない」「場数を踏む」の3つ
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