本選考を不安に感じている人は多いのではないでしょうか。就活の本選考は自分のこれらからの人生の分かれ道であるため、不安を感じるのは当然です。
そこで、今回の記事では本選考のスケジュール、そして内定に至る流れを詳細に解説していきます。さらに、記事の最後では具体的な対策の方法も紹介していますので、是非最後までご覧ください。
この記事を参考にして、本選考の流れを頭に入れて、多くの内定をもらえるよう早めに対策を始めましょう。
こんな人に読んでほしい
- 本選考が始まる時期を知りたい方
- 本選考の対策を始める目安を知りたい方
- 本選考の流れについて知りたい方
長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
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本選考とは?
本選考への準備を始めるにおいて、まずは本選考についてしっかり理解しておくことが重要です。インターン選考と本選考の違いが曖昧な学生も多いのではないでしょうか。
インターン選考では、本選考よりも、さらに学生のポテンシャルが重視されます。企業はインターンを開催することで、学生に自社の特徴や魅力を知ってもらう機会を提供しています。一方で本選考とは、企業説明会に参加した後に進む選考プロセスのことを指します。書類選考、グループディスカッション、面接などの選考が行われます。
本選考では企業のビジネスモデルや他社との比較、学生のキャリアプランや将来やりたいことなどについて問われます。つまり、本選考は企業と学生の向いている方向がマッチしているかを確かめる場といえるでしょう。
本選考に備えるために
本選考に備えた準備を始める上で、本選考の開始期間を知っておくことは非常に重要です。
ここでは、本選考の始まる時期と対策を始める時期について解説します。スケジュールをしっかりと頭に入れて、周りの学生に差をつけられないようにしましょう。
本選考が始まるのはいつ?
本選考は、大学生でいえば、3年生の3月1日に採用に関する情報が解禁され、4年生の6月1日から選考がスタートする、といった流れになります。政府は、原則として就職・採用活動の日程ルールを以下にするよう経済団体等へ要請しています。
広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降
正式な内定日:卒業・修了年度の10月1日以降
引用:厚生労働省「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について 」
本選考の対策を始める目安
本選考の対策は、遅くとも志望企業の選考の半年前が目安です。本選考に向けて、準備に半年間、時間を費やすことができれば、十分に準備をすることができます。
上記の日程を参考にすると、6月に採用活動が開始されるため、年初めから準備を始めれば万全な状態で本選考に臨むことができるでしょう。とはいっても、企業によって採用活動の開始は異なるため、自分の興味のある企業についてしっかりと調べておく必要があります。
企業選びに後悔しないためには、本選考までにしっかり準備を進めておきましょう。
早めに本選考への準備を始めるべき
就活を本格的に始めるタイミングはそれぞれ異なります。しかし、早くから本選考対策をはじめることができれば、余裕をもって本選考の準備を進めることができます。
そのため、就活に不安を抱えている人や自分の興味のある分野がわからない人は、本選考対策をできる限り早めに取り組むことをおすすめします。対策を早めに始め、自分の努力を最大限に発揮できる準備をし、本選考に臨めるようにしましょう。
ここで、本選考の対策を早めに始めたことで、納得できる内定を獲得することができた大学4年生の方の体験談を紹介します。
私は大学4年生の田中花子(仮名)です。就職活動を振り返ると、一番の成功要因は「早めの本選考対策」に尽きると思います。私の経験がこれから就活を始める皆さんの参考になれば幸いです。
就職活動を意識し始めたのは3年生の夏でした。周りの友人はまだ遊びやアルバイトに集中していましたが、私はインターンシップやOB訪問など、少しでも早く行動することが大切だと思い動き始めました。この時期に企業の求める人物像や業界研究を進めたことで、自分の興味や適性をしっかり把握することができました。
3年生の冬からは本選考を意識した具体的な準備をスタートしました。エントリーシートや履歴書の書き方を研究し、キャリアセンターの添削を何度も受けました。また、面接練習は大学の模擬面接や先輩との練習を繰り返しました。練習のたびにフィードバックをもらい、回答を磨いていくうちに自信がつきました。
本選考が始まる4月頃には、複数の企業の選考に進んでいました。結果として、第一志望だったIT企業から5月中に内定をもらうことができました。早めの対策のおかげで、内定後も他の企業の選考を余裕を持って受けることができ、自分に最も合う会社を慎重に選ぶことができました。
就活はタイミングが重要です。早めに準備を始めることで、心にも時間にも余裕が生まれます。その結果、自分に本当に合う企業を見つけることができます。焦らず、しかし計画的に進めることが成功の鍵だと思います。皆さんもぜひ頑張ってください。
体験談からも、早めに対策することで就活を成功に繋げることができるということが分かります。早めの対策を行い、就活を悔いなく進めましょう。
本選考は何社受けるべき?
就活で受ける会社を探す際に、何社受ければ良いのか迷う学生は多いのではないでしょうか?例年、学生全体のエントリー数は平均20〜30社程度と言われています。
他の人と合わせる必要はありません。平均より少ない会社数、多い会社数を応募しても問題ありません。会社を選ぶうえで大切なことは、応募する数ではなく自分に合った会社を多く見つけることです。
数にこだわり、受ける必要のない企業に応募することになってしまうと、手間が増えてしまいます。自分にあった企業の数、応募するようにしましょう。
本選考の流れ
本選考に向けて、そこに至る流れを知っておくと良いでしょう。面接といってもさまざまな種類があり、準備しておかなければならないことや知っておくべきことがたくさんあります。
このような様々な状況でも、準備をしておけば後々自分の役に立ってくれるでしょう。
企業によって異なる部分もありますが、大まかな本選考までの流れをここでは紹介します。本選考までの流れを掴み、しっかり対策を行いましょう。
企業説明会
企業説明会とは、企業が自社を知ってもらうために開催する説明会のことです。入社を志望している人や興味を抱いている人を招き、セミナーなどを行います。
企業説明会では企業の沿革や事業内容、業務内容といった基本的な情報から、webでは知ることのできない情報まで得られる貴重な機会です。
企業によっては、先輩社員への質疑応答の時間を設けているものもあります。企業説明会は、貴重な情報を得ることができるチャンスです。
エントリー
大学3年生の3月になると、就活サイトや企業の新卒採用サイトを通して本選考へのエントリーが始まります。
あくまでも興味を持っていることを示すためのものであるため、エントリーしたら必ず選考を受けなければならないというわけではありません。そのため、迷う場合にはエントリーしておくのがおすすめです。
書類選考
書類選考は応募の入口にあたる非常に大切な選考です。これらの応募書類によって、面接で自分の魅力や入社熱意を伝えられるかどうかがかかっています。
書類選考というと、エントリーシートや適性検査などが挙げられます。エントリーシートでは、能力・性格、 働くモチベーションが十分にあるか「なぜ」その企業に魅力を感じたかなどが重視されます。
また、適性検査の目的は、応募者の性格や能力を定量的に測定して、その人物がその企業や職務に適正があるかを客観的に分析することです。
これらのように、書類選考は「応募者の絞り込み」「応募者情報の把握」を目的に行われます。書類選考では、提出書類が揃っていないことや、写真に不備があるといった些細な不備でも落とされてしまいます。書類の提出前に体裁や必要書類が揃っているか、しっかりと確認して提出するようにしましょう。
面接
面接は、最後の難関だと言えます。本選考で行われる面接の回数に決まりはありませんが、一般的に3回程度、多い企業では5回以上面接が行われることもあります。
面接官は、質問に対する答え方や表情から人柄を判断しています。また面接を行うことで、その職業と学生がマッチしているかを判断しています。
面接は、対面の場合もあれば、webや集団で行われる場合もあります。どちらでも対応できるよう練習しておくと良いでしょう。面接の冒頭は緊張するかもしれませんが、なるべくリラックスして臨むと良いでしょう。
内々定
内々定とは、内定の前段階で企業から学生や求職者に対して、ある程度の採用意向を示す通知のことを指します。新卒採用では、政府主導により企業に対して内定ルールが定められています。そのため企業が求職者へ内定を出すことができるタイミングは大学4年生の10月1日以降となります。
この内定ルールによって、10月より前に選考が終了し合格となった学生に対しては「内々定」が出されます。内々定が出された場合には、当然ながら企業に対して「承諾または辞退」の返答をしなければなりません。
返答期限は、1〜2週間程度が目安です。よほどのミスマッチなどを感じていない限りは「とりあえず承諾」をしても構いません。
内定
内定とは、企業から学生や求職者に対して、採用の意向を伝える正式な通知のことを指します。
内定を受けると、企業での就職が確定的なものとなり、内定者としてその企業に所属する予定であるとみなされます。
労働契約を結んでいるのが内定、結んでいない状態が内々定と覚えておきましょう。
内定を受けた後は、就業条件や入社手続きなどの詳細が説明され、内定を受け入れるかどうかを検討する期間が与えられることがあります。
これらは内々定同様、返答期限は企業によって異なりますが、1~2週間程度が多いでしょう。
本選考に向けてやるべきこと
本選考についての知識がついたところで、実際どのような対策を行えば良いのでしょうか。
ここでは、本選考に備えるためにやるべきこととを具体的に解説していきます。ここからの記事を参考にして、就活で活かせる知識やスキルを磨きましょう。
ガクチカの作成
1つ目は、ガクチカの作成です。ガクチカの作成は就活生にとって、難関と言えるのではないでしょうか。企業が学生にガクチカの提出を求めるのには、自分の企業で働いてほしい人材かを見極めるという目的があります。
あまり気負いせず、自分が学生時代に取り組んだことについて簡単にまとめるところから始めてみましょう。ガクチカを書く際には、エピソードを深掘りしたり、資格や評価をアピールして説得力を増すと効果的です。
ガクチカは、他の学生と内容が似てしまいがちであるため、書き方を工夫することを意識しましょう。
ガクチカを書く上で、「頭では言いたいことが決まっているけど、上手く言語化できない…」「もっと分かりやすい言い回しないかな?」と悩んでしまうことはありませんか?分かりやすく言語化するのは意外と難しいですよね。
そんな時におすすめのツールがSmartESです。SmartESは、AIによるESを自動作成することができるサービスです。必要事項を埋めることで、選考を通過した10万件のESを学習したAIが文章を作成するため、簡単に言語化をすることができます。
特に言語化が苦手な方は、SmartESで文章を作成しながらガクチカの深掘り対策をすると効率的に進めることができるでしょう。無料で使うことができるため、まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
自己分析
2つ目は、自己分析です。自己分析はあなたのことを知らない企業に 「あなたを知ってもらう」ために、どんな人間かを明らかにするためのものです。
特に就活においては、 強みや価値観をアピールし、企業にとって必要な人材であると認識してもらうことが重要です。
自分の強みがわからないという方も、自己分析を通じて、自分の好きなことや強みを見つけることができるはずです。
自己分析をしておくことで「自分の仕事選びの軸」と「自分の強みや価値観」を明確にすることができます。
この2つはエントリーシートや面接など、就活の多くの場面で聞かれることが多いです。そのため、わかりやすく説明できるようにきちんと理解しておくことが重要です。
これから自己分析を行う方は、自己分析シートを活用して自己分析を進めましょう。
自己分析シートでは、あらかじめ用意された4つのフレームに沿って進めることで、自分の強みや弱み、将来のビジョン、就活の軸などを明確にすることができます。
志望動機の作成にあたり、今すぐ自己分析を始めたいと思っている方はぜひご利用ください。
自己分析シートを利用するにはこちらをクリック
企業研究
3つ目は、企業研究です。企業研究とは、さまざまな角度から志望先のリサーチを行い、理解を深め、自分とマッチする企業であるかを見極めることです。
企業研究を行っておくと、いざ就活を始める際に入りたい企業が決まっているため、行動が起こしやすくなるでしょう。しっかりと自分の興味のある企業について調べることで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
就活間近になると忙しくなるため、前もって企業研究を行い、自分の目標を明確に定めておきましょう。
企業研究については、こちらの記事で詳しく回答しているので参考にしてみてください。
SPI対策
4つ目は、SPI対策です。SPIとは「Standard Personality Inventory」の略称で、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが開発した総合的な適性試験です。
SPIでは基本的な学力と性格特性を測定し、応募者の適性やコミュニケーションスキルや意欲の程度を総合的に評価します。
「応募者の基礎学力や論理的思考力を測る」「多くの応募者から選考に進む人を絞り込む」「応募者の性格適性や人となりを見る」といった目的のもとSPIは行われています。企業はこれらのような明確な理由から、SPIを実施しています。
模試や過去問などで対策を行うことができるため、試しに一度受けてみても良いでしょう。
面接対策
5つ目は、面接対策です。面接では話す内容だけでなく、雰囲気も重要です。面接のコツを掴むためには企業が評価するポイントを把握し、それに焦点を当てて対策することが大切です。
自己分析と企業分析を行っておくと、面接で自信を持って話すことができます。面接では「人柄」「熱意」「入社後活躍できるポテンシャル」などが重視されます。
面接官に質問されそうなことをあらかじめ考え、大まかな返答の内容を考えておくと良いでしょう。また、1人で面接の流れを確認したら、家族や友達と練習してみると感覚が掴めるようになるためおすすめです。
インターンへの参加
6つ目は、インターンへ参加することです。インターンシップへ参加すれば、入社してからの仕事のイメージがつきやすくなり、志望動機の裏付けになります。また、インターンシップに参加している他の優秀な学生と関わることができる良い機会になります。
インターンシップは、実際に就職する前に社会を知ることができます。より早い段階からインターンシップに参加していれば、将来を見据えて行動することができるという企業へのアピールにもなります。
インターンシップは、短期と長期に分かれています。大学2年生など就活まで時間のある学生には特に長期インターンシップがおすすめです。長期インターンシップは、短期のインターンシップと比べると業務について、時間をかけて深く知ることができます。
ですが、「正直どのインターンに参加すればいいの?」「どうやって長期インターンを探せばいいの?」と疑問に思う方も多いはずです。そんな方には、ココシロインターンがおすすめです。
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まとめ
- 本選考では企業と学生の方向性がマッチしているのかが重要視される
- 本選考の対策は、遅くとも選考の半年前に始めるべき
- 本選考の流れを知り、しっかりと準備を行なっておくべき
本記事では、本選考の詳細と本選考に向けた具体的な対策方法について解説してきました。
「就活で失敗したくない」「就活への不安がある」といった方は情報を集めて、対策を早めに始めると良いでしょう。本選考の流れや対策の仕方を知っておくことで、就活を始めた際に大いに役に立つはずです。
本選考に不安を感じてしまうことはごく普通のことです。行動を起こさなければ何も変わらないので、自分のできることから始めてみてはいかがでしょうか。
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