【例文あり】ガクチカは何文字が適切?基本構成から書き方のポイントまで徹底解説!

ガクチカを書くにあたって、何文字程度でまとめれば良いのか、またどのような文章構成で書いたら良いのかといった疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。学生生活で力を入れて取り組んでいたことがあったとしても、それらをうまく伝えられないのは残念ですよね。

そこで、この記事ではガクチカは何文字で書くのが適切なのか、またガクチカで好印象を与えるコツは何かについて紹介します。また、記事の最後では、字数別にガクチカの例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!

こんな人に読んでほしい

  • ガクチカを何文字で書けば良いのか知りたい方
  • ガクチカの書き方のコツを知りたい方
  • ガクチカの基本構成が知りたい方
  • ガクチカの例文を参考にしたい方

ガクチカは何文字で書くのが適切?

ガクチカは通常何文字で書くのが適切なのでしょうか?企業に提出する書類であるため、多く書いた方が熱意が伝わるのではないかと考える人も多いのではないでしょうか。

結論、ガクチカは300字から400字程度で書くのが適切です。学生時代に力を入れたことについて300字から400字程度にまとめるとなると、経験を簡潔にまとめなければなりません。そのため、書きたい内容をまとめて、いくつかのエピソードに絞って書く必要があります。

もし、ガクチカを何文字で書けば良いのか、企業から指定のある場合は、指定された文字数の9割以上書くと良いでしょう。

ガクチカの基本構成

ここではガクチカを書く上で、どのように文章を書き進めていくと良いのかについて解説していきます。ガクチカは、以下で紹介する6つの部分から構成されます。

企業にふさわしい人材であるのか、ガクチカの文章の書き方から審査は始まっていると言えます。

ガクチカの書き方の基本を抑えて、伝わりやすい文章でガクチカを書き、企業に良い印象を与えましょう。

結論

まずは、結論から述べることが重要です。最初に何について述べられているのかを示しておくことで、採用担当者にとって理解しやすいガクチカになります。

経緯から述べてしまう人が多いですが、結論から述べられている方が、明確にその人が成し遂げたことについて理解することができます。また、最初に結論を述べておくことで、途中から話がぶれてしまう可能性も低くなるでしょう。

結論から書かれていた方が、読み手に最後まで興味を持ってもらうことができます。

背景・動機

その経験に力を入れた背景や動機を書くことで話の道筋が見えやすくなり、読み手に伝わりやすくなります。なぜなら、いきなり詳細な内容を話すよりも、背景や動機を聞いてから話を聞く方が話が頭に入りやすいからです。

企業は学生が何を考えて物事に取り組んだのかを知ることで、その人の強みが何かを確かめたいと考えています。

さらに、その強みが入社後に自社でどのように発揮されるのかも同時に判断しています。

目標・課題

真剣に取り組み、成果を得ることができた背景には、成し遂げたい目標や乗り越えたい課題があったはずです。それらについても、必ず触れるようにしましょう。

目標と課題が両方ある場合は、どちらも書くと良いです。課題があったことを伝えるとマイナスをプラスに変えるため、挑戦したということをアピールできるでしょう。

目標:幼い頃から海外に関心があり、海外の方と接する仕事がしたかった

課題:人と接することが苦手だったため、顧客と話す際に上手くコミュニケーションを取ることができなかった

取り組みと対策

目的を達成するため、また課題を克服するためにどのようなことに取り組んだのかについて説明しましょう。

成し遂げるための努力を具体的に伝えることができれば、物事に向き合うときの姿勢が伝わり、企業で活躍するイメージを持ってもらいやすくなります。

成果ももちろん大切ですが、過程を通して企業はあなたの人柄を見ているため、自分がどんな人なのかが伝わるように、丁寧に説明することを心がけましょう。

成果

仕事を行う上で、どの職種においても成果が求められます。そのため、ガクチカでも学生生活で自分が得ることのできた成果についてしっかりとアピールしましょう。

自分の努力の末、成果を残すことができたと伝えることができれば、自分の目標をしっかり達成することができる人だと認識してもらうことができます。

また、自分の掲げた目標に向けて、直向きに努力できる姿勢も伝わるでしょう。

ガクチカから得た学び

最後に、ガクチカから得た学びを書くことが重要です。目標を達成するための努力や課題を乗り越えるための工夫を振り返って、打ち込む前の自分と打ち込んだ後の自分を比べてみてください。何か自分にとっての良い変化に気づくことができるでしょう。

目標を立てて、行動を起こし、その行動から学びを得られたことは自分にとって非常に大きな経験です。それらについて、詳しく伝えることで、企業に良い印象を残すことができるでしょう。

ガクチカの書き方のポイントとは?

ガクチカを書く上で、ポイントを意識して書くのと、意識しないで書くのでは大きく差が出てしまいます。

ガクチカを書く上で、意識してほしいポイントが4つあります。4つのポイントをしっかり押さえて、ガクチカで高評価を得られるようにしましょう。

他の人にはないアピールポイントを中心に書く

1つ目は、他の人と被らないような内容を中心に書くことです。ガクチカを書くとなると、他の人と内容が似通ってしまいがちです。

そこで、自分にしかないアピールポイントを伝えることで、企業に印象を残すことができます。例えば、「ゼミの研究発表でリーダーを務め、メンバーのスケジュールを調整しながら成果を上げた」「サークル活動で新しいイベントを企画し、過去最高の参加者数を達成した」など珍しい経験について触れて、ガクチカを書くと良いでしょう。

他の人にはないエピソードを書くことで、他の人との差別化を図ることができます。自分にしかないアピールポイントで、高評価を得ましょう。

企業の求める人物像を意識する

2つ目は、企業の求める人物像を意識することです。企業が求める人物像とは、その企業が理想とする従業員の能力や価値観、行動特性などの総合的なイメージを指します。

企業によって求める人物像は異なるため、企業の求める人物像を理解し、自分の経験やスキルが求められる人物像にどのようにマッチしているかを伝えるようにしましょう。

企業の人物像については、YouTubeや公式HP等から情報を得ることができます。ガクチカを書く前に企業の求める人物像を確認し、ガクチカの文章構成を考えるのも効果的でしょう。

内定者の書き方を参考にする

3つ目は、内定者の書き方を参考にすることです。合格した人のガクチカの書き方を参考にするのは非常に良い方法です。どのようなガクチカの内容で、どこに重点を置いた文章なのかをしっかり読み解くことが重要です。

内定者のガクチカをいくつか読んでいるうちに、関連性に気付くことができ、企業の求めているガクチカが分かってくるかもしれません。また、ガクチカに文字数の指定がない企業の場合、何文字で書くのが良いのか、参考にすることができるでしょう。

過去に内定をもらった人の文章から、ガクチカを書く上で役に立つアイディアをもらうことができるでしょう。

キャリアアドバイザーに相談する

4つ目は、キャリアアドバイザーに相談することです。第三者にアドバイスをもらうことで、自分では気づかなかった視点や、曖昧な部分が浮き彫りになり、ガクチカのエピソードを深掘りすることができます。

まずはガクチカのエピソードを用意し、その上で深掘りをしてもらいましょう。キャリアドバイザーに相談することで、企業の求めているガクチカがどのようなものなのか気付くことができます。

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【字数別】ガクチカの書き方

ガクチカの書き方について紹介してきましたが、実際どのように書いたら良いのかイメージが湧かないといった人も多いのではないでしょうか。

ここでは、字数別にガクチカの書き方の例文を紹介します。例文を参考に、企業の目を引くガクチカを作成しましょう。

200字

私は大学の映画研究サークルで、広報担当として活動しました。新入部員が減ったため、SNSを活用した広報を提案し、定期的に活動内容やイベント情報を発信しようと考えました。 他大学のサークルとの合同イベントを企画し、交流の機会を増やしたことで、新たな入会希望者が増加しました。この経験から、課題解決に向けて積極的に行動する力と仲間と協力する大切さを学ぶことができ、これらの経験が自信に繋がりました。(197字)

400字

私は大学2年次にカナダで1年間の交換留学を経験し、異文化理解とコミュニケーション力を向上させました。留学当初は、授業や日常生活において言語や文化の違いから意思疎通をうまく取ることが出来ず、周囲と積極的に交流することができませんでした。消極的な性格でしたが、このままでは留学に後悔が残ってしまうと思い、自ら活動に参加し、多国籍の学生と交流する機会を増やしました。そのため、日本とカナダ文化や価値観の違いを前向きに意識し、カナダ人の友人もたくさんでき、留学の意義を見つけるとともに、たくさんの学びを得ることが出来ました。留学という経験から、文化の多様性に対応する力と柔軟な思考が身につき、異なる背景を持つ人々と信頼関係を築けるようになりました。入社後は、留学で培ったこれらの国際的な視野とコミュニケーション能力を生かし、国際的なビジネス展開を支える重要な役割を担っていきたいと考えています。(395字)

600字

私は大学2年からのカフェでのアルバイトを通して、接客力とリーダーシップを身につけました。 私は当初、目の前の業務に集中するあまり、周囲の状況を把握できず、チームとの連携が不足していました。そこで、全体の流れを意識し、スタッフ間のコミュニケーションを図ることがサービス向上につながるのではないかと考え、率先して状況を確認し、業務をサポートすることを意識しました。 例えば、他のスタッフと役割分担を決め、連携を取りやすくするために業務効率を上げる工夫をしました。また、お客様への対応も改善し、「お待たせしました」「何か他にご要望はございますか」といった声かけを徹底しました。対応が丁寧と評価してもらうことが増え、リピーターのお客様も増えました。さらに、アルバイトリーダーに任命され、シフト管理や新人の指導も担当しました。 新人スタッフが業務に早く馴染めるよう、最初のうちは一緒に業務を行い、新人スタッフが困った場合はすぐに聞くことのできる環境をつくることを心がけました。新人が自信を持って働くサポートすることで、チーム全体の士気も高まり、より良いサービスを提供できる環境が整いました。このアルバイト経験を通して、周囲と協力しながら目標を達成する重要性を学びました。また、リーダーシップと柔軟な対応力も身につけることが出来ました。入社後は、これらの経験踏まえて様々な場面で貢献したいと考えています。(596字)

文字数に合わせたガクチカを書くならSmartESがおすすめ!

ガクチカを書き始める上で、「どのようなことを書いたら良いのかわからない」「頭では言いたいことが決まっているけど、上手く言語化できない」「自分の経験を指定の文字数でまとめられない」といった悩みも多いのではないでしょうか。

いきなりガクチカを書くとなっても、うまく言語化し、分かりやすい文章を書くのは難しいですよね。

そんな時におすすめのツールがSmartESですSmartESは、AIによるESを自動作成することができるサービスです。必要事項を埋めることで、選考を通過した10万件のESを学習したAIが文章を作成するため、簡単に言語化をすることができます。

特に言語化が苦手な方は、SmartESで文章を作成しながらガクチカの深掘り対策をすると効率的に進めることができるでしょう。無料で使うことができるため、まずは一度試してみてはいかがでしょうか。

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ガクチカの文字数の増やし方

ガクチカを書く際、文字数が少ない場合はどのように対処すべきでしょうか。

ここでは、ガクチカを書く際に、文字数が足りない場合の対処法を紹介します。適切な文章量で分かりやすいガクチカを作成するコツ掴みましょう。

具体的なエピソードを掘り下げる

ガクチカの文章の増やし方1つ目は、ガクチカの具体的なエピソードを掘り下げることです。経験を掘り下げることで、就活生自身も気付くことができなかった行動を見つけられる可能性があります。

結論を述べただけで終わるのではなく、困難や工夫について詳しく述べるのもポイントです。いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」のように5W1Hのフレームワークを活用し、それぞれ説明しながらエピソードを充実させるのも良いでしょう。

ガクチカに取り組む過程について詳しく伝えることは、企業がガクチカの回答で求めている要素でもあるので、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

活動から得た学びの活かし方を書く

ガクチカの文章の増やし方2つ目は、活動から得た学びと活かし方を書くことです。文字数が少ない場合には、学生時代にやり遂げたことからの学び、さらにこれから企業で活かしていくことについて具体的に書きましょう。

過去の経験から学びを得る姿勢をアピールすることで、入社後にミスをしてしまっても、ミスから教訓を得て成長できる上昇意向のある学生と評価してもらえます。

学んで終わりにするのではなく、もっと上を目指し続けることができる人材であることをアピールできる良い機会になるでしょう。

当時の感情や経験を書く

ガクチカの文章の増やし方3つ目は、当時の経験や感情を書くことです。当時どのような考えで行動していたのかを伝えることで、就活生がどのようなモチベーションで取り組んでいたのかが伝わり、説得力のある文章になります。

感情や経験が思いつかない場合は、活動の背景について再度考えてみると、その当時の感情やきっかけを思い出すヒントになるかもしれません。

就活生が当時抱いていた感情や考えを文章に書くことでより具体的なガクチカになるだけでなく、個性的な内容になるため他の就活生との差別化も図れます。

ガクチカの文字数の減らし方

上記では、ガクチカの文字数が少ない時の増やし方を紹介しました。

一方で、ガクチカの文字数が多い場合には、どのように減らしたら良いのでしょうか。文章を減らしつつ、分かりやすい文章を作成する方法を紹介します。

余分な文章を省く

文字数が多い場合、必要のない文章を減らしましょう。必要のない文章というのは、その文章がなくても意味が伝わるもの、同じような内容の繰り返しとなっている文章などを指します。

必要ないと判断した文章を省くことで、伝わりやすい文章になります。どの文章を減らせば良いのか悩んだ際には、情報量の少ない文章を探してみると良いでしょう。

自分で読んでみた際に、意味の伝わりにくい文章などがある場合には、そういった文章を省くことをおすすめします。

短く言い換える

文字数を減らすためには、短く言い換えるという方法があります。

例えば、以下のような表現は同じ意味の短い表現に言い換えて、ガクチカに書くことが可能です。   

マーケティング活動→広報活動

コミュニケーションをとる→やりとりする、話し合う

インタビューする→取材するなど    

このような表現から、カタカナを言い換えると文字数を減らすことができると分かります。長く説明するよりも、伝わりやすい言葉で書くことが重要です。

自分の文章をよく読んで、言い換えられるところはないか、再度確認してみると良いでしょう。

文末を常体にする

文末を常体にすれば、簡単に文字数を減らすことができます。常体というのは、文末に「です」「ます」などの丁寧語を用いない、普通の口語の文体を指します。つまり、「だ」「である」といった文末にする方法です。

「余分な文章を省く」「短く言い換える」といった方法は、自分の伝えたい内容とは異なって伝わってしまう可能性があるという懸念点があります

そこで、敬体の文章でガクチカを書いている学生は文末を常体にすることで、その他の文章を変えずに文字数を抑えることができます。

まとめ

この記事のまとめ
  • ガクチカは指定のない場合、300〜400字で書く
  • ガクチカは結論、背景・動機、目的・課題、取り組みと対策、成果、学びの6つの部分で構成されている
  • ガクチカは書き方のポイントを抑え、簡潔にまとめるべき

本記事では文字数別にガクチカの基本構成、ガクチカの文字数の増やし方、減らし方、ガクチカの例文などを紹介しました。ガクチカは、基本構成を意識し、まとまった文章を書くことが重要です。

就活においてガクチカは、まさに企業に自分をアピールする場面であるため、何文字で書けば良いのか、など考え過ぎてしまうかもしれません。

ですが、毎度ガクチカで躓いていては、就活に大いに時間が取られてしまうため、本記事の文字数の増やし方や減らし方などを参考にしつつ、効率的にガクチカを作成できるようにしましょう。

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